JPH11336715A - ケーブル用クランプ構造 - Google Patents
ケーブル用クランプ構造Info
- Publication number
- JPH11336715A JPH11336715A JP14338298A JP14338298A JPH11336715A JP H11336715 A JPH11336715 A JP H11336715A JP 14338298 A JP14338298 A JP 14338298A JP 14338298 A JP14338298 A JP 14338298A JP H11336715 A JPH11336715 A JP H11336715A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clamp
- cable
- mounting
- accelerator cable
- coil spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Clamps And Clips (AREA)
- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ケーブルをその配索経路に沿った複数箇所で
クランプにより複数の支持部材に支持するための構造に
おいて、ケーブルとその支持部材との間の相対変位を吸
収することを目的とする。 【解決手段】 クランプ1を、配管2に取り付けられる
取付部材6と、アクセルケーブル5を保持する保持部材
3と、取付部材6と保持部材3とを相対変位可能に連結
する連結部材7とで構成した。 【効果】 複数の支持部材の間で相対変位や公差による
位置ずれが発生しても、その変位やずれはクランプ1の
連結部材7によって吸収されるため、アクセルケーブル
5に過度の応力が発生することが防止される。
クランプにより複数の支持部材に支持するための構造に
おいて、ケーブルとその支持部材との間の相対変位を吸
収することを目的とする。 【解決手段】 クランプ1を、配管2に取り付けられる
取付部材6と、アクセルケーブル5を保持する保持部材
3と、取付部材6と保持部材3とを相対変位可能に連結
する連結部材7とで構成した。 【効果】 複数の支持部材の間で相対変位や公差による
位置ずれが発生しても、その変位やずれはクランプ1の
連結部材7によって吸収されるため、アクセルケーブル
5に過度の応力が発生することが防止される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル用クラン
プ構造に関するものである。
プ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8には、自動車のエンジンルームr内
におけるアクセルケーブルaの配索経路を示し、アクセ
ルケーブルaは7箇所において夫々第1〜第7のクラン
プc1〜c7により所定の配索経路を保つように順に支
持されている。即ち、アクセルケーブルaは、第1クラ
ンプc1及び第4クランプc4によりエンジンeに支持
され、第3クランプc3、第6クランプc6及び第7ク
ランプc7によりボディbに支持され、第2クランプc
2及び第5クランプc5によりエンジンeへの配管dに
支持されている。
におけるアクセルケーブルaの配索経路を示し、アクセ
ルケーブルaは7箇所において夫々第1〜第7のクラン
プc1〜c7により所定の配索経路を保つように順に支
持されている。即ち、アクセルケーブルaは、第1クラ
ンプc1及び第4クランプc4によりエンジンeに支持
され、第3クランプc3、第6クランプc6及び第7ク
ランプc7によりボディbに支持され、第2クランプc
2及び第5クランプc5によりエンジンeへの配管dに
支持されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】エンジンルームr内に
おいては、エンジンe自体や走行時の振動によりエンジ
ンeとボディbが相対変位し、また、エンジンeとボデ
ィbとの配置についても寸法公差や組付け公差が存在す
るのである。ところが、上記従来のクランプは、アクセ
ルケーブルaとエンジンe又はアクセルケーブルaとボ
ディbとを一定の位置関係に固定する構造となってい
た。そのため、例えば、第2クランプc2と第4クラン
プc4の間において、第3クランプc3が振動により変
動したり、初期の取付けの際に第3クランプc3による
配索方向が第2クランプc2及び第4クランプc4によ
る配索方向に対してずれたりすることがあり、アクセル
ケーブルaに過度の応力が発生する原因となっていた。
本願発明は上記事情に鑑みて創案され、ケーブルとその
支持部材との間の相対変位を吸収することを目的として
いる。
おいては、エンジンe自体や走行時の振動によりエンジ
