JP6145544B1 - 調味液容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】比重が異なる第1の調味液と第2の調味液とを異なる容器に分けて入れなくても、容易に第1の調味液と第2の調味液とを所定の割合で注ぎ出すことができる。【解決手段】容器11は、有底筒状の形状を有し、第1の調味液と、第1の調味液とは比重が異なる第2の調味液とを収容する。蓋体12は、容器11の開口部22に嵌め合わされたとき容器11内に収まる、第1の調味液と第2の調味液とを取り込む内筒部31と、内筒部31内の第1の調味液と第2の調味液とを容器11外に注ぎ出す注ぎ口部32と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、調味液容器に関するものである。
特許文献1には、「容器に入った水性調味料液と油性調味料を振らずに注ぐだけで、必要割合で混合するドレッシング容器。」が開示されている。
実用新案登録第3017621号
しかし、特許文献1では、水性調味料と油性調味料とを、ドレッシング容器の2室のそれぞれに分けて入れなければならず、手間がかかるという問題がある。
そこで本発明は、第1の調味液と第2の調味液とを異なる容器に分けて入れることなく、第1の調味液と第2の調味液とを所定の割合で注ぎ出すことができる調味液容器を提供することを目的とする。
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下の通りである。上記課題を解決すべく、本発明に係る調味液容器は、第1の調味液と、前記第1の調味液とは比重が異なる第2の調味液とが収容される有底筒状の容器と、長手方向に沿って複数の穴を有し、前記第1の調味液と前記第2の調味液とを取り込む内筒部と、前記内筒部内の前記第1の調味液と前記第2の調味液とを前記容器外に注ぎ出す注ぎ口部と、前記内筒部の外壁に沿って可動し、前記複数の穴の少なくとも一つを、全部又は部塞ぐ可動部と、を有することを特徴とする。
発明によれば、第1の調味液と第2の調味液とを異なる容器に分けて入れなくても、容易に第1の調味液と第2の調味液とを所定の割合で注ぎ出すことができる。上記した以外の課題、構成、および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
第1の実施の形態に係る調味液容器の斜視図である。 図1の容器と蓋体とを分離したときの斜視図である。 図2の蓋体の断面図である。 調味液の排出を説明する図である。 調味液の排出を説明する図のその2である。 第2の実施の形態に係る調味液容器の断面図である。 調味液の排出を説明する図である。 第3の実施の形態に係る調味液容器の断面図である。 調味液の排出を説明する図である。 第4の実施の形態に係る調味液容器の断面図である。 第5の実施に形態に係る調味液容器の断面図である。 第6の実施の形態に係る調味液容器の調味液の排出を説明する図である。 図12の可動部の別の例を説明する図である。 第7の実施の形態に係る調味液容器の調味液の排出を説明する図である。 第8の実施の形態に係る調味液容器の断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、実施の形態に係る調味液容器の斜視図である。図1に示すように、調味液容器1は、容器11と、蓋体12とを有している。
調味液容器1の容器11には、比重の異なる調味液が入れられる。例えば、容器11には、水性調味液と、水性調味液より比重の軽い油性調味液とを有するドレッシングなどが入れられる。比重の異なる調味液は、例えば、撹拌すれば混ざるものの、時間が経つと層状に分離する。
容器11に入れられた調味液は、蓋体12が備える注ぎ口部(後述する)から、例えば、サラダなどの食品へ注ぎ出される。
図2は、図1の容器11と蓋体12とを分離したときの斜視図である。図2において、図1と同じものには同じ符号が付してある。
図2に示すように容器11は、有底筒状の形状を有し、底部21と、開口部22とを有している。市販されているドレッシングなどの調味液は、開口部22から容器11へと入れられる。
また、容器11は、開口部22側の円周外側に、らせん状に形成された山状の嵌合部23を有している。嵌合部23は、後述する蓋体12の、溝状の嵌合部と嵌め合うようになっている。
