JP3314338B2 - 塗工装置 - Google Patents
塗工装置Info
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Description
は両面に塗工液を塗工する塗工装置に関するものであ
る。
ブWの両面に塗工液を塗工する装置として、図8のよう
な塗工装置100がある。
ップロール102の下方に塗工液を吐出するノズル10
4を配して、ウエブWの一の片面に塗工液を塗工する。
その後、ウエブWを所定の位置まで案内して、ウエブW
の他の片面にノズル106を用いて塗工液を吐出し、ウ
エブWの両面に塗工する。
108の内部に搬送されて、熱処理装置108内部にあ
るノズル110から熱風を吹き付けられてフローティン
グ状態で乾燥される。
100において、片面のみが塗工されたウエブWは、塗
工されていない面にローラ112によって支持して安定
した走行を行うことができる。
なわち、ノズル106から熱処理装置108に搬送する
までの間のウエブW)、ウェット状態であるため直接支
持することができない。
いという問題点があった。
塗工されたウエブであっても安定して支持が行うことが
できる塗工装置を提供するものである。
装置は、走行するウエブの下面に塗工液をダイによって
塗工した後、熱処理装置によって熱処理を行う塗工装置
において、前記ダイにおける前記ウエブの下方の出口側
の直近にノズルを配し、前記ノズルにおける前記ウエブ
の出口側に板状のフィンを延設し、前記フィンを前記ウ
エブと略平行に配し、かつ、前記ノズルと前記フィンと
の角度を調整可能になし、前記ノズルは、前記ウエブの
塗工面側に常温の空気を吹き出すものであり、また、前
記ウエブに対し斜めに空気を吹き出して、前記ウエブの
走行方向に空気が流れるようにして、前記ノズルに引き
付けて前記ウエブを支持して安定させて前記熱処理装置
へ走行させることを特徴とする塗工装置である。
を一体にしたことを特徴とする請求項1記載の塗工装置
である。
に塗工液を一対のダイによって同時 に塗工した後、熱処
理装置によって熱処理を行う塗工装置において、前記ダ
イにおける前記ウエブの出口側の直近に空気を吹き出す
第1のノズルを配し、前記第1のノズルにおける前記ウ
エブの出口側に板状のフィンを延設し、前記フィンを前
記ウエブと略平行に配し、かつ、前記ノズルと前記フィ
ンとの角度を調整可能になし、前記第1のノズルにおけ
る前記ウエブの出口側に空気を吹き出す第2のノズルを
前記第1のノズルと千鳥状に配し、前記第2のノズルに
おける前記ウエブの出口側に板状のフィンを延設し、前
記フィンを前記ウエブと略平行に配し、前記第1のノズ
ルは、前記ウエブの一方の面に常温の空気を吹き出し、
前記第2のノズルは、前記ウエブの他方の面に常温の空
気を吹き出し、前記第1のノズル及び前記第2のノズル
は、前記ウエブに対し斜めに空気を吹き出して、前記ウ
エブの走行方向に空気が流れるようにして、前記ノズル
に引き付けて前記ウエブを支持して安定させて前記熱処
理装置へ走行させることを特徴とする塗工装置である。
って塗工液が塗工されたウエブであっても、このウエブ
の塗工面側にノズルから空気を吹き出す。そして、その
空気はウエブに対し斜めに吹き出して、ウエブの走行方
向に空気が流れるようにしているため、コアンダー効果
によってノズルに引き付けてウエブを支持して安定して
走行させることができる。
より、フィンによる吸引力が増し、よりコアンダー効果
を得ることができる。
ルを一体にすることにより、小型化を行うことができ
る。
れたウエブを第1のノズル及び第2のノズルから吹き出
された空気によって支持して安定して走行させることが
できる。
明する。
であり、ウエブWはローラ12からバックアップロール
14、ローラ16を経て熱処理装置18に搬送される。
そして、バックアップロール14の下方には塗工液を吐
出するための第1ダイ20が配され、この部分でウエブ
Wの片面に塗工液が塗工される。また、ローラ16と熱
処理装置18との間にも第2ダイ22が配され、ウエブ
Wの他方の片面に塗工液が塗工される。
って両面が塗工されたウエブWは前記した熱処理装置1
8内部に搬送されて、複数のノズル24から吹き出され
た熱風によってフローティング状態で乾燥される。
8にウエブWを安定して搬送させるために、第2ダイ2
2の出口側にエアーノズル26が配されている。
斜視図であり、図3がその縦断面図である。以下、エア
ーノズル26の構造について説明する。
の場合においては略水平状態で走行している。そして、
第1ダイ20によってウエブWの上面に塗工液が塗工さ
れ、第2ダイ22によってウエブWの下面に塗工液が塗
工される。
Wの出口側に配され、かつ、ウエブWの下面に空気を吹
き出す位置に配されている。
沿ってスリット状の空気の吹出口28が設けられ、ファ
ン30から送られた空気を吹き出すものである。また、
エアーノズル26の上面の出口端部から板状のフィン3
2が延設されている。このフィン32はウエブWと略平
行になるように配されている。
て説明する。
工液が塗工される。この場合に塗工液はまだウェット状
態にある。そして、このまま熱処理装置18に搬送され
るとウエブWの支持がないため安定性に欠けることとな
る。そのため、エアーノズル26の吹出口28からウエ
ブWの下面に向かって空気を斜め後方へ吹き出す。この
空気吹き出し角度はウエブWと略平行になるように斜め
後方へ吹き出せばよく、吹出口においてはウエブWに対
し45゜以内であればよい。
ンダー効果(負圧)によってウエブWをエアーノズル2
6の上面側に引きつけると共に、フィン32によっても
コアンダー効果が発生しフィン32側に引きつけられ
る。
を防止することができ、ウエブWを安定して走行させる
ことができる。
がないため、ウエブWの両面がウェット状態であっても
塗工面に影響を及ぼすことがない。
は、熱風でなく常温であれば表面だけを乾燥させること
がなく、あとの熱処理装置18の乾燥に悪影響を及ぼす
ことがない。
ィン32との角度を調整することにより、より安定して
ウエブWを走行させることができる。すなわち、エアー
