JP3233926U - ブレーキホースブラケット - Google Patents

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Abstract

【課題】車体にブレーキホースを固定保持させるブレーキホースブラケットにおいて、車体に対するブレーキホースの固定位置を容易に変更可能とする。【解決手段】車体にブレーキホースを固定保持させるブレーキホースブラケット1であって、ベース板6と、ベース板6に重ね合わせた状態で配置される押さえ板3と、ベース板6および押さえ板3相互を重ね方向に締付固定させる締付具5と、ベース板6から前記重ね方向に所定の距離離間して配置され、ブレーキホースを固定保持可能なホース保持板7と、を備え、ベース板6と押さえ板3との間において、車体に設けられたホース支持片を挟持固定可能とする。【選択図】図1

Description

本考案は、車両のブレーキホースを車体に固定保持させるためのブレーキホースブラケットに関するものである。
従来、自動車等の車両のブレーキ装置に繋がるブレーキホースの支持構造として、車体とサスペンション装置のアッパースプリングシートとの間に設けられたホース支持片の挿入孔にブレーキホースを挿通し、クリップにより固定保持させるように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に開示されたホースの支持構造は、ホースに環設されるホース継手金具と、車体側に設けられるブラケット(ホース支持片)と、ホース継手金具をブラケットに取り付けるためのクリップとを備えている。また、ホース継手金具には、首部と、フランジと、溝部とが設けられており、上記首部をブラケットに設けられた挿入孔に、フランジが上記挿入孔の周辺部に当接する位置まで挿入させ、この状態でクリップをホース継手金具の溝部に嵌挿させることによって、ホースをブラケットに固定保持するように構成されている。
特開2005−214377号
ところで、ブレーキホースは、車輪のブレーキキャリパーやホイールシリンダーなどのブレーキ装置に繋がっている。従って、例えば、車高を高くするために、サスペンション装置のショックアブソーバを既設のものより長いものに交換する場合は、ブレーキホースの固定位置も変更する必要がある。
しかしながら、特許文献1のホースの支持構造のように、ブレーキホースは、ブラケットの挿入孔に貫挿固定されている。また、ブレーキホースのホース継手金具には、金属製の配管が接続されており、その配管は、車体のブレーキマスターシリンダに繋がっている。そのため、例えば、ブレーキホースをブラケットから一旦取り外して、車体の別の箇所に設けたブラケットに固定しなおそうとすると、ホース継手金具と配管とを分離しなければならず、油圧の再調整など作業に時間や手間がかかる問題があった。
本考案は、上記のような問題を鑑みてなされたものであり、車体に対するブレーキホースの固定位置を容易に変更可能なブレーキホースブラケットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本考案のブレーキホースブラケットは、以下の技術的手段を講じている。
本考案のブレーキホースブラケットは、車体にブレーキホースを固定保持させるブレーキホースブラケットであって、ベース板と、前記ベース板に重ね合わせた状態で配置される押さえ板と、前記ベース板および押さえ板相互を重ね方向に締付固定させる締付具と、前記ベース板から前記重ね方向に所定の距離離間して配置され、前記ブレーキホースを固定保持可能なホース保持板と、を備え、前記ベース板と押さえ板との間において、前記車体に設けられたホース支持片を挟持固定可能に構成されたことを特徴としている。
好ましくは、前記ベース板の一側縁部に、前記ブレーキホースに接続された配管を挿通可能な第1切欠部が設けられ、前記押さえ板における前記一側縁部と反対側に面する側縁部に、前記配管を挿通可能な第2切欠部が設けられる。
好ましくは、前記ベース板および押さえ板相互間に介装され、それら相互間に前記ホース支持片と略同一の幅および高さの間隙を画成させる中板を備える。
本考案のブレーキホースブラケットによれば、ホース支持片の挿入孔から抜脱させたブレーキホースをホース保持板に固定保持させるとともに、ベース板および押さえ板によってホース支持片を挟持固定させることで、通常の取付位置であるホース支持片よりも離れた位置にてブレーキホースを固定保持することが可能となる。これにより、車体に対するブレーキホースの固定位置を容易に変更できる。
実施形態のブレーキホースブラケットの上方斜視図である。 実施形態のブレーキホースブラケットの下方斜視図である。 実施形態のブレーキホースブラケットの分解斜視図である。 実施形態のブレーキホースブラケットの分解底面図である。 実施形態のブレーキホースブラケットの取付方法を示す図である。 ブレーキホースの通常の取付状態を示す図である。
以下、本考案の実施形態に係るブレーキホースブラケットを、図面に基づき説明する。尚、以下に説明する実施形態は、本考案を具体化した一例であって、その具体例をもって本考案の構成を限定するものではない。
まず、一般的な自動車の車体Rに対するブレーキホースHの通常の取付状態の一例を、図6に従って説明する。サスペンション装置Pは、車体Rに固定され、且つコイルスプリングP1を上方から支持するアッパースプリングシートP2を備えている。また、アッパースプリングシートP2と車体Rとの間には、連結板P3が設けられており、その外周部に、略平板状のホース支持片P4が形成されている。ホース支持片P4には、略円形の挿入孔P5が開設されている。
一方、図示しないブレーキ装置から延長されるブレーキホースHの先端外周には、略円筒状のホース継手金具H1が環設されている。ホース継手金具H1の先端筒部(以下、「金具先端」という)H3には、ブレーキマスターシリンダに繋がる配管H2が接続されている。金具先端H3は、ホース支持片P4の挿入孔P5よりも小径に形成されている。また、金具先端H3の基端側外周には、上記挿入孔P5より大径のフランジ部H4が形成されている。
ブレーキホースHは、金具先端H3をホース支持片P4の挿入孔P5にその下方側から、フランジ部H4が挿入孔P5の周縁部に当接する位置まで挿入される。そしてこの状態で、板ばね構造のクリップJを金具先端H3に形成された径小部(溝部)H5にホース支持片P4の上面側から嵌挿させることで、ホース支持片P4に対して抜け止め状態で支持固定される。
図1〜図5に示すように、本実施形態のブレーキホースブラケット1は、ブラケット本体2と、押さえ板3と、中板4と、ボルト5Aおよびナット5Bからなる締付具5とを備えている。尚、締付具5は、ブラケット本体2のベース板6と押さえ板3とをその重ね方向(上下方向)へ適切に締付固定可能な構成のものであれば、ベース板6および押さえ板3相互間に貫挿される連結ピンおよびその固定部材により構成されたものであってもよいし、ベース板6および押さえ板3相互を重ね方向から挟持する締付クリップにより構成されたものであってもよい。
ブラケット本体2は、側方視略コ字状に形成された枠体であり、ベース板6と、ホース保持板7と、支持板8とを備えている。ベース板6およびホース保持板7相互は、上下に対面して略平行に配置されている。支持板8は、ベース板6およびホース保持板7の同一側の長縁部6A,7A相互間に延設されている。即ち、ベース板6の一方の長縁部6Aには、支持板8およびホース保持板7からなり、下向き前方へ略L字状に折曲するホース支持枠部9が形成されている。