ンeとボディbが相対変位し、また、エンジンeとボデ
ィbとの配置についても寸法公差や組付け公差が存在す
るのである。ところが、上記従来のクランプは、アクセ
ルケーブルaとエンジンe又はアクセルケーブルaとボ
ディbとを一定の位置関係に固定する構造となってい
た。そのため、例えば、第2クランプc2と第4クラン
プc4の間において、第3クランプc3が振動により変
動したり、初期の取付けの際に第3クランプc3による
配索方向が第2クランプc2及び第4クランプc4によ
る配索方向に対してずれたりすることがあり、アクセル
ケーブルaに過度の応力が発生する原因となっていた。
本願発明は上記事情に鑑みて創案され、ケーブルとその
支持部材との間の相対変位を吸収することを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ケー
ブルを、その配索経路に沿った複数箇所でクランプによ
り複数の支持部材に支持するための構造であり、前記ク
ランプが、前記支持部材側に取り付けられる取付部材
と、前記ケーブルを保持する保持部材と、前記取付部材
と前記保持部材とを相対変位可能に連結する連結部材と
から構成されているところに特徴を有する。請求項2の
発明は、請求項1の発明において、前記連結部材が圧縮
コイルバネによって構成されているところに特徴を有す
る。
ブルを、その配索経路に沿った複数箇所でクランプによ
り複数の支持部材に支持するための構造であり、前記ク
ランプが、前記支持部材側に取り付けられる取付部材
と、前記ケーブルを保持する保持部材と、前記取付部材
と前記保持部材とを相対変位可能に連結する連結部材と
から構成されているところに特徴を有する。請求項2の
発明は、請求項1の発明において、前記連結部材が圧縮
コイルバネによって構成されているところに特徴を有す
る。
【0005】請求項3の発明は、請求項2において、前
記圧縮コイルバネにゴムカバーを外嵌し、そのゴムカバ
ーの両端を前記取付部材と前記保持部材に固着した構成
とした。
記圧縮コイルバネにゴムカバーを外嵌し、そのゴムカバ
ーの両端を前記取付部材と前記保持部材に固着した構成
とした。
【0006】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>複数の支持
部材の間で相対変位や公差による位置ずれが発生して
も、その変位やずれは、クランプの連結部材によって吸
収されるため、ケーブルに過度の応力が発生することが
防止される。
部材の間で相対変位や公差による位置ずれが発生して
も、その変位やずれは、クランプの連結部材によって吸
収されるため、ケーブルに過度の応力が発生することが
防止される。
【0007】<請求項2の発明>連結部材として伸縮及
び曲げ撓み可能な圧縮コイルバネを用いたので、相対変
位や位置ズレを効果的に吸収することができる。<請求
項3の発明>圧縮コイルバネが伸縮撓みした場合、その
振動はゴムカバーによって減衰され、ダンパ効果が発揮
される。ダンパ手段としてゴムカバーを用いたので、安
価で済む。
び曲げ撓み可能な圧縮コイルバネを用いたので、相対変
位や位置ズレを効果的に吸収することができる。<請求
項3の発明>圧縮コイルバネが伸縮撓みした場合、その
振動はゴムカバーによって減衰され、ダンパ効果が発揮
される。ダンパ手段としてゴムカバーを用いたので、安
価で済む。
【0008】
【発明の実施の形態】<実施形態1>以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図3を参照して説明す
る。本実施形態は上記従来の技術において説明した第2
及び第5クランプに適用したものであり、アクセルケー
ブルを他の配管に支持するようにしたクランプ構造であ
る。
体化した実施形態1を図1乃至図3を参照して説明す
る。本実施形態は上記従来の技術において説明した第2
及び第5クランプに適用したものであり、アクセルケー
ブルを他の配管に支持するようにしたクランプ構造であ
る。
【0009】クランプ1は支持部材である配管2に取付
けられる取付部材3と、アクセルケーブル5を保持する
保持部材6と、これらを互いに連結する連結部材7とで
構成されている。取付部材3及び保持部材6はともに合
成樹脂からなり、本実施形態ではこれらは同一構造をな
している。取付部材3(保持部材6)は、アクセルケーブ
ル5(配管2)に嵌合する嵌合部8に結合部10が連成さ
れている。嵌合部8は円筒の一部が軸方向に切り欠かれ
て開口8aが形成されているとともに、この開口のそれ
ぞれの縁部に、外方に向けて互いにテーパ状に拡がる案
内片8b、8bが形成されている。一方、結合部10は
嵌合部8に連成された円筒に、奥部の内周に内向きの鍔
10aが形成されているとともに、外周面に係止突起1
0bが突設されている。
けられる取付部材3と、アクセルケーブル5を保持する
