JP2559626Y2 - 天井吊構造 - Google Patents

天井吊構造

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JP2559626Y2
JP2559626Y2 JP1990120081U JP12008190U JP2559626Y2 JP 2559626 Y2 JP2559626 Y2 JP 2559626Y2 JP 1990120081 U JP1990120081 U JP 1990120081U JP 12008190 U JP12008190 U JP 12008190U JP 2559626 Y2 JP2559626 Y2 JP 2559626Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、天井吊構造に関し、特にむくりを持たせて
天井板を取付ける天井吊構造に関する。
[従来の技術] 従来より、家屋等の天井においては、天井面を完全に
水平に形成すると、天井の中央部が視覚的に若干下がっ
て見え、特に部屋が広くなるとその傾向が著しくなる。
このことから、天井の中央部を周囲よりも若干高くした
構造、所謂むくりを持たせた構造が採用され、これによ
り、天井面が下がって見えるのを防止するようにしてい
る。
第4図には、この様なむくりを持たせた従来の天井吊
構造が示され、この天井吊構造は、例えば二階の床パネ
ル10の下方において、相対向する壁面に天井吊梁12を所
定間隔で平行に取付け、この天井吊梁12に複数の吊木14
を所定間隔で取付けて垂下させ、この複数の吊木14に縦
横に交差するる野縁16を取付け、この野縁16に天井板18
を敷設するようにしている。
そして、前記天井吊梁12より垂下させた吊木14の高
さ、即ち天井吊梁12からの突出量を調節して、天井面の
中央部が周囲より若干高くなるようにしていた。
[考案が解決しようとする課題] 前記従来の天井吊構造にあっては、施工現場におい
て、天井吊梁12に対し複数の吊木14を取付けると共に、
この複数の吊木14の高さ調節をも施工現場で行なわなけ
ればならず、施工作業が煩雑で、熟練者が必要となると
いう問題があった。
また、天井吊梁12より吊木14を垂下突出させ、この吊
木14に野縁16を取付けることとしていたため、床パネル
10下面から天井板18間での距離、即ち天井懐が大きくな
って、室内空間が狭くなってしまうという問題があっ
た。
本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、簡単な作業で、しかも熟練者を
必要とせずに、天井面のむくりの形成ができ、現場作業
が容易にでき、また天井懐を小さくして天井の高さを高
くし、室内空間を大きく取ることのできる天井吊構造を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するため、本考案は、相対向する壁面
間に天井吊用部材が所定間隔ごとに複数配設されて、こ
の天井吊用部材にむくりを持たせて天井板が支持される
天井吊構造であって、 前記吊用部材は、 前記壁面間に配設される天井吊梁と、 前記天井吊梁の下面に長さ方向に沿って配設される野
縁と、 前記野縁を貫通して前記天井吊梁の下面に、長さ方向
に沿って所定間隔で複数螺入され、前記天井吊梁と前記
野縁とを直接固定して予め一体にし、この螺入量を両端
部が少なく、中央部に行くにしたがって順次大きく調整
することで、前記天井吊梁の下面と前記野縁との距離を
両端部で大きく、中央部に行くにしたがって順次小さく
なる状態で維持する取付け部材と、 を含むことを特徴とする。
[作用] 前記構成の天井吊構造にあっては、天井吊用部材は、
天井吊梁の下面に沿って予め野縁が一体的に取付けられ
ている。
従って、まず前記天井吊梁の取付けを行うと、前記野
縁の取付けも同時に行われることになる。
次に、野縁を貫通して天井吊梁の下面に、長さ方向に
沿って所定間隔で複数螺入され、天井吊梁と野縁とを直
接固定している取付け部材の螺入量を両端部が少なく、
中央部に行くにしたがって順次多く調整することで、天
井吊梁の下面と野縁との距離を調節し、両端部で低く、
中央部で若干高くなるように野縁の高さ調整を行なう。
そして、前記高さ調整を行なった野縁の下面に、天井
板を敷設する。
従って、熟練者に頼らずに、容易かつ確実に、むくり
を持たせた状態で天井を形成することが可能となる。
また、天井吊用部材は、天井吊梁と野縁とが、取付け
部材によって直接連結されていて、吊木を用いずに、天
井吊梁の下面に直接野縁を取付けるようにしているた
め、吊木の分だけ天井懐を小さくして、天井を高くし、
室内空間を十分に確保することが可能となる。
更に、天井吊用部材は、相対向する壁面間に所定間隔
ごとに複数配設される部材であり、天井吊用部材同士が
格子状に一体化されたものではないので、工場等におい
て予め一体化しておき、搬送することが可能で、しかも
工場で予め野縁の高さ調節をすることが可能となり、こ
れにより現場作業が一層容易となるものである。
[実施例] 以下、本考案の好適な実施例について、図面を参照し
て説明する。
第1図〜第3図は、本考案の一実施例に係る天井吊構
造を示す図である。
本実施例は、複数のパネルを組合せ、これらパネルを
構造部材として用いるパネル工法の家屋に天井吊構造を
採用した場合を示している。
実施例の天井吊構造は、階上、例えば2階の床を構成
する複数の床パネル20の下方に、天井吊梁22、野縁24及
び天井板26等を組付け、1階部分の天井を構成してい
る。
前記天井吊梁22は、床パネル20の下方において、相対
向する壁パネル間に掛け渡されるようにして所定間隔で
平行に複数設けられている。
前記野縁24は、各天井吊梁22の下面に、天井吊梁22の
長さ方向に沿って配設されるようになっている。
また、この野縁24は、高さ調整可能な取付け部材とし
て機能する複数のネジ28を用い、各天井吊梁22に取付け
られるようになっており、しかも、この野縁24と天井吊
梁22とは予め工場において取付けられ一体化されるよう
になっている。すなわち、天井吊梁22、ネジ28および野
