JPH1052905A - ローラ式オフセット印刷機における被供給素材と冷却ロール間の素材取入側隙間領域内空気を排出するための吸気装置 - Google Patents
ローラ式オフセット印刷機における被供給素材と冷却ロール間の素材取入側隙間領域内空気を排出するための吸気装置Info
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- JPH1052905A JPH1052905A JP15292397A JP15292397A JPH1052905A JP H1052905 A JPH1052905 A JP H1052905A JP 15292397 A JP15292397 A JP 15292397A JP 15292397 A JP15292397 A JP 15292397A JP H1052905 A JPH1052905 A JP H1052905A
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- B41F23/00—Devices for treating the surfaces of sheets, webs, or other articles in connection with printing
- B41F23/04—Devices for treating the surfaces of sheets, webs, or other articles in connection with printing by heat drying, by cooling, by applying powders
- B41F23/0476—Cooling
- B41F23/0479—Cooling using chill rolls
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H23/00—Registering, tensioning, smoothing or guiding webs
- B65H23/04—Registering, tensioning, smoothing or guiding webs longitudinally
- B65H23/26—Registering, tensioning, smoothing or guiding webs longitudinally by transverse stationary or adjustable bars or rollers
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2601/00—Problem to be solved or advantage achieved
- B65H2601/20—Avoiding or preventing undesirable effects
- B65H2601/21—Dynamic air effects
- B65H2601/211—Entrapping air in or under the material
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ローラ式オフセット印刷機の冷却ロールと、こ
の印刷機に供給される被供給素材との間に発生するエア
クッションを減少させるか、あるいは除去するための吸
気装置を提供する。 【解決手段】上記冷却ロール１６と、上記被供給素材１
４との間に形成される素材取入側隙間１２に、この素材
取入側隙間１２にフィツトするノズル孔２２を有しかつ
吸気設備に接続が可能な少なくとも１つの吸気ノズル装
置２０を設ける。
の印刷機に供給される被供給素材との間に発生するエア
クッションを減少させるか、あるいは除去するための吸
気装置を提供する。 【解決手段】上記冷却ロール１６と、上記被供給素材１
４との間に形成される素材取入側隙間１２に、この素材
取入側隙間１２にフィツトするノズル孔２２を有しかつ
吸気設備に接続が可能な少なくとも１つの吸気ノズル装
置２０を設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術】この発明は、オフセット印刷機に
おける被供給素材と冷却ロール間の素材取入側隙間領域
内空気を排出するための吸気装置に関する。
おける被供給素材と冷却ロール間の素材取入側隙間領域
内空気を排出するための吸気装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】敏速に駆動されるローラ式オフセット印
刷機（素材送り速度が１８ｍ／ｓｅｃ迄）において、敏
速に動く被供給素材と、対応して敏速に回転するロール
とによって、上記被供給素材と上記ロールとの間には空
気隙間が生じるようにそれらの表面に空気が引き出され
る。
刷機（素材送り速度が１８ｍ／ｓｅｃ迄）において、敏
