JP2587417Y2 - マイクロホンの防振支持具 - Google Patents

マイクロホンの防振支持具

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JP2587417Y2
JP2587417Y2 JP1992084694U JP8469492U JP2587417Y2 JP 2587417 Y2 JP2587417 Y2 JP 2587417Y2 JP 1992084694 U JP1992084694 U JP 1992084694U JP 8469492 U JP8469492 U JP 8469492U JP 2587417 Y2 JP2587417 Y2 JP 2587417Y2
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芳夫 菊地
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Audio Technica KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えばマイクスタン
ドや吊り下げ金具等にマイクロホンを固定するための装
置に関し、特に詳しく言うと、マイクロホンに伝達され
る外部振動を最小限に抑えて支持することが可能なマイ
クロホンの防振支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロホンには、例えば着衣にピンや
クリップなどによって直接取り付けて使用するもの、マ
イクスタンドや吊り下げ金具等に固定して使用するもの
がある。このうち着衣に直接取り付けるものでは、取り
付けている個所が柔らかいところなので、外部からの高
音域の振動の伝達はほとんどないが、スタンドや吊り下
げ金具に固定するものでは剛体を介して支持するため、
どうしても外部からの高音域の振動の伝達を防ぐことが
できない。そこで、一般に防振性を有する支持具を使用
することになる。
【0003】この防振性を有する支持具としては、マイ
クロホンを保持する部分、防振機能を持たせた部分、こ
の防振機能および/またはマイクロホンを保持する部分
を支える部分の3つの部分から構成されるものが多く、
この場合、マイクロホンを保持する部分は、洗濯挾みの
ような挾持構造を有するものやゴムやバネの力で保持す
るようになったものが多い。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前述の保持
する部分に洗濯挾みのような挾持構造のものを使用した
ものでは、防振機能を持たせた部分を洗濯挾み様の挾持
部分とは別にゴムやバネ等によって構成する必要があ
り、当然構成部品が多くなり、組立の工数も増えてしま
う。これに対し、ゴムやバネ等によって保持するもので
は、保持する部分が防振機能を有することになって部品
点数も少なく、組立工数も減るが、マイクロホンを取り
付ける際、少なくともマイクロホンの把持部を保持でき
るように保持するゴムやバネを押し広げる必要がある。
しかし、このように押し広げると、無理な力が加わる場
合も多く、無理な力が加わると、力が加わった部分から
破損することがある。また、破損しないまでも当該部分
が劣化し、保持力を弱めさせる原因にもなる。
【0005】この考案は、このような従来技術の実情に
鑑みてなされたもので、その目的は、簡単な構成で、確
実にマイクロホンを支持することができる防振機能を有
するマイクロホンの支持具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この考案のマイクロホンの防振支持具は、少なくと
もマイクロホンの把持部分が挿通できるだけの径の挿通
孔を有し、弾性を有する材料によって形成された筒状の
保持部材と、この保持部材の外周に沿って設けられ、保
持部材の挿通孔の径が縮まる方向に弾性付勢するととも
にその外周部に弾性付勢力に抗して径を広げるための操
作部が突設された弾性挾持部材と、保持部材を挿通する
ための貫通孔が軸方向中央部に、操作部を露出させるた
めの操作用開口部が側面にそれぞれ形成され、保持部材
と弾性挾持部材を貫通孔内に収納する筒状のケース部と
を備えていることを特徴としている。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、操作部によって弾性挾持
部材を弾性付勢力に抗して広げることによって保持部材
の挿通孔の内径が広がる。この状態でマイクロホンの把
持部分を挿入孔に挿入し、次いで弾性挾持部材を初期状
態に戻し、保持部材を介して弾性挾持部材によって把持
部分を弾性的に挾持させて支持する。
【0008】
【実施例】以下、この考案を図面に示す一実施例につい
て説明する。
【0009】この実施例に係る支持具1は、図3の分解
斜視図からわかるように保持部材2と、弾性挾持部材3
と、ケース部材4とから構成されている。
【0010】保持部材2は、図2の断面図からもわかる
ように両端にフランジ状に巻き上がった取付縁5を有
し、弾性を有するゴム材によって大略円筒状に形成され
ている。この保持部材2の取付縁5間の部分にあたる円
筒部6は保持対象となるマイクロホンの把持部7の外径
より若干大径に設定された挿通孔8を有し、外周には段
差9が所定の間隔をもって形成されている。また、取付
縁5の末端には図2からわかるようなケース部4への取
付用係合縁10が設けられている。
【0011】弾性挾持部材3は、線状のバネ材を二重の
リング状に曲げて形成したもので、第1のリング部11
の末端と第2のリング部12の末端にはそれぞれ操作部
としての指掛部11aおよび12aが突設され、第1お
よび第2のリング部11,12をつなぐ連結部13にも
同様の指掛部13aが突設されている。この弾性挾持部
材3の第1および第2のリング部11,12は無負荷状
態で保持部材2の円筒部6の外径よりも小径になるよう
に、さらには、保持部材2を介してマイクロホンの把持
部7の外周部を充分に弾性的に挾持できるような径に設
定されている。そして、リング11,12の間隔は、段
差9の端面に沿ってリング部11,12がそれぞれ取り
付けられるような寸法に設定されている。これによって
弾性挾持部材3を保持部材2の外周部に取り付けたとき
に弾性挾持部材3の位置が段部9の端面部分にちょうど
嵌まるような形になる。
【0012】ケース部材4は円筒状の支持部14と支持
部14の端面から垂直な方向に突出した他の部材への取
付部15とで構成されており、支持部14には指掛部1
1a,12a,13aが露出できるような開口、すなわ
ち、操作用開口部16が開設され、端面には取付用係合
縁10が係合できるような溝部17が設けられている。
また、支持部14の貫通孔18の内径は、保持部材2が
充分に挿通できる寸法に設定されている。
【0013】このように構成された保持部材2、弾性挾
持部材3、およびケース部材4は図1の組み込んだ状態
を示す斜視図および図2からわかるように、保持部材2
の円筒部6に弾性挾持部材3を装着した状態で、指掛部
11a,12a,13aが操作用開口部16から露出し
てケース部材4の外部から弾性挾持部材3を操作できる
ようにして組み込まれる。この際、保持部材2の取付縁
5を開いて支持部14の端部に外側から嵌まるようにす
ることによって取付用係合縁10が溝部17に係合し、
支持部14の貫通孔18の内面を安定した状態で覆うこ
とができるようになっている。
【0014】この状態で、保持部材2の挿通孔8の内径
は、前述のようにマイクロホンの把持部7の外径よりも
大きくなるようになっているが、弾性挾持部材3が装着
されている部分は把持部7の外径よりも小さくなってい
る。そこで、マイクロホンを装着する場合には、操作用
開口部16から露出した指掛部11a,12a,13a
に指を掛けて内側に押圧して弾性挾持部材3の内径を拡
大し、マイクロホンの把持部7が挿通可能な状態にす
る。その後、この状態で挿通孔8にマイクロホンの把持
部7を適当な深さまで挿通させて指掛部11a,12
a,13aの力を抜くと、弾性挾持部材3の弾性力によ
って保持部材2を介して把持部7を締め付け、マイクロ
ホンを支持することができる。このとき、保持部材2は
取付縁5によってケース部材4と一体になっており、こ
れによって確実にマイクロホンはケース部材4に支持さ
れ、同時に、保持部材2の弾性によって充分に外部振動
から遮断された状態になっている。また、マイクロホン
を取り外すときには、指掛部11a,12a,13aを
指で押圧すると前述のように弾性挾持部材3が開くの
で、把持部7を挾持する力がなくなり、これによって簡
単に抜くことができる。
【0015】なお、弾性挾持部材3として弾性を有する
線材を使用しているが、帯状の板材を環状に曲げて形成
してもよく、この場合は、板材の両端部に立上り部を設
け、さらに一方の端部の中央部に溝もしくは孔を開け、
他方の端部を溝もしくは孔に挿入し、立上り部を介して
操作するように構成することもできる。
【0016】
【考案の効果】これまでの説明で明らかなように、上述
のように構成されたこの考案によれば、筒状の保持部材
と弾性挾持部材そして筒状のケース部の3つの部材から
なる簡単な構造で、確実にマイクロホンを支持すること
ができ、その際、マイクロホンとの接触部は全面にわた
って弾性を有する保持部材が当接するので、きわめて良
好な防振性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る支持具の全体の構成
を示す斜視図である。
【図2】この実施例に係る支持具の使用状態を示す断面
図である。
【図3】この実施例に係る支持具の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 支持具 2 保持部材 3 弾性挾持部材 4 ケース部材 5 取付縁 6 円筒部 7 マイクロホンの把持部 8 挿通孔 9 段差 10 取付用係合縁 11 第1のリング部 12 第2のリング部 13 連結部 11a,12a,13a 指掛部 14 支持部 15 取付部 16 操作用開口部 17 溝部 18 貫通孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロホンの把持部分を振動の伝達を
    最小限に抑えて支持するマイクロホンの防振支持具にお
    いて、少なくとも前記マイクロホンの前記把持部分が挿
    通できるだけの径の挿通孔を有し、弾性を有する材料に
    よって形成された筒状の保持部材と、この保持部材の外
    周に沿って設けられ、前記保持部材の前記挿通孔の径が
    縮まる方向に弾性付勢するとともにその外周部に弾性付
    勢力に抗して前記径を広げるための操作部が突設された
    弾性挾持部材と、前記保持部材を挿通するための貫通孔
    が軸方向中央部に、前記操作部を露出させるための操作
    用開口部が側面にそれぞれ形成され、前記保持部材と前
    記弾性挾持部材を前記貫通孔内に収納する筒状のケース
    部とを備え、このケース部の外部から前記操作部を操作
    することによって前記弾性挾持部材を操作して前記マイ
    クロホンの前記把持部分の支持、支持解除を行うことを
    特徴とするマイクロホンの防振支持具。
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