ベース板6は、上方視略長方形状に形成されている。また、ベース板6には、ブレーキホースHに接続された配管H2を挿通可能な切欠部(第1切欠部)11と、ボルト挿通孔12とが設けられている。尚、本実施形態では、ベース板6の長手方向をブレーキホースブラケット1の左右方向、ベース板6の短手方向をブレーキホースブラケット1の前後方向、ベース板6の厚さ方向をブレーキホースブラケット1の上下方向とする(以下、ベース板6における一方の長縁部6Aを「後縁部」、他方の長縁部6Bを「前縁部」、一方の短縁部6Cを「左側縁部」、他方の短縁部6Dを「右側縁部」という)。
切欠部11は、ベース板6の前縁部(一側縁部)6Bにおける左右間の中央位置に設けられ、ベース板6の前後方向の中央部から前縁部6Bに亘って形成されている。即ち、切欠部11は、ベース板6の前方に開口している。また、切欠部11は、ブレーキホースHに接続された配管H2の外径より大きい左右幅寸法に形成されている。従って、切欠部11には、配管H2をその径方向から挿通させることができる。
ボルト挿通孔12は、ボルト5Aの軸外径より大径の円形状の貫通孔であり、ベース板6の前後間の略中央位置に設けられている。また、ボルト挿通孔12は、上記切欠部11を挟んで左右略対称位置、即ち、ベース板6の左右の短縁部6C,6D寄りの位置にそれぞれ設けられている。
ホース保持板7は、ベース板6と略同一の前後幅で且つベース板6より小さい左右幅の上方視略正方形状に形成されており、ベース板6の下方位置に、所定の間隔を存して略平行に配置されている(以下、ホース保持板7における後側の側縁部7Aを「後縁部」、前側の側縁部7Bを「前縁部」という)。また、ホース保持板7には、ブレーキホースHの金具先端H3を貫挿保持可能なホース取付孔13と、金具先端H3を挿通可能な切欠部14とが設けられている。
本実施形態の場合、ホース保持板7とベース板6との上下方向の離間距離L1は、ブレーキホースHの先端筒部H3の基端側外周に形成されたフランジ部H4の上端面から金具先端H3の先端面までの距離、即ち、金具先端H3の長さ(以下、「金具先端長」という)L2よりも大きく設定されている。従って、金具先端H3をホース保持板7のホース取付孔13に貫挿保持させた状態において、金具先端H3の先端面は、ベース板6の下面よりも下方位置に配される。
ホース取付孔13は、ブレーキホースHの金具先端H3の外径より大きく、且つ金具先端H3の外周に形成されたフランジ部H4の外径より小さい略円形状の貫通孔であって、ホース保持板7の前後左右間の略中央位置に設けられている。
切欠部14は、ホース保持板7の前縁部7Bにおける左右間の中央位置に設けられ、ホース取付孔13から前縁部7Bに亘って形成されている。即ち、ホース保持板7の切欠部14は、ベース板6の切欠部11と同一方向(前方)に開口している。また、切欠部14は、ブレーキホースHの金具先端H3の外径より大きく、且つ上記フランジ部H4の外径より小さい左右幅寸法に形成されている。従って、切欠部14には、その周縁部にフランジ部H4を下方から当接させた状態で、金具先端H3をその径方向から挿通させ、ホース取付孔13に導くことができる。
このように、ベース板6およびホース保持板7にはそれぞれ、同一側の側縁部(前縁部)6B,7Bに、同一方向(前方)に開口する切欠部11,14が設けられている。従って、ブラケット本体2は、金具先端H3と配管H2との接続部にその径方向から装着させることができる。
支持板8は、ホース保持板7と略同一の左右幅に形成されており、ホース保持板7の後縁部7Aからホース保持板7に対して略直角上向きに延長形成され、ベース板6の後縁部6Aに連結されている。本実施形態の場合、ベース板6、ホース保持板7、および支持板8は、1枚の板体によって一体的に形成されている。
押さえ板3は、ブラケット本体2のベース板6と略同一の前後幅および左右幅を有する上方視略長方形状に形成されており、ベース板6の下方位置に近接対面して配置される。即ち、押さえ板3は、ベース板6の下面側に重ね合わせた状態で配置される(以下、押さえ板3における後側の長縁部3Aを「後縁部」、前側の長縁部3Bを「前縁部」、左側の短縁部3Cを「左側縁部」、右側の短縁部3Dを「右側縁部」という)。また、押さえ板3には、ブレーキホースHに接続された配管H2を貫挿可能な開口部15と、上記配管H2を挿通可能な切欠部(第2切欠部)16と、ボルト挿通孔17とが設けられている。