速に動く被供給素材と、対応して敏速に回転するロール
とによって、上記被供給素材と上記ロールとの間には空
気隙間が生じるようにそれらの表面に空気が引き出され
る。
【０００３】広範な調査によると、この種のローラ式オ
フセット印刷機の冷却ロールに起こる問題、すなわち被
供給素材の不十分な冷却、ファルブアプレーゲン（Ｆａ
ｒｂａｂｌｅｇｅｎ）、および被印刷物内印刷インキの
再溶解のごとき問題は、回転する冷却ロールとその上を
移動して印刷される被供給素材との間の、速度依存的な
性質を持つ上記空気隙間の形成に原因があることが判っ
た。何故なら上記空気隙間は隔離作用があり、印刷用イ
ンキから出てこの空気隙間内に持ち込まれる薄め液の湿
気が上記冷却ロールの外側に接続される乾燥機上に凝縮
して、ファルブアプレーゲンや汚損を生じるからであ
る。
フセット印刷機の冷却ロールに起こる問題、すなわち被
供給素材の不十分な冷却、ファルブアプレーゲン（Ｆａ
ｒｂａｂｌｅｇｅｎ）、および被印刷物内印刷インキの
再溶解のごとき問題は、回転する冷却ロールとその上を
移動して印刷される被供給素材との間の、速度依存的な
性質を持つ上記空気隙間の形成に原因があることが判っ
た。何故なら上記空気隙間は隔離作用があり、印刷用イ
ンキから出てこの空気隙間内に持ち込まれる薄め液の湿
気が上記冷却ロールの外側に接続される乾燥機上に凝縮
して、ファルブアプレーゲンや汚損を生じるからであ
る。
【０００４】したがって上記空気隙間をできるだけ小さ
くするか、あるいは完全に無くす努力がされて、上記被
供給素材は熱抵抗の減少のために敏速に冷やされること
になる。またこれにより冷却ロールの数を減らすことが
可能になるか、あるいは上記被供給素材の速度を高める
ことが可能になる。
くするか、あるいは完全に無くす努力がされて、上記被
供給素材は熱抵抗の減少のために敏速に冷やされること
になる。またこれにより冷却ロールの数を減らすことが
可能になるか、あるいは上記被供給素材の速度を高める
ことが可能になる。
【０００５】さらに上記空気隙間の減少または除去によ
って、溶解剤から出る湿気の凝結が回避され、既に固化
した印刷用インキの再溶解が妨げられる。また同時に、
費用の掛かる上記冷却ロールの掃除が回避できる。
って、溶解剤から出る湿気の凝結が回避され、既に固化
した印刷用インキの再溶解が妨げられる。また同時に、
費用の掛かる上記冷却ロールの掃除が回避できる。
【０００６】上記空気隙間を減少させるための簡単な可
能性は、上記素材取入側領域の被供給素材を機械的に、
例えば圧力ロールで圧すことにある。しかしこの方法
は、未だ完全に乾燥されない印刷を汚すことになるか
ら、ローラ式オフセット印刷機内の、乾燥機から出て冷
却前にある素材の通路近傍では、この手段を使用するこ
とはできない。
能性は、上記素材取入側領域の被供給素材を機械的に、
例えば圧力ロールで圧すことにある。しかしこの方法
は、未だ完全に乾燥されない印刷を汚すことになるか
ら、ローラ式オフセット印刷機内の、乾燥機から出て冷
却前にある素材の通路近傍では、この手段を使用するこ
とはできない。
【０００７】少し以前から所謂空気圧が、非接触で上記
空気隙間を減少させるために使用されている。これは束
ねられた噴出し空気から成るリバウンド噴出しノズルに
よって、上記被供給素材を上記冷却ロールに圧しつける
ものである。なおこの方法は比較的に費用が掛かるこ
と、また上記空気隙間をかなり減らすことはできるが、
完全に無くすことはできないという問題がある。
空気隙間を減少させるために使用されている。これは束
ねられた噴出し空気から成るリバウンド噴出しノズルに
よって、上記被供給素材を上記冷却ロールに圧しつける
ものである。なおこの方法は比較的に費用が掛かるこ
と、また上記空気隙間をかなり減らすことはできるが、
完全に無くすことはできないという問題がある。
【０００８】上記空気隙間を減らす装置は、ＤＥ−０Ｓ
４１ １８ ８０７にも開示されている。ここでは被
供給素材と冷却ロールとは相反的に静電荷電される。ま
たその結果、上記空気隙間は静電的な力で減少させられ
る。
４１ １８ ８０７にも開示されている。ここでは被
供給素材と冷却ロールとは相反的に静電荷電される。ま
たその結果、上記空気隙間は静電的な力で減少させられ
る。
【０００９】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら上記方法
には以下に述べる短所がある。すなはち高電位に荷電さ
れた冷却ロールは、被供給素材と向かい合わない領域で
イオン化による損傷を受ける可能性がある。またこのこ
とから結果的に生じる短所としては、損傷した冷却ロー
ルのより低い冷却効果、この冷却ロールの修繕または交
換、およびこれに伴う機械の休止並びに高い費用が明ら
かである。
には以下に述べる短所がある。すなはち高電位に荷電さ