保持部材6と、これらを互いに連結する連結部材7とで
構成されている。取付部材3及び保持部材6はともに合
成樹脂からなり、本実施形態ではこれらは同一構造をな
している。取付部材3(保持部材6)は、アクセルケーブ
ル5(配管2)に嵌合する嵌合部8に結合部10が連成さ
れている。嵌合部8は円筒の一部が軸方向に切り欠かれ
て開口8aが形成されているとともに、この開口のそれ
ぞれの縁部に、外方に向けて互いにテーパ状に拡がる案
内片8b、8bが形成されている。一方、結合部10は
嵌合部8に連成された円筒に、奥部の内周に内向きの鍔
10aが形成されているとともに、外周面に係止突起1
0bが突設されている。
【0010】連結部材7は、圧縮コイルバネ9とゴムカ
バー12とで構成されている。圧縮コイルバネ9はばね
鋼線を螺旋巻きしてなる適度な弾性を有するものであ
り、その両端部をそれぞれ取付部材3及び保持部材6の
結合部10に略緊密に嵌挿することで取付部材3と保持
部材6とが互いに連結されている。圧縮コイルバネ9の
両端部は、それぞれの端末部を、結合部10の鍔10a
を乗り越えさせ、隣接する素線同士で鍔10aを両側か
ら挟み付けることで脱抜不能に取付けられている。ま
た、ゴムカバー12は合成ゴムにより円筒形に形成され
て適度な弾力を有するものであり、それぞれの両端付近
に、結合部10の上記係止突起10bに嵌合可能な係合
孔12aが形成されている。このゴムカバー12は両端
部をそれぞれ結合部10に略緊密に外嵌し、各係合孔1
2aを係止突起10bに嵌合することで脱抜不能に取付
けられている。
バー12とで構成されている。圧縮コイルバネ9はばね
鋼線を螺旋巻きしてなる適度な弾性を有するものであ
り、その両端部をそれぞれ取付部材3及び保持部材6の
結合部10に略緊密に嵌挿することで取付部材3と保持
部材6とが互いに連結されている。圧縮コイルバネ9の
両端部は、それぞれの端末部を、結合部10の鍔10a
を乗り越えさせ、隣接する素線同士で鍔10aを両側か
ら挟み付けることで脱抜不能に取付けられている。ま
た、ゴムカバー12は合成ゴムにより円筒形に形成され
て適度な弾力を有するものであり、それぞれの両端付近
に、結合部10の上記係止突起10bに嵌合可能な係合
孔12aが形成されている。このゴムカバー12は両端
部をそれぞれ結合部10に略緊密に外嵌し、各係合孔1
2aを係止突起10bに嵌合することで脱抜不能に取付
けられている。
【0011】上記構成になるクランプ1は、取付部材3
を配管2に取付けるとともに保持部材6をアクセルケー
ブル5に取付けることによってアクセルケーブル5を配
管2に支持させるものである。ここで、取付部材3及び
保持部材6の取付けの際には、これらの嵌合部8の両案
内片8b、8bをアクセルケーブル5(配管2)に押し付
けると、嵌合部8の開口部8aが弾力に抗して押し拡げ
られることで嵌合部8がアクセルケーブル5(配管2)に
嵌合し、その弾性復元力によって図1に示すように嵌着
される。
を配管2に取付けるとともに保持部材6をアクセルケー
ブル5に取付けることによってアクセルケーブル5を配
管2に支持させるものである。ここで、取付部材3及び
保持部材6の取付けの際には、これらの嵌合部8の両案
内片8b、8bをアクセルケーブル5(配管2)に押し付
けると、嵌合部8の開口部8aが弾力に抗して押し拡げ
られることで嵌合部8がアクセルケーブル5(配管2)に
嵌合し、その弾性復元力によって図1に示すように嵌着
される。
【0012】クランプ1によって互いに連結されたアク
セルケーブル5と配管2とは、連結部材7を構成する圧
縮コイルバネ9により互いに3軸方向(三次元方向)の
相対動が許容されているため、エンジン振動や走行時に
発生する振動による相対変位や公差による位置ずれが発
生しても、その変位やずれが吸収され、アクセルケーブ
ル5に過度の応力が発生するのが防止される。また、本
実施形態では圧縮コイルバネ9の回りにゴムカバー12
が外装されているため、圧縮コイルバネ9が伸縮撓みし
た場合、その振動はゴムカバー12によって減衰され、
ダンパ効果が発揮される。なお、取付部材3及び保持部
材6のそれぞれの嵌合部8の径は、被嵌着ケーブルの径
に応じて適宜変更すればよい。
セルケーブル5と配管2とは、連結部材7を構成する圧
縮コイルバネ9により互いに3軸方向(三次元方向)の
相対動が許容されているため、エンジン振動や走行時に
発生する振動による相対変位や公差による位置ずれが発
生しても、その変位やずれが吸収され、アクセルケーブ
ル5に過度の応力が発生するのが防止される。また、本
実施形態では圧縮コイルバネ9の回りにゴムカバー12
が外装されているため、圧縮コイルバネ9が伸縮撓みし
た場合、その振動はゴムカバー12によって減衰され、
ダンパ効果が発揮される。なお、取付部材3及び保持部
