JP2553719Y2 - 間仕切り構造 - Google Patents
間仕切り構造Info
- Publication number
- JP2553719Y2 JP2553719Y2 JP1991039477U JP3947791U JP2553719Y2 JP 2553719 Y2 JP2553719 Y2 JP 2553719Y2 JP 1991039477 U JP1991039477 U JP 1991039477U JP 3947791 U JP3947791 U JP 3947791U JP 2553719 Y2 JP2553719 Y2 JP 2553719Y2
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- JP
- Japan
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- ceiling
- plate
- partition
- panel
- room
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、防音性を考慮した住宅
における部屋の間仕切り構造であって間仕切り家具を使
用する間仕切り構造に関するものである。
における部屋の間仕切り構造であって間仕切り家具を使
用する間仕切り構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、部屋と部屋との間仕切りにお
いて、壁を使用せずに、何かを収納可能な家具を使用す
る場合があり、このような家具は間仕切り家具と呼ばれ
ている。図2は、従来の間仕切り家具を使用した間仕切
り構造の概略図である。
いて、壁を使用せずに、何かを収納可能な家具を使用す
る場合があり、このような家具は間仕切り家具と呼ばれ
ている。図2は、従来の間仕切り家具を使用した間仕切
り構造の概略図である。
【0003】図2の間仕切り構造は、間仕切り家具4で
部屋Aと部屋Bとが間仕切りされているものである。間
仕切り家具4は、その背板41の高さが、部屋の高さ即
ち床板1から天井板2までの距離に等しくなるように製
作されており、床板1と天井板2との間にこの間仕切り
家具4の背板41を嵌め込むようにして配置することに
より、部屋Aと部屋Bとが間仕切りされている。
部屋Aと部屋Bとが間仕切りされているものである。間
仕切り家具4は、その背板41の高さが、部屋の高さ即
ち床板1から天井板2までの距離に等しくなるように製
作されており、床板1と天井板2との間にこの間仕切り
家具4の背板41を嵌め込むようにして配置することに
より、部屋Aと部屋Bとが間仕切りされている。
【0004】このような間仕切り家具4を使用した部屋
の間仕切りは、間仕切り家具4を現場で製作する場合に
はかなりの工期と専門的な技能が必要になるが、間仕切
り家具4を予め工場等で製作しておいて現場では単に嵌
め込むだけにすれば、かなり短時間にかつ専門的技能も
必要なく施工できるメリットがある。また、図2に示す
間仕切り構造において、防音性を考慮する場合には、間
仕切り家具4の背板41等に防音性のあるものを使用す
るとともに、間仕切り家具4の周面に防音材5を介して
嵌め込むようにする。
の間仕切りは、間仕切り家具4を現場で製作する場合に
はかなりの工期と専門的な技能が必要になるが、間仕切
り家具4を予め工場等で製作しておいて現場では単に嵌
め込むだけにすれば、かなり短時間にかつ専門的技能も
必要なく施工できるメリットがある。また、図2に示す
間仕切り構造において、防音性を考慮する場合には、間
仕切り家具4の背板41等に防音性のあるものを使用す
るとともに、間仕切り家具4の周面に防音材5を介して
嵌め込むようにする。
【0005】ここで、図2に示すように、天井板2と天
井板2の上方に配置される上屋板3例えば二階床板との
間は、図中Cで示す天井懐と呼ばれる空間が形成されて
おり、床板1と天井板2との間の空間とを上記のように
間仕切り家具4で防音したとしても、この天井懐Cから
隣室に音がかなり漏れてしまうこととなっていた。
井板2の上方に配置される上屋板3例えば二階床板との
間は、図中Cで示す天井懐と呼ばれる空間が形成されて
おり、床板1と天井板2との間の空間とを上記のように
間仕切り家具4で防音したとしても、この天井懐Cから
隣室に音がかなり漏れてしまうこととなっていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】住宅建築業界は、新規
着工件数の減少の影響もあってさらに厳しい競争が演じ
られており、競争に打ち勝つためにより低コストの住宅
建築が必要になってきている。低コスト化を図る一番の
方法は、施工工数の低減であり、より短い工期で完了す
る工法の開発が要請されている。
着工件数の減少の影響もあってさらに厳しい競争が演じ
られており、競争に打ち勝つためにより低コストの住宅
建築が必要になってきている。低コスト化を図る一番の
方法は、施工工数の低減であり、より短い工期で完了す
る工法の開発が要請されている。
【0007】一方、最近における人手不足は、この住宅
建設業界では大工等の専門工の極端な不足となって現れ
ており、従って、熟練した技能を有さない人であっても
安定した品質で施工できる住宅の設計や新工法の開発が