れた冷却ロールは、被供給素材と向かい合わない領域で
イオン化による損傷を受ける可能性がある。またこのこ
とから結果的に生じる短所としては、損傷した冷却ロー
ルのより低い冷却効果、この冷却ロールの修繕または交
換、およびこれに伴う機械の休止並びに高い費用が明ら
かである。
【００１０】本発明の課題は上記技術の状態から抜け出
て、被供給素材と冷却ロール間の空気隙間を減少させる
か、またはその発生を妨げることが可能なさらに改良さ
れた装置を提供することにある。
て、被供給素材と冷却ロール間の空気隙間を減少させる
か、またはその発生を妨げることが可能なさらに改良さ
れた装置を提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は ローラ式オフ
セット印刷機における被供給素材と冷却ロール間の素材
取入側隙間領域内空気を排出するための吸気装置におい
て、上記素材取入側隙間に適合するノズル孔を備えると
共に吸気設備に接続することができる少なくとも１つの
吸気ノズル装置によって特徴づけられる吸気装置に係る
ものである。
セット印刷機における被供給素材と冷却ロール間の素材
取入側隙間領域内空気を排出するための吸気装置におい
て、上記素材取入側隙間に適合するノズル孔を備えると
共に吸気設備に接続することができる少なくとも１つの
吸気ノズル装置によって特徴づけられる吸気装置に係る
ものである。
【００１２】
【作用】被供給素材と冷却ロールとの間の空気隙間は、
この発明に係る吸気装置によって既にその発生が妨げら
れる。何故ならその素材取入側隙間に用意されたノズル
孔付き吸気ノズル装置によって、上記被供給素材から
も、また上記冷却ロールからも引き出される空気が有効
に吸い出されるからである。そしてその結果、空気隙間
が発生し得ない。
この発明に係る吸気装置によって既にその発生が妨げら
れる。何故ならその素材取入側隙間に用意されたノズル
孔付き吸気ノズル装置によって、上記被供給素材から
も、また上記冷却ロールからも引き出される空気が有効
に吸い出されるからである。そしてその結果、空気隙間
が発生し得ない。
【００１３】上記被供給素材と第１冷却ロール間の素材
取入側隙間の領域に低圧を作る吸気装置はドイツ実用新
案 Ｇ ９４ １９ ７０２．４から周知であるが、こ
の吸気装置は、平坦でかつ軸巻きされていない紙（素
材）を支持するものであって、空気隙間を有効に減少さ
せる吸気装置の具体的な構成の特徴は開示されていな
い。
取入側隙間の領域に低圧を作る吸気装置はドイツ実用新
案 Ｇ ９４ １９ ７０２．４から周知であるが、こ
の吸気装置は、平坦でかつ軸巻きされていない紙（素
材）を支持するものであって、空気隙間を有効に減少さ
せる吸気装置の具体的な構成の特徴は開示されていな
い。
【００１４】この発明の吸気装置よれば上記被供給素材
に関する「十分な」要望が保証される。したがって上記
冷却ロールの冷却効果は高められ、また溶解剤の湿気が
このロール上に凝結できなくなるから、乾燥された印刷
用インキが凝縮された溶解剤によって再び溶解されるこ
とがない。かくして上記印刷用インキによる汚損が妨げ
られる。
に関する「十分な」要望が保証される。したがって上記
冷却ロールの冷却効果は高められ、また溶解剤の湿気が
このロール上に凝結できなくなるから、乾燥された印刷
用インキが凝縮された溶解剤によって再び溶解されるこ
とがない。かくして上記印刷用インキによる汚損が妨げ
られる。
【００１５】また上記被供給素材とロール間の空気隙間
が回避されることにより、上記被供給素材のエアクッシ
ョン上での「浮遊」が回避されることになって、上記被
供給素材は上記ロールに安定して導かれることになる。
が回避されることにより、上記被供給素材のエアクッシ
ョン上での「浮遊」が回避されることになって、上記被
供給素材は上記ロールに安定して導かれることになる。
【００１６】さらにこの発明の装置では吸気装置が非接
触で働くから、被供給素材および冷却ロールは何れも損
傷を受けることがない。
触で働くから、被供給素材および冷却ロールは何れも損
傷を受けることがない。
【００１７】
【発明の実施の形態】上記ノズル孔は、上記素材取入側
隙間と平行に延びる吸気スリットであるのがよい。かく
して上記ノズル孔は、上記素材取入側隙間にできるだけ
近接させるように前に出すことができる。
隙間と平行に延びる吸気スリットであるのがよい。かく
して上記ノズル孔は、上記素材取入側隙間にできるだけ
近接させるように前に出すことができる。
【００１８】また上記吸気スリットは、上記冷却ロール
の全長を超えて延設されるのがよい。かくして被供給素
材のための吸気装置は種々の幅を用いることができる。
上記吸気スリットは、上記冷却ロールの長さよりも狭い
幅を持つ被供給素材のそばにおかれてその幅の外側部分
が解放されるが、通常は上記被供給素材幅が上記冷却ロ
ールの全長をほぼ覆っているため、通例として、これは
