JP2511644Y2 - 液体注出用中栓 - Google Patents

液体注出用中栓

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JP2511644Y2 JP1989134578U JP13457889U JP2511644Y2 JP 2511644 Y2 JP2511644 Y2 JP 2511644Y2 JP 1989134578 U JP1989134578 U JP 1989134578U JP 13457889 U JP13457889 U JP 13457889U JP 2511644 Y2 JP2511644 Y2 JP 2511644Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は液体容器の蓋体に関し、尚詳しくは内容液の
注ぎ出しに際して流量を制御し得る蓋体中栓に関するも
のである。
[従来の技術] 今日、容器から内容液を注出した後、内容液が容器口
部の外周に付着することを防止する為、第6図に示す様
に天板部11の上面に注出筒16を有する中栓10を容器口部
51に嵌合固定し、該天板部11の上面における注出筒16の
上方を拡大形状とすることが行なわれている。
この中栓10は、天板部11の周縁から垂下する円筒状の
スカート部13を有し、該スカート部13を容器口部51の外
周へ嵌合させることにより容器口部51に固定され、スカ
ート部13と同心円筒形状の内筒部15を天板部11の下面に
有し、該内筒部15を容器口部51の内側に密接させる様に
挿入して前記スカート部13と該内筒部15とにより中栓10
を固定して容器を確実に密封するものであり、天板部11
の上面には円筒状の注出筒16を設け、注出筒16よりも外
周には円筒状の外壁部18を形成して該中栓10に上蓋41を
取り付け得る様にし、注出筒16の内方にはプルリング21
と称する引張片を設け、天板部11に形成した破断線23に
沿ってプルリング21により開口除去部25を除去すること
により注出口27を開口させ得る様にしている。
そして天板部11に破断線23をもって形成される開口除
去部25の形状としては、第7図に示す様に長円形とする
場合の他、この天板部11に形成される開口除去部25即ち
注出口27の形状としては第8図のAに示す様に銀杏形状
とする場合や、第8図のB及びCに示す様に三角形状、
又はT字形状等とし、以て天板部11の一部を注出筒16の
内方に突出させる様に残して該注出口27からの流量を制
限し、容器を傾けたときに一気に多量の内容液が流出し
ない様にする場合が有る。
又、流量制御としては、第9図に示す様に、上蓋を螺
着する雄螺子部を有する容器口部51に対して螺合固定さ
れ、且つ、該容器口部51へ螺着する上蓋により被蓋され
る中栓10において、第9図及び第10図に示す様に、注出
口27の内側部分に突出部28を形成するもの(例えば実公
昭53−36.277号)や、第11図に示す様に、容器口部51へ
螺着される中栓であって、該中栓に上蓋を嵌合固定する
中栓10の注出筒16内にジャマ板29を設けるもの(例えば
実開昭57−149.243号)等が有る。
[考案が解決しようとする課題] 上述の如く、従来の様に開口部の形状により天板部の
一部を注出筒内に突出させる場合の他、注出筒内に別個
固定的な突出部等を形成し、この突出部等により容器か
ら注ぎ出す内容液の流量を制御する中栓では、内容液の
種類又は内容液の残量等の変化により、内容液の飛び出
し防止など、常に適切な流量制御を行なうことは困難で
あった。
[課題を解決するための手段] 本考案は、容器口部頂面に密接される天板部を有し、
天板部の上面に注出筒を有し、天板部の下面には容器口
部内へ挿入される内筒部を有すると共に前記注出筒内の
天板部を開口除去部とする中栓であって、内筒部の内周
から中心方向に向けて薄肉平板状の折り曲げ可能なフィ
ンを多数設け、該薄肉平板状のフィンは、端部を自由端
とし、その基部で内筒部に接合され、各フィンの基部と
内筒部との接合部上端を接合部下端よりも水平方向にず
らせることにより傾斜させる様にして内筒部へ一体に形
成するものである。
[作用] 本考案は、内筒部内に薄肉平板状のフィンを多数設け