蓋体12は、頂点および底面が開口した円錐形状を有している。蓋体12は、円錐形状の頂点から底部21方向に伸びる内筒部31と、円錐形状の頂点側に注ぎ口部32とを有している。蓋体12は、容器11の開口部22に嵌め合わされるようになっており、容器11の開口部22は、蓋体12によって蓋がされる。
蓋体12の内筒部31は、有底筒状の形状を有し、その筒状の長手方向に沿って、複数の穴31aが設けられている。内筒部31は、蓋体12が容器11の開口部22に嵌め合わされたとき、容器11内に収まる(図1を参照)。容器11に入れられた調味液は、複数の穴31aから内筒部31へ入り込む。
内筒部31の長さは、蓋体12が容器11に嵌め合わされたとき、内筒部31の底面が、容器11の底部21の近傍まで届く長さである。例えば、蓋体12が容器11に嵌め合わされたとき、内筒部31の底面と、容器11の底部21との距離は、5mm以下となるようにする。
内筒部31と注ぎ口部32は、つながっている。複数の穴31aから内筒部31内に入り込んだ調味液は、調味液容器1が傾けられたとき(例えば、図5を参照)、注ぎ口部32から、容器11の外へと注ぎ出される。
図3は、図2の蓋体12の断面図である。図3において、図2と同じものには同じ符号が付してある。
図3に示すように、蓋体12の内側には、らせん状に形成された溝状の嵌合部33が設けられている。蓋体12の嵌合部33を、容器11の嵌合部23(図2を参照)に接触させ、蓋体12を回すことにより、蓋体12は、容器11と嵌合する。
蓋体12の内筒部31は、内部が中空となっている。容器11に入れられた調味液は、複数の穴31aから、内筒部31の中空へと入り込む。
複数の穴31aは、内筒部31の底部から、蓋体12の頂点近傍まで設けられている。複数の穴31aは、内筒部31に、直線上に設けられている。
なお、容器11の嵌合部23と、蓋体12の嵌合部33は、図2および図3に示すような、らせん状に形成された山状および溝状の形状に限られない。容器11の嵌合部23と、蓋体12の嵌合部33は、容器11と蓋体12が嵌合すれば、どのような形状であってもよい。もちろん、容器11と蓋体12の嵌合は、回転による嵌合の形態に限られない。
図4は、調味液の排出を説明する図のその1である。図4において、図2と同じものには同じ符号が付してある。なお、図4では、調味液容器1の図示を簡略化している。
図4に示すように、容器11には、比重の異なる調味液41,42が入れられる。内筒部31内には、内筒部31に設けられた複数の穴31aを介して、比重の異なる調味液41,42が浸入している。
上記したように、内筒部31は、その底面が容器11の底部21の近傍まで伸びている。これにより、内筒部31内には、容器11に入れられている調味液41,42の比率とほぼ同じ比率で、調味液41,42が浸入している。
例えば、容器11には、調味液41,42が「1:1」の比率で入れられているとする。この場合、内筒部31内にも、調味液41,42がほぼ「1:1」の比率で浸入している。
図5は、調味液の排出を説明する図のその2である。図5において、図4と同じものには同じ符号が付してある。
図5に示すように、注ぎ口部32を、容器11の底部21より下方となるよう傾けると、内筒部31内の調味液41,42が、外部に注ぎ出される。すなわち、容器11に入れられている調味液41,42とほぼ同じ比率の、内筒部31内の調味液41,42が、外部に注ぎ出される。これにより、容器11に入れられた比重の異なる調味液41,42は、所定の割合で外部に注ぎ出される。
以上説明したように、調味液容器1は、調味液41と、調味液41とは比重が異なる調味液42とが収容される有底筒状の容器11を備える。また、調味液容器1は、容器11の開口部22に嵌め合わされたとき、容器11内に収まる、長手方向に沿って複数の穴31aが設けられた内筒部31と、内筒部31内の調味液41,42とを容器11外に注ぎ出す注ぎ口部32と、を有する蓋体12を備える。これにより、調味液容器1は、調味液41,42を異なる容器に分けて入れなくても、容器11に一緒に入れるだけで、容易に調味液41,42を所定の割合で注ぎ出すことができる。