自由な空気の量を極めて少なくする。
の全長を超えて延設されるのがよい。かくして被供給素
材のための吸気装置は種々の幅を用いることができる。
上記吸気スリットは、上記冷却ロールの長さよりも狭い
幅を持つ被供給素材のそばにおかれてその幅の外側部分
が解放されるが、通常は上記被供給素材幅が上記冷却ロ
ールの全長をほぼ覆っているため、通例として、これは
自由な空気の量を極めて少なくする。
【００１９】また上記吸気設備は、上記吸気ノズル装置
の少なくとも正面に接続されるのが好ましい。
の少なくとも正面に接続されるのが好ましい。
【００２０】上記吸気ノズル装置は楔形断面を持つケー
スに形作られ、上記ノズル孔はこの楔形状の頂点に設け
られるのがよい。かくして上記ノズル孔を上記素材取入
側隙間の極く近傍にもたらすことが可能になり、特に空
気を有効に吸引させることができる。さらに上記楔形断
面のケースによって、上記被供給素材および冷却ロール
とそれぞれ隣接する上記ケースの壁部を上記被供給素材
および冷却ロールにそれぞれ近接させるように上記ケー
スを前方にだすことも可能になる。そしてその結果、上
記被供給素材および冷却ロールからの既に僅かである空
気を上記素材取入側隙間領域に引き出すことが可能とな
る。
スに形作られ、上記ノズル孔はこの楔形状の頂点に設け
られるのがよい。かくして上記ノズル孔を上記素材取入
側隙間の極く近傍にもたらすことが可能になり、特に空
気を有効に吸引させることができる。さらに上記楔形断
面のケースによって、上記被供給素材および冷却ロール
とそれぞれ隣接する上記ケースの壁部を上記被供給素材
および冷却ロールにそれぞれ近接させるように上記ケー
スを前方にだすことも可能になる。そしてその結果、上
記被供給素材および冷却ロールからの既に僅かである空
気を上記素材取入側隙間領域に引き出すことが可能とな
る。
【００２１】既に上記吸気スリットと向き合う上記吸気
ノズル装置のケース壁部には、上記被供給素材および上
記冷却ロールから引き出される空気を分離させるための
手段が設けられてよい。かくして最小限度に可能な僅か
な空気量が上記素材取入側隙間領域内に届くことにな
る。
ノズル装置のケース壁部には、上記被供給素材および上
記冷却ロールから引き出される空気を分離させるための
手段が設けられてよい。かくして最小限度に可能な僅か
な空気量が上記素材取入側隙間領域内に届くことにな
る。
【００２２】上記手段は簡単な構成の分離板、あるいは
上記被供給素材または冷却ロールの運行方向に逆らって
噴出するべく設けられた噴き払いノズルによって形成す
ることができる。そしてこれらの分離板または噴き払い
ノズルは、上記被供給素材の表面または冷却ロールの表
面から層流空気を梳き上げ、乱流化する。そしてその結
果、空気の活発な分離が保証される。
上記被供給素材または冷却ロールの運行方向に逆らって
噴出するべく設けられた噴き払いノズルによって形成す
ることができる。そしてこれらの分離板または噴き払い
ノズルは、上記被供給素材の表面または冷却ロールの表
面から層流空気を梳き上げ、乱流化する。そしてその結
果、空気の活発な分離が保証される。
【００２３】上記噴き払いノズルは非接触の分離を確実
に保証するから、特に有利な点は、上記被供給素材から
引き出される空気がこれらの噴き払いノズルによって分
離されることである。したがって印刷形象の破壊が起こ
り得ない。
に保証するから、特に有利な点は、上記被供給素材から
引き出される空気がこれらの噴き払いノズルによって分
離されることである。したがって印刷形象の破壊が起こ
り得ない。
【００２４】また上記分離後、上記吸気スリットと向か
い合うケース壁に堰き止められた空気が吸引されるよう
に、このケース壁には少なくとも１つの吸気孔を用意す
るのがよい。
い合うケース壁に堰き止められた空気が吸引されるよう
に、このケース壁には少なくとも１つの吸気孔を用意す
るのがよい。
【００２５】
【実施例】図１においてその全体を符号１０で示した本
発明の吸気装置は、ローラ式オフセット印刷機に供給さ
れる被供給素材１４と、冷却ロール１６および／または
１６´との間の素材取入側隙間領域内に配置される。
発明の吸気装置は、ローラ式オフセット印刷機に供給さ
れる被供給素材１４と、冷却ロール１６および／または
１６´との間の素材取入側隙間領域内に配置される。
【００２６】空気隙間の減少は、その出口側で乾燥機
（図示省略）と接続される冷却ロール設備の第１の冷却
ロール１６において特に重要であるから、とりわけ上記
吸気装置１０は、少なくとも上記第１の冷却ロール１６
に用意される。なお上記被供給素材は、図１で矢印１８
方向に運行される。
（図示省略）と接続される冷却ロール設備の第１の冷却
ロール１６において特に重要であるから、とりわけ上記
吸気装置１０は、少なくとも上記第１の冷却ロール１６
に用意される。なお上記被供給素材は、図１で矢印１８