る故、容器内から注ぎ出される内容液は、内筒部を通過
するに際してフィンから抵抗を受けることになる。
更に、このフィンは、その接合部上端位置を接合部下
端位置からずらせて傾斜させている故、内容液の注ぎ出
しに際して内容液は旋回する様に流出方向が変化させら
れる。
又、フィンは端部を自由端として薄肉平板状とするこ
とにより折り曲げ可能とされている故、内筒部との接合
部近傍で折り曲げることが可能であり、且つ、接合部上
端と下端とをずらせて傾斜させている故、接合部近傍で
該フィンを折り曲げることによりフィンの投影面積を変
化させ、内筒部内の流路抵抗を変化させることができ
る。
[実施例] 本考案の実施例に係る中栓は、第1図に示す様に、平
板状の天板部11における周縁から円筒状のスカート部13
を垂下させ、該スカート部13の内周には内方膨出部14を
設けて容器口部51へ強固に嵌合固定し得る様にし、又、
スカート部13の内方において、天板部11の下面から円筒
状の内筒部15を垂下させ、該内筒部15と前記スカート部
13との間隙は容器口部51の肉厚に合せることにより内筒
部15とスカート部13とにより容器口部51を挾持し得る様
に形成するものであり、又、天板部11の上面には円筒状
の注出筒16を形成し、該注出筒16の基部内周に沿って破
断線23を設け、以て天板部11における注出筒16の内方部
分を開口除去部25とし、プルリング21を引き上げること
によって破断線23に沿って破断を生じさせることによ
り、開口除去部25を引き上げて除去し得る様にし、天板
部11の上面における注出筒16の外方には注出筒16よりも
低い外壁部18を設け、該外壁部18の外周に雄螺子部19を
形成して中栓10に上蓋41を螺着し得る様にした中栓10で
あり、該中栓10の内筒部15の内方に端部を自由端とした
薄肉平板状のフィン31を等間隔に複数個配置するもので
ある。
このフィン31は、第1図及び第2図に示す様に、その
基部32で内筒部15の内周に接合され、各フィン31は接合
部下端34に対して接合部上端33を水平円周方向にずらす
ことにより、該フィン31の基部32と内筒部15の内周との
接合線を該中栓10の中心線と平行な垂直方向軸線に対し
て傾け、以て各フィン31を垂直な軸線に対して一定の傾
斜角を持つ様に形成しつつ、内筒部15と一体とした薄肉
の平板形状として形成する。
尚、各フィン31の接合部における垂直な軸線に対する
傾斜角は、内筒部15の直径、即ち容器口部51の口径やフ
ィン31の枚数、内容液の種類即ち粘性等により決定され
るも、垂直な軸栓に対して10°乃至80°の角度とし、内
容液が内筒部15内を流れるとき、旋回する様な力を内容
液が該フィン31から受ける様にしておく。
本実施例は、上述の如く内筒部15の内周に薄肉平板状
のフィン31を多数傾斜させて設けている故、上蓋41を開
き、プルリング21を引き上げて開口除去部25を除去した
後容器を傾ければ、内容液は内筒部15及び注出筒16を通
って注ぎ出されることとなり、このとき、内容液が内筒
部15を通過するに際してフィン31の抵抗により内容液の
流量が制御され、且つ、内容液が注出筒16から急激に飛
び出すことが防止される。又、フィン31の抵抗により内
容液の流出方向が変化させられ、内容液が直線的に内筒
部15内を通過しない故、セパレートタイプのドレッシン
グや香料入りのドレッシング等の場合、該フィン31によ
り内容液を攪拌する様に内容液に混合作用を与えること
ができる。
そして、該フィン31は、内筒部15の中心方向に位置す
る端部を自由端とした薄肉の平板状として形成している
故、その基部32で折り曲げることが容易にでき、該フィ
ン31を内筒部15の内周へ押し付ける様に折り曲げれば、
第3図及び第4図に示す様に中央の間隙を広げると共
に、該フィン31が傾斜角をもって内筒部15に取り付けら
れている故、該フィン31の投影面積を減少させる様に各
フィン31相互の間隙をも広げ、内筒部15内を流れ出す内
容液に対する抵抗を減少させる様にしつつ内容液に旋回
方向の力を与えることになる。
従って、内容液の注ぎ出しに際し、フィン31を折り曲
げると内容液の攪拌混合を行ないつつ内容液の流出を容