なお、上記例では、比重の異なる調味液として2つしか示していないが、比重の異なる3以上の調味液を容器11に入れてもよい。これによっても、調味液容器1は、比重の異なる3以上の調味液を、容易に所定の割合で注ぎ出すことができる。
また、内筒部31は、蓋体12と一体であるとしたが、これに限らない。例えば、内筒部31は、蓋体12の円錐形状部分の辺りで分離できるようになっていてもよい。例えば、内筒部31は、図3の矢印S1に示す部分で、分離できるようになっていてもよい。具体的には、2つに分離される内筒部31の一方の径は細くなっており、他方の内筒部31(径が大きい側の内筒部31)に挿入されるようになっていてもよい。
また、上記のように内筒部31が分離される場合、蓋体12に固定されていない側の内筒部31は、その一端が容器11の底部21に固定されていてもよい。この場合、蓋体12を容器11に嵌合させたとき、蓋体12に固定されている内筒部31と、容器11の底部21に固定された内筒部31とが嵌め合う。つまり、蓋体12を容器11に嵌合すると、内筒部31は、合体し1つの内筒部31となる。
また、容器11と内筒部31の断面は、円形状でなくてもよい。例えば、容器11と内筒部31の断面は、正方形、長方形、5角形以上の多角形、楕円形等であってもよい。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、内筒部に可動する可動部を設ける。
図6は、第2の実施の形態に係る調味液容器1の断面図である。図6において、図4と同じものには同じ符号が付してある。図6に示す調味液容器1は、図4に対し、内筒部51の径が一部細くなっているところが異なる。また、図6に示す調味液容器1は、図4に対し、可動部52を有しているところが異なる。
内筒部51は、有底筒状の形状を有し、長手方向の両端を除いた部分が、他の部分より細くなっている。例えば、内筒部51の範囲A1に示す部分は、他の部分より細くなっている。言い換えれば、内筒部51の底部21側の径と、注ぎ口部32側の径は、他の部分より太くなっている。図6に示す範囲A1の大きさ(長さ)は、例えば、容器11に調味液41,42を十分に入れたとき、調味液41,42に浸かる大きさである。
可動部52は、筒状形状を有し、その筒状の長手方向に沿って、複数の穴が設けられている。可動部52に設けられた複数の穴の間隔は、内筒部51の穴51aの間隔より大きくなっている。
可動部52は、中空部分が、内筒部51の細くなった部分(範囲A1)に通されている。可動部52の内径は、内筒部51の範囲A1の外径と同じまたはそれより大きく形成され、かつ内筒部51の両端部分の外径より小さく形成されており、可動部52は、範囲A1において、内筒部51の長手方向に沿って可動することができる。
可動部52は、容器11に入れられる調味液41,42より比重が大きい。従って、可動部52は、図6に示すように、調味液41,42の中に沈む。
図7は、調味液41,42の排出を説明する図である。図7において、図6と同じものには同じ符号が付してある。
図7に示すように、注ぎ口部32を、容器11の底部21より下方となるよう傾けると、内筒部51内の調味液41,42が、外部に注ぎ出される。上記したように、可動部52の比重は、調味液41,42より大きいので、注ぎ口部32が下方に傾けられると、図7に示すように、注ぎ口部32の方向へ移動する。
可動部52に設けられた複数の穴の間隔は、上記したように、内筒部51の穴51aの間隔より大きい。従って、内筒部51内の調味液41,42が外部に注ぎ出されると、可動部52によって、調味液41,42は、内筒部51に入りにくい。これにより、調味液41,42が、例えば、サラダ等の食品に必要以上に注がれるのを抑制できる。
以上説明したように、調味液容器1は、内筒部51で可動する可動部52を有する。これにより、調味液41,42が必要以上に外部へ注ぎ出されるのを抑制できる。
また、可動部52は、調味液41,42より比重が大きいので、調味液41,42が外部に注がれるとき(調味液容器1が図7の状態になったとき)、注ぎ口部32側へ移動する。これにより、可動部52は、調味液42の出方を調整することができる。
