JP3666173B2 - クリップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、丸穴あるいは長穴の取付穴に差し込んで取り付けるクリップに関し、詳しくは、径の異なる取付穴に共通して使用することのできるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、取付部材を被取付板などに取り付ける際には、その被取付板に取付穴を開口させる一方、取付部材をクリップの基部側に固定して、そのクリップを取付穴に差し込むことにより取り付けることが行なわれている。
この種のクリップとしては、例えば、図4に示すように形成されたものがある。このクリップ1は、車体のボディー8などにワイヤーハーネス6などを取り付けるために用いられており、弾性変形可能な矢印形状部2が板部材3に立設するように形成されている。このクリップ1は、ワイヤーハーネス6にテープ7を巻き付けて板部材3を固定した後に、車体のボディー8に開口する取付穴9に矢印形状部2を頭部から弾性変形させつつ差し込んで弾性復帰させることによって、矢印形状部2の端部に形成した係止部2aを取付穴9の縁に係合させる。これによって、ワイヤーハーネス6を車体のボディー8に固定することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のクリップにあっては、矢印形状部2の係止部2a間の距離が取付穴9のサイズ毎に対応するように、例えば、矢印形状部2を板部材3に支持する部分(支持部)4を、図5に示すように薄く形成した支持部4aとして丸穴用としたり、図6に示すように厚く形成した支持部4bとして長穴用としたりするなど、2種類以上を準備する必要がある場合がある。このため、部品管理が煩雑であるとともに、作業中には丸穴用または長穴用の何れかを選択しなければならず、形状的が似ているので間違える場合もあるという問題があった。なお、この問題は丸穴、長穴に限らず、例えば丸穴でも径の異なる取付穴に取り付ける場合には同様に問題となる。
【0004】
そこで、本発明は、取付穴の径によらずに取り付けることができるようにして、部品数の削減および作業性の向上を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、請求項1に記載の発明は、頭部から基部方向に拡開する少なくとも2つ以上の弾性変形部が、丸穴あるいは長穴の取付穴に該頭部より差し込まれたときに、弾性変形した後に弾性復帰することにより、該取付穴の縁部に該弾性変形部の端部を係合させ取り付けるクリップであって、前記基部を貫通する貫通穴の周囲に立設されて前記弾性変形部を支持する支持部を該弾性変形部毎に分割すると共に、該支持部の少なくとも基部側の間に空間を設け、前記基部にヒンジを介して回動部材を回動可能に連設し、前記回動部材に、該回動部材が回動されたときには前記貫通穴に裏面側より挿入されて前記支持部の間に介装される介装部材を設けるとともに、前記支持部の頭部側を、前記支持部の間に介装部材が介装されてないときは互いに近接した状態に形成し、前記介装部材が前記支持部の間に介装されないときは前記支持部の頭部側が互いに近接した状態で径の小さな取付穴の縁部に該弾性変形部の端部が係合するとともに、前記介装部材が前記支持部の間に介装されたときは前記介装部材により前記支持部の頭部側が互いに離隔した状態で径の大きな取付穴の縁部に該弾性変形部の端部が係合することを特徴とするものである。
【0007】
これら請求項に記載の発明では、支持部と共に弾性変形部が複数に分割され、互いの相対位置を変化させることができる。弾性変形部の頭部が空間(貫通穴の上方)側で互いに近接しているときには径の小さな取付穴(丸穴、長穴)の縁部に弾性変形部の端部を係合させ取り付けることができる。このとき、基部側の空間に形成された貫通穴から介装部材が支持部の間に介装されるときには、弾性変形部の頭部が取付前には近接している場合ではその頭部が互いに離隔される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は本発明に係るクリップの一実施形態を示す図であり、図1および図3(a)は径の小さな丸穴用として、図2および図3(b)は径の大きな長穴用として用いる場合の一例を示している。なお、取り付ける際の説明には、図4の従来技術の説明で用いた符号を流用する。