方向に運行される。
【００２７】上記吸気装置１０は図２に示すごとく、素
材取入側隙間１２に用意されるノズル孔２２を具備した
少なくとも１つの吸気ノズル装置を有する。このノズル
孔２２は上記素材取入側隙間１２と平行に延びる吸気ス
リット２４であるのがよい。またこの吸気スリット２４
を備えた吸気装置１０は、冷却ロールの全長Ｌを超えて
延設されると共に、上記冷却ロールの長手方向に延びる
楔形断面のかつこの楔形の頂点にノズル孔２２を備えた
細長いケース２６から成るのがよい。
材取入側隙間１２に用意されるノズル孔２２を具備した
少なくとも１つの吸気ノズル装置を有する。このノズル
孔２２は上記素材取入側隙間１２と平行に延びる吸気ス
リット２４であるのがよい。またこの吸気スリット２４
を備えた吸気装置１０は、冷却ロールの全長Ｌを超えて
延設されると共に、上記冷却ロールの長手方向に延びる
楔形断面のかつこの楔形の頂点にノズル孔２２を備えた
細長いケース２６から成るのがよい。
【００２８】かくして上記吸気装置１０は、上記被供給
素材１４に隣接する上方のケース壁部２８と、上記冷却
ロール１６に隣接する下方のケース壁部３０と、上記吸
気スリット２４と向き合う後方のケース壁部３２と、さ
らには少なくとも１つの吸気設備用接手３３を備えた紙
面に平行な正面壁部とからほぼ成る。なお上記吸気設備
については、図４に吸引ホース３５が単に示されている
に過ぎない。
素材１４に隣接する上方のケース壁部２８と、上記冷却
ロール１６に隣接する下方のケース壁部３０と、上記吸
気スリット２４と向き合う後方のケース壁部３２と、さ
らには少なくとも１つの吸気設備用接手３３を備えた紙
面に平行な正面壁部とからほぼ成る。なお上記吸気設備
については、図４に吸引ホース３５が単に示されている
に過ぎない。
【００２９】上記後方のケース壁部３２にはさらにその
外側に、上記被供給素材１４および上記冷却ロール１６
から引き出される空気を分離するための手段３４、３
６、３７が設けられている。そして上記後方のケース壁
部３２の、上記下方のケース壁部３０と連なる側の端３
７では、この手段は後方のケース壁部３２が上記冷却ロ
ール１６の直ぐ近くにまで達するように構成されてい
る。
外側に、上記被供給素材１４および上記冷却ロール１６
から引き出される空気を分離するための手段３４、３
６、３７が設けられている。そして上記後方のケース壁
部３２の、上記下方のケース壁部３０と連なる側の端３
７では、この手段は後方のケース壁部３２が上記冷却ロ
ール１６の直ぐ近くにまで達するように構成されてい
る。
【００３０】次に図２に示す実施例の上記吸気装置１０
に突設される空気の分離手段は、上記後方のケース壁部
３２の、上記上方のケース壁部２８と連なる側の端に設
けられた上方の分離板３４によって形成される。この分
離板３４は空気の有効な分離を生じさせるために上記被
供給素材１４の運行方向１８に逆らって傾けられる。
に突設される空気の分離手段は、上記後方のケース壁部
３２の、上記上方のケース壁部２８と連なる側の端に設
けられた上方の分離板３４によって形成される。この分
離板３４は空気の有効な分離を生じさせるために上記被
供給素材１４の運行方向１８に逆らって傾けられる。
【００３１】図３に示すこの発明の第２実施例では、上
記被供給素材１４から引き出される空気を分離する手段
は、上記被供給素材の運行方向１８とは逆の矢印３９方
向に空気が噴き出されるように用意された少なくとも１
つの噴き払いノズル３６によって形成される。なおこの
噴き払いノズル３６は上記冷却ロールの全長Ｌを超えて
延びるスリットノズルとして形成されるのが好ましい。
かくして種々の幅Ｂを持つ被供給素材１４が、それぞれ
その全幅Ｂについて吹きつけされ得ることになる。
記被供給素材１４から引き出される空気を分離する手段
は、上記被供給素材の運行方向１８とは逆の矢印３９方
向に空気が噴き出されるように用意された少なくとも１
つの噴き払いノズル３６によって形成される。なおこの
噴き払いノズル３６は上記冷却ロールの全長Ｌを超えて
延びるスリットノズルとして形成されるのが好ましい。
かくして種々の幅Ｂを持つ被供給素材１４が、それぞれ
その全幅Ｂについて吹きつけされ得ることになる。
【００３２】上記被供給素材１４または上記冷却ロール
１６から引き出される空気の分離手段３４、３６および
３７は、上記引き出された層流空気に乱れを起こさせ
る。その後この乱流空気は、上記後方のケース壁部３２
に滞留される。なおこの後方のケース壁部３２は、この
目的のために僅かに凹に形成されている。また堰き止め
られた上記空気を吸い込むために、上記後方のケース壁
部３２には少なくとも１つの吸気孔３８が設けられる。
１６から引き出される空気の分離手段３４、３６および
３７は、上記引き出された層流空気に乱れを起こさせ
る。その後この乱流空気は、上記後方のケース壁部３２
に滞留される。なおこの後方のケース壁部３２は、この
目的のために僅かに凹に形成されている。また堰き止め
られた上記空気を吸い込むために、上記後方のケース壁
部３２には少なくとも１つの吸気孔３８が設けられる。
【００３３】この発明の作用は次の通りである。上記ロ
ーラ式オフセット印刷機の作動時には、上記被供給素材
１４は先ず必要な送給方向の引張を受ける。次いで上記
吸気装置１０が上記取入側隙間１２の領域内で枢支され
る。その際この吸気装置１０は上記吸気設備に接続さ
れ、空気の吸引が可能である。
ーラ式オフセット印刷機の作動時には、上記被供給素材
１４は先ず必要な送給方向の引張を受ける。次いで上記
吸気装置１０が上記取入側隙間１２の領域内で枢支され
る。その際この吸気装置１０は上記吸気設備に接続さ
れ、空気の吸引が可能である。
【００３４】上記被供給素材１４または上記冷却ロール
１６から引き出された空気は先ず上記分離手段３４、３
６および３７によって分離され、上記吸気孔３８で吸引
される。また上記被供給素材１４や上記冷却ロール１６
に沿って入り込むか、あるいは上記正面壁部の上方に入
り込んでなお滞留する空気は、吸気スリット２４（図
４）によって吸引される。かくして本発明の吸気装置
は、上記空気が増える特に臨界状態でこの空気を吸引す
ることを保証する。
１６から引き出された空気は先ず上記分離手段３４、３
６および３７によって分離され、上記吸気孔３８で吸引
される。また上記被供給素材１４や上記冷却ロール１６
に沿って入り込むか、あるいは上記正面壁部の上方に入
り込んでなお滞留する空気は、吸気スリット２４（図
４）によって吸引される。かくして本発明の吸気装置
は、上記空気が増える特に臨界状態でこの空気を吸引す
ることを保証する。
【００３５】上記吸気装置１０は上記噴き払いノズル３
６に空気を供給できるように、図示しない噴き払い空気
用付加部材を例えばその正面に有する。
６に空気を供給できるように、図示しない噴き払い空気
用付加部材を例えばその正面に有する。
【００３６】上記空気隙間の有効な減少は、さらにリバ
ウンド噴出しノズル４０の支援を受けて総体的に保証さ
れる。このリバウンド噴出しノズル４０はその束ねられ
たエアジエットを上記被供給素材１４に吹き付けること
によって、この被供給素材１４を外方から上記冷却ロー
ル１６に圧し付けることになる。
ウンド噴出しノズル４０の支援を受けて総体的に保証さ
れる。このリバウンド噴出しノズル４０はその束ねられ
たエアジエットを上記被供給素材１４に吹き付けること
によって、この被供給素材１４を外方から上記冷却ロー
ル１６に圧し付けることになる。
【００３７】上記リバウンド噴出しノズル４０は冷却ロ
ールの長手方向に互いに並んで結合配置されたより多く
のスリットノズル４２（図４）を含んでいる。なおこれ
らのスリットノズル４２は、上記冷却ロールの中央領域
に配した接続パイプ４４に結合されているから、空気は
上記中央から上記被供給素材１４の外方に向かい斜めに
吹き出される。かくして上記上記被供給素材１４には横
荷重が働き、この横荷重は、その運行方向に引張を受け
る上記被供給素材１４に幅方向の引張を起こさせる。
ールの長手方向に互いに並んで結合配置されたより多く
のスリットノズル４２（図４）を含んでいる。なおこれ
らのスリットノズル４２は、上記冷却ロールの中央領域
に配した接続パイプ４４に結合されているから、空気は
上記中央から上記被供給素材１４の外方に向かい斜めに
吹き出される。かくして上記上記被供給素材１４には横
荷重が働き、この横荷重は、その運行方向に引張を受け
る上記被供給素材１４に幅方向の引張を起こさせる。
【００３８】上記リバウンド噴出しノズル４０のこのよ
うな構成は、上記噴き払いノズル３６のためにもあるこ
とが好ましい。すなわちこの噴き払いノズル３６は、引
き出された空気の分離と共に、上記被供給素材１４の幅
方向引張をも保証することになる。
うな構成は、上記噴き払いノズル３６のためにもあるこ
とが好ましい。すなわちこの噴き払いノズル３６は、引
き出された空気の分離と共に、上記被供給素材１４の幅
方向引張をも保証することになる。
【００３９】
【発明の効果】この発明は上述のような構成であるか
ら、被供給素材と冷却ロール間の空気隙間を容易に除く
ことができる。したがって印刷用インキによる汚損を防
ぐことができる。また被供給素材は安定的に送給するこ
とが可能になる。さらに非接触な構成であるから、被供
給素材や冷却ロールに損傷を与える恐れがない。
ら、被供給素材と冷却ロール間の空気隙間を容易に除く
ことができる。したがって印刷用インキによる汚損を防
ぐことができる。また被供給素材は安定的に送給するこ
とが可能になる。さらに非接触な構成であるから、被供
給素材や冷却ロールに損傷を与える恐れがない。
【図１】本発明の吸気装置の各冷却ロールへの配置を示
す概略図である。
す概略図である。
【図２】冷却ロールに配置された上記吸気装置の第１実