なお、上記では、内筒部51の底部21側の外径は、可動部52の内径より大きいとしたが、可動部52の内径と同じまたは小さくてもよい。この場合、容器11から、蓋体12をとると、可動部52を内筒部51から取り外すことができる。そして、内筒部51に、異なる間隔の穴を有する可動部52を装着することができる。また、内筒部51に、異なる長さの可動部52を装着することができる。これにより、調味液41,42が外部へ注ぎ出される量を、調整することができる。
[第3の実施の形態]
第2の実施の形態では、可動部の比重は、調味液より大きかったが、第3の実施の形態では、可動部の比重は、調味液より小さい。
図8は、第3の実施の形態に係る調味液容器1の断面図である。図8において、図6と同じものには同じ符号が付してある。図8に示す調味液容器1は、図6に対し、可動部61が異なる。
可動部61は、図6に示した可動部52と異なり、調味液41,42に対する比重が小さい。そのため、可動部61は、調味液41,42に対して浮いている。可動部61は、図6に示した可動部52と同様の穴を有している。
図9は、調味液41,42の排出を説明する図である。図9において、図8と同じものには同じ符号が付してある。
図9に示すように、注ぎ口部32を、容器11の底部21より下方となるよう傾けると、内筒部31内の調味液41,42が、外部に注ぎ出される。上記したように、可動部61の比重は、調味液41,42より小さいので、注ぎ口部32が下方に傾けられると、図9に示すように、底部21の方向へ移動する。
可動部61に設けられた複数の穴の間隔は、内筒部51の穴51aの間隔より大きい。従って、内筒部51内の調味液41,42が外部に注ぎ出されると、可動部61によって、調味液41,42は、内筒部51に入りにくい。これにより、調味液41,42が、例えば、サラダ等の食品に必要以上に注がれるのを抑制できる。
以上説明したように、調味液容器1は、内筒部51で可動する可動部61を有する。これにより、調味液41,42が必要以上に外部へ注ぎ出されるのを抑制できる。
また、可動部61は、調味液41,42より比重が小さいので、調味液41,42が外部に注がれるとき(調味液容器1が図9の状態になったとき)、底部21側へ移動する。これにより、可動部61は、調味液41の出方を調整することができる。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態では、内筒部に可動部を備え、可動部はフィンを有している。
図10は、第4の実施の形態に係る調味液容器1の断面図である。図10において、図6と同じものには同じ符号が付してある。図10に示す調味液容器1は、図6の調味液容器1に対し、可動部71を有している。
可動部71は、筒状形状を有し、外周に回転フィン71aを有している。可動部71の内径は、内筒部51の範囲A1の外径と同じまたはそれより大きく形成され、かつ内筒部51の両端部分の外径より小さく形成されており、可動部71は、範囲A1において、内筒部51の長手方向に沿って可動することができる。
可動部71は、容器11に入れられる調味液41,42より比重が大きい。従って、可動部71は、図10に示すように、調味液41,42の中に沈む。
注ぎ口部32を、容器11の底部21より下方となるよう傾けると(例えば、図9を参照)、内筒部31内の調味液41,42が、外部に注ぎ出される。上記したように、可動部71の比重は、調味液41,42より大きいので、注ぎ口部32が下方に傾けられると、注ぎ口部32の方向へ移動する。
可動部71は、調味液41,42で回転する回転フィン71aを有している。このため、可動部71は、回転しながら、内筒部51の底部21側から、注ぎ口部32の方向へ移動し、調味液41,42は、回転する回転フィン71aによって混ぜ合わされる。これにより、内筒部51内には、内筒部51の穴51aから、混ぜ合わさった調味液41,42が入り込み、注ぎ口部32からは、混ぜ合わさった調味液41,42が注ぎ出される。
以上説明したように、調味液容器1は、外周に回転フィン71aを備えた可動部71を有する。これにより、調味液41,42は、回転フィン71aによって混ぜ合わされ、外部へ注ぎ出される。
また、可動部71は、調味液41,42より比重が大きいので、調味液41,42が外部に注がれるとき、注ぎ口部32側へ移動する。これにより、可動部71は、調味液42の出方を調整することができる。