開口部15は、押さえ板3と同一方向に長い上方視略長方形状の貫通孔であり、押さえ板3の前後左右間の略中央位置に設けられている。また、開口部15は、押さえ板3の前後幅より小さい前後幅、および押さえ板3の左右幅より小さい左右幅に形成されている。
切欠部16は、押さえ板3の後縁部3Aにおける左右間の中央位置に設けられ、開口部15から後縁部3Aに亘って形成されている。即ち、切欠部16は、ベース板6の切欠部11と反対方向(後方)に開口している。また、切欠部16は、ベース板6の切欠部11と同様、ブレーキホースHに接続された配管H2の外径より大きい左右幅寸法に形成されている。従って、切欠部16には、配管H2をその径方向から挿通させることができる。
このように、押さえ板3には、切欠部11が設けられたベース板6の前縁部6Bと反対側に面する側縁部(後縁部)3Aにおいて、反対方向(後方)に開口する切欠部16が設けられている。従って、押さえ板3は、金具先端H3と配管H2との接続部に対してブラケット本体2と反対側の径方向から装着させることができる。
ボルト挿通孔17は、ベース板6のボルト挿通孔12と同径の円形状の貫通孔であり、押さえ板3の前後間の略中央位置に設けられている。また、ボルト挿通孔17は、上記開口部15を挟んで左右略対称位置、即ち、押さえ板3の左右の短縁部3C,3D寄りの位置にそれぞれ設けられている。より具体的には、ボルト挿通孔17は、下方視においてホース保持板7の左右の端面よりも外側に配置されている。従って、ボルト挿通孔17に挿通されたボルト5Aに対して押さえ板3の下方からナット5Bを螺合接続させる際に、ホース保持板7が邪魔にならない。
2つのボルト挿通孔17相互間の距離は、ベース板6の2つのボルト挿通孔12相互間の距離と同一に設定されている。従って、押さえ板3をベース板6に対して適切な位置に重ね合わせることで、両ボルト挿通孔12,17相互が同軸線上に配置される。
尚、押さえ板3は、上下および左右対称に形成されており、通常の使用状態においては、切欠部16がベース板6の切欠部11と反対方向(後方)に開口する向きでブラケット本体2に取り付けられる。
中板4は、ベース板6と略同一の前後幅で且つベース板6より小さい左右幅の上方視略長方形状に形成されており、ベース板6と押さえ板3との間に介装される。また、中板4は、中板4は、ホース支持片P4と略同一の高さ寸法(厚さ)に設定されている。
また、中板4は、ベース板6の切欠部11を挟んで左右対称位置、即ち、ベース板6の左側縁部6Cおよび右側縁部6D寄りの位置にそれぞれ設けられている。より具体的には、中板4は、一方の長縁部(外側縁部)4Fをベース板6の左右の側縁部6C,6Dに沿わせるようにして配置される。このとき、2つの中板4の他方の長縁部(内側縁部)4G相互間の距離は、ホース支持片P4の左右幅と略同一に設定される。従って、上記のように中板4がベース板6と押さえ板3との間における左右側縁寄りの位置に介装されることで、ベース板6と押さえ板3との間における左右間の中央位置には、ホース支持片P4と略同一幅および高さの間隙S1が画成される。
中板4には、ボルト挿通孔18が設けられている。上記ボルト挿通孔18は、ベース板6および押さえ板3のボルト挿通孔12,17と同径の円形状の貫通孔であり、中板4の前後間の略中央位置に設けられている。従って、中板4をベース板6と押さえ板3との間の適切な位置に介装させることで、ボルト挿通孔18は、ベース板6および押さえ板3のボルト挿通孔12,17と同軸線上に配置される。
