JPH0566350U - 重ね板ばね - Google Patents
重ね板ばねInfo
- Publication number
- JPH0566350U JPH0566350U JP650892U JP650892U JPH0566350U JP H0566350 U JPH0566350 U JP H0566350U JP 650892 U JP650892 U JP 650892U JP 650892 U JP650892 U JP 650892U JP H0566350 U JPH0566350 U JP H0566350U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silencer
- leaf
- plate
- spring
- leaf spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 手間を著しくかけず、低コストでばね特性を
変更することができる重ね板ばねの提供。 【構成】 重ね板ばねAは、目玉部11を有するメイン
リーフ1と、このメインリーフ1にセンタボルト2で締
結されるとともに、センタボルト2をはさんで対峙する
様に、三組のサイレンサ取付け穴を穿設したヘルパリー
フ3と、クリップ4と、サイレンサ取付け穴の一組みに
配設されるゴムサイレンサ5とで構成される。
変更することができる重ね板ばねの提供。 【構成】 重ね板ばねAは、目玉部11を有するメイン
リーフ1と、このメインリーフ1にセンタボルト2で締
結されるとともに、センタボルト2をはさんで対峙する
様に、三組のサイレンサ取付け穴を穿設したヘルパリー
フ3と、クリップ4と、サイレンサ取付け穴の一組みに
配設されるゴムサイレンサ5とで構成される。
Description
【0001】
本考案は、主に、自動車に使用する重ね板ばねに関する。
【0002】
従来より、両端に目玉部を有する親板と、この親板に、センタボルトで締結さ れる子板と、該子板のサイレンサ取付け穴に取り付けられるサイレンサと、親板 と子板とを係合するクリップとを有する重ね板ばねが知られている。この板ばね は、サイレンサが親板に接触しない低荷重範囲では荷重により撓み量が大きく変 化し、サイレンサが親板に接触する高荷重範囲では荷重の増加により撓み量が小 さく変化する。
【0003】
しかしながら、上記従来の重ね板ばねは、乗り心地を変えたい等の理由で、ば ね特性(非線形)を変更したい場合は、センタボルトを外して子板を取り替える (長さ、厚み、材質等を異なるものにする)必要があり手間や費用がかかる。 本考案の目的は、手間を著しくかけず、低コストでばね特性を変更することが できる重ね板ばねの提供にある。
【0004】
上記課題を解決する為、本考案は、両端に荷重支持のための目玉部を形成した 親板と、この親板にセンタボルトで締結されるとともに、該センタボルトを対峙 する様にサイレンサ取付け穴を穿設した子板と、前記サイレンサ取付け穴に取り 付けられる1対のサイレンサとを備えた重ね板ばねにおいて、前記サイレンサ取 付け穴を、前記子板に二組以上形成した構成を採用した。
【0005】
子板に二組以上の1対のサイレンサ取付け穴を設け、任意にサイレンサを取り 付けることが出来る構成としたので、自動車に重ね板ばねを組み付けた状態で、 サイレンサの取り付け位置を任意に変えて、親板と子板との接触位置を変更させ 、重ね板ばねの非線形ばね特性を選択的に変更することができる。
【0006】
自動車の乗り心地を変えたい時や、積載時の変化(車高等)に対応させる時、 自動車に重ね板ばねを組み付けた状態で、単にサイレンサの取り付け位置を任意 に変更するだけで、手間やコストをかけず、所定の非線形ばね特性を選択的に得 ることができる。
【0007】
本考案の一実施例を図1〜図3に基づいて説明する。 図に示すように、重ね板ばねAは、両端に荷重支持のための目玉部11を形成 したメインリーフ1と、このメインリーフ1にセンタボルト2で締結されるとと もに、センタボルト2をはさんで対峙する様に、サイレンサ取付け穴311、3 12、313およびサイレンサ取付け穴321、322、323(各穴の直径は 10mm)を穿設したヘルパリーフ3と、メインリーフ1とヘルパリーフ3とを 係合するクリップ4と、ゴムサイレンサ5とで構成される。
【0008】 メインリーフ1(ばね鋼鋼材製)は、長さ1300mm(展開時)、幅70m m、厚さ8mmの大きさ(一例)を呈し、目玉部11(上巻き目玉)に、ゴムブ シュ(図示せず)を装入してシャシ側部材(図示せず)に装着される。尚、略中 央にはセンタボルト2を通すボルト穴33が穿設されている。
【0009】 センタボルト2(炭素鋼製)は、ナット22とともに、メインリーフ1とヘル パリーフ3とを締結している。尚、リーフ間にはセンタスペーサ21(樹脂板ま たは軟鋼板)を挟み込んでいる。
【0010】 ヘルパリーフ3(ばね鋼鋼材製)は、メインリーフ1より長さが短い(幅と厚 みはメインリーフ1と同じ)子板である。このヘルパリーフ3にもセンタボルト 2を通すボルト穴33が略中央に穿設されている。
【0011】 クリップ4は、リバウンド時のメインリーフ1の保護、およびリーフの横ずれ 防止の為のものであり、胴41、ボルト42、リベット43を備える。