なお、可動部71は、1以上の穴を有していてもよい。この穴を介して、調味液41,42は、内筒部51へ入り込む。
[第5の実施の形態]
第4の実施の形態では、可動部の比重は、調味液より大きかったが、第5の実施の形態では、可動部の比重は、調味液より小さい。
図11は、第5の実施に形態に係る調味液容器1の断面図である。図11において、図10と同じものには同じ符号が付してある。図11に示す調味液容器1は、図10に対し、可動部81が異なる。
可動部81は、図10に示した可動部71と異なり、調味液41,42に対する比重が小さい。そのため、可動部81は、調味液41,42に対して浮いている。可動部81は、図10に示した可動部71と同様の回転フィン81aを有している。
注ぎ口部32を、容器11の底部21より下方となるよう傾けると(例えば、図9を参照)、内筒部31内の調味液41,42が、外部に注ぎ出される。上記したように、可動部81の比重は、調味液41,42より小さいので、注ぎ口部32が下方に傾けられると、可動部81は、底部21の方向へ移動する。
可動部81は、調味液41,42で回転する回転フィン81aを有している。このため、可動部81は、回転しながら、内筒部51の注ぎ口部32側から、底部21の方向へ移動し、調味液41,42は、回転する回転フィン81aによって混ぜ合わされる。これにより、内筒部51内には、内筒部51の穴51aから、混ぜ合わさった調味液41,42が入り込み、注ぎ口部32からは、混ぜ合わさった調味液41,42が注ぎ出される。
以上説明したように、調味液容器1は、外周に回転フィン81aを備えた可動部81を有する。これにより、調味液41,42は、回転フィン81aによって混ぜ合わされ、外部へ注ぎ出される。
また、可動部81は、調味液41,42より比重が小さいので、調味液41,42が外部に注がれるとき、底部21側へ移動する。これにより、可動部52は、調味液41の出方を調整することができる。
なお、可動部81は、1以上の穴を有していてもよい。この穴を介して、調味液41,42は、内筒部51へ入り込む。
[第6の実施の形態]
第6の実施の形態では、内筒部内に移動可動な可動部が入っている。
図12は、第6の実施の形態に係る調味液容器1の調味液41,42の排出を説明する図である。図12において、図5と同じものには同じ符号が付してある。図12に示す調味液容器1は、図5に対し、内筒部91の径が一部太くなっているところが異なる。また、図12に示す調味液容器1は、図5に対し、内筒部91内に可動部92が入っているところが異なる。
内筒部91は、有底筒状の形状を有し、底部21側の径が他の部分より太くなっている。例えば、内筒部91の範囲A11に示す部分は、他の部分より太くなっている。図12に示す範囲A11の大きさ(長さ)は、例えば、容器11に調味液41,42を十分に入れたとき、調味液41,42に浸かる大きさである。
可動部92は、例えば、球形状を有し、その径は、内筒部91の範囲A11の内径と同じまたはそれより少し小さく、かつ内筒部91の細くなった部分より大きい。また、可動部92は、容器11に入れられる調味液41,42より比重が大きい。
これにより、注ぎ口部32を、図12に示すように、容器11の底部21より下方となるよう傾けると、可動部92は、注ぎ口部32の方へ移動する。そして、可動部92の径は、内筒部91の細くなった部分より大きいので、可動部92は、注ぎ口部32から出ることがない。なお、可動部92は、底部21が下方となり、注ぎ口部32が上方となるように傾けられると、底部21の方へ移動する。
以上説明したように、調味液容器1は、内筒部91内に移動可動な可動部92が入れられる。これにより、内筒部91内の調味液41,42は、可動部92によって混ぜ合わされる。また、調味液41,42が必要以上に外部へ注ぎ出されるのを抑制できる。
なお、上記では、内筒部91には、1つの可動部92しか入っていないが、2以上入ってもよい。また、2以上の可動部の大きさは、異なっていてもよいし、同じであってもよい。
また、可動部92は、羽根を有していてもよい。
図13は、図12の可動部の別の例を説明する図である。図13に示すように、可動部92aは、羽根を有している。これにより、可動部92aが内筒部91内を移動すると、内筒部91内の調味液41,42はよく混ざる。