締付具5のボルト5Aは、ブラケット本体2の上方からベース板6、中板4、および押さえ板3の各ボルト挿通孔12,17,18に挿通される。一方、締付具5のナット5Bは、押さえ板3のボルト挿通孔18から突出されるボルト5Aの端部に、押さえ板3の下方から螺合接続される。これにより、ベース板6および押さえ板3相互が中板4を挟んでその重ね方向(上下方向)に締付固定される。
上記ブレーキホースブラケット1を車体Rに固定する手順について説明する。まず、図5に示すように、予めクリップJを金具先端H3から取り外し、ブレーキホースHをホース支持片P4の挿入孔P5から抜脱させておく。尚、このとき、ブレーキホースHは、金具先端H3の上端に配管H2が接続されているため、挿入孔P5への挿入方向(延長方向)にのみ所定の範囲内で移動させることができる。また、ブレーキホースブラケット1は、図3に示すように分解した状態にしておく。
そして、ブラケット本体2のベース板6をホース支持片P4の上面部に掛合させ、且つホース保持板7を金具先端H3の外周部に嵌合させるようにして、ブラケット本体2を金具先端H3と配管H2との接続部付近に掛合保持させる。
このとき、金具先端H3は、ホース保持板7のホース取付孔13にその下方側から、フランジ部H4がホース取付孔13の周縁部に当接する位置まで挿入させる。そしてこの状態で、クリップJを金具先端H3の径小部H5にホース保持板7の上面側から嵌挿させることで、ブレーキホースHがホース保持板7に抜け止め状態で支持固定される。
次に、押さえ板3をベース板6の下面部に2つの中板4を挟んで重ね合わせ、ホース支持片P4の下面側から締結具5によって締付固定させる。具体的には、ベース板6と押さえ板3との間における左右間の中央の間隙S1にホース支持片P4を配した状態で、ベース板6、中板4、および押さえ板3を、それら各ボルト挿通孔12の中心が一致するように上下に重ね合わせる。そして、上記各ボルト挿通孔12にボルト5Aを上方から貫挿させるとともに、ボルト5Aの下端部にナット5Bを螺合させる。その結果、ホース支持片P4が押さえ板3とベース板6との間隙S1にて抜け止め状態で挟持固定される。これにより、ブレーキホースHは、ホース支持片P4より下方のホース保持板7にて固定保持される。
このように、上記実施形態のブレーキホースブラケット1は、車体RにブレーキホースHを固定保持させるブレーキホースブラケットであって、ベース板6と、ベース板6に重ね合わせた状態で配置される押さえ板3と、ベース板6および押さえ板3相互を重ね方向に締付固定させる締付具5と、ベース板6から上記重ね方向に所定の距離L1離間して配置され、ブレーキホースHを固定保持可能なホース保持板7とを備え、ベース板6と押さえ板3との間において、車体Rに設けられたホース支持片P4を挟持固定可能に構成されている。
この構成によれば、ホース支持片P4から外したブレーキホースHをホース保持板7に固定保持させるとともに、ベース板6および押さえ板3にてホース支持片P4を挟持固定させることで、上記のようにホース支持片P4にブレーキホースHが取り付けられた通常状態と比較して、ブレーキホースHの固定位置を下げることができる。即ち、通常の取付位置であるホース支持片P4よりも離れた位置にてブレーキホースHを固定保持することが可能となる。これにより、車体Rに対するブレーキホースHの固定位置を容易に変更できる。
さらに、上記実施形態のブレーキホースブラケット1は、ベース板6の前縁部(一側縁部)6Bに、ブレーキホースHに接続された配管H2を挿通可能な切欠部(第1切欠部)11が設けられ、押さえ板3における上記前縁部6Bと反対側に面する側縁部6Aに、上記配管H2を挿通可能な切欠部(第2切欠部)16が設けられている。
この構成によれば、ベース板6の切欠部11に配管H2をその径方向から挿通させるとともに、押さえ板3の切欠部16に配管H2をその反対側の径方向から挿通させることができるから、ブレーキホースHから配管H2を分離させなくても、ベース板6および押さえ板3相互によってホース支持片P4を挟持固定させることができる。これにより、車体Rに対するブレーキホースHの固定位置を一層容易に変更できる。
