JP2607529Y2 - 電線束保持具 - Google Patents

電線束保持具

Info

Publication number
JP2607529Y2
JP2607529Y2 JP1993013124U JP1312493U JP2607529Y2 JP 2607529 Y2 JP2607529 Y2 JP 2607529Y2 JP 1993013124 U JP1993013124 U JP 1993013124U JP 1312493 U JP1312493 U JP 1312493U JP 2607529 Y2 JP2607529 Y2 JP 2607529Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire bundle
protrusion
holder
lid
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993013124U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0667981U (ja
Inventor
哲也 小原
智義 大貫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Piolax Inc
Original Assignee
Piolax Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Piolax Inc filed Critical Piolax Inc
Priority to JP1993013124U priority Critical patent/JP2607529Y2/ja
Publication of JPH0667981U publication Critical patent/JPH0667981U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2607529Y2 publication Critical patent/JP2607529Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電線束保持具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電線保持具の例としては、実開平
1−133587号あるいは、実開平3−36509号
に開示されたものがある。図5は、実開平1−1335
87号において開示された実施例を示し、図6は実開平
3−36509号において開示された実施例を示してい
る。図5では、電線1を下部からバネ片2により弾性的
に支持するとともに、上部から突起部3により電線1を
強制的に中央部で曲げることにより固定している。ま
た、図6に示すものでも電線1を突起4により中央部で
強制的に曲げることにより固定している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに電線1の移動、ずれを防止するために、突起部3も
しくは突起4により一方向から強制的に曲げることによ
り固定する手段においては、電線1を配置して保持具の
蓋をロックする際に、強制的に曲げられた電線1からの
反発力が大きく、ロックするためには大きな荷重や長い
ロックストロークが必要となり、作業性の点で問題を有
していた 考案は、かかる従来の課題を解決しうる電
線束保持具を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案においては、2本以上の電線の外周に樹脂被
覆を施した電線束の保持具であって、ベース部と、蓋部
と、前記ベース部と蓋部とを連結するヒンジ部と、前記
ベース部の電線束載置面の長手方向両端部に形成される
一対の立上り部と、当該一対の立上り部の各先端に設け
られる第1掛止部と、前記蓋部の長手方向両端部に形成
されて前記各第1掛止部に係脱可能に係合する一対の第
2掛止部とを備え、前記ベース部の電線束載置面には第
1突起が形成され、前記蓋部には、保持具を閉じた状態
で前記電線束載置面と対向する電線束押え面に第2突起
が形成され、前記第1突起と第2突起とは、前記各電線
が当該第1突起と第2突起とによって長手方向に曲げら
れることが無く真直に近い状態で保持されるように前記
電線束の長手方向の同一位置に於いて設けられ、前記蓋
部には、第2突起の両側に存する一対のスリットを介し
て蓋部本体とは分離された中央部が形成されており、前
記電線束の電線の径に対応して、第2突起を含む蓋部の
中央部が弾性的に膨出変形可能とされ、保持具を閉じた
状態で前記第1突起と第2突起の各々の突出した頂部
は、互いに所定間隔を保持していることを特徴とするも
のである。
【0005】
【0006】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例を図面により説
明する。図1乃至図4は本考案の一実施例を示すもので
あり、図中10は本実施例に係る電線束保持具である。
本実施例の電線束保持具10は、図1に示すように2本
以上の電線11(本実施例では2本)の外周をビニール
チューブ12で巻いた電線束13用の保持具である。電
線束保持具10は、ベース部14と蓋部15と、前記ベ
ース部14と蓋部15とを連結するヒンジ部16と、係
止部17とから概略構成されている。