[第7の実施の形態]
第6の実施の形態では、内筒部に入れられた可動部の比重は、調味液より大きかったが、第7の実施の形態では、可動部の比重は、調味液より小さい。
図14は、第7の実施の形態に係る調味液容器1の調味液41,42の排出を説明する図である。図14において、図12と同じものには同じ符号が付してある。図14に示す調味液容器1は、図12に対し、内筒部91内に可動部101a,101bが入っているところが異なる。
可動部101a,101bは、容器11に入れられる調味液41,42より比重が小さい。これにより、注ぎ口部32を、図14に示すように、容器11の底部21より下方となるよう傾けると、可動部101a,101bは、底部21の方へ移動する。
以上説明したように、調味液容器1は、内筒部91内に移動可動な可動部101a,101bが入れられる。これにより、内筒部91内の調味液41,42は、可動部101a,101bによって混ぜ合わされる。
なお、上記では、可動部101a,101bは、2つとしているが、1つでもよいし、3以上でもよい。また、2以上の可動部の大きさは、異なっていてもよいし、同じであってもよい。
また、可動部101a,101bは、図13で示した可動部92aと同様に、羽根を有していてもよい。これにより、羽根つきの可動部が内筒部91内を移動すると、内筒部91内の調味液41,42はよく混ざる。
[第8の実施の形態]
第8の実施の形態では、内筒部の一端が容器の底面に固定されている。
図15は、第8の実施の形態に係る調味液容器1の断面図である。図15において、図10と同じものには同じ符号が付してある。図15には、図10に対し、内筒部111の一端が容器11の底部21に固定された調味液容器1を示す。また、ここでは、内筒部111の他端が解放されている(蓋体12と離れている)例を示す。なお、内筒部111の他端は、上記した様に蓋体12に密着(合体)させてもよい。
内筒部111は、容器11の底部21から蓋体12に向かって伸びている。矢印A21に示すように、内筒部111の蓋体12側の端と、蓋体12に設けられている注ぎ口部32の穴との間には、小さな隙間が設けられている。
可動部71は、容器11に入れられる調味液41,42より比重が大きい。従って、可動部71は、図15に示すように、調味液41,42の中に沈む。
注ぎ口部32を、容器11の底部21より下方となるよう傾けると(例えば、図9を参照)、調味液41,42は、図10と同様に可動部71の回転フィン71aによって混ぜ合わされる。また、図15の矢印A21,A22に示すように、内筒部111と蓋体12との隙間を通る調味液41,42と、内筒部111内から出る調味液41,42とが混ぜ合わされる。
以上説明したように、内筒部111の一端は、容器11の底面に固定されており、内筒部111は、容器11の底面から容器11と嵌め合う蓋体12に向かって伸び、内筒部111の他端と蓋体12との間には、調味液41,42が通る隙間が設けられている。これにより、内筒部111の他端と蓋体12との間の隙間を通る調味液41,42と、内筒部111内からの調味液41,42とが混ぜ合わされる。
なお、図15に示すように、穴51aは、内筒部111の底面側(例えば、内筒部111の下半分)だけに設けてもよい。この場合、例えば、調味液容器1を図9に示すように傾けると、矢印A21から調味液42が流れる。また、調味液41は、穴51aから内筒部111に入り、矢印A22から流れる。これにより、調味液41,42は、混ぜ合わされる。
また、内筒部111は、穴51aを有していなくてもよい。この場合、調味液41,42は、回転フィン71aによって混ぜ合わされる。そして、混ぜ合わされた調味液41,42は、内筒部111の他端と蓋体12との隙間を通って、注ぎ口部32から外部に注ぎ出される。
また、可動部71は、備えても備えなくてもよい。
また、内筒部111の他端を蓋体12に密着させた場合、混ぜ合わせた調味液を穴51aから注ぎ口32へと誘導してもよい。さらに、図12、図13の様に、内筒部91内部に可動部92,92aを設けてもよいものである。
また、回転フィン71aのような内筒部111の外部の可動部71や、内筒部111の内部の可動部は、蓋体12を外すことで、可動部も取り外することが可能となり、可動部を変更したり、簡単に洗浄したりすることができる。