施例を示す概略図である。
施例を示す概略図である。
【図３】本発明の吸気装置の第２実施例を示す概略図で
ある。
ある。
【図４】上記第２図の配置を示す概略図である。
１２ 素材取入側隙間 １４ 被供給素材 １６ 冷却ロール ２０ 吸気ノズル装置 ２２ ノズル孔 ２４ 吸気スリット ２６ ケース ３２ ケース壁部 ３４ 手段（分離板） ３６ 手段（噴き払いノズル） ３７ 手段 ３８ 吸気孔 Ｌ 全長
Claims (9)
- 【請求項１】ローラ式オフセット印刷機における被供給
素材１４と冷却ロール１６間の素材取入側隙間１２領域
内空気を排出するための吸気装置において、 上記素材取入側隙間１２に適合するノズル孔２２を備え
ると共に吸気設備に接続することができる少なくとも１
つの吸気ノズル装置２０によって特徴づけられる吸気装
置。 - 【請求項２】上記ノズル孔２２は上記素材取入側隙間１
２と平行に延びる吸気スリット２４であることを特徴と
する請求項１記載の吸気装置。 - 【請求項３】上記吸気スリット２４は上記冷却ロール１
６の全長Ｌを超えて延設されることを特徴とする請求項
２記載の吸気装置。 - 【請求項４】上記吸気設備が上記吸気ノズル装置の少な
くとも正面に接続されることを特徴とする請求項１、２
または３記載の吸気装置。 - 【請求項５】上記吸気ノズル装置２０は楔形断面のケー
ス２６を有し、上記ノズル孔２２はこの楔形の頂点に設
けられることを特徴とする請求項１、２、３または４記
載の吸気装置。 - 【請求項６】上記吸気スリット２４と向き合う上記ケー
スの壁部３２は上記被供給素材１４および／または上記
冷却ロール１６から引き出される空気を分離させるため
の手段３４、３６、３７を有することを特徴とする請求
項５記載の吸気装置。 - 【請求項７】上記手段は分離板３４にて形成されること
を特徴とする請求項６記載の吸気装置。 - 【請求項８】上記手段は、上記被供給素材１４または冷
却ロール１６の走行方向に逆らって噴出するべく設けら
れた噴き払いノズル３６にて形成されることを特徴とす
る請求項６記載の吸気装置。 - 【請求項９】上記吸気スリット２４と向き合う上記ケー
スの壁部３２は少なくとも１つの吸気孔３８を有するこ
とを特徴とする請求項５、６、７または８記載の吸気装
置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19623657.6 | 1996-06-13 | ||
| DE1996123657 DE19623657A1 (de) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | Saugvorrichtung zur Luftabsaugung im Bereich des Einlaufspaltes zwischen einer Materialbahn und einer Kühlwalze einer Rollenoffsetdruckmaschine |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1052905A true JPH1052905A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=7796879
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15292397A Pending JPH1052905A (ja) | 1996-06-13 | 1997-05-27 | ローラ式オフセット印刷機における被供給素材と冷却ロール間の素材取入側隙間領域内空気を排出するための吸気装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0812685A1 (ja) |
| JP (1) | JPH1052905A (ja) |
| DE (1) | DE19623657A1 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1296151C (zh) * | 2001-11-12 | 2007-01-24 | 韦克莱奇姆公司 | 用于稳定条带型制品高速行进的方法和装置 |
| KR100864029B1 (ko) * | 2007-07-25 | 2008-10-16 | 주식회사 에스케이지플라스텍 | 산소 차단성 수축필름 제조장치 |
| US11235598B2 (en) | 2019-03-01 | 2022-02-01 | Ricoh Company, Ltd. | Apparatus, inlet air unit and liquid discharging apparatus |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19918130A1 (de) | 1999-04-21 | 2000-10-26 | Heidelberger Druckmasch Ag | Kühl- und Befeuchtungseinheit für Rotationsdruckmaschinen |
