JPH0727263Y2 - 走行駆動装置 - Google Patents

走行駆動装置

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JPH0727263Y2
JPH0727263Y2 JP40367690U JP40367690U JPH0727263Y2 JP H0727263 Y2 JPH0727263 Y2 JP H0727263Y2 JP 40367690 U JP40367690 U JP 40367690U JP 40367690 U JP40367690 U JP 40367690U JP H0727263 Y2 JPH0727263 Y2 JP H0727263Y2
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JP
Japan
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gear
small
traveling drive
shaft
traveling
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JP40367690U
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English (en)
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JPH0490462U (ja
Inventor
瑞哉 松藤
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は農業機械や建設機械等に
用いられるクローラー式走行装置の走行ミッション装置
の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】クローラーを駆動する駆動輪に動力を伝
える走行ミッションケース内にサイドクラッチやサイド
ブレーキを配置する構成は公知となっているのである。
例えば、特開昭61−92925号公報や実開昭62−
172679号公報の技術である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記特開昭61−92
925号の技術の場合には一本の軸上に左右一組のサイ
ドクラッチと左右一組のサイドブレーキを配置する構成
なので、走行駆動部の支持構造が複雑となり、かつ軸が
長くなる為強度的にも不利である。また、実開昭62−
172679号の技術の場合には、上下方向に二軸を平
行に配置し、それぞれの軸上にサイドクラッチとサイド
ブレーキを配置する構成としているので、走行駆動部内
に位置するサイドブレーキ軸より走行出力軸を減速駆動
するための減速ギアが2個、左右で計4個必要となるの
である。そして、サイドクラッチ軸からサイドブレーキ
軸へは減速伝動であるため、伝動トルクが高く、ブレー
キ容量の大きいものが必要となっていたのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案はこのような問題
点を解消するために、原動側ギアから左右のサイドクラ
ッチ軸上の減速小ギアを介して走行出力軸の減速大ギア
に連動連結した走行駆動部において、走行駆動部外で左
右の減速大ギアにそれぞれ連動連結する回転体を設け、
該回転体にサイドブレーキを設けたものである。また、
該回転体をスピンターン機構の主要部に兼用させたもの
である。
【0005】
【実施例】本考案の解決しようとする課題及び解決する
ための手段は以上の如くであり、添付の図面に示した実
施例の構成を説明する。図1は本考案の走行ミッション
装置のスケルトン図、図2は走行ミッション装置の入力
軸部後面断面図、図3は同じく変速部と操向部後面断面
図、図4は軸の配置を示す側面図である。ミッションケ
ース1上部側面にHST式変速装置2が固設され、該H
ST式変速装置2のポンプ軸3と入力軸4がミッション
ケース1内で連結してミッションケース1に軸受支持さ
れている。該入力軸4へはプーリー、Vベルト等を介し
てエンジンから動力が伝達され、HST式変速装置2に
動力を伝えてポンプを駆動すると共に、ミッションケー
ス1内の入力軸4上に固設した動力取出ギア5から入力
軸7a上に固設した歯車6に動力を伝えて油圧ポンプ7
を駆動している。尚、該油圧ポンプ7を固設した側のミ
ッションケースには油路が形成されている。
【0006】前記HST式変速装置2は変速レバー8を
回動することにより変速され、該HST式変速装置2の
出力軸であるモーター軸9には出力ギア10が固設さ
れ、該出力ギア10に中間軸12上に固設された中間ギ
ア11と噛合し、該中間ギア11は副変速入力軸13上