以上、本発明について実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者には明らかである。また、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。また、異なる実施形態を2以上組み合わせることも可能である。
1…調味液容器、11…容器、12…蓋体、21…底部、22…開口部、23…嵌合部、31…内筒部、31a…穴、32…注ぎ口部、33…嵌合部、41,42…調味液、51…内筒部、51a…穴、52…可動部、61…可動部、71…可動部、71a…回転フィン、81…可動部、81a…回転フィン、91…内筒部、92…可動部、101a,101b…可動部、111…内筒部。

Claims (12)

  1. 第1の調味液と、前記第1の調味液とは比重が異なる第2の調味液とが収容される有底筒状の容器と、
    長手方向に沿って複数の穴を有し、前記第1の調味液と前記第2の調味液とを取り込む内筒部と、
    前記内筒部内の前記第1の調味液と前記第2の調味液とを前記容器外に注ぎ出す注ぎ口部と、
    前記内筒部の外壁に沿って可動し、前記複数の穴の少なくとも一つを、全部又は部塞ぐ可動部と、を有することを特徴とする調味液容器。
  2. 請求項1に記載の調味液容器であって、
    前記可動部は、前記第1の調味液および前記第2の調味液より比重が大きい
    ことを特徴とする調味液容器。
  3. 請求項1に記載の調味液容器であって、
    前記可動部は、前記第1の調味液および前記第2の調味液より比重が小さい
    ことを特徴とする調味液容器。
  4. 第1の調味液と、前記第1の調味液とは比重が異なる第2の調味液とが収容される有底筒状の容器と、
    前記第1の調味液と前記第2の調味液とを取り込む内筒部と、
    前記内筒部内の前記第1の調味液と前記第2の調味液とを前記容器外に注ぎ出す注ぎ口部と、を有し、
    前記内筒部には、複数の穴が設けられており、
    前記内筒部には、可動する可動部が設けられており、
    前記可動部は、前記第1の調味液および前記第2の調味液より比重が大きい
    ことを特徴とする調味液容器。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の調味液容器であって、
    前記可動部は、前記内筒部の長手方向において可動する
    ことを特徴とする調味液容器。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の調味液容器であって、
    前記可動部は、前記第1の調味液および前記第2の調味液で回転する回転フィンが設けられている
    ことを特徴とする調味液容器。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の調味液容器であって、
    前記内筒部および前記可動部はそれぞれ筒形状を有し、前記可動部の内径は、前記内筒部の外径と同じまたはそれより大きい
    ことを特徴とする調味液容器。
  8. 請求項7に記載の調味液容器であって、
    前記可動部は、長手方向に沿って複数の穴を有し、
    前記可動部の有する前記複数の穴の間隔は、前記内筒部の有する前記複数の穴の間隔より大きい
    ことを特徴とする調味液容器。
  9. 請求項4に記載の調味液容器であって、
    前記可動部は、前記内筒部内で可動する
    ことを特徴とする調味液容器。
  10. 請求項9に記載の調味液容器であって、
    前記可動部は、羽根を有している
    ことを特徴とする調味液容器。
  11. 請求項1〜10の何れか一項に記載の調味液容器であって、
    前記内筒部の一端は、前記容器の底面に固定されている、
    ことを特徴とする調味液容器。
  12. 請求項11の調味液容器であって、
    前記内筒部の他端と蓋体との間には、前記第1の調味液と前記第2の調味液とが通る隙間が設けられている、
    ことを特徴とする調味液容器。
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