JPH0648022Y2 - パーゴラ取付構造 - Google Patents

パーゴラ取付構造

Info

Publication number
JPH0648022Y2
JPH0648022Y2 JP9200791U JP9200791U JPH0648022Y2 JP H0648022 Y2 JPH0648022 Y2 JP H0648022Y2 JP 9200791 U JP9200791 U JP 9200791U JP 9200791 U JP9200791 U JP 9200791U JP H0648022 Y2 JPH0648022 Y2 JP H0648022Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pergola
vertical member
balcony
fixed
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9200791U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0542460U (ja
Inventor
浩志 松澤
Original Assignee
ナショナル住宅産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ナショナル住宅産業株式会社 filed Critical ナショナル住宅産業株式会社
Priority to JP9200791U priority Critical patent/JPH0648022Y2/ja
Publication of JPH0542460U publication Critical patent/JPH0542460U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0648022Y2 publication Critical patent/JPH0648022Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パーゴラを家屋等の建
物本体と隣接して構築する場合のパーゴラ取付構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、家屋等の建物本体と隣接してパー
ゴラを設置することが行われており、これらのものにお
いては、例えば建物本体に設けられたバルコニーを利用
してバルコニーの上方にパーゴラを構築するようになっ
ており、取付けにあたっては縦部材と横部材とで略L字
状に形成される横部材の先部を建物本体の壁面に連結固
定し、縦部材の下部をバルコニーの床面に連結固定する
ことで建物本体に設けられたバルコニーの上方に取付け
られるというものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、パーゴラが
取付けられることとなる建物本体の種類によって屋根勾
配が異なるようなことがあり、このように屋根勾配が変
化するとパーゴラの取付け高さも変化することとなる。
つまり、例えば、4寸勾配の屋根に比べて6寸勾配の屋
根においては、軒高さが低くなるものであり、このよう
な場合には縦部材の長さ寸法が短いパーゴラ構成材を用
意する必要があり、また、軒高さが高くなるような場合
には縦部材の長さ寸法が長いパーゴラ構成材を用意する
必要があり、屋根勾配の違いに応じて複数種のパーゴラ
構成材を用意しなければならないという問題があった。
【0004】本考案は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、屋根勾配に変化があるような場合にも一種類
のパーゴラ構成材にてパーゴラの取付けを行うことがで
きるパーゴラ取付構造を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案では、上記目的を
達成するために、縦部材1と横部材2とで略L字状に形
成されるパーゴラ構成材3を複数並設してパーゴラAを
構成し、このパーゴラAを建物本体4に設けられたバル
コニー8の上方に配置し、パーゴラ構成材3の横部材2
の先部を建物本体4の外壁面5より外方に突出する軒先
部6に連結固定し、パーゴラ構成材3の縦部材1の下部
に連結金具21を設け、パーゴラ構成材3の縦部材1の
下部がバルコニー8の床面8aと離間するように連結金
具21をバルコニー8の腰壁9の内壁面に連結固定した
ものである。
【0006】
【作用】しかして、横部材2の先部を建物本体4の外壁
面5より外方に突出する軒先部6に連結固定し、縦部材
1の下部に設けられた連結金具21をバルコニー8の腰
壁9の内壁面に連結固定することによってバルコニー8
の上方にパーゴラAが取付けられる。そして、パーゴラ
構成材3の縦部材1の下部がバルコニー8の床面8aと
離間するように連結金具21をバルコニー8の腰壁9の
内壁面に連結固定するようにして縦部材1を腰壁9に連
結固定していることによって、屋根勾配が変化して軒高
さが変わったとしても連結金具21にて腰壁9に連結固
定される縦部材1の高さ寸法を変化させることによって
軒高さの変化に対応することができるものであり、つま
り、バルコニー8の床面8aと離間されて腰壁9に連結
固定されることとなる縦部材1の高さ寸法を調整するこ
とで屋根勾配の変化に一種類のパーゴラ構成材3にて対
応することができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案を図示された実施例に基づいて
詳述する。パーゴラAは図10に示されるように建物本
体4に設けられたバルコニー8の上方に配置されるよう
になっており、略L字状に形成された複数のパーゴラ構
成材3によって主体が構成されている。パーゴラ構成材
3は縦部材1と横部材2とによって略L字状に形成され
ており、図1に示されるように横部材2の先部を建物本
体4の外壁面5より外方に位置する屋根の軒先部6に連
結固定すると共に縦部材1の下部をバルコニー8の腰壁
9に連結固定することによって複数隣合うようにしてバ
ルコニー8の上方に配置されている。横部材2の先部上
面には角筒状の連結筒体10が溶接等によって固着され
ており、図2に示されるように軒先部6より垂下された
支持金具11を連結筒体10に連結固定することで横部
材2は軒先部6に吊り下げ保持されている。
【0008】支持金具11は薄板状の固定板11aに支
持ボルト11bを溶接固定して構成されており、固定板
11aを屋根パネル体12に取付けられた受け材13に
連結固定することで屋根パネル体12より下方に突設さ
れている。木質材にて形成される受け材13は屋根パネ
ル体12の枠を構成するC型鋼等の鋼材14間に架設さ
れており、つまり、図3に示されるように受け材13の
端部に形成された係合凸部13aを対向する鋼材14の
側面開口14aに係合するようにして対向する鋼材14
間の隙間に架設されており、固定板11aは受け材13
の側面に当接した状態で固着具15によって受け材13
に連結固定されている。ここで、対向する鋼材14間に
架設される受け材13は鋼材14の長さ方向(屋根パネ
ル体12の軒棟方向と直交する方向)のいずれの位置で
あっても取付けを行うことができるようになっており、
取付位置を調整して支持金具11の取付位置を自在に調
整することができるようになっている。そして、図9に
示されるように隣合う屋根パネル体12のモジュールの
半分の位置(屋根パネル体12の幅方向の中間部)に受
け材13を位置させることによって取付部材である受け
材13が屋根パネル体12の鋼材に当たったりするよう
なことなく取付けを行うことができ、また、後述するバ
ルコニー8の腰壁9に固定される縦部材1の固定部分に
おいては、腰壁9に取付けられることとなる手摺りブラ
ケット16が邪魔になったりするようなことなく取付け
を行うことができるようになっており、屋根パネル体1
2及び隣合う手摺りブラケット16間のセンターに縦部
材1または横部材2を位置させることができて見栄えを
良くすることができるようになっている。横部材2は連
結筒体10に支持ボルト11bを挿通すると共に支持ボ
ルト11bにナット17を螺着することによって連結固
定されており、連結筒体10の連結時に屋根パネル体1
2の下方に配されることとなる軒天井18も連結固定さ
れている。19は建物本体4の外壁面5に設けられるこ
ととなる付帯設備7としてのシャッターボックスであ
り、このようにシャッターボックス19が設けられてい
たとしてもパーゴラ構成材3の横部材2は軒先部6に取
付けられるようになっているためにシャッターボックス
19の配置状態に関係なく取付けが行われるようになっ
ている。20は屋根パネル体12上からの雨水を受ける
ための雨樋である。
【0009】パーゴラ構成材3の縦部材1の下部には図
8に示されるような連結金具21が取付けられており、
この連結金具21をバルコニー8の腰壁9に取付けられ
た受け金具22に連結した状態で縦部材1は腰壁9に連
結固定されている。縦部材1の側面に取付けられる連結
金具21はコ字状に形成された本体21aの両端より側
方に向けて連結片23を突設して構成されており、本体
21aの内面には下方に向けて引っかけ片24が突設さ
れており、図7に示されるように本体21aを固着具2
5によって縦部材1の外面に固着することで腰壁9に取
付けられている。腰壁9に設けられる受け金具22は固
定片22aより上方に向けて受け片22bを突設して構
成されており、固定片22aを固着具25にて腰壁9内
面に固着することで腰壁9に取付けられている。そし
て、縦部材1は図7に示されるように連結金具21の引
っかけ片24を受け金具22の受け片22bに係止した
状態で連結金具21の連結片23を図6に示されるよう
に固着具25にて腰壁9に連結することで取付けが行わ
れている。ここで、縦部材1の下端はバルコニー8の床
面8aより浮かせるようにして、つまり、バルコニー8
の床面8aと離間させるようにして腰壁9に連結固定さ
れている。これは、図5に示されるように取付部位によ
って屋根勾配が変化すると軒高さが変化することとなり
パーゴラ構成材3の取付高さも変化するためであり、こ
のように床面8aと離間させるようにして取付けを行う
ことで縦部材1の下端が床面8aに当たって取付けを行
うことができないというようなことなく種々の屋根勾配
に一種類のパーゴラ構成材3で対応しながら取付けを行
ってパーゴラAを構築することができるようになってい
る。また、縦部材1を取付けるにあたり、連結金具21
の引っかけ片24を受け金具22の受け片22bに係止
することで縦部材1を所定位置で仮止めした状態とする
ことができ、正確に位置出しを行いながら一人作業であ
っても縦部材1を固着具25によって正確な位置に本固
定することができるようになっている。
【0010】図示された実施例にあっては、隣合うパー
ゴラ構成材3の横部材2間は離間した状態となっている
が、必要に応じて隣合う横部材2間に雨水の落下を防止
したり、太陽光を遮るための屋根材のようなものを設け
てもよいものである。
【0011】
【考案の効果】本考案は上述のように、縦部材と横部材
とで略L字状に形成されるパーゴラ構成材を複数並設し
てパーゴラを構成し、このパーゴラを建物本体に設けら
れたバルコニーの上方に配置し、パーゴラ構成材の横部
材の先部を建物本体の外壁面より外方に突出する軒先部
に連結固定し、パーゴラ構成材の縦部材の下部に連結金
具を設け、パーゴラ構成材の縦部材の下部がバルコニー
の床面と離間するように連結金具をバルコニーの腰壁の
内壁面に連結固定するようになっているので、屋根勾配
が変化して軒高さが変わったとしても連結金具にて腰壁
に連結固定される縦部材の高さ寸法を変化させることに
よって軒高さの変化に対応することができるものであ
り、つまり、バルコニーの床面と離間されて腰壁に連結
固定されることとなる縦部材の高さ寸法を調整すること
で種々の屋根勾配の変化に一種類のパーゴラ構成材にて
対応することができるものであり、部材点数も削減する
ことができるものである。また、パーゴラ構成材の横部
材の先部は建物本体の外壁面より外方に突出する軒先部
に連結固定されるようになっているので、パーゴラが設
置されることとなる建物本体の外壁面にシャッターボッ
クスや換気口等の付帯設備が設けられているような場合
であっても、付帯設備の配置に関係なくパーゴラ構成材
の取付けを行うことができ、パーゴラの取付けを行うこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す側断面図である。
【図2】同上の部分拡大側断面図である。
【図3】同上の支持金具の取付状態を示す拡大図であ
る。
【図4】同上の屋根勾配が異なる場合の取付状態を示す
部分拡大側断面図である。
【図5】同上の屋根勾配の各実施例を示す側断面図であ
る。
【図6】同上のパーゴラ構成材を形成する縦部材の取付
状態を示す正面図である。
【図7】同上の縦部材の取付状態を示すものであり、
(a)は一部省略した側面図、(b)は一部省略した平
面図である。
【図8】同上の取付金具の配置状態を示す斜視図であ
る。
【図9】同上のパーゴラを構成するパーゴラ構成材の配
置状態を示す平断面図である。
【図10】同上のパーゴラの配置状態を示す一部破断し
た外観図である。
【符号の説明】
1 縦部材 2 横部材 3 パーゴラ構成材 4 建物本体 5 外壁面 6 軒先部 8 バルコニー 8a 床面 9 腰壁 21 連結金具 A パーゴラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦部材と横部材とで略L字状に形成され
    るパーゴラ構成材を複数並設してパーゴラを構成し、こ
    のパーゴラを建物本体に設けられたバルコニーの上方に
    配置し、パーゴラ構成材の横部材の先部を建物本体の外
    壁面より外方に突出する軒先部に連結固定し、パーゴラ
    構成材の縦部材の下部に連結金具を設け、パーゴラ構成
    材の縦部材の下部がバルコニーの床面と離間するように
    連結金具をバルコニーの腰壁の内壁面に連結固定して成
    るパーゴラ取付構造。
JP9200791U 1991-11-11 1991-11-11 パーゴラ取付構造 Expired - Fee Related JPH0648022Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9200791U JPH0648022Y2 (ja) 1991-11-11 1991-11-11 パーゴラ取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9200791U JPH0648022Y2 (ja) 1991-11-11 1991-11-11 パーゴラ取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0542460U JPH0542460U (ja) 1993-06-08
JPH0648022Y2 true JPH0648022Y2 (ja) 1994-12-07

