JPH0676093U - 分離液体用容器の口栓及び分離液体用容器 - Google Patents

分離液体用容器の口栓及び分離液体用容器

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JPH0676093U
JPH0676093U JP2383793U JP2383793U JPH0676093U JP H0676093 U JPH0676093 U JP H0676093U JP 2383793 U JP2383793 U JP 2383793U JP 2383793 U JP2383793 U JP 2383793U JP H0676093 U JPH0676093 U JP H0676093U
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JP
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container
container body
liquid
spout
stopper
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JP2383793U
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English (en)
Inventor
隆 鈴木
誠也 河野
博徳 山桝
収孝 牧野
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Morinaga Milk Industry Co Ltd
Original Assignee
Morinaga Milk Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 容器に収納された分離しやすい2種以上の
液体を十分に攪拌することにより、均一に混合した状態
で注ぎ出せる分離液体用容器の口栓及び分離液体用容器
を提供する。 【構成】 容器本体30の口部31に係合する栓体1
1と、栓体11に支持されるとともに容器本体内に挿入
される撹拌片22を備え振盪時に容器内の液体の攪拌を
可能とする撹拌部材20と、液体注出口15とを具備し
ている。容器本体30の一部を構成する首部32の内壁
と口栓10の撹拌片22外周を近接させて形成する。分
離液体注出時に、容器の蓋体を除去し、容器の口栓10
を下にしたまま容器本体を振盪しながら容器本体の内容
物の攪拌と注ぎ出しを同時に行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、分離液体、例えば比重差のある2種以上の液体からなるセパレート ドレッシング、を入れる容器の口栓及び容器に関するものであり、特に分離しや すい2種以上の液体を、均一に混合した状態で注ぎ出すのに好都合な分離液体用 容器の口栓及び分離液体用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
(考案の背景) 一般に、比重差のある2種以上の液体からなるドレッシング(以下、本明細書 中において「セパレートドレッシング」という。尚、「セパートドレッシング」 に更に固形物を含むこともあり、その場合には、本明細書中において、固形物を 含めて「内容物」ということがある。)は、その比重差から分離状態を形成し易 く、ドレッシングとして使用する直前に容器を良く振盪して、内容物を均一にす る必要がある。また振盪後には、通例容器口部を上にした状態で口部の蓋を除去 し内容物を注ぎ出すが、蓋を除去している間に大部分の内容物が再分離してしま い、実際に内容物を注ぎ出すときには、その構成成分である2種以上の液体(及 び固形物)を均一に混合した状態で注ぎ出すことが不可能となる。
【0003】 (従来技術) 従来、ドレッシング用の容器としては、ごく普通の調味料容器がそのまま転用 されることが多い。又分離液状の液体混合装置としては、混合羽根を備えた実開 平2−56137号公報に示される考案が提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたもののうち前者においては、使用を反復する毎に内容物の 構成成分のうち比重の重い成分が早く消費され、最後の使用段階まで内容物の構 成を均一に維持しながら使用できないという問題点があった。 また、後者においては、容器の振盪は内容物が流出しない様に容器口部に蓋を 装着したままの状態で行う必要があり、また振盪後には容器口部を上にした状態 で口部の蓋を除去する必要がある。このため、蓋を除去している間に内容物が再 分離して内容物が均等に混合したものを注ぎ出すことができないという問題点が あった。
