JPH04107312U - 床パネル - Google Patents

床パネル

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JPH04107312U
JPH04107312U JP1598491U JP1598491U JPH04107312U JP H04107312 U JPH04107312 U JP H04107312U JP 1598491 U JP1598491 U JP 1598491U JP 1598491 U JP1598491 U JP 1598491U JP H04107312 U JPH04107312 U JP H04107312U
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ceiling
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floor panel
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JP1598491U
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信夫 根塚
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ミサワホーム株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現場での作業を極力少なくして簡略化し、し
かも簡単な作業で天井の形成をする。 【構成】 方形状をなす枠材42と、前記枠材42の片
側面に張設した床板材44とを備え、パネル組した壁パ
ネルの上面に取付けられる階上用の床パネルにおいて、
対向する一対の前記枠材42間に、予め前記床板材44
下面と間隔を置いて取付けた天井吊り下げ用の天井吊梁
46と、前記天井吊梁46に、予め長さ方向所定間隔で
取付けた吊木48と、を備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、床パネルに関し、特にパネル組をした壁パネルの上面に取付けられ る階上用の床パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の階上用の床パネルは、図5及び図6に示すようになっていた。 この床パネル10は、図5に示すように、長方形状をした枠材12を形成し、こ の枠材12の上面側に合板等からなる床板材14を張設して形成するようになっ ている。なお、枠材12の長辺部16間中央位置には、長辺部16に沿って両端 部を両短辺部18に取付けた補強材20が設けられるようになっている。
【0003】 また、この床パネル10の施工に際しては、図6に示すように、パネル工法に よりパネル組した壁パネル22の上面に、床パネル10の縁部を載置固定すると 共に、床パネル10の補強材20と枠材12の一方の長辺部16との間に、その 長さ方向に沿って天井吊り下げ用の吊梁24を配し、その両端をそれぞれ短辺部 18に取付け固定し、この吊梁24に所定間隔で吊木26を下方に垂下させて取 付け、この吊木26を突出させた状態で床パネル10の下面に防音用の石膏ボー ド28を取付けるようにしている。そして、石膏ボード28より突出した吊木2 0の下端に野縁30を取付け、この野縁30に天井材32を取付けるようにして いた。なお、34は断熱材である。また、上述の例は、天井懐に余裕がない場合 の例で、天井懐に余裕がある場合には、吊梁24は壁パネル22の内側面に取付 けられるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の床パネルにあっては、枠材12の上面に床板材14を張設しただけ の状態となっていたため、天井形成のために、施工現場において、枠材または壁 パネル22に吊梁24を取付け、この吊梁24に対し複数の吊木26を取付けな ければならず、現場での作業が多く、煩雑となり、しかもこれら吊梁24及び吊 木26の取付けは脚立や足場を使用して上向きの状態で作業をしなければならず 、作業がしづらいという問題があった。
【0005】 本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、 現場での作業を極力少なくして簡略化し、しかも簡単な作業で天井の形成をする ことのできる階上用の床パネルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は、 方形状をなす枠材と、 前記枠材の片側面に張設した床板材と、 を含む階上用の床パネルにおいて、 対向する一対の前記枠材間に、予め前記床板材下面と間隔を置いて取付けた天 井吊り下げ用の天井吊梁と、 前記天井吊梁に、予め長さ方向所定間隔で取付けた吊木と、 を備えることを特徴とする。
【0007】
【作用】
上記構成の床パネルにあっては、パネル組した壁パネルの上面に床パネルを配 設固定するだけで、床パネルには予め天井吊梁及び吊木が取付けられているので 天井吊梁及び吊木の取付けも既になされた状態となる。従って、現場では天井吊 梁や吊木の取付けを行なう必要がなく、その後の取付け工事のみ行なえばよい。 また、天井吊梁や吊木等の取付けを行なう際の上向きでの作業を少なくして作業 を容易にすることも可能となる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の好適な実施例について、図面を参照して説明する。
【0009】 図1〜図3は、本考案の一実施例に係る床パネルを示す図である。
【0010】 本実施例は、複数のパネルを組合せ、これらパネルを構造部材として用いるパ ネル工法の家屋の、2階等の階上に本考案の床パネルを採用した場合を示してい る。
【0011】 この床パネル40は、枠材42と、床板材44と、天井吊梁46と、吊木48 とを備えている。
【0012】 枠材42は、一対の平行な長辺部50と、この長辺部50の両端位置でこれら と交差する一対の平行な短辺部52とを組合せた長方形状をしたものとなってい る。上記一対の長辺部50間の中央位置には、これら一対の長辺部50と平行に 、補強材54が配設され、この補強材54の両端部が上記端辺部52の内側面に 固着されるようになっている。また、補強材54と一方の長辺部50との間には 、その長さ方向ほぼ中央位置に補強用のブロッキング材56が取付けられるよう になっている。
【0013】 床板材44は、合板等の1枚の板材からなり、上記枠材42の上面に張設され て、2階等の階上の床面を形成するようになっている。