の入力軸14と噛合し、該副変速入力軸13の一端のミ
ッションケース1外側には一方向クラッチ19を介して
PTOプーリー15が外嵌され、動力を取り出せるよう
に構成している。また、ミッションケース1内の副変速
入力軸13上には摺動可能な副変速ギア16と固設歯車
17が配設され、該副変速ギア16は三つの歯車にて構
成され副変速レバーを操作することにより摺動されて、
ミッションケース1に平行に横架した副変速出力軸23
上の固設歯車20、副変速出力ギア21、前記固設歯車
17の内歯とそれぞれ噛合可能としている。前記固設歯
車17の外歯は副変速出力軸23上の固設歯車22と噛
合しており、それぞれ選択噛合することにより三段変速
して副変速出力軸23に動力を伝えることができ、該副
変速出力軸23の一端にはブレーキドラム24が固設さ
れ、ブレーキレバー25を回動することにより制動可能
としている。
【0007】前記副変速出力ギア21はサイドクラッチ
軸27上に固設したセンターギア26と噛合し、該セン
ターギア26の両側には減速小ギア32・33がサイド
クラッチ軸27上に遊嵌され、該減速小ギア32・33
とセンターギア26の間にサイドクラッチ31L・31
Rが介装され、減速小ギア32・33とセンターギア2
6間の動力の断・接を可能としている。該サイドクラッ
チ31L・31Rは操向レバーを回動することによりバ
ルブ装置Vが切り換えられて、圧油が油路板を介してサ
イドクラッチ軸27内に送油され、該圧油によりサイド
クラッチ軸27上に配したバネに抗してピストンが押さ
れて走行出力軸36L・36Rへの動力伝達が解除され
るのである。前記減速小ギア32・33には左右の走行
出力軸36L・36R上の減速大ギア34・35とそれ
ぞれ噛合され、該走行出力軸36L・36R外側にはそ
れぞれ減速ギア36aが形成され、該減速ギア36aに
車軸37上に固設した歯車38と噛合して駆動輪47・
47を駆動する構成としている。
【0008】更にミッションケース1内には上記走行駆
動部外にサイドブレーキ装置及び逆転装置が設けられて
おり、走行出力軸36L・36Rと平行にミッションケ
ース1内に逆転軸42が横架され、中間軸40が片持ち
支持されている。該逆転軸42上には小ギア43・44
とサイドブレーキ45L・45Rと逆転クラッチ46が
配設されており、中間軸40上には中間ギア41が遊嵌
され、前記減速大ギア34と中間ギア41が噛合し、該
中間ギア41は逆転軸42上に固設した小ギア44と噛
合している。該小ギア44はミッションケース1と逆転
軸42の間に介装したサイドブレーキ45Rにて制動さ
れ、また、前記減速大ギア35は逆転軸42上に遊嵌し
た小ギア43と噛合し、該小ギア43はミッションケー
ス1との間に介装したサイドブレーキ45Lにて制動可
能としている。よって、減速大ギアから小ギアへは増速
回転・低トルクで動力が伝達されるのでサイドブレーキ
45L・45Rのブレーキ容量は小さくできるのであ
る。
【0009】サイドブレーキ45L・45Rは摩擦多板
式で、ケース蓋に固定側摩擦板を保持し、回転側摩擦板
は小ギア43側では該ギア43に固着された取付部に保
持され、小ギア44側では、逆転軸42の端部に固着さ
れた取付部に保持されていて、それぞれが重なり合わさ
れて、構成されている。
【0010】ケース蓋内にピストンを有し、背後から油
圧を作用させることで摩擦板を圧着し、小ギア43・4
4の制動、つまりは走行出軸36L・36Rが制動され
ることになる。
【0011】操向時は前記油圧バルブ装置Vのシーケン
ス機構により旋回内側のサイドクラッチが断となった後
に同側のサイドブレーキが制動作用するよう構成されて
いる。
【0012】前記小ギア44は減速大ギア34よりケー
ス内方に偏位させて逆転軸42に固着してあり、幅広形
状の中間ギア41にて両者を連動連結させている。即
ち、回転側摩擦板の取付部と小ギア44との間を離間さ
せ、ここへ逆転軸42の軸受42aを配置し、その支持
スパンを短くしているのである。逆転軸42のもう一方
の軸受42bはケース蓋側に配置される。
【0013】そして、逆転軸42中央上にスピンターン
用の逆転クラッチ46が設けられ、該クラッチ46は油
圧作動の摩擦多板式に構成され、逆転軸42の小ギア4
4と小ギア43の間の動力の断・接を可能としている。
直進時及び操向時は逆転クラッチ46が断状態を維持す
るように、またスピンターン時は逆転クラッチ46を接
とした時に自動的に旋回内側のサイドクラッチが断操作
されるように、またこの時同側のサイドブレーキは制動
作用しないように、油圧連動機能、牽制機能が油圧バル
ブ装置Vに構成されている。スピンターンを行うとき
に、逆転クラッチ46を接として、例えばサイドクラッ
チ31Lを断として左回りする場合、一方の減速小ギア
32から減速大ギア34、中間ギア41、逆転ギア4