ノズル26とフィン32との角度θを調整させて、安定
したウエブWの走行を得るようにしてもよい。
あり、本実施例と第1の実施例の異なる点は、第2ダイ
22とエアーノズル26を一体にした点にある。
の出口側の上面にエアーノズル26を設けることによ
り、第2ダイ22の塗工液の直近において空気を吹き出
すことができるため、より安定してウエブWを走行させ
ることができると共に、装置全体を小型化することがで
きる。
置10とは異なり、左右一対のダイ34,36を相対向
するように配して、両ダイ34,36から同時に塗工液
を吐出することによりウエブWの両面に塗工液を塗工す
るものである。この場合にウエブWは左右一対のダイ3
4,36の間を垂直方向に走行させるが、ウエブWの走
行を安定させるために千鳥状にエアーノズル26,26
を設けるものである。エアーノズル26の構造について
は第1の実施例と同様である。
26を設けることにより両面が塗工されたウエブWであ
っても非接触で安定して支持することができ、熱処理装
置18に安定してウエブWを送ることが可能となる。
水平方向に走行させてエアーノズル26を設けたが、こ
れに限らず傾斜させても、垂直方向に走行させてもエア
ーノズル26を配することにより同様に安定して走行さ
せることができる。
垂直方向に走行させていたが、ウエブWを水平方向、ま
たは、傾斜させて走行させても同様に千鳥状にエアーノ
ズル26,26を配することにより安定して支持するこ
とができる。
ウエブが塗工されたウェット状態であっても非接触で安
定して支持することができるため、ウエブの乾燥などの
ための熱処理を容易に行うことができる。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】走行するウエブの下面に塗工液をダイによ
って塗工した後、熱処理装置によって熱処理を行う塗工
装置において、 前記ダイにおける前記ウエブの下方の出口側の直近にノ
ズルを配し、前記ノズルにおける前記ウエブの出口側に板状のフィン
を延設し、前記フィンを前記ウエブと略平行に配し、か
つ、前記ノズルと前記フィンとの角度を調整可能にな
し、 前記ノズルは、前記ウエブの塗工面側に常温の空気を吹
き出すものであり、また、前記ウエブに対し斜めに空気
を吹き出して、前記ウエブの走行方向に空気が流れるよ
うにして、前記ノズルに引き付けて前記ウエブを支持し
て安定させて前記熱処理装置へ走行させることを特徴と
する塗工装置。 - 【請求項2】前記ダイと前記ノズルを一体にしたことを
特徴とする請求項1記載の塗工装置。 - 【請求項3】走行するウエブの両面に塗工液を一対のダ
イによって同時に塗工した後、熱処理装置によって熱処
理を行う塗工装置において、 前記ダイにおける前記ウエブの出口側の直近に空気を吹
き出す第1のノズルを配し、前記第1のノズルにおける前記ウエブの出口側に板状の
フィンを延設し、前記フィンを前記ウエブと略平行に配
し、かつ、前記ノズルと前記フィンとの角度を調整可能
になし、 前記第1のノズルにおける前記ウエブの出口側に空気を
吹き出す第2のノズルを前記第1のノズルと千鳥状に配
し、前記第2のノズルにおける前記ウエブの出口側に板状の
フィンを延設し、前記フィンを前記ウエブと略平行に配
し、 前記第1のノズルは、前記ウエブの一方の面に常温の空
気を吹き出し、 前記第2のノズルは、前記ウエブの他方の面に常温の空
気を吹き出し、 前記第1のノズル及び前記第2のノズルは、前記ウエブ
に対し斜めに空気を吹き出して、前記ウエブの走行方向
に空気が流れるようにして、前記ノズルに引き付けて前
記ウエブを支持して安定させて前記熱処理装置へ走行さ
せることを特徴とする塗工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16676199A JP3314338B2 (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 塗工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16676199A JP3314338B2 (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 塗工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000354815A JP2000354815A (ja) | 2000-12-26 |
JP3314338B2 true JP3314338B2 (ja) | 2002-08-12 |
Family
ID=15837233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16676199A Expired - Lifetime JP3314338B2 (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 塗工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3314338B2 (ja) |
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KR101307384B1 (ko) * | 2011-04-26 | 2013-09-11 | 주식회사 엘지화학 | 다이 코팅 방식의 분리막의 제조방법 |
JP5532488B2 (ja) * | 2011-07-04 | 2014-06-25 | 株式会社暁機械製作所 | 塗布装置用スロットダイ、塗布装置、及び、塗布システム |
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-
1999
- 1999-06-14 JP JP16676199A patent/JP3314338B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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