【0014】 天井吊梁46は、予め工場において床パネル40と一体に形成されるもので、 ブロッキング材56を取付けていない枠材42の他方の長辺部50と、補強材5 4との間にこれら長辺部50及び補強材54と平行に配設され、その両端部が対 向する一対の短辺部52の内側面に取付け固定されるようになっている。この天 井吊梁46の両端部と上記短辺部52との取付けは、図3に示すように、短辺部 52の内側面に縦方向の溝58を上方から下方の途中位置まで形成し、この溝5 8内に天井吊梁46の両端部を挿入固定するようにしている。また、この天井吊 梁46は、床板材44からの振動が直接伝わらないようにするために、天井吊梁 46上面と床板材44の下面とを間隔をおいて配設するようにしている。
【0015】 吊木48は、上記天井吊梁46と同様に予め工場において床パネル40と一体 に形成されるもので、天井吊梁46の側面にその長さ方向に沿って所定間隔で取 付け固定されている。この固定は、釘又はボルト47で行なわれ、これにより、 吊木48は、工場出荷時には図7において実線で示すよう床パネル40内に収納 され、現場では図7において破線で示すよう回転垂下できるようになっている。 この吊木48は、天井吊梁46に対して完全に固着された状態となっているが、 これに限らず、例えば吊木48を天井吊梁46に対して回転可能に取付けておき 、工場出荷時には、吊木48を床パネル40内に納るように回転収納しておき、 輸送の邪魔にならないようにしておくことも可能である。
【0016】 次に、本実施例の床パネル40を用いて天井を形成する状態について説明する 。
【0017】 まず、予め工場において床パネル40に天井吊梁46及び吊木48を一体に形 成しておく。そして、この天井吊梁46及び吊木48が一体になった床パネル4 0を施工現場まで輸送する。
【0018】 次いで、施工現場においてパネル工法によりパネル組された壁パネル60の上 面に、上記床パネル40の縁部を載置して固定する。そして、この床パネル40 を複数枚連結することによって家屋の階上、例えば2階の床面が形成されること となる。この場合、床面の形成と同時に、床パネル40からは天井吊梁46より 吊木48が垂下した状態となっている。従って、天井吊梁46及び吊木48を現 場において取付ける必要がなく、その手間を省略することができ、しかも上向き で行なう作業が減少するため、作業が容易になり、工期の短縮もなしうることと なる。
【0019】 次に、床パネル40の下面に防音用の石膏ボード62を取付ける。この場合、 石膏ボード62の吊木48相応位置に穴を開けて、そこから吊木48の下端部を 突出させるようにしておく。この石膏ボード62は、このように現場で施工する 場合に限らず、予め工場にて床パネル40の下面に張設しておくようにすること も可能である。
【0020】 そして、上記石膏ボード62の下面より垂下突出する吊木48の下端に、野縁 64を取付け、その上に断熱材66を敷設した状態において、野縁64の下面に 天井材68を張設すれば天井が形成されることとなる。
【0021】 このように、施工を簡単かつ容易にすることは勿論のこと、天井吊梁46と床 板材44との間に間隔を持たせているので床板材44から天井材68への振動の 伝達も防止でき、更には天井吊梁46が床パネル40内に収納されるため、天井 懐を小さくして室内空間を有効に活用することができることとなるものである。
【0022】 図4には、他の実施例を示す。この実施例では、天井吊梁46と、枠材42の 短辺部52との連結をジョイント金具70を用いて行なうようにしている。この ジョイント金具70は、短辺部52の内側面に固定される枠材取付け部72と、 天井吊梁46の端部側面に固定される吊梁取付け部74とを備えるほぼL字状の もので、吊梁取付け部74の下部には天井吊梁46の端部下面を支持する曲折部 76が形成されるようになっている。他の構成及び作用は上記実施例と同様につ き説明を省略する。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の床パネルにあっては、床パネルに予め天井吊梁 及び吊木が取付けられているため、パネル組した壁パネルの上面に床パネルを配 設固定するだけで、天井吊梁及び吊木の取付けも既になされた状態となり、従っ て、現場では天井吊梁や吊木の取付けを行なう必要がなく、その後の取付け工事 のみ行なえばよいので、現場での施工作業が簡略化され、工期の短縮にもつなが ることとなるという効果がある。
【0024】 また、天井吊梁や吊木等の取付けを行なう際の上向きでの作業をなくして作業 を容易にすることもできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る床パネルを示す一部切
欠き斜視図である。
【図2】第1図の床パネルを用いて天井を形成する状態
を示す縦断面図である。
【図3】天井吊梁の取付け状態を示す部分切欠き斜視図
である。
【図4】本考案の他の実施例を示す部分切欠き斜視図で
ある。
【図5】従来の床パネルを示す一部切欠き斜視図であ
る。
【図6】従来の床パネルを用いて天井を形成する状態を
示す縦断面図である。
【図7】本発明の床パネルの吊木取付け構造の説明図で
ある。
【符号の説明】
40 床パネル 42 枠材 44 床板材 46 天井吊梁 48 吊木 60 壁パネル
MH009602

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形状をなす枠材と、前記枠材の片側面
    に張設した床板材と、を含む階上用の床パネルにおい
    て、対向する一対の前記枠材間に、予め前記床板材下面
    と間隔を置いて取付けた天井吊り下げ用の天井吊梁と、
    前記天井吊梁に、予め長さ方向にわたり所定間隔で取付
    けた吊木と、を備えることを特徴とする床パネル。
JP1991015984U 1991-02-26 1991-02-26 階上用床パネル Expired - Lifetime JP2586643Y2 (ja)

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JP1991015984U JP2586643Y2 (ja) 1991-02-26 1991-02-26 階上用床パネル

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JPH04107312U true JPH04107312U (ja) 1992-09-16
JP2586643Y2 JP2586643Y2 (ja) 1998-12-09

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54103030U (ja) * 1977-12-29 1979-07-20
JPH01159008U (ja) * 1988-04-26 1989-11-02

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54103030U (ja) * 1977-12-29 1979-07-20
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