Family

ID=14042407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9200791U Expired - Fee Related JPH0648022Y2 (ja) 1991-11-11 1991-11-11 パーゴラ取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0648022Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0542460U (ja) 1993-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3768217A (en) Building cornice with one piece soffit and gutter
US6474032B1 (en) Brick pocket
JPH0648022Y2 (ja) パーゴラ取付構造
JP2631083B2 (ja) 直付手摺支柱ブラケット
JPH0712524Y2 (ja) パーゴラ取付構造
JPH0648023Y2 (ja) パーゴラ取付構造
JPH086933Y2 (ja) パーゴラ取付構造
JPH0684665B2 (ja) パーゴラ取付構造
JP3650610B2 (ja) 玄関庇ユニットの取付け構造
JPH0743318Y2 (ja) バルコニーの雨樋装置
JP2553897Y2 (ja) 軒先面戸
JPH0133685Y2 (ja)
JP2574932Y2 (ja) パーゴラ取付構造
JP2944961B2 (ja) 軒天井取付構造
JPS6139781Y2 (ja)
JPH067143Y2 (ja) 外装板の取付装置
JPH0225904Y2 (ja)
JPH0450331Y2 (ja)
JPH0120409Y2 (ja)
JPH078699Y2 (ja) 軒天井の支持構造
JPS5923149Y2 (ja) 窓用手摺の格子体端部の取付構造
JPS6141888Y2 (ja)
JPH0754431Y2 (ja)
JPH0412889Y2 (ja)
JP2551819Y2 (ja) 軒先構造

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19950523

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees