JPH041109Y2 - - Google Patents

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JPH041109Y2
JPH041109Y2 JP1985111758U JP11175885U JPH041109Y2 JP H041109 Y2 JPH041109 Y2 JP H041109Y2 JP 1985111758 U JP1985111758 U JP 1985111758U JP 11175885 U JP11175885 U JP 11175885U JP H041109 Y2 JPH041109 Y2 JP H041109Y2
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spout
container
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opening
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JP1985111758U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、液体注出容器に係り、特に比重の異
なる液体の混合物を収容する液体注出容器に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、サラダドレツシング等、比重の異なる液
体を収容した液体注出容器は、筒部の上下端開口
部をそれぞれ天板と底板で閉塞し、その天板の中
央には注入口と注出口を兼ねる口頸部を設けたも
のが一般的である。
このような液体注出容器に、例えば、サラダ油
と醤油の混合物といつたドレツシングを収容する
と、比重の大きな液体(この場合、醤油)は下層
部を形成し、比重の小さな液体(この場合、サラ
ダ油)は上層部を形成するために、この状態にお
いて容器本体を傾けて内容液の注出を行なうと上
層部を形成している比重の小さな液体(サラダ
油)のみが注出されてしまうため、通常、使用前
に容器を強く振り、内溶液を攪拌混合して用いて
いる。
そこで、使用前に内溶液を攪拌混合しないで、
2液を注出できる多層容器が考案され、実公昭57
−7651号に記載されている。
前記公報に記載されたれ多層容器は、容器内部
を水平方向の隔膜、又は、縦方向の隔膜で2つの
収容部に分離し、この2つの収容部に、それぞれ
導出管を接続し、この導出管は容器の蓋を貫通し
て、混合管内に開口させたものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記実公昭57−7651号公報に記載された多層容
器は、容器の2つの収容部に、それぞれ、水性液
と油性液を収容し、そして、容器を倒立させるこ
とにより、水性液と油性液の両方を混合管の吐出
口から吐出することができ便利である。
しかしながら、前記多層容器は、2液を吐出す
ることはできるが、1液のみを吐出させることは
困難である。
そして、前記多層容器は、それぞれの導出管か
ら液を導出すると共に、それぞれの導出管から置
換用空気を導入するものであるので、導出管を大
径に形成しないと、液が吐出されて容器内が負圧
になると、続けて液を吐出することが困難にな
る。
さらに、液を吐出し易くするため容器の胴部を
可撓性に形成し、この胴部を押圧して液を吐出す
ることも考えられるが、胴部を可撓性に形成する
と、容器内に内溶液が充満しているとき、容器の
胴部を把持すると、容器内の液が不用意に吐出す
る虞がある。
本考案は、このような点に鑑みなされたもの
で、比重の異なる2つの液体を収容すべき容器に
おいて、2液を注出できるようにすると共に、1
液のみの注出も容易にできるようにすることを技
術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前記技術的課題を解決するため、次
のような技術的手段をとつた。
すなわち、比重の異なる2種の液体を収容すべ
き液体注出容器において、 容器本体7の上部に注出口4を設け、この注出
口4は容器本体7の筒部1の1側部1b側に位置
する注出口4に形成し、前記注出口4は、前記1
側部1bを下方にして傾けた注出位置で、上側位
置となる第1の注出口4aと、下側位置となる第
2の注出口4bとに分割し、前記第1の注出口4
aと第2の注出口4bのいずれか一方は、容器本
体7内の上部と連通させ、いずれか他方は、下方
に延び容器本体7の内底部に至る注出路12に連
通させ、容器本体7の上部に開閉自在な開口部5
を設け、この開口部5は前記注出口4よりも容器
本体7の他側部1aに近い位置に設けて比重の異
なる2液を収容する液体注出容器とする。
〔作用〕
本考案の液体注出容器において、比重の異なる
液体の混合物を収容し、開口部5を開いた状態
で、容器本体7の筒部1の1側部1b側を下方に
して、容器本体7を傾けると、この開口部5から
空気が吸入され、比重の大きな液体は容器の内底
部より注出路12を通つて第2の注出口4b、又
は第1の注出口4aのいずれか一方から注出さ
れ、比重の小さな液体は第1の注出口4a、又
は、第2の注出口4bのいずれか他方から注出さ
れ、2液が注出される。
また、開口部5を閉じた状態で、容器本体7を
前記と同様に傾けると、前記第1の注出口4aが
空気孔9となり、ここから空気が吸入されるの
で、第1の注出口4a側の液体は吸入される空気
に阻まれて第1の注出口4aから注出されること
なく、第2の注出口4b側の液体のみが第2の注
出口4bより注出される。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図に
基づいて説明する。
筒部1の上下端開口をそれぞれ天板2と底板3
とで閉塞し、その筒部1の1側部1a側の上部に
注出口4を形成するとともに、この注出口4以外
の口部として、前記注出口4よりも容器本体7の
他側部1bに近い位置である天板2中央に、開口
部5を形成する口頸部6を突設して容器本体7を
形成する。
そして、前記注出口4に注出口キヤツプ8を着