| EP1795347A3 (de) * | 2005-10-28 | 2010-10-27 | Koenig & Bauer Aktiengesellschaft | Kühlwalzenständer und ein Verfahren zur Kühlung einer hindurchgeführten Materialbahn |
| DE102006027146B4 (de) * | 2006-06-12 | 2009-06-04 | Koenig & Bauer Aktiengesellschaft | Verfahren zur Herabsetzung der benötigten Kühlleistung in einem Kühlwalzenständer einer Rollenrotationsdruckmaschine und eine Vorrichtung in einem Kühlwalzenständer mit Kühlwalzen |
| DE102012220431B4 (de) * | 2012-11-09 | 2022-12-01 | Koenig & Bauer Ag | Verfahren zur Trocknung eines Bedruckstoffs mittels einer Trocknungseinrichtung einer Druckmaschine |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4476636A (en) * | 1980-10-27 | 1984-10-16 | Gross Frank R | Boundary air layer modification structure for heat transfer roll |
| DE3678584D1 (de) * | 1986-02-21 | 1991-05-08 | Beloit Corp | Verhindern von papierbahnflattern in papierbahntrockner. |
| DE4211381C2 (de) * | 1992-04-04 | 1997-05-07 | Kba Planeta Ag | Leiteinrichtung in einer Bogendruckmaschine |
| DE4430105C2 (de) * | 1994-08-25 | 1996-07-04 | Roland Man Druckmasch | Verfahren und Vorrichtung zur flächigen Führung von im Greiferschluß fixierten Bogen auf einer gekrümmten Oberfläche eines Zylinders einer Roationsdruckmaschine |
-
1996
- 1996-06-13 DE DE1996123657 patent/DE19623657A1/de not_active Withdrawn
-
1997
- 1997-05-27 JP JP15292397A patent/JPH1052905A/ja active Pending
- 1997-06-05 EP EP97109068A patent/EP0812685A1/de not_active Withdrawn
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1296151C (zh) * | 2001-11-12 | 2007-01-24 | 韦克莱奇姆公司 | 用于稳定条带型制品高速行进的方法和装置 |
| KR100864029B1 (ko) * | 2007-07-25 | 2008-10-16 | 주식회사 에스케이지플라스텍 | 산소 차단성 수축필름 제조장치 |
| US11235598B2 (en) | 2019-03-01 | 2022-02-01 | Ricoh Company, Ltd. | Apparatus, inlet air unit and liquid discharging apparatus |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0812685A1 (de) | 1997-12-17 |
| DE19623657A1 (de) | 1997-12-18 |
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