JPH04114468U - 両面塗布装置 - Google Patents

両面塗布装置

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JPH04114468U
JPH04114468U JP1882291U JP1882291U JPH04114468U JP H04114468 U JPH04114468 U JP H04114468U JP 1882291 U JP1882291 U JP 1882291U JP 1882291 U JP1882291 U JP 1882291U JP H04114468 U JPH04114468 U JP H04114468U
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正一 黒川
直久 大谷
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コニカ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ウエブの両面塗布を一ライン工程で行う塗布装
置に係り、作業エリアの縮小化、作業の効率化および塗
布液供給ラインの短縮、建設コストの圧縮化、塗布液ロ
スの減少化、脱泡されたままの安定した塗布液の供給な
どを図る。 【構成】ウエブ1の片面に1次塗布を行った後、該一次
塗布面のゲル化を行う第1冷却装置3と、続いて前記ウ
エブ1の他面に2次塗布を行い、該二次塗布面をゲル化
させる第2冷却装置5とを同方向に並列的に配設すると
ともに、1次塗布装置2と2次塗布装置6とを前記両冷
却装置3、5の入側に配設し、前記両冷却装置3、5の
出側に搬送されるウエブ1の方向反転手段4を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえばハロゲン化銀写真感光材料、レントゲンフィルム等を得る 際の支持体への(裸の支持体のほか既に塗布済の下層を有する場合も含む)両面 塗布に際し、作業エリアの縮小を図り、作業の効率化、塗布液送給ラインの短縮 、建設コストの圧縮化、塗布液ロスの減少化および安定した塗布液の供給などを 図り得る両面塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、被塗布支持体の両面に塗布層を有する写真感光材料等の製造においては 、前記被塗布支持体の片面に塗布液を塗布し、ゲル化・乾燥させた後、同じ工程 をもう一度通過させて、他方の面に塗布液を塗布・ゲル化・乾燥させていたが、 近年生産効率の向上の要請から、塗布・ゲル化・乾燥工程を一度のライン通過に より行う1ライン工程両面塗布装置が種々提案されている。
【0003】 たとえば、特開昭62-24148号公報に開示される両面塗布装置は、図3に示され るように、被塗布支持体22が、先ず支持ロール23に直接接触してスライドホ ッパー型などの第1コータ21にて従来公知の方法で片面に塗布が行われた後、 塗布層24をゲル化(ゲル化とはいえ、塗布液の水分蒸発も発生している)させ るために、前記支持体22を第1冷風ゾーン28へ導くものである。前記第1冷 風ゾーン28は、スリット板もしくは小孔群27により塗布面24に冷風を当て 、さらに冷却効率を上げるために、支持体22の塗布されていない面側に2〜3 mmの離間を置いて中央ボックス25内に設置されたロール26、26…群に接触 状態でのせながら、その反対側からサクションしてロール26との接触面積を増 大させ、塗布層24を冷却ゲル化させる装置である。ゲル化された塗布層24を 有する支持体22は、続いて気体噴出方式による気体噴出孔32を有する非接触 支持ロール30を巡って浮上搬送する過程で、支持体22の反対面側にスライド ホッパー型などの第2塗布コータ29により塗布が行われる。
【0004】 前記第2コータ29によって、塗布層31の形成された支持体22は図4に示 される第2冷風ゾーン33へ導かれ、ゲル化される。前記第2冷風ゾーン33に おいては、それぞれ気体噴射口が形成され、無接触曲面を有する気体供給体A、 Bを支持体22を挟んで縦断面千鳥状に配設され、支持体22は、この気体供給 体A、Bの間を波状に、かつ無接触状態にて搬送されつつ、前記塗布層31のゲ ル化が行われる。
【0005】 また、特開昭62−27986号公報に開示された両面塗布装置では、図5に 示されるような被塗布支持体1の片面に図示されないNo1コーターで塗布・ゲル 化し、No1ドライヤー55で乾燥した後、No1ドライヤー55とNo2コーター5 3との間にウエブ反転装置56を設け、No2コーター53へ導き支持体の反対面 側に塗布、ゲル化するものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した特開昭62−24148号公報での両面塗布装置にお いては、1工程ラインにて連続的に両面塗布が行うことができ、生産効率が向上 するものの、塗布層をゲル化させるため、ある一定時間ゲル化ゾーン33に滞留 させることが必要である。ゲル化ゾーンの長さとしては、近年高速塗布化に伴い 20m近く必要となっている。