【0009】
図1において、10は弾性力を有する樹脂材料により形成されたクリップであり、クリップ10は、2つで矢印形状となる弾性変形部11a、11bが、2分割された支持部12a、12bにより各々支持されて板部材(基部)13に立設されており、板部材13の端部にはヒンジ部14を介して回動可能に回動板15が連設されている。板状材13には貫通穴16が形成されており、回動板15の端部には回動したときに弾性変形部11a、11bの裏面側から貫通穴16に挿入される突片(介装部材)17が形成されている。
【0010】
支持部12a、12bは、貫通穴16を挟んで対面するようにその貫通穴16の縁(周囲)に立設されて、各々の頭部側に弾性変形部12a、12bを連設されており、この支持部12a、12bは、貫通穴16の上方側(空間)に屈曲させて頭部側を近接させることにより弾性変形部11a、11bの頭部が互いに近接した状態となるように形成されている。したがって、このクリップ10は、回動板15を回動させることにより、図2に示すように、突片17を貫通穴16から支持部12a、12bの間に挿入して介装させることができ、このときには弾性変形部11a、11bの頭部を互いに離隔させこの状態を維持することができるようになっている。
【0011】
このため、クリップ10は、弾性変形部11a、11bの頭部が互いに近接する図1に示す形状では、図3(a)に示すように、回動板15が延長された状態(回動させない状態)の板部材13を図4に示すワイヤーハーネス6にテープ7で固定した後に、弾性変形部11a、11bを頭部から車体のボディー8の取付穴9に差し込んだときに、弾性変形部11a、11bが弾性変形しつつその端部の係止部18a、18bに達したときに弾性復帰することによって、その係止部18a、18bを取付穴9の縁に係合させることができる。これによって、クリップ10を小さな径の取付穴9に取り付けてワイヤーハーネス6を車体のボディー8に固定することができる。
【0012】
一方、クリップ10は、回動板15を回動させ支持部12a、12bの間に突片17を介装している状態にすることにより弾性変形部11a、11bの頭部が互いに離隔する図2に示す形状としたときには、図3(b)に示すように、回動板15と板部材13が重なる状態でワイヤーハーネス6にテープ7で固定した後に、以降同様に、突片17が弾性変形部11a、11bの頭部が戻って近接してしまうことを制限しつつ、弾性変形部11a、11bの端部の係止部18a、18bを取付穴9の縁に係合させることができる。これによって、クリップ10を大きな径の取付穴9に取り付けてワイヤーハーネス6を車体のボディー8に固定することができる。
【0013】
すなわち、このクリップ10は、回動板15を回動させて支持部12a、12bの間に突片17を介装させるか否かに応じて、弾性変形部11a、11bの頭部が近接または離隔する形状として、弾性変形部11a、11bの係止部18a、18bの間の距離(相対位置)を変化させ、弾性変形部11a、11bの頭部が近接しているときには径の小さな取付穴9用(例えば、丸穴用)として、また、弾性変形部11a、11bの頭部を離隔させたときには径の大きな取付穴9用(例えば、長穴用)として、用いることができる。
【0014】
このように本実施形態においては、回動板15を回動させるか否かだけで、クリップ10を例えば、丸穴用または長穴用として用いることができ、回動板15はヒンジ部14を介して板部材11に連設しているので、別々に管理する必要がない。したがって、取付穴9の径によらずに確実に取り付けることができ、部品数を削減して管理および取付時の作業性を向上させることができる。
【0015】