また、上記実施形態のブレーキホースブラケット1は、ベース板6および押さえ板3相互間に介装され、それら相互間にホース支持片P4と略同一の幅および高さの間隙S1を画成させる中板4を備えている。
この構成によれば、ベース板6と押さえ板3との間の定位置にホース支持片P4を保持することができるから、走行時の振動によって配管H2や金具先端H3がホース支持片P4に接触したり、ブレーキホースブラケット1がホース支持片P4からずれたりするのも抑制できる。これにより、車体Rに対するブレーキホースHの固定位置をより適切に変更できる。
また、この構成によれば、車体Rに設けられたホース支持片P4の形状(左右幅、厚さ等)に合わせて、中板4を異なる形状(左右幅、厚さ等)のものに取り換えて用いることができるから、汎用性も格段に向上する。
尚、上記実施形態では、ホース保持板7は、ベース板6と一体形成されており、両板6,7の上下の離間距離L1が固定されたものを説明したが、ホース保持板7は、ベース板6と別体で構成され、両板体6,7の上下の離間距離L1が任意に変更可能に構成されたものとしてもよい。具体的には、ホース保持板7が支持板8に沿ってその延長方向(上下方向)に摺動可能に構成される。或いは、支持板8およびホース保持板7からなるホース支持枠部9がベース板6に対して上下方向に移動可能に構成される。このものでは、サスペンション装置PのアッパースプリングシートP2に設けられたホース支持片P2に対してホース保持板7の位置を任意に変更できるから、車体Rに対するブレーキホースHの固定位置の自由度が向上する。
また、上記実施形態では、ブラケット本体2、押さえ板3、および中板4は、全て同一の金属材料により形成されるが、何れか一つ、或いは全てが異なる素材により形成されたものとしてもよい。例えば、ブラケット本体2および押さえ板3が同一の金属材料によって形成され、中板4が上記金属材料よりも高い弾性を有する合成樹脂材料によって形成される。これにより、ホース支持片P4が変形していたり、厚さが基準と多少異なっていたりしても、ブラケット本体2および押さえ板3によって適切に挟持固定することができる。
1 ブレーキホースブラケット
2 ブラケット本体
3 押さえ板
3A 後縁部(反対側に面する側縁部)
4 中板
5 締付具
6 ベース板
6B 前縁部(一側縁部)
7 ホース保持板
11 切欠部(第1切欠部)
13 ホース取付孔
16 切欠部(第2切欠部)
H ブレーキホース
H2 配管
L1 離間距離(所定の距離)
P サスペンション装置
P4 ホース支持片
R 車体
S1 間隙

Claims (3)

  1. 車体にブレーキホースを固定保持させるブレーキホースブラケットであって、
    ベース板と、
    前記ベース板に重ね合わせた状態で配置される押さえ板と、
    前記ベース板および押さえ板相互を重ね方向に締付固定させる締付具と、
    前記ベース板から前記重ね方向に所定の距離離間して配置され、前記ブレーキホースを固定保持可能なホース保持板と、を備え、
    前記ベース板と押さえ板との間において、前記車体に設けられたホース支持片を挟持固定可能に構成された、ブレーキホースブラケット。
  2. 前記ベース板の一側縁部に、前記ブレーキホースに接続された配管を挿通可能な第1切欠部が設けられ、
    前記押さえ板における前記一側縁部と反対側に面する側縁部に、前記配管を挿通可能な第2切欠部が設けられた、請求項1に記載のブレーキホースブラケット。
  3. 前記ベース板および押さえ板相互間に介装され、それら相互間に前記ホース支持片と略同一の幅および高さの間隙を画成させる中板を備えた、請求項1または2に記載のブレーキホースブラケット。
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