JPH0737844U - チェックバルブの回止め装置 - Google Patents
チェックバルブの回止め装置Info
- Publication number
- JPH0737844U JPH0737844U JP7377193U JP7377193U JPH0737844U JP H0737844 U JPH0737844 U JP H0737844U JP 7377193 U JP7377193 U JP 7377193U JP 7377193 U JP7377193 U JP 7377193U JP H0737844 U JPH0737844 U JP H0737844U
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- Japan
- Prior art keywords
- check valve
- shell
- grommet
- mounting hole
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- Pending
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- Valve Housings (AREA)
- Check Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 チェックバルブ1に、該チェックバルブの軸
線を中心としてその周囲に複数の放射状の係合溝4bを
形成してある。ブラケット9の基部は取付けボルト8を
介してシェル5に固定してあり、該ブラケットの先端部
に係合溝4bに係合する回止め突起10cを設けてい
る。その他の手段として、シェルに正多角形の取付け穴
を穿設し、チェックバルブのボデイおよびグロメットを
上記取付け穴の形状に対応した断面正多角形としてもよ
い。また、上記取付け穴の周囲に凹凸面を、また上記チ
ェックバルブにおけるシェルの外面に対向する当接部に
凹凸面を、さらに上記当接部とシェルの外面との間に介
在されるグロメットのフランジ部に凹凸面をそれぞれ形
成し、それらを係合させてもよい。 【効果】 チェックバルブの向きを自由な方向に向けた
状態で回止めすることができる。
線を中心としてその周囲に複数の放射状の係合溝4bを
形成してある。ブラケット9の基部は取付けボルト8を
介してシェル5に固定してあり、該ブラケットの先端部
に係合溝4bに係合する回止め突起10cを設けてい
る。その他の手段として、シェルに正多角形の取付け穴
を穿設し、チェックバルブのボデイおよびグロメットを
上記取付け穴の形状に対応した断面正多角形としてもよ
い。また、上記取付け穴の周囲に凹凸面を、また上記チ
ェックバルブにおけるシェルの外面に対向する当接部に
凹凸面を、さらに上記当接部とシェルの外面との間に介
在されるグロメットのフランジ部に凹凸面をそれぞれ形
成し、それらを係合させてもよい。 【効果】 チェックバルブの向きを自由な方向に向けた
状態で回止めすることができる。
Description
【0001】
本考案は、自動車のブレーキ等に用いられる倍力装置のシェルに取付けられる チェックバルブに関し、より詳しくは、チェックバルブが倍力装置のシェルに対 して回転するのを阻止するチェックバルブの回止め装置に関する。
【0002】
従来、倍力装置のシェルに取付け穴を穿設するとともに、この取付け穴にグロ メットを介してチェックバルブを装着することが知られている。チェックバルブ の圧力導入管がチェックバルブの軸線上でその軸方向に伸びている場合には格別 にチェックバルブに回止めを施す必要はないが、圧力導入管がL字形に屈曲して いる場合等にはその屈曲方向が常に一定となるように該チェックバルブをシェル に固定する必要がある。 このため従来は、上記チェックバルブにピンを立設するとともに、ブラケット の基部を倍力装置のシェルに固定し、かつ該ブラケットの先端部に係合穴を穿設 して該係合穴を上記チェックバルブのピンに係合させることにより、チェックバ ルブが倍力装置のシェルに対して回転するのを防止している(実開昭54−13 4887号公報)。
【0003】
しかしながら上記構成では、ブラケットの係合穴とチェックバルブのピンとの 位置により上記圧力導入管の向きが一義的に定まってしまうため、圧力導入管の 向きを異なる方向とするにはその向きに応じたブラケットを多数用意しなければ ならなかった。 本考案はそのような事情に鑑み、ブラケットを多数用意しなくても圧力導入管 の向きをより自由に変更することができるチェックバルブの回止め装置を提供す るものである。
【0004】
すなわち本考案の第1の構成は、上記チェックバルブに、該チェックバルブの 軸線を中心としてその周囲に複数の放射状の係合溝を形成し、かつ基部を上記シ ェルに固定したブラケットの先端部に、上記係合溝に係合する回止め突起を設け たものである。 また本考案の第2の構成は、上記シェルに正多角形の取付け穴を穿設するとと もに、上記チェックバルブのボデイおよびグロメットを上記取付け穴の形状に対 応した断面正多角形とし、かつ上記チェックバルブのボデイをグロメットを介し て取付け穴に装着したものである。 さらに本考案の第3の構成は、上記シェルに穿設した取付け穴の周囲に凹凸面 を形成するとともに、上記チェックバルブにおけるシェルの外面に対向する当接 部に凹凸面を形成し、さらに上記当接部とシェルの外面との間に介在されるグロ メットのフランジ部に凹凸面を形成し、かつ上記チェックバルブのボデイをグロ メットを介して取付け穴に装着して、シェルの凹凸面とグロメットの凹凸面およ びグロメットの凹凸面と当接部に凹凸面とをそれぞれ係合させたものである。
【0005】