また、本実施形態の他の態様としては、図示は省略するが、支持部12a、12bを屈曲させずに鉛直に貫通穴16の縁に立設させて、回動板15を回動させ突片17を支持部12a、12bの間に介装しない状態でも弾性変形部11a、11bの頭部が互いに離隔するように形成してもよい。この場合には、回動板15を回動させずに支持部12a、12bの間に突片17を介装させない状態で、径の小さな取付穴9に差し込んだときには、弾性変形部11a、11bと共に支持部12a、12bも弾性変形して、図3(a)に示す状態で係止部18a、18bが取付穴9の縁に係合する。一方、回動板15を回動させ支持部12a、12bの間に突片17を介装さたときには、上述した実施形態と同様に、図3(b)に示す状態で係止部18a、18bが取付穴9の縁に係合する。このように構成することによっても上述した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0016】
なお、本実施形態では、弾性変形部および支持部を2分割した一例を説明したが、3分割以上してもよいことは云うまでもない。
また、他の態様の場合には、貫通穴および介装部材などを設けずに弾性変形部および支持部の弾性力により取付穴の縁に係合させて取り付けるようにしてもよい。但し、この場合には、十分な強度が得られないので、大きな強度が不要な箇所で利用することができる。
【0017】
【発明の効果】
請求項に記載の発明によれば、支持部と共に弾性変形部を複数に分割して互いの相対位置を変化させることができるので、弾性変形部の頭部が互いに近接する状態では径の小さな取付穴に取り付けることができる。このとき、小さな取付穴には、弾性変形部の頭部が取付前に近接するものではそのまま取り付けることができる。一方、大きな取付穴には、弾性変形部の頭部が取付前に近接するものでは介装部材を支持部の間に介装することにより離隔させて取り付けることもできる。この介装部材は、ヒンジ部を介して基部に連設しているので、別々に管理する必要がない。したがって、取付穴の径によらずに確実に取り付けることができ、部品数を削減して管理および取付時の作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクリップの一実施形態を示す図であり、(a)はその正面図、(b)はその上面図、(c)はその斜視図である。
【図2】その径の大きな取付穴への適用を説明する図であり、(a)はその準備途中の斜視図、(b)はその取付前の斜視図である。
【図3】その取付時の状態を示す図であり、(a)は径の小さな取付穴に取り付けたときの一部断面側面図、(b)は径の大きな取付穴に取り付けたときの一部断面側面図である。
【図4】その従来例を説明する図であり、(a)はその使用方法を示す斜視図、(b)はその一部断面正面図である。
【図5】その径の小さな取付穴用の従来例を説明する図であり、(a)はその正面図、(b)はその上面図である。
【図6】その径の大きな取付穴用の従来例を説明する図であり、(a)はその正面図、(b)はその上面図である。
【符号の説明】
10 クリップ
11a、11b 弾性変形部
12a、12b 支持部
13 板部材(基部)
14 ヒンジ部
15 回動板(回動部材)
16 貫通穴
17 突片(介装部材)

Claims (1)

  1. 頭部から基部方向に拡開する少なくとも2つ以上の弾性変形部が、丸穴あるいは長穴の取付穴に該頭部より差し込まれたときに、弾性変形した後に弾性復帰することにより、該取付穴の縁部に該弾性変形部の端部を係合させ取り付けるクリップであって、
    前記基部を貫通する貫通穴の周囲に立設されて前記弾性変形部を支持する支持部を該弾性変形部毎に分割すると共に、該支持部の少なくとも基部側の間に空間を設け、
    前記基部にヒンジを介して回動部材を回動可能に連設し、
    前記回動部材に、該回動部材が回動されたときには前記貫通穴に裏面側より挿入されて前記支持部の間に介装される介装部材を設けるとともに、前記支持部の頭部側を、前記支持部の間に介装部材が介装されてないときは互いに近接した状態に形成し、
    前記介装部材が前記支持部の間に介装されないときは前記支持部の頭部側が互いに近接した状態で径の小さな取付穴の縁部に該弾性変形部の端部が係合するとともに、前記介装部材が前記支持部の間に介装されたときは前記介装部材により前記支持部の頭部側が互いに離隔した状態で径の大きな取付穴の縁部に該弾性変形部の端部が係合することを特徴とするクリップ。
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