このため、第1コーターと第2コーターが離れざ るを得なくなり、コーター状態の確認、塗布開始および終了時に係る作業および メンテナンスなどは、場所を移動しながらの作業となるため非効率的であり、か つ作業員に多大な負担をかけることになっていた。さらに、第1コーター部にお ける作業員と第2コーター部における作業員との連絡不十分により、塗布不良を 招く虞れもある。また、調液工程から2つ離れたコーターへの塗布液供給ライン も長距離化してしまうため、配管内の塗布液ロスが増大するとか、送液温度を一 定に保つための配管保温設備がさらに増大化するとか、供給ラインの長距離化に 伴い、送液時の圧力損失が大きくなるため、送液ポンプの容量を増大する必要が あるという多くの問題点が生じていた。 また、塗布液は超音波脱泡槽等により脱泡されたものが送液されるが、供給ラ インが長くなり、圧力変化を受け易くなると気体が新たに生じることがあり、こ の気体は重大な塗布欠陥を招いていた。さらに、工場建屋が長くなることも難点 である。
【0007】 一方、特開昭62−279865号公報での両面塗布装置はNo1ドライヤー出 口からNo2コーター間の搬送長は短くなるが、No1コーターとNo2コーターは遠 く離れることになり、前記両面塗布装置と全く同様な問題が生じていた。
【0008】 そこで本考案の課題は、作業エリアの縮小化を図り、作業の効率化、塗布液送 給ラインの短縮、塗布液のロス低減、建設コストの圧縮化、脱泡されたままの安 定した塗布液の供給などを図り得る、両面塗布装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題は、被塗布支持体の片面に1次塗布を行った後、第1冷却手段にて1 次塗布面のゲル化を行い、続いて前記被塗布支持体の他面に2次塗布を行い、第 2冷却手段にて2次塗布面をゲル化させて、支持体両面に塗布層を有する可撓性 支持体を1ライン工程にて得る両面塗布装置において、 前記第1冷却手段と前記第2冷却手段とを同方向に並列的に配設するとともに 、前記1次塗布装置と前記2次塗布装置とを前記両冷却手段の入側に配設し、前 記両冷却手段の出側には搬送される支持体の方向反転手段を設けたことで解決で きる。
【0010】
【作用】
本考案においては、先ず1次および2次塗布後のゲル化を行う両冷却手段を並 列的に配設し、同一入側に隣接して塗布装置を配設するとともに、出側には支持 体の方向反転装置を設けている。 したがって、1次塗布を行う塗布装置と2次塗布を行う塗布装置とは隣接して 配設されるため、塗布状況の確認、塗布終始時に係る作業およびメンテナンスな どは、極狭い作業エリアの移動で済むために作業効率が向上する。また、塗布装 置に供給される塗布液供給ラインも短縮化、建設コストの圧縮化、塗布液ロスの 減少化、脱泡されたままの安定した塗布液の供給を図ることができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案を具体例に基づき詳説する。 図1は本考案に係る両面塗布装置の概略図を示す図である。 図1において、被塗布支持体(以下ウェブという)1は、第1塗布装置2によ り片面側に1次塗布が行われた後、第1冷却装置3内に搬送され前記1次塗布面 のゲル化工程を経た後、前記第1冷却装置3の出側に配設された方向反転装置4 によりライン進行方向と逆方向に反転され、第2塗布装置6へと導かれる。第2 塗布装置6へ導かれた前記ウェブ1は、前記1次塗布面の反対側の未塗布面に対 し2次塗布が行われる。2次塗布後は、再度この塗布面のゲル化を行うために第 2冷却装置5に導かれる。
【0012】 前記第1塗布装置2および第2塗布装置6としては、たとえば図2に示される スライドホッパー型塗布装置と気体噴出器との組合せを用いることができる。
【0013】 図2において、10は中空のエア吹出しドラムで、その円筒壁面の半円部には 吹出し口10a、10a…が多数形成されている。このドラム10には、ブロア ー11が連通されており、このブロアー11からのエアが各吹出し口10a、1 0a…から吐出されるようになっている。 かかる気体噴射器に対して、ウェブ1は搬送ローラー12群を介して進入する 。 ウエブ1に対して、そのウエブ1がドラム10を巡り、各吹出し口10aから の吐出エア圧力により浮上搬送される過程で、塗布コーター13からビード塗布 される。この塗布装置13は、具体例では、2つの流出スリット13A、13B を有し、異なる塗布液15A、15Bがウエブ1条に2層塗布される。すなわち 、塗布装置13内に形成された液溜め部14C、14Dにそれぞれ図示されない ポンプを介して押し込まれた塗布液15A、15Bが流出スリット13A、13 Bから流出され、2層状態でウエブ1上に向かう。この時、塗布コーター13の ヘッド肩とウエブ1の表面との間に僅かなクリアランスGを有しており、かつウ エブ1が連続的に搬送されているので、各塗布液15A、15Bは前記クリアラ ンスGにてビードを形成しながら架橋状態で連続的に塗布される。
【0014】 前記気体噴射器からの噴射圧力としては、ドラム10の内部圧力の基準で300 〜2000mmAqが好ましい。気体、通常エアの噴射量としては、0.3 〜5.0 cc/cm2 /secが望ましい。エア吹き出し口は、ランダムに形成した円、あるいは適宜の形 状のものなどとすることができる。また、ドラム10の幅方向に開口面積率を異 ならせることもできる。 また、ドラム10の断面形状としては、通常は円形のものを用いるのが望まし いが、少なくともウエブ1の進入位置からビードの形成位置までの円弧が形成さ れておれば、他の部分の形状については必ずしも限定されない。
【0015】 なお、第1および第2塗布装置2、6としては、押出し型塗布装置などを用い ることもでき、また塗布装置にウェブを対向させる手段として特公昭51−38 737号公報に見られるような、気体噴出器方式ではあるが、バックロールの両 側縁にウェブを接触させて搬送する装置などでもよい。
【0016】 一方、前記第1冷却装置3としては、たとえば図3に示される従来例によるこ ともできる。また、第2冷却装置5としては、片面にゲル化した塗布層を、反対 面にゲル化前の塗布層を有したウエブ1の冷却となるため、無接触の状態で支持 搬送しながらゲル化する必要があるため、たとえば特公昭48-44171号公報等記載 の如く、冷風吹出しノズルをウエブの両面に対向するように直線状に2列に配置 して、このノズル間に両面塗布ウエブを直線状に通過させるゲル化する装置、あ るいは特公昭44-21192号、特公昭51-45819号、特開昭54-72847号および特公昭62 -24148号公報に記載の如く、気体噴射口を設けかつウエブ側面に曲面を有する気 体供給体をウエブを挟んで千鳥状に配設し、この気体供給体の間を波状に通過さ せて搬送しゲル化する装置などを採用することができる。また、第1冷却装置3 としても、この種の冷却装置を適用できる。
【0017】 他方、方向反転装置4としては、図1に示されるように、ロール体16A、1 6Bを平面的に視てハ字状に配置した装置として構成することができる。また、 前記ロール体16A、16Bとしては、種々のものが考えられるが、図2に示さ れるエア吹出しドラム10のように中空とするとともに、表面壁部に内空部と連 通する吹出し口を多数設けた気体噴射筒とし、ウエブ1と非接触の状態で搬送す るようにすることもできる。図6(図1でロール体16Bをa方向から見た図) のように、吹出し口を円形41、あるいは楕円形としたもの、図7(図1でロー ル体16Bをa方向から見た図)のように吹出し口をスリット42としたものが 好ましい。なお、前記反転装置4から第2塗布装置6間に耳端位置の調整装置を 設け、第2塗布装置6に入る前にウエブ1の耳端を揃えるように調整するのが望 ましい(図示されず)。
【0018】 なお、本考案におけるウエブ1としては、ポリエチレンテレフタレート(PE T)、セルローストリアセテートなどのプラスチックフィルム、紙などを挙げる ことができる。
【0019】
【考案の効果】
以上詳説した通り、本考案によれば、2台の塗布装置が隣接して配設されるた め、作業エリアの縮小化が図れ、作業の効率化および塗布液供給ラインの短縮、 建設コストの圧縮化、塗布液ロスの減少化、脱泡されたままの安定した塗布液の 供給などを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る両面塗布装置の概略斜視図であ
る。
【図2】スライドホッパー型塗布装置を示す断面図であ
る。
【図3】従来の両面塗布装置の縦断面図である。
【図4】従来の両面塗布装置における第2冷風ゾーンを
示す図である。
【図5】従来の他の両面塗布装置の構成図である。
【図6】噴射孔を多数設けた方向反転装置の1ロール体
を示す図である。
【図7】噴射スリットを多数設けた方向反転装置の1ロ
ール体を示す図である。
【符号の説明】
1…ウエブ、2…第1塗布装置、3…第1冷却装置、4
…方向反転装置、5…第2冷却装置、6…第2塗布装
置、10…エア吹出しドラム、11…ブロアー、13…
塗布コーター

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被塗布支持体の片面に1次塗布を行った
    後、第1冷却手段にて1次塗布面のゲル化を行い、続い
    て前記被塗布支持体の他面に2次塗布を行い、第2冷却
    手段にて2次塗布面をゲル化させて、支持体両面に塗布
    層を有する可撓性支持体を1ライン工程にて得る両面塗
    布装置において、前記第1冷却手段と前記第2冷却手段
    とを同方向に並列的に配設するとともに、前記1次塗布
    装置と前記2次塗布装置とを前記両冷却手段の入側に配
    設し、前記両冷却手段の出側には搬送される支持体の方
    向反転手段を設けたことを特徴とする両面塗布装置。
JP1882291U 1991-03-27 1991-03-27 両面塗布装置 Expired - Lifetime JP2537208Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114950875A (zh) * 2022-05-31 2022-08-30 广东嘉拓自动化技术有限公司 一种双面同时涂布设备

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114950875A (zh) * 2022-05-31 2022-08-30 广东嘉拓自动化技术有限公司 一种双面同时涂布设备
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