【0005】 本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、 その目的とするところは、容器に収納されたセパレートドレッシング等分離しや すい2種以上の液体を十分に攪拌することにより、分離しがちな2種以上の液体 が均一に混合した状態で注ぎ出せる分離液体用容器の口栓及び分離液体用容器を 提供することにある。
【0006】 本考案の他の目的は、内容物の入った容器の口部の蓋を除去したままで注ぎ口 を下にして容器を保持しながら振盪し、内容物を攪拌と同時に適量注ぎ出せる分 離液体用容器の口栓及び分離液体用容器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る口栓は、 容器本体の口部に係合する栓体と、 該栓体に支持されるとともに、容器本体内に挿入される撹拌片を備え、振盪時 に容器内の液体の攪拌を可能とする撹拌部材と、 液体注出口と を具備している。
【0008】 そして、上記撹拌片は、多段状に形成された複数の撹拌片群を形成しているこ とが好ましい。
【0009】 また本発明に係る分離液体用容器は、少なくとも次の(a)〜(c)の要素を 含んで構成されている。 (a) 口部と首部を有する液体収容用の容器本体。 (b) 容器本体の口部に係合する栓体と、該栓体に支持されるとともに 容器本体内に挿入される撹拌片を備え振盪時に容器内の液体の攪拌 を可能とする撹拌部材と、液体注出口とを具備してなる口栓。 (c) 前記容器本体の首部内壁と前記口栓を構成する攪拌片の外周とを 近接させて形成した前記容器本体の一部を構成する首部。
【0010】
【作 用】
分離液体注出時に、容器の蓋体を除去し、容器本体の口栓を下にしたまま容器 本体を振盪しながら容器本体の内容物の攪拌と注ぎ出しを同時に行う。容器本体 を振盪した場合、比重差のある内容物の構成成分を攪拌部によって容易にかつ均 一に攪拌し、混合状態のまま内容物を注ぎ出せる。
【0011】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明する。 図1は分離液体用容器の首部に口栓を係合した状態を示す拡大部分断面略図、 図2は分離液体用容器を構成している口栓等を分解した状態を示す要部分解斜視 図である。
【0012】 これらの図において、本考案に係る口栓10は、容器本体30の口部31と係 合する栓体11と、この栓体11に支持された撹拌部材20より構成されている 。 このうち、前記係合部材11は、容器本体30の口部31を挿入保持するスペ ースを持って離隔して形成した外側周壁12と内側周壁13を備え、この外側周 壁12と内側周壁13は、蓋体40の内壁頂面43に当接する平坦面14と連設 して形成されている。前記外側周壁12には、容器本体30の口部31に形成し た環状の係合受部31Aに係合する環状係合部12Aが形成され、又前記内側周 壁13には、前記撹拌部材20を支持する支持体17に形成した環状凹溝18と 凹凸結合する環状凸条16が形成されている。しかして、前記外側周壁12と前 記内側周壁13との間に形成されたスペースに前記容器本体30の口部31を挿 入し前記栓体11の環状係合部12Aが前記口部31の凹所31Aに係合すると 、前記内側周壁13は図1におけるF1 ,F2 方向に押圧され、前記内側周壁1 3と支持体17との凹凸結合は強固なものとなり、容器を逆さにして口栓10を 下にしたまま振盪しても撹拌部材20は容器本体の首部内で安定した状態で保持 される。また、前記平坦面14の略中央には微小口径の注出口15が形成されて いる。この注出口15は、容器本体30が転倒しても内容物の表面張力により外 部に内容物が流出しないサイズに設定することが肝要である。具体的には5mm 以下の微小な口径とすることが望ましい。符号19は、内容物を通過させるため に形成された開口部である。
【0013】 又、前記撹拌部材20は、前記支持体17の中央より垂下した柱状体21と、 この柱状体21の垂下方向より水平に延出して形成した略同一サイズの円盤状の 撹拌片22(22A,22B,22C,22D,22E)より構成されている。 実施例では、この撹拌片は、略等間隔をもって多段状に配設された5枚の円盤に より形成されている。
【0014】 次に、本考案に係る分離液体用容器は、少なくとも次の(a)〜(c)の要素 を含んで構成されている。 (a) 口部31と首部32を有する液体収容用の容器本体30。 (b) 容器本体30の口部31に係合する栓体11と、この栓体11に支 持されるとともに容器本体内に挿入される撹拌片22を備え振盪時に 容器内の液体の攪拌を可能とする撹拌部材20と、液体注出口15と を具備してなる口栓10。 (c) 前記容器本体30の首部内壁と前記口栓10を構成する攪拌片22 の外周とを近接させて形成した前記容器本体の一部を構成する首部3 2。 なお、口栓10を構成している攪拌片22(22A〜22E)の外周と容器本 体30の首部32内壁との間隔Lは、内容物の攪拌が有効に行われるサイズに設 定することが肝要であり、5mm以下の間隔とすることが望ましい。