【0007】ベース部14には、前記電線束13の載置
面18が設けられ、該電線束載置面18は、自身が電線
束を載置させる電線載置部として形成されている一方、
その中央部には突出する電線束載置部としての第1突起
19が形成されている。一方、前記蓋部15には、組付
け時に前記電線束載置面18と対向するように設定され
た電線束押え面20に第2突起21が形成されており、
さらに、第2突起21の両側には長手方向に一対のスリ
ット22、22が形成されており、前記電線束13の電
線11の径に対応して、第2突起21を含む蓋部15の
中央部15aが弾性的に膨出変形可能とされている。
【0008】また、ベース部14の電線束載置面18の
長手方向両端部近傍には所定高さの一対の立上り部2
3、23が突出形成され、この一対の立上り部23、2
3の間の内寸法が、前記電線束13の幅寸法に対応して
設定されている。さらに、電線束載置面18の長手方向
端部から一対の立上り部23にかけて、各々電線束13
の幅方向両端部の曲面に対応した形状の保持片24、2
4が一体に突出形成されている。
【0009】また、一対の立上り部23の上端には、外
方に向けて各々爪状の第1掛止部25、25が形成され
ており、これに対応して蓋部15の長手方向の両端部に
も、第1掛止部25、25と係合しうる爪状の第2掛止
部26a,26bが形成されている。
【0010】前記係止部17は、ベース部14の電線束
載置面18とは反対面から一体に突出形成された断面錨
形状のものであり、一対の弾性脚27、27が、図示し
ない車体等に形成された取付孔に嵌合、係止しうるよう
になっており、係止部17の上部に突出形成された一対
の弾性翼片28、28と協働して、前記取付孔に固定可
能とされている。
【0011】上述した如く構成された本実施例におい
て、電線束13を保持させるにあたっては、図2に示す
蓋部15の開状態で、電線束載置面18に電線束13を
載置した後、薄肉のヒンジ部16を内側に折り曲げる態
様で、ベース部14と蓋部15とを重ね合わせれば、一
対の第1掛止部25、25とこれに対応する第2掛止部
26a,26bが係合して内部に電線束13を抱持した
状態で蓋部15がロックされた閉状態となる。
【0012】この際、図3に示すように、電線束13は
第1突起19と第2突起21とにより上下から均等な力
で押圧されて、一対の電線11、11の中間部分を拘持
されているため、上記従来例のように、電線11が強制
的に曲げられた状態で保持具がロックされることがな
い。よって、大きなロック荷重を必要とせずに、横ずれ
等を防いで、確実に電線束13を保持しうる。
【0013】また、電線束載置面18の長手方向両端部
には、一対の保持片24が形成されているため、電線束
13の横ずれをさらに有効に防止しうる。さらに、前記
蓋部15には、第2突起21の両側に一対のスリット2
2が形成されているため、図4に示すように電線束13
の電線11の径が大きい場合には、これに対応して、第
2突起21を含む蓋部15の中央部15aが、外部方向
に所定寸法分弾性的に膨出変形可能であるため、1個の
保持具10で複数種の電線径の変化に対応することがで
きる。
【0014】また、ベース部14と蓋部15の幅方向
(上記長手方向と直交する方向)の寸法は、第1突起1
9及び第2突起21と一対のスリット22が形成しうる
幅だけあればよいため、従来例に比較して保持具10の
幅寸法を格段に小さくして、コンパクトなものにするこ
とができる。
【0015】なお、本考案は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、係止部17と弾性翼片28は、電
線束13を車体パネル等に固定する必要がないときには
省略することができる等、本考案の要旨を逸脱しない範
囲内で種々の変形例が可能なことは言うまでもない。
【0016】
【考案の効果】本考案は上述した如く構成されており、
以下の効果を奏し得る。 (1)各電線が突起によって長手方向に曲げられること
が無く真直に近い状態で保持されるため、大きなロック
荷重や、長いロックストロークを必要とせず、組付作業
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る電線束保持具の構成を
示す説明図である。
【図2】電線束保持具の開状態での断面図である。
【図3】電線束保持具の閉状態の態様を示す説明図であ
る。
【図4】電線束保持具の閉状態での他の態様を示す説明
図である。
【図5】従来の電線保持具例を示す説明図である。
【図6】従来の電線保持具例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 電線束保持具 11 電線 12 ビニールチューブ 13 電線束 14 ベース部 15 蓋部 16 ヒンジ部 17 係止部 18 電線束載置面 19 第1突起 20 電線束押え面 21 第2突起 22 スリット 23 立上り部 24 保持片 25 第1掛止部 26a,26b 第2掛止部 27 弾性脚 28 弾性翼片
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−187382(JP,U) 実開 昭48−105098(JP,U) 実開 昭58−19179(JP,U) 実開 昭57−30480(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 3/12 F16L 3/08

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2本以上の電線の外周に樹脂被覆を施した
    電線束の保持具であって、ベース部と、蓋部と、前記ベ
    ース部と蓋部とを連結するヒンジ部と、前記ベース部の
    電線束載置面の長手方向両端部に形成される一対の立上
    り部と、当該一対の立上り部の各先端に設けられる第1
    掛止部と、前記蓋部の長手方向両端部に形成されて前記
    各第1掛止部に係脱可能に係合する一対の第2掛止部と
    を備え、前記ベース部の電線束載置面には第1突起が形
    成され、前記蓋部には、保持具を閉じた状態で前記電線
    束載置面と対向する電線束押え面に第2突起が形成さ
    れ、前記第1突起と第2突起とは、前記各電線が当該第
    1突起と第2突起とによって長手方向に曲げられること
    が無く真直に近い状態で保持されるように前記電線束の
    長手方向の同一位置に於いて設けられ、前記蓋部には、
    第2突起の両側に存する一対のスリットを介して蓋部本
    体とは分離された中央部が形成されており、前記電線束
    の電線の径に対応して、第2突起を含む蓋部の中央部が
    弾性的に膨出変形可能とされ、保持具を閉じた状態で前
    記第1突起と第2突起の各々の突出した頂部は、互いに
    所定間隔を保持していることを特徴とする電線束保持
    具。
JP1993013124U 1993-02-26 1993-02-26 電線束保持具 Expired - Fee Related JP2607529Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993013124U JP2607529Y2 (ja) 1993-02-26 1993-02-26 電線束保持具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993013124U JP2607529Y2 (ja) 1993-02-26 1993-02-26 電線束保持具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0667981U JPH0667981U (ja) 1994-09-22
JP2607529Y2 true JP2607529Y2 (ja) 2001-11-12

Family

ID=11824416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993013124U Expired - Fee Related JP2607529Y2 (ja) 1993-02-26 1993-02-26 電線束保持具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2607529Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4641386B2 (ja) * 2004-05-21 2011-03-02 未来工業株式会社 配線材・配管材用配設具
JP7036411B2 (ja) * 2017-04-06 2022-03-15 株式会社北電子 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0667981U (ja) 1994-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3346315B2 (ja) ワイヤハーネス固定用クリップ
JPH0329941Y2 (ja)
US7297874B2 (en) Fixture for long member
US5362018A (en) Reversible clip for wiring harness
JP2607529Y2 (ja) 電線束保持具
US5730401A (en) Clip
JP2607530Y2 (ja) 電線束保持具
JPH07193949A (ja) 電線固定具
JP4169167B2 (ja) パイプクリップ
JPH10336859A (ja) ワイヤーハーネス取付構造
JPH0537623Y2 (ja)
JPH1118257A (ja) ワイヤハーネス保持具
KR200258040Y1 (ko) 이중 밴드케이블을 갖는 와이어 하네스 고정클립
JP2001056070A (ja) ブラケット係止用クランプ
JP2528478Y2 (ja) 電線保護具
JP2528532Y2 (ja) クランプ装置
JP2002036915A (ja) インストルメントパネルのワイヤーハーネス固定構造
KR200147739Y1 (ko) 클립
JPH0218390Y2 (ja)
JPH0736532U (ja) 電線固定治具
JPH1169575A (ja) ワイヤハーネス用クリップ
JPH0649928Y2 (ja) クリップ
JP2587417Y2 (ja) マイクロホンの防振支持具
JP2574966Y2 (ja) バンドクランプ
JPH11336715A (ja) ケーブル用クランプ構造

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees