JPH04113342U - スプリングピンの回り止め構造 - Google Patents

スプリングピンの回り止め構造

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JPH04113342U
JPH04113342U JP1742091U JP1742091U JPH04113342U JP H04113342 U JPH04113342 U JP H04113342U JP 1742091 U JP1742091 U JP 1742091U JP 1742091 U JP1742091 U JP 1742091U JP H04113342 U JPH04113342 U JP H04113342U
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JP
Japan
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pin
spring
shackle
plate
spring pin
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Application number
JP1742091U
Other languages
English (en)
Inventor
兄祐 寺西
Original Assignee
日産デイーゼル工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 リーフスプリングを保持するスプリングピン
及びシヤックルピンの回り止めを低コストで、確実にす
る。 【構成】 スプリングピン5やシャックルピン6を支持
するスプリングブラケット4やシャックルプレート7A
等の板状部材の背面側を押し出して正面側に凸部7dを
設け、その凸部をピンの頭部に形成した切欠部5c,6
cに係合させたことを特徴とするスプリングピンの回り
止め構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両の懸架装置におけるリーフスプリングの支持構造に関し、特に スプリングピンの回り止め構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は例えば実開昭63−152036号公報、実開昭63−152037号 公報にみられる車両の懸架装置におけるリーフスプリングの支持構造を示し、板 ばねよりなるリーフスプリング1、図示の例では4枚の板ばねよりなるリーフス プリング1はその各端部近くで結束金具2により結束され、A部及びB部におい て次の態様によりフレーム3に固定されたスプリングブラケット4に連結されて いる。
【0003】 図6は図1のA部の詳細を示し、一端にフランジ5aを他端にねじ部5bを有 するスプリングピン5及び同様に一端にフランジ6aを他端にねじ部6bを有す るシャックルピン6が一対のシャックルプレート7A、7Bに形成された孔に通 され、一方のシャックルプレート7Aの正面側にスプリングピン5及びシャック ルピン6のフランジ5a、6aが当接し、他方のシャックルプレート7Bより突 出したスプリングピン5及びシャックルピン6のねじ部5b、6bにナット8が 螺合し締付けられている。スプリングピン5には前記のリーフスプリング1のう ちの最上位のスプリングの一端部1aが巻回されてリーフスプリングの目玉部を 支持しており、またシャックルピン6には前記のスプリングブラケット4の先端 部4aが巻回されている。
【0004】 図7は図1のB部の詳細を示し、前記のスプリングラケット4の先端部にコ字 状のブラケット9が取付けられており、そのブラケット9にスプリングピン5が 図6に示すスプリングピン5と同様の態様で支持されている。そしてスプリング ピン5にリーフスプリング1のうちの最上位のスプリンの他端部1bが巻回され てリーフスプリングの目玉部を支持している。そして図2に示すスプリングピン 5及びシャックルピン6、図3に示すスプリングピン5は共に回り止めが施され ている。
【0005】 図8および図9ならびに図6に示すスプリングピン5及びシャックルピン6の 場合の回り止め構造を示し、各ピン5、6の頭部すなわちフランジ5a、6aに 平面切欠き5c、6cが形成されており、シャックルプレート7Aの正面側に前 記切欠き5c、6cと係合する回り止め用プレート10が溶接されている。これ によりスプリングピン5及びシャックルピン6の回り止めがなされる。11はブ ッシュである。また、図7に示すスプリングピン5の場合の回り止め構造も、回 り止め用プレートを溶接する図8及び図9に示す回り止め構造が採用されている 。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
前記のシャックルプレートに回り止め用プレートを溶接してスプリングピン及 びシャックルピンの回り止めを図る場合は、部品点数が増大し、また溶接手段を 取るためコスト高となっている。したがって、本考案の目的は低コストで、かつ 確実にスプリングピン及びシャックルピンの回り止めを行うことのできる構造を 提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、リーフスプリングの目玉部を支持するスプリングピン或いは 該スプリングピン及びシャックルピンであって、それ等ピンの頭部に平面切欠き を有したピンの回り止め構造において、ピンを止めているスプリングブラケット 又はシャックルプレート等の板状部材の背面側を押し出して正面側に前記ピン頭 部の切欠部に係合する凸部を設けてある。
【0008】
【作用】
スプリングブラケット或いはシャックルプレート等の板状部材の正面側に設け た凸部がスプリングピン或いはシャックルピン頭部の切欠部と係合してピンの回 動を防止する。
【0009】
【実施例】
図1および図2に本考案の実施例を示し、シャックルプレート7に形成された ピン挿入孔7a、7aに近接してプレート7の背面側7bをポンチ等により押し 出して正面側7cに凸部7d、7dを設ける。
【0010】 図3および図4に図1および図2に示すシャックルプレートを用いてスプリン グピン及びシャックルピンの回り止めを行った場合を示し、スプリングピン5及 びシャックルピン6の頭部のフランジ5a、6aに形成した切欠部5c、6cが シャックルプレート7Aに設けた前記凸部7d、7dと係合しスプリングピン5 及びシャックルピン6の回動を防止している。
【0011】 また、先の図7に示す場合も、図示は省略するが、スプリングブラケット4に 固定されたコ字状ブラケット9に押し出しにより凸部を設け、その凸部にスプリ ングピン5の頭部のフランジ5aに形成した切欠部を係合させてスプリンピン5 の回動を防止する。
【0012】
【考案の効果】
スプリングピンやシャックルピンを支持するスプリングブラケットやシャック ルプレート等の板状部材の背面側を押し出して正面側に凸部を設け、その凸部を ピンの頭部に形成した切欠部に係合させてピンの回り止めを行うものであるので 、ピンの回り止めのための部品点数の増大はなく、かつ溶接構造でないため従来 に比べ大幅にコスト低減を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すシャックルプレートの平
面図。
【図2】本考案の実施例を示すシャックルプレートの断
面図。
【図3】図1のシャックルプレートを用いたピンの回り
止め構造の断面図。
【図4】図1のシャックルプレートを用いたピンの回り
止め構造の側面図。
【図5】車両の懸架装置におけるリーフスプリングの支
持構造を示す正面図。
【図6】図5のA部の詳細断面図。
【図7】図5のB部の詳細断面図。
【図8】従来のピン回り止め構造を示す断面図。
【図9】従来のピン回り止め構造を示す側面図。
【符号の説明】
1・・・リーフスプリング 4・・・スプリングブラケット 5・・・スプリングピン 5a・・・フランジ 5b・・・ねじ部 5c・・・切欠部 6・・・シャックルピン 6a・・・フランジ 6b・・・ねじ部 6c・・・切欠部 7A、7B・・・シャックルプレート 7a・・・孔 7d・・・凸部 8・・・ナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リーフスプリングの目玉部を支持するス
    プリングピン或いは該スプリングピン及びシャックルピ
    ンであって、それ等ピンの頭部に平面切欠きを有したピ
    ンの回り止め構造において、ピンを止めているスプリン
    グブラケット又はシャックルプレート等の板状部材の背
    面側を押し出して正面側に前記ピン頭部の切欠部に係合
    する凸部を設けたことを特徴とするリーフスプリングの
    支持装置におけるスプリングピンの回り止め構造。
JP1742091U 1991-03-22 1991-03-22 スプリングピンの回り止め構造 Pending JPH04113342U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007255477A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Hino Motors Ltd スプリングピンの抜け止め装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007255477A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Hino Motors Ltd スプリングピンの抜け止め装置
JP4557308B2 (ja) * 2006-03-22 2010-10-06 日野自動車株式会社 スプリングピンの抜け止め装置

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