【0015】 又、容器本体30の一部を構成する首部32の口部31側の外周部には、雄螺 子33が螺設され、蓋体40の内側壁面に螺刻された雌螺子42が前記雄螺子3 3に螺合する。かくして、蓋体40はドレッシング使用時には容器本体30から 螺脱され、ドレッシング未使用時には容器本体30に装着される。符号41は注 出口15を閉鎖する凸部である。
【0016】 以上説明したこの考案の一実施例では、撹拌片を円盤状に形成した例を示した が、スクリュー状の攪拌片としてもよいこと言を俟たない。 また、上記実施例において、口栓を構成する栓体と攪拌部材をそれぞれ別体と した例を示したが、栓体と撹拌部材を一体的に形成してもよいこと勿論であり、 実施例に限定されるものではない。
【0017】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成されているので、次の記載する効果を奏する。 (1)内容物の表面張力と注出口の口径の設定によって、使用時に 蓋体を螺脱し、そのままサラダ等の上に注出口を下にして容器 本体を保持した場合、容器本体を振盪するまでは内容物が容器 本体から流出することがなく、必要に応じて該容器本体を振盪 することにより内容物を注ぎ出すことが可能となる。 (2)口栓を構成する攪拌片の外周と容器本体の首部内壁との間隔 を近接させて形成してあるため、必要に応じて容器本体を振盪 すれば、内容物の攪拌と同時に適量の内容物の注ぎ出しが可能 となる。 (3)口栓の攪拌部材によって内容物を均一に攪拌できるので、比 重差のある内容物中の特定の構成成分が早く消費されるという ことがなく、最後まで内容物を均一に使用することが可能とな る。
【図面の簡単な説明】
【図1】分離液体用容器の首部に口栓を係合した状態を
示す拡大部分断面略図である。
【図2】分離液体用容器を構成している口栓等を分解し
た状態を示す要部分解斜視図である。
【符号の説明】
10 口栓 11 栓体 12 外側周壁 13 内側周壁 14 平坦面 15 注出口 16 環状凸条 17 支持体 18 環状凹溝 19 開口部 20 撹拌部材 21 柱状体 22 撹拌片 30 容器本体 31 口部 32 首部 40 蓋体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山桝 博徳 神奈川県川崎市高津区瀬田2341 サンコー ポ第2多摩川201 (72)考案者 牧野 収孝 神奈川県横浜市旭区今宿町2387−3

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】分離液体を入れる容器に用いる口栓であっ
    て、 容器本体の口部に係合する栓体と、 該栓体に支持されるとともに、容器本体内に挿入される
    撹拌片を備え、振盪時に容器内の液体の攪拌を可能とす
    る撹拌部材と、 液体注出口とを具備してなる分離液体用容器の口栓。
  2. 【請求項2】分離液体を入れる容器に用いる口栓であっ
    て、 容器本体の口部に係合する栓体と、 該栓体に支持されるとともに、容器本体内に挿入される
    多段状に形成された複数の撹拌片を備え、振盪時に容器
    内の液体の攪拌を可能とする撹拌部材と、 液体注出口とを具備してなる分離液体用容器の口栓。
  3. 【請求項3】少なくとも次の(a)〜(c)の要素を含
    んでなる分離液体用容器。 (a) 口部と首部を有する液体収容用の容器本体。 (b) 容器本体の口部に係合する栓体と、該栓体に支
    持されるとともに容器本体内に挿入される撹拌片を備え
    振盪時に容器内の液体の攪拌を可能とする撹拌部材と、
    液体注出口とを具備してなる口栓。 (c) 前記容器本体の首部内壁と前記口栓を構成する
    攪拌片の外周とを近接させて形成した前記容器本体の一
    部を構成する首部。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009249012A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Sharp Corp 攪拌用容器、分離液状ドレッシング、分離液状化粧品及び医薬品
JP2010119494A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Nk Group Hanbai Kk 清掃具
KR200460012Y1 (ko) * 2008-11-07 2012-04-27 씨제이제일제당 (주) 용기 조립체

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