縁24とで予め一体化された天井吊用部材を構成してい
る。
更に、ネジ28は、所定の間隔、例えば455〜910mmの間
隔で配設され、また天井吊梁22の下面と野縁24との間の
距離lはネジ28の調節により、調整し得るようになって
いる。ここでは工場出荷時に、予め、両端部における天
井吊梁22と野縁24との距離lを大きくし、中央部にいく
にしたがって順次小さくなるように高さ調整をしてい
る。即ち、野縁24の中央部では、天井の重みの分及びむ
くりの量の分だけ、両端部よりも高くなるように設定さ
れている。
天井板26は、野縁24の下面に直接取付けられるように
なっており、この天井板26を野縁24の下面に取付けてい
くことにより、野縁24の下面の高さの相違によって、自
動的に中央が周辺よりも若干高いむくりの状態が形成さ
れるようになっている。
なお、天井板26の上面には、断熱材30が配設されるよ
うになっている。
次に、本実施例の作用について説明する。
まず、家屋の階上、例えば2階の床を構成する床パネ
ル20が取付けられた状態において、前記床パネル20の下
方に、複数の天井吊梁22を所定間隔で平行に取付ける。
この場合、天井吊梁22の下面には、予め、工場におい
て、天井吊梁22の長さ方向に沿って野縁24がネジ28によ
り一体化されており、この天井吊梁22の取付けによっ
て、野縁24も同時に取付けられることとなり、野縁24の
取付けの手間が省けることとなる。
次に、野縁24を天井吊梁22に取付けている所定間隔ご
とのネジ28を調節して、天井吊梁22下面からの野縁の突
出量を調節し、その施工現場に適応するように、両端部
で低く、中央部で若干高くなるように高さ調整を行な
う。
この場合、予め、工場において野縁24の中央部が天井
の重みの分及びむくりの量の分だけ、両端部よりも高く
設定されているので、施工現場での調整はその施工現場
の条件に合わせる程度の微調整で済み、むくり量の調整
が簡単になし得ることとなる。
そして、前記高さ調整を行なった野縁24の下面に、順
次天井板26を敷設していけば、前記野縁24の下面の高さ
の相違により、自動的に中央部が周辺部よりも若干高
い、むくりを有する天井が形成されることとなる。
従って、熟練者に頼らずに、容易かつ確実に、むくり
を持たせた状態で天井を形成することが可能となる。
また、吊木を用いずに、天井吊梁22の下面に直接野縁
24を取付けるようにしているため、吊木の分だけ天井懐
を小さくして、天井を高くし、室内空間を十分に確保す
ることが可能となる。
なお、本考案は前記実施例に限らず、本考案の要旨の
範囲内で各種の変形実施が可能である。
例えば、前記実施例では、取付け部材としてネジを用
いた場合を例にとり説明したが、本考案ではこれに限ら
ず、高さ調整可能な取付け部材であるなら、この以外の
各種部材、吊梁がCチャンネル等の鋼材を用いて形成さ
れている場合には、例えばボルト/ナットなどを用いて
もよい。
また、前記実施例においては、複数のパネルを組合
せ、これら各パネルを構造体として用いるパネル工法を
例にとって示したが、このパネル工法に限らず、通常の
建築方法、その他各種の建築方法を用いて建築する場合
にも採用できるものである。
また、工場出荷時においては、野縁24の高さ調整をす
ることは必ずしも必要ではなく、工場出荷時の調整を省
略してもよく、あるいは工場出荷時には荒い調整をして
おく程度に止めるようにすることも可能である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の天井吊構造にあって
は、熟練者に頼らずに、容易かつ確実に、むくりを持た
せた状態で天井を形成することができるという効果があ
る。
また、吊木を用いずに、天井吊梁の下面に直接野縁を
取付けるようにしているため、吊木の分だけ天井懐を小
さくして、天井を高くし、室内空間を十分に確保するこ
とができるという効果がある。
更に、工場で予め野縁の高さ調節をすることが可能と
なり、これにより現場作業が一層容易となるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る天井吊構造を示す一部
切欠き斜視図、 第2図は第1図の縦断面図、 第3図はネジ連結部分の断面図、 第4図は従来の天井吊構造を示す一部切欠き斜視図であ
る。 20……床パネル、22……天井吊梁、24……野縁、26……
天井板、28……ネジ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対向する壁面間に天井吊用部材が所定間
    隔ごとに複数配設されて、この天井吊用部材にむくりを
    持たせて天井板が支持される天井吊構造であって、 前記吊用部材は、 前記壁面間に配設される天井吊梁と、 前記天井吊梁の下面に長さ方向に沿って配設される野縁
    と、 前記野縁を貫通して前記天井吊梁の下面に、長さ方向に
    沿って所定間隔で複数螺入され、前記天井吊梁と前記野
    縁とを直接固定して予め一体にし、この螺入量を両端部
    が少なく、中央部に行くにしたがって順次大きく調整す
    ることで、前記天井吊梁の下面と前記野縁との距離を両
    端部で大きく、中央部に行くにしたがって順次小さくな
    る状態で維持する取付け部材と、 を含むことを特徴とする天井吊構造。
JP1990120081U 1990-11-16 1990-11-16 天井吊構造 Expired - Fee Related JP2559626Y2 (ja)

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JP2012087533A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Panasonic Corp 断熱部材及び断熱パネル取付構造

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JPS5744813U (ja) * 1980-08-27 1982-03-12
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