材6のそれぞれの嵌合部8の径は、被嵌着ケーブルの径
に応じて適宜変更すればよい。
【0013】<実施形態2>次に、本発明を具体化した
実施形態2を図4及び図5を参照して説明する。本実施
形態2は上記従来の技術において説明した第3及び第6
クランプに適用したものである。アクセルケーブルをボ
ディに直接支持するようにしたクランプ構造であり、取
付部材を上記実施形態1とは異なる構成としたものであ
る。その他の構成については上記実施形態1と同じであ
るため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、
作用及び効果の説明は省略する。クランプ11の取付部
材23は、圧縮コイルバネ9の端部に外嵌された結合部
10に当接板24と易屈曲部25が連成されている。易
屈曲部25は先窄まりのテーパ形状をなし、また、易屈
曲部25と当接板24との間には所定の隙間が形成され
ている。そして、取付部材23の易屈曲部25を支持部
材であるボディの取付板26の取付孔26aに押し込む
と、易屈曲部25が偏平に弾性変形することで取付孔2
6aを挿通し、易屈曲部25と当接板24との隙間に取
付板26が嵌合する。これにより取付部材23がボディ
の取付板26に取付けられる。
実施形態2を図4及び図5を参照して説明する。本実施
形態2は上記従来の技術において説明した第3及び第6
クランプに適用したものである。アクセルケーブルをボ
ディに直接支持するようにしたクランプ構造であり、取
付部材を上記実施形態1とは異なる構成としたものであ
る。その他の構成については上記実施形態1と同じであ
るため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、
作用及び効果の説明は省略する。クランプ11の取付部
材23は、圧縮コイルバネ9の端部に外嵌された結合部
10に当接板24と易屈曲部25が連成されている。易
屈曲部25は先窄まりのテーパ形状をなし、また、易屈
曲部25と当接板24との間には所定の隙間が形成され
ている。そして、取付部材23の易屈曲部25を支持部
材であるボディの取付板26の取付孔26aに押し込む
と、易屈曲部25が偏平に弾性変形することで取付孔2
6aを挿通し、易屈曲部25と当接板24との隙間に取
付板26が嵌合する。これにより取付部材23がボディ
の取付板26に取付けられる。
【0014】上記構成になるクランプ11は、その取付
部材23をボディの取付板26に取付けるとともに保持
部材6をアクセルケーブル5に取付けることによってア
クセルケーブル5を取付板26に支持させるものであ
る。クランプ11によって取付板26に支持されたアク
セルケーブル5は、連結部材7を構成する圧縮コイルバ
ネ9により3軸方向の相対動が許容されているため、エ
ンジン振動や走行時に発生する振動による相対変位や公
差による位置ずれが発生しても、その変位やずれが吸収
され、アクセルケーブル5に過度の応力が発生するのが
防止される。
部材23をボディの取付板26に取付けるとともに保持
部材6をアクセルケーブル5に取付けることによってア
クセルケーブル5を取付板26に支持させるものであ
る。クランプ11によって取付板26に支持されたアク
セルケーブル5は、連結部材7を構成する圧縮コイルバ
ネ9により3軸方向の相対動が許容されているため、エ
ンジン振動や走行時に発生する振動による相対変位や公
差による位置ずれが発生しても、その変位やずれが吸収
され、アクセルケーブル5に過度の応力が発生するのが
防止される。
【0015】<実施形態3>次に、本発明を具体化した
実施形態3を図6及び図7を参照して説明する。本実施
形態3は、連結部材を上記実施形態1とは異なる構成と
したものである。その他の構成については上記実施形態
1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を
付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。本実施形
態は実施形態1と同様、上記従来の技術において説明し
た第2及び第5クランプに適用したものであり、アクセ
ルケーブルを他の配管に支持するようにしたクランプ構
造である。
実施形態3を図6及び図7を参照して説明する。本実施
形態3は、連結部材を上記実施形態1とは異なる構成と
したものである。その他の構成については上記実施形態
1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を
付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。本実施形
態は実施形態1と同様、上記従来の技術において説明し
た第2及び第5クランプに適用したものであり、アクセ
ルケーブルを他の配管に支持するようにしたクランプ構