4、逆転軸42、逆転クラッチ46、小ギア43、減速
大ギア35と動力が伝達されて、走行出力軸36Rと走
行出力軸36Lには互いに逆方向に回転されてスピンタ
ーンが行われるのである。右回りする場合には逆転クラ
ッチ46を接として、他方のサイドクラッチ31Rを断
とすれば行えるのである。
【0014】
【考案の効果】以上のような構成により本考案は次のよ
うな効果が得られるのである。即ち、第一の効果とし
て、操向用のサイドブレーキとサイドクラッチは分離し
て同一軸上に並ばない構成としたので、ミッションケー
スの幅を狭くすることができるようになり、サイドブレ
ーキは走行出力軸上の減速大ギアに走行駆動部外で連動
連結させた回転体に設けるので、走行駆動部の支持構造
が簡素になり、サイドクラッチ軸を短く、その支持スパ
ンを短くして強度アップを図れる。また使用ギアの個数
が減り、ブレーキ容量も小さくできる。
【0015】また第二の効果として、従来ではスピンタ
ーン機構はそれ専用の動力伝達経路を構成する必要があ
ったが、本考案ではサイドブレーキの動力伝達経路を利
用して、1個の中間ギアと逆転クラッチを設けるといっ
たわずかな部品の追加だけで、コンパクトで低コストの
スピンターン機構を構成することができたのである。
【0016】スピンターン時は、減速小ギア32・減速
大ギア34及び減速小ギア33・減速大ギア35の内の
一方のギア列が左右の走行出力軸36L・36Rを同時
駆動するので2倍の負荷トルクがギア列に作用するが、
サイドブレーキ軸27の支持スパンが短い為強度的に有
利である。逆転軸42も短い支持スパンとしているので
これも強度的に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の走行ミッション装置のスケルトン図で
ある。
【図2】走行ミッション装置の入力軸部後面断面図であ
る。
【図3】同じく変速部と操向部後面断面図である。
【図4】軸の配置を示す側面図である。
【符号の説明】
31L・31R サイドクラッチ 32・33 減速小ギア 34・35 減速大ギア 41 中間ギア 43・44 小ギア 45L・45R サイドブレーキ 46 逆転クラッチ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動側ギアから左右のサイドクラッチ軸
    上の減速小ギアを介して走行出力軸の減速大ギアに連動
    連結した走行駆動部において、走行駆動部外で左右の減
    速大ギアにそれぞれ連動連結する回転体を設け、該回転
    体にサイドブレーキを設けたことを特徴とする走行駆動
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の走行駆動装置において、
    一方の回転体は減速大ギア35へ直接噛み合う小ギア4
    3に構成し、他方の回転体は減速大ギア34へ中間ギア
    41を介して噛み合う小ギア44に構成すると共に、小
    ギア同士を連結可能とする逆転クラッチ46を逆転軸上
    に設けたことを特徴とする走行駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の走行駆動装置において、
    小ギア43を遊転支持した逆転軸42に小ギア44を、
    減速大ギア34よりケース内方へ偏位させて固着し、幅
    広形状の中間ギア41を介して連動させると共に、逆転
    軸42の一端に構成したサイドブレーキ45Rと該小ギ
    ア44との間に、逆転軸42の軸受42aを配置したこ
    とを特徴とする走行駆動装置。
JP40367690U 1990-12-17 1990-12-17 走行駆動装置 Expired - Lifetime JPH0727263Y2 (ja)

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JP40367690U JPH0727263Y2 (ja) 1990-12-17 1990-12-17 走行駆動装置

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JPH0490462U JPH0490462U (ja) 1992-08-06
JPH0727263Y2 true JPH0727263Y2 (ja) 1995-06-21

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ID=31881422

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0490462U (ja) 1992-08-06

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