【0012】 ゴムサイレンサ5は、金属製ボルト51の頭部511に半球状のゴム52を固 着してなり、図では、サイレンサ取付け穴313、323に配設されている。こ のゴムサイレンサ5は、サイレンサ取付け穴313、323の他、サイレンサ取 付け穴312、322、およびサイレンサ取付け穴311、321に選択的に装 着される。尚、図3に示す様に、ゴムサイレンサ5をサイレンサ取付け穴313 、323に配設した場合、高荷重範囲におけるばね特性は実線lに示す様である が、サイレンサ取付け穴312、322に配設するとばね特性は破線mに示す様 に変化し、サイレンサ取付け穴311、321に配設するとばね特性は破線hに 示す様に変化する。
【0013】 以下、重ね板ばねAの利点を述べる。 (ア)高荷重範囲での、荷重の増加に対する撓み量を大きくしたい場合は、図2 に示す様に、ゴムサイレンサ5をサイレンサ取付け穴313、323に配設すれ ば良く、また、荷重の増加に対する撓み量を小さくしたい場合は、ゴムサイレン サ5をサイレンサ取付け穴311、321に配設すれば良い。この様に、ゴムサ イレンサ5の配設位置を変えるだけでばね特性を自在に変更することができる。 (イ)サイレンサ取付け穴を増やす(サイレンサ取付け穴312、322、31 1、321)だけであるので製造コストの上昇は極僅かである。また、取付け穴 の増加によるヘルパリーフ3の強度の低下も極僅かである。
【0014】 本考案は、上記実施例以外につぎの実施態様を含む。 a.親板、子板は、同じ長さまたは異なる長さのばね板を複数枚積層して構成し ても良い。また、親板、子板の長さ、幅、厚みは任意で良い(但し、子板の長さ は親板の長さより短い事)。 b.子板に形成するサイレンサ取付け穴の組み数は、二組以上であれば任意で良 い。 c.クリップ4の個数や配設位置は任意で良い。 d.目玉部の形状は、上巻き目玉以外に、下巻き目玉、ベルリン形目玉等であっ ても良い。
【図1】本考案の一実施例に係る重ね板ばねの横面図で
ある。
ある。
【図2】その重ね板ばねに使用するヘルパリーフの構造
説明図である。
説明図である。
【図3】その重ね板ばねのばね特性を示すグラフであ
る。
る。
A 重ね板ばね 1 メインリーフ(親板) 2 センタボルト 3 ヘルパリーフ(子板) 5 ゴムサイレンサ(サイレンサ) 11 目玉部 311、312、313、321、322、323 サ
イレンサ取付け穴
イレンサ取付け穴
Claims (1)
- 【請求項1】 両端に荷重支持のための目玉部を形成し
た親板と、 この親板にセンタボルトで締結されるとともに、該セン
タボルトを対峙する様にサイレンサ取付け穴を穿設した
子板と、 前記サイレンサ取付け穴に取り付けられる1対のサイレ
ンサとを備えた重ね板ばねにおいて、 前記サイレンサ取付け穴を、前記子板に二組以上形成し
たことを特徴とする重ね板ばね。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP650892U JPH0566350U (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | 重ね板ばね |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP650892U JPH0566350U (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | 重ね板ばね |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0566350U true JPH0566350U (ja) | 1993-09-03 |
Family
ID=11640370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP650892U Pending JPH0566350U (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | 重ね板ばね |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0566350U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009174198A (ja) * | 2008-01-24 | 2009-08-06 | Kozo Keikaku Engineering Inc | 制振装置、制振構造、及び制振パネル |
JP2016065565A (ja) * | 2014-09-24 | 2016-04-28 | カヤバ システム マシナリー株式会社 | 制振装置 |
KR20170030963A (ko) * | 2015-09-10 | 2017-03-20 | 현대자동차주식회사 | 차량용 리프 스프링 |
-
1992
- 1992-02-18 JP JP650892U patent/JPH0566350U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009174198A (ja) * | 2008-01-24 | 2009-08-06 | Kozo Keikaku Engineering Inc | 制振装置、制振構造、及び制振パネル |
JP2016065565A (ja) * | 2014-09-24 | 2016-04-28 | カヤバ システム マシナリー株式会社 | 制振装置 |
KR20170030963A (ko) * | 2015-09-10 | 2017-03-20 | 현대자동차주식회사 | 차량용 리프 스프링 |
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