上記第1の構成によれば、上記係合溝はチェックバルブの軸線を中心としてそ の周囲に放射状に形成されているので、この係合部とブラケットの先端部の回止 め突起との係合位置を変えることにより、チェックバルブの向きを、したがって 圧力導入管の向きを自由に変更することができる。 また上記第2の構成によれば、上記シェルに正多角形の取付け穴を穿設すると ともに、上記チェックバルブのボデイおよびグロメットを上記取付け穴の形状に 対応した断面正多角形としているので、チェックバルブの向きを必要な方向に向 けた状態で、該チェックバルブのボデイをグロメットを介して取付け穴に装着す れば、その向きの状態で該チェックバルブをシェルに固定することができる。 さらに上記第3の構成によれば、チェックバルブの向きを必要な方向に向けた 状態で該チェックバルブのボデイをグロメットを介して取付け穴に装着すれば、 シェルの凹凸面とグロメットの凹凸面およびグロメットの凹凸面と当接部に凹凸 面とをそれぞれ係合するので、その向きの状態で該チェックバルブをシェルに固 定することができる。
【0006】
以下図示実施例について本考案を説明すると、図1において、チェックバルブ 1は円筒状のボデイ2を備えており、このボデイ2の両端部にそれぞれ該ボデイ 2よりも大径のプレート3、4を取付け、倍力装置のシェル5内に挿入される内 側のプレート3の外周部を抜止め部3aとし、シェル5の外側となるプレート4 の外周部を、シェル5の外面に対する当接部4aとしている。 上記各プレート3、4の中央部には図示しない貫通穴をそれぞれ穿設してあり 、外側のプレート4の貫通穴にL字形に屈曲させた圧力導入管6を接続している 。また上記ボデイ2内には、図示しないが、チェックバルブを構成する弁体や弁 座、或いは通常は弁体を弁座に着座させておくばねを設けている。 上記シェル5には上記抜止め部3aの外径よりも所要量だけ大径の取付け穴5 aを穿設してあり、この取付け穴5aにゴム製のグロメット7を介して気密を保 ってチェックバルブ1を取付けることができるようにしている。このグロメット 7は、円筒状の本体部7aと、この本体部7aの外側端部に一体に形成した大径 のフランジ部7bとを備えている。 上記シェル5には複数本の取付けボルト8を気密を保って固定してあり、この 取付けボルト8によって図示しないマスターシリンダをシェル5に取付けること ができるようにしている。そして取付けボルト8のいずれかに、上記マスターシ リンダを取付ける際に同時に、回止め手段9を構成するブラケット10の基部を 固定することができるようにしている。 上記ブラケット10は概略三角形状に形成してあり、その基部に上記取付けボ ルト8を貫通させるための貫通穴10aを形成している。また、先端部には圧力 導入管6との干渉を避けるために円弧状の凹部10bを形成し、かつ該凹部10 bの両側位置に下方に突出する回止め突起10cを設けている。他方、上記チェ ックバルブ1を構成する外側プレート4の表面には該チェックバルブ1の軸線を 中心として、つまり上記圧力導入管6を中心として放射状に多数の係合溝4bを 形成し、上記回止め突起10cを係合溝4bに係合させることにより、チェック バルブ1がシェル5に対して回転するのを阻止できるようにしている。 また上記ブラケット10の両側に下方に突出する係合突起10dを設けてあり 、この一対の係合突起10dの間に上記外側プレート4を挟み込むことにより、 ブラケット10を取付けボルト8に締付ける際に、該ブラケット10が取付けボ ルト8を中心として回転することがないようにしている。 以上の構成によれば、予め圧力導入管6を所定の方向に向けた状態で、シェル 5の取付け穴5aにグロメット7を介してチェックバルブ1を取付ければ、該チ ェックバルブ1は上記抜止め部3aによってシェル5から脱落するのが防止され る。 そして次に、取付けボルト8によってマスターシリンダをシェル5に取付ける 際には、ブラケット10の基部の貫通穴10a内に上記取付けボルト8を貫通さ せるとともに、一対の係合突起10dの間に上記外側プレート4を挟み込ませ、 さらに回止め突起10cを係合溝4bに係合させた状態で図示しないナットを締 付けて、ブラケット10を取付けボルト8に固定する。 この際、係合突起10dがプレート4に当接しているので、ナットを締付けた 際にブラケット10が取付けボルト8を中心として回転することがなく、またブ ラケット10が取付けボルト8に固定された状態では回止め突起10cが係合溝 4bに係合しているので、チェックバルブ1がシェル5に対して回転することが ない。 図2は本考案の他の実施例を示したもので、本実施例ではシェル15の取付け 穴15aを例えば六角形等の正多角形に形成し、それに対応させてチェックバル ブ11のボデイ12、プレート13およびグロメット17の本体部17aを正多 角形に形成している。 本実施例によれば、チェックバルブ11を構成する圧力導入管16の向きを6 0度毎に異ならせてシェル15に取付けることができ、またチェックバルブ11 は上記プレート13の外周の抜止め部13aによってシェル15から脱落するの が防止されるようになる。 図3は本考案のさらに他の実施例を示したもので、本実施例ではシェル25の 取付け穴25aを円形としているが、その周囲を凹凸面25bとしている。また 、グロメット27のフランジ部27bの表裏面にそれぞれ凹凸面27cを形成し 、さらにチェックバルブ21のプレート24の裏面すなわちシェル25の上記凹 凸面25bに対向する当接部24aに図示しない凹凸面を形成している。 したがって本実施例によれば、圧力導入管26を適宜の方向に向けた状態でチ ェックバルブ21をシェル15に取付ければ、該チェックバルブ21はプレート 23の外周の抜止め部23aによってシェル25から脱落するのが防止され、か つシェル25の凹凸面25bとグロメット27のフランジ部27bの凹凸面との 係合、および該フランジ部27bの凹凸面27cとチェックバルブ21の当接部 24aの凹凸面との係合により、チェックバルブ21がシェル25に対して回転 することが防止される。
【0007】
以上のように、本考案によれば、従来に比較してチェックバルブの向きを自由 な方向に向けた状態で回止めすることができるという効果が得られる。
【図1】本考案の第1実施例を示す斜視図。
【図2】本考案の第2実施例を示す斜視図。
【図3】本考案の第3実施例を示す斜視図。
1、11、21…チェックバルブ 2、12…ボ
デイ 4a、24a…当接部 4b…係合溝 5、15、25…シェル 5a、15
a、25a…取付け穴 7、17、27…グロメット 7b、27b
…フランジ部 10…ブラケット 10c…回止
め突起 25b、27c…凹凸面
デイ 4a、24a…当接部 4b…係合溝 5、15、25…シェル 5a、15
a、25a…取付け穴 7、17、27…グロメット 7b、27b
…フランジ部 10…ブラケット 10c…回止
め突起 25b、27c…凹凸面
Claims (3)
- 【請求項1】 チェックバルブが倍力装置のシェルに対
して回転するのを阻止するチェックバルブの回止め装置
において、 上記チェックバルブに、該チェックバルブの軸線を中心
としてその周囲に複数の放射状の係合溝を形成し、かつ
基部を上記シェルに固定したブラケットの先端部に、上
記係合溝に係合する回止め突起を設けたことを特徴とす
るチェックバルブの回止め装置。 - 【請求項2】 チェックバルブが倍力装置のシェルに対
して回転するのを阻止するチェックバルブの回止め装置
において、 上記シェルに正多角形の取付け穴を穿設するとともに、
上記チェックバルブのボデイおよびグロメットを上記取
付け穴の形状に対応した断面正多角形とし、かつ上記チ
ェックバルブのボデイをグロメットを介して取付け穴に
装着したことを特徴とするチェックバルブの回止め装
置。 - 【請求項3】 チェックバルブが倍力装置のシェルに対
して回転するのを阻止するチェックバルブの回止め装置
において、 上記シェルに穿設した取付け穴の周囲に凹凸面を形成す
るとともに、上記チェックバルブにおけるシェルの外面
に対向する当接部に凹凸面を形成し、さらに上記当接部
とシェルの外面との間に介在されるグロメットのフラン
ジ部に凹凸面を形成し、かつ上記チェックバルブのボデ
イをグロメットを介して取付け穴に装着して、シェルの
凹凸面とグロメットの凹凸面およびグロメットの凹凸面
と当接部に凹凸面とをそれぞれ係合させたことを特徴と
するチェックバルブの回止め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7377193U JPH0737844U (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | チェックバルブの回止め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7377193U JPH0737844U (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | チェックバルブの回止め装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0737844U true JPH0737844U (ja) | 1995-07-14 |
Family
ID=13527815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7377193U Pending JPH0737844U (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | チェックバルブの回止め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0737844U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100890142B1 (ko) * | 2007-10-23 | 2009-03-20 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 부스터 |
KR100984972B1 (ko) * | 2004-10-21 | 2010-10-04 | 주식회사 만도 | 유압식 동력조향장치의 유체흐름방향 제어용 체크 밸브 |
JP2010241372A (ja) * | 2009-04-09 | 2010-10-28 | Fuji Heavy Ind Ltd | 気圧式倍力装置 |
JP2020142597A (ja) * | 2019-03-05 | 2020-09-10 | ボッシュ株式会社 | 倍力装置組立体 |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP7377193U patent/JPH0737844U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100984972B1 (ko) * | 2004-10-21 | 2010-10-04 | 주식회사 만도 | 유압식 동력조향장치의 유체흐름방향 제어용 체크 밸브 |
KR100890142B1 (ko) * | 2007-10-23 | 2009-03-20 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 부스터 |
JP2010241372A (ja) * | 2009-04-09 | 2010-10-28 | Fuji Heavy Ind Ltd | 気圧式倍力装置 |
JP2020142597A (ja) * | 2019-03-05 | 2020-09-10 | ボッシュ株式会社 | 倍力装置組立体 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990707 |