易とし、比較的多量の内容液を注ぎ出すことができ、フ
ィン31を折り曲げて方向を変化させることにより流量を
容易に変化させることができる。
尚、上記実施例は、上蓋41を該中栓10に螺合固定して
いるも、上蓋41の固定は嵌合式とすることも有り、嵌合
に際しては、上蓋41と該中栓10とを別体とする場合のみ
でなく、第5図に示す様にヒンジ45を用いて上蓋41と中
栓10とを一体とすることも有る。
更に、上蓋41と該中栓10とをヒンジ45により一体とす
る場合等は、該中栓10を用いて容器では内容液を注ぎ出
す方向が自ずと定まる故、ヒンジ45と対向する位置等、
注ぎ出しに際して常に内容液が流れる箇所において、フ
ィン31を密集させる様にして各フィン31の間隔を不等間
隔とすることも有る。
そして、上記実施例に係る中栓10は、スカート部13と
内筒部15とにより容器口部51へ強固に固定して該中栓10
に上蓋41を被蓋する様にしているも、中栓10に上蓋41を
被蓋固定するものに限ることなく、上蓋41を容器口部51
に直接螺着する容器に対し、容器口部51に密接される天
板部11の下方に容器口部51内へ挿入される内筒部15を有
し、該内筒部15を容器口部51へ挿入することにより該中
栓10を容器口部51へ取り付ける形式であって、天板部11
の上方に上端を拡大した注出筒16を有し、容器口部51へ
直接螺着される上蓋41によって被蓋される中栓10におい
ても、該中栓10の内筒部15内に多数のフィン31を設ける
ことにより実施することができる。
[考案の効果] 本考案に係る中栓は、内筒部の内周に多数のフィンを
設けることにより内容液の注出に際して内容液に抵抗を
与え、以て内容液の飛び出しを防止し、該フィンは端部
を自由端とする薄肉平板状として基部で内筒部と一体と
するように形成している故、該フィンを基部の近傍で容
易に折り曲げることができ、フィンの折り曲げ量を変化
させることにより内容液に対する抵抗を変化させ、以て
注ぎ出しに際する流量の調整を容易に行なうことがで
き、使用者等が内容液の残量に合せて流量を調整するこ
ともできる。
更に、該フィンは水平に対して傾斜角をもって形成さ
れている故、内容液を注ぎ出す際に内容液が混合され、
セパレートタイプの内容液であっても攪拌混合しつつ注
ぎ出すことができる利点を有する中栓である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る中栓の垂直断面図にして、第2図
は該中栓の下面図、第3図及び第4図はフィンを曲げた
状態を示す垂直断面図及び下円図であり、第5図は他の
実施例を示す側面図、第6図及び第7図は従来の中栓を
示す垂直断面図及び上面図であり、第8図は従来の中栓
における開口部の形状例を示す図、第9図及び第10図は
従来の流量制御機構を有する中栓を示す垂直断面図及び
上面図、第11図は他の従来の流量制御機構を有する中栓
を示す垂直断面図。 10……中栓、11……天板部、13……スカート部、15……
内筒部、16……注出筒、21……プルリング、25……開口
除去部、31……フィン、32……フィン基部、33……接合
部上端、34……接合部下端、35……フィン先端、41……
上蓋、51……容器口部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器口部頂面に密接される天板部を有し、
    該天板部の上面に注出筒を有し、且つ、天板部の下面に
    容器口部内へ挿入される内筒部を有すると共に注出筒内
    の天板部を開口除去部とする中栓であって、内筒部の内
    周から中栓の中心方向に薄肉平板状のフィンが多数突出
    し、各フィンは端部を自由端としてその基部で内筒部に
    接合され、各フィンにおけるフィンの基部と内筒部との
    接合部上端位置が該フィンの基部と内筒部との接合部下
    端位置に対して水平方向にずれ、以て各フィンの接合部
    が垂直方向の軸線に対して傾斜を有する薄肉平板状の折
    り曲げ可能なフィンとして内筒部内に内筒部と一体に形
    成されていることを特徴とする液体注出用中栓。
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