造である。
【0016】クランプ21の取付部材13及び保持部材
16は、それぞれの嵌合部8に連成された結合部18の
基部に縮径段部18aが周設されている。そして、連結
部材17は合成ゴムからなる適度な弾性を有する丸棒の
両端部に、取付部材13及び保持部材16のそれぞれの
結合部18が略緊密に嵌合する嵌合孔17aが凹設され
ている。また、各嵌合孔17aの開口縁にはそれぞれ内
向きの鍔17bが形成されている。この連結部材17は
それぞれの嵌合孔17aを取付部材13及び保持部材1
6の結合部18にそれぞれ外嵌し、両端の各鍔17aを
それぞれ縮径段部18aに係止させて取付けられてい
る。取付部材13及び保持部材16の各結合部18には
ロックピン20の通し孔が形成されており、これに整合
して連結部材17に形成された通し孔にロックピン20
を通し、両端部20aを折曲することで、連結部材17
が取付部材13及び保持部材16に対して脱抜不能に取
付けられている。
16は、それぞれの嵌合部8に連成された結合部18の
基部に縮径段部18aが周設されている。そして、連結
部材17は合成ゴムからなる適度な弾性を有する丸棒の
両端部に、取付部材13及び保持部材16のそれぞれの
結合部18が略緊密に嵌合する嵌合孔17aが凹設され
ている。また、各嵌合孔17aの開口縁にはそれぞれ内
向きの鍔17bが形成されている。この連結部材17は
それぞれの嵌合孔17aを取付部材13及び保持部材1
6の結合部18にそれぞれ外嵌し、両端の各鍔17aを
それぞれ縮径段部18aに係止させて取付けられてい
る。取付部材13及び保持部材16の各結合部18には
ロックピン20の通し孔が形成されており、これに整合
して連結部材17に形成された通し孔にロックピン20
を通し、両端部20aを折曲することで、連結部材17
が取付部材13及び保持部材16に対して脱抜不能に取
付けられている。
【0017】本実施形態のクランプ21は上記構成にな
り、クランプ21によって互いに連結されたアクセルケ
ーブル5と配管2とは、連結部材17により互いに3軸
方向(三次元方向)の相対動が許容されるため、実施形
態1と同様、エンジン振動や走行時に発生する振動によ
る相対変位や公差による位置ずれが発生しても、その変
位やずれが吸収され、アクセルケーブル5に過度の応力
が発生するのが防止される。なお、本実施形態のクラン
プ21は比較的振動の小さい部位でのクランプに適して
いる。また、連結部材17のゴム硬度を適宜に選択、設
定することにより振動吸収率を所望の値に設定すること
ができる。さらに、連結部材17は実施形態1のタイプ
と異なり所望形状に成形することができるため、ケーブ
ル配索経路におけるクランプ位置設定の自由度が高い利
点がある。
り、クランプ21によって互いに連結されたアクセルケ
ーブル5と配管2とは、連結部材17により互いに3軸
方向(三次元方向)の相対動が許容されるため、実施形
態1と同様、エンジン振動や走行時に発生する振動によ
る相対変位や公差による位置ずれが発生しても、その変
位やずれが吸収され、アクセルケーブル5に過度の応力
が発生するのが防止される。なお、本実施形態のクラン
プ21は比較的振動の小さい部位でのクランプに適して
いる。また、連結部材17のゴム硬度を適宜に選択、設
定することにより振動吸収率を所望の値に設定すること
ができる。さらに、連結部材17は実施形態1のタイプ
と異なり所望形状に成形することができるため、ケーブ
ル配索経路におけるクランプ位置設定の自由度が高い利
点がある。
【0018】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では連結部材として圧縮コイルバネ
や弾性部材を用いたが、本発明によれば、シリンダ等の
伸縮可能な部材等としてもよい。 (2)上記実施形態では自動車のエンジンルーム内のア
クセルケーブルを支持する場合について説明したが、本
発明は、アクセルケーブル以外のケーブルを支持する場
合にも適用することができる。
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では連結部材として圧縮コイルバネ
や弾性部材を用いたが、本発明によれば、シリンダ等の
伸縮可能な部材等としてもよい。 (2)上記実施形態では自動車のエンジンルーム内のア
クセルケーブルを支持する場合について説明したが、本
発明は、アクセルケーブル以外のケーブルを支持する場
合にも適用することができる。
【0019】(3)上記実施形態では本発明構造を第
3、第5及び第6クランプに適用したが、本発明によれ
ば、これらの以外のクランプにも適用することができ
る。
3、第5及び第6クランプに適用したが、本発明によれ
ば、これらの以外のクランプにも適用することができ
る。
【図1】実施形態1に係るクランプの側面図
【図2】実施形態1に係るクランプの分解斜視図
【図3】実施形態1に係るクランプの一部切欠拡大断面
図
図
【図4】実施形態2に係るクランプの側面図
【図5】実施形態2に係るクランプの一部切欠拡大断面
図
図
【図6】実施形態3に係るクランプの側面図
【図7】実施形態3に係るクランプの一部切欠拡大断面
図
図
【図8】アクセルケーブルの従来の配索状態を示す平面
図
図
1…クランプ 2…配管(支持部材) 3…取付部材 5…アクセルケーブル 6…保持部材 7…連結部材 9…圧縮コイルバネ 11…クランプ 12…ゴムカバー 13…取付部材 16…保持部材 17…連結部材 21…クランプ 23…取付部材 26…取付板(支持部材)
Claims (3)
- 【請求項1】 ケーブルを、その配索経路に沿った複数
箇所でクランプにより複数の支持部材に支持するための
構造であり、 前記クランプが、前記支持部材側に取り付けられる取付
部材と、前記ケーブルを保持する保持部材と、前記取付
部材と前記保持部材とを相対変位可能に連結する連結部
材とから構成されていることを特徴とするケーブル用ク
ランプ構造。 - 【請求項2】 前記連結部材が圧縮コイルバネによって
構成されていることを特徴とする請求項1記載のケーブ
ル用クランプ構造。 - 【請求項3】 請求項2において、前記圧縮コイルバネ
にゴムカバーを外嵌し、そのゴムカバーの両端を前記取
付部材と前記保持部材に固着したことを特徴とするケー
ブル用クランプ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14338298A JPH11336715A (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | ケーブル用クランプ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14338298A JPH11336715A (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | ケーブル用クランプ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11336715A true JPH11336715A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15337483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14338298A Pending JPH11336715A (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | ケーブル用クランプ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11336715A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011056159A (ja) * | 2009-09-14 | 2011-03-24 | Ncc:Kk | ステッキ |
WO2013021222A1 (en) * | 2011-08-08 | 2013-02-14 | Kertesz Tamas | Sports equipment |
JP2017530304A (ja) * | 2014-06-13 | 2017-10-12 | シーメンス アクティエンゲゼルシャフト | 減衰要素として金属製ワイヤマットを有している接続クリップ |
-
1998
- 1998-05-25 JP JP14338298A patent/JPH11336715A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011056159A (ja) * | 2009-09-14 | 2011-03-24 | Ncc:Kk | ステッキ |
WO2013021222A1 (en) * | 2011-08-08 | 2013-02-14 | Kertesz Tamas | Sports equipment |
JP2017530304A (ja) * | 2014-06-13 | 2017-10-12 | シーメンス アクティエンゲゼルシャフト | 減衰要素として金属製ワイヤマットを有している接続クリップ |
US10132429B2 (en) | 2014-06-13 | 2018-11-20 | Siemens Aktiengesellschaft | Connecting clip having a metal wire mat as a damping element |
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