脱自在に嵌着するとともに、前記開口部5に空気
孔9を穿設してある内栓10を嵌着し、さらに、
口頸部6に着脱自在に螺着される開口部キヤツプ
11によりこの空気孔9を開閉自在とする。
前記注出口4は、1側部1bを下方にして容器
本体7を傾けて液体を注出する際に上側となる第
1の注出口4aと、下側となる第2の注出口4b
とに分割されている。そして、この第2の注出口
4bから下方に延び容器の内底部に至るまでの注
出路12が、容器本体7内に設けた仕切板13で
形成されている。
そして、まず、開口部キヤツプ11及び内栓1
0を外して比重の異なる液体の混合物、例えば、
サラダ油と醤油の混合物といつたドレツシング等
を注入すると比重の小さな液体(サラダ油)は上
層部を、比重の大きな液体(醤油)は下層部をそ
れぞれ形成する。そして、内栓10を開口部5に
嵌着し、開口部キヤツプ11を口頸部6に螺着
し、内栓10に形成された空気孔9が塞がれない
ように開口部キヤツプ11を緩めた状態で用いる
と、内栓10に形成された空気孔9から空気が吸
入され、比重の大きな液体(醤油)は容器の内底
部から注出路12を通つて第2の注出口4bから
注出され、比重の小さな液体(サラダ油)は第1
の注出口4aから注出される。
また、前記開口部キヤツプ11を完全に締め
て、空気孔9を閉じた状態で用いると、前記第1
の注出口4aが空気孔9となつて、ここから空気
が吸入されるので比重の小さな液体(サラダ油)
は容器内に吸入される空気に阻まれて注出され
ず、比重の大きな液体(醤油)のみが第2の注出
口4bより注出される。
この容器に醤油ドレツシングを入れて使用する
場合、実際上は容器を振つて醤油とサラダ油とを
攪拌、混合してから注出する方が好ましい。この
場合、従来のような注出口4が1つの容器である
と、容器を振つて混合した後、直ちに醤油とサラ
ダ油とが分離して、両者の注出比率のバランスが
崩れてしまうのに対し、本考案では下層部の液体
も注出口4から注出できるので、攪拌後に直ちに
バランスの崩れた醤油とサラダ油との混合比率を
補つて注出できる。
次に、他の実施例を第4図乃至第6図に基づい
て説明する。なお、先の実施例と同様の部分は同
一の符号を付してその説明を省略する。
この実施例の液体注出容器は、注出口4の分割
と注出路12の形成を注出管15で行つたもの
で、注出口4から容器本体7の内底部に至る注出
管15を設けることにより注出路12を形成する
とともに、注出口4部分の注出管15の開口端を
第2の注出口4bとし、その残りの開口部分を第
1の注入口4aとしている。
また、前記第1の実施例に比較して、口頸部6
と内栓10とを省略し、天板2に空気孔9兼用の
注入口5を穿設し、この注入口5に注入口栓16
を着脱自在に嵌着している。
また、2種の液体の内いずれを多く注出するか
は、第1の注出口4aと第2の注出口4bの開口
面積の比率によつて定まる。
さらに、各実施例では、第2の注出口4bに容
器本体7の内底部に至る注出路12が接続されて
いるが、この注出路12を第1の注出口4aに連
通させ、第2の注出口4bは、容器本体7内の上
部に連通させてもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、比重の異なる液体の混合物を
収容して注出する際、注出口4以外の開口部5を
開いた状態で容器本体7を傾けると、この開口部
5が空気孔9となり、空気を吸入し、第1の注出
口4aと第2の注出口4bの両方から、比重の異
なる2種類の液体を速やかに注出することができ
る。
そして、前記開口部5を閉じた状態で容器本体
7を傾けると、上側となる第1の注出口4aから
吸気して、下側の第2の注出口4bから、液を注
出し、1種類の液体のみを、速やかに注出するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の容器の一実施例を示す縦断面
図、第2図は第1図のA−A断面図、第3図は第
1図のB−B断面図、第4図は他の実施例を示す
縦断面図、第5図は第4図のC−C断面図、第6
図は第4図のD−D断面図である。 1……筒部、1a……1側部、1b……他側
部、4……注出口、4a……第1の注出口、4b
……第2の注出口、5……開口部、7……容器本
体、12……注出路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器本体7の上部に注出口4を設け、この注出
    口4は容器本体7の筒部1の1側部1b側に位置
    する注出口4に形成し、前記注出口4は、前記1
    側部1bを下方にして傾けた注出位置で、上側位
    置となる第1の注出口4aと、下側位置となる第
    2の注出口4bとに分割し、前記第1の注出口4
    aと第2の注出口4bのいずれか一方は、容器本
    体7内の上部と連通させ、いずれか他方は、下方
    に延び容器本体7の内底部に至る注出路12に連
    通させ、容器本体7の上部に開閉自在な開口部5
    を設け、この開口部5は前記注出口4よりも容器
    本体7の他側部1aに近い位置に設けた、比重の
    異なる2液を収容する液体注出容器。
JP1985111758U 1985-07-20 1985-07-20 Expired JPH041109Y2 (ja)

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JPS6219977U JPS6219977U (ja) 1987-02-06
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JP6887731B2 (ja) * 2017-07-31 2021-06-16 株式会社吉野工業所 注出容器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS577651U (ja) * 1980-06-17 1982-01-14

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