要請されている。従来より行われている間仕切り家具を
使用した間仕切り方法は、このような要請に一応沿った
ものであった。しかし、防音性を考慮した構造にしよう
とすると、天井懐の部分について、別途防音壁の施工が
必要となってしまい、上記要請に完全に沿うことができ
ないのが現状である。
建設業界では大工等の専門工の極端な不足となって現れ
ており、従って、熟練した技能を有さない人であっても
安定した品質で施工できる住宅の設計や新工法の開発が
要請されている。従来より行われている間仕切り家具を
使用した間仕切り方法は、このような要請に一応沿った
ものであった。しかし、防音性を考慮した構造にしよう
とすると、天井懐の部分について、別途防音壁の施工が
必要となってしまい、上記要請に完全に沿うことができ
ないのが現状である。
【0008】本考案は、かかる現状を鑑みてなされたも
のであり、即ち、間仕切り家具を使用しかつ防音性を考
慮した間仕切り構造であって、短い工期で施工でき、か
つ熟練した技能を有さない人であっても安定した品質で
施工できる間仕切り構造を提供することを目的とする。
のであり、即ち、間仕切り家具を使用しかつ防音性を考
慮した間仕切り構造であって、短い工期で施工でき、か
つ熟練した技能を有さない人であっても安定した品質で
施工できる間仕切り構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案の間仕切り構造
は、床板(1)とこの床板(1)の上方に配置された天
井板(2)とにより形成された部屋の間仕切り構造にお
いて、天井板(2)と天井板(2)の上方に配置された
上屋板(3)とにより天井懐(C)が形成され、床板
(1)から上屋板(3)までの距離に等しい高さの背板
(41)を有する間仕切り家具(4)を床板(1)と上
屋板(3)との間に嵌め込むことにより、間仕切り家具
(4)の背板(41)が部屋を間仕切るとともに天井懐
(C)を間仕切るように形成し、天井板(2)を背板
(41)から独立して保持するために、上屋板(3)に
固定されて各部屋の天井板(2)をそれぞれ保持する独
立保持部(ワイヤー21、フック22、梁部材23及び
ワイヤー止め具24)と、物を収納できるとともに遮音
効果を高めるために密閉した空間からなる遮音収納部
(背板41、前扉42、上板43、下板44及び収納棚
45)とを備え、その遮音収納部(41乃至45)は、
前記背板(41)と、その背板(41)から横方向に突
出して物を収納可能な水平棚(上板43、下板44及び
収納棚45)と、その水平棚(43乃至45)の反背板
側を覆う開閉可能な前扉(42)とにより密閉した空間
を備えていることを特徴とする。
は、床板(1)とこの床板(1)の上方に配置された天
井板(2)とにより形成された部屋の間仕切り構造にお
いて、天井板(2)と天井板(2)の上方に配置された
上屋板(3)とにより天井懐(C)が形成され、床板
(1)から上屋板(3)までの距離に等しい高さの背板
(41)を有する間仕切り家具(4)を床板(1)と上
屋板(3)との間に嵌め込むことにより、間仕切り家具
(4)の背板(41)が部屋を間仕切るとともに天井懐
(C)を間仕切るように形成し、天井板(2)を背板
(41)から独立して保持するために、上屋板(3)に
固定されて各部屋の天井板(2)をそれぞれ保持する独
立保持部(ワイヤー21、フック22、梁部材23及び
ワイヤー止め具24)と、物を収納できるとともに遮音
効果を高めるために密閉した空間からなる遮音収納部
(背板41、前扉42、上板43、下板44及び収納棚
45)とを備え、その遮音収納部(41乃至45)は、
前記背板(41)と、その背板(41)から横方向に突
出して物を収納可能な水平棚(上板43、下板44及び
収納棚45)と、その水平棚(43乃至45)の反背板
側を覆う開閉可能な前扉(42)とにより密閉した空間
を備えていることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明に係る間仕切り構造においては、背板
(41)が、天井板(2)の上方の上屋板(3)にまで
達している。従って、天井板(2)と上屋板(3)との
間の天井懐(C)の空間がこの背板(41)により間仕
切りされ、これにより天井 懐(C)からの隣室への音漏
れが有効に防止される。また、天井懐(C)の部分に別
途防音壁を施工する必要がなく、このため、本実施例の
間仕切り構造は、短い工期で施工が完了する。さらに、
単に間仕切り家具(4)を嵌め込むだけで済むので、そ
の施工に専門的技能を別段必要としない。また、本発明
に係る間仕切り構造においては、独立保持手段(21乃
至24)が上屋板(3)に固定されて各部屋の天井板
(2)をそれぞれ保持している。すなわち、各部屋の天
井板(2)は、背板(41)から独立してそれぞれ保持
されている。これにより、部屋間で天井板(2)を連続
させて形成する必要がなく、部屋毎の天井板(2)を互
いに分離して形成することができ、天井板(2)を介し
て音が他の部屋に伝達するのを抑えることができる。さ
らに、天井板(2)は、独立保持手段(21乃至24)
により背板(41)にも接触していないため、天井板
(2)及び背板(41)を介して音が部屋間で伝達する
こともない。これにより、遮音効果を高めることができ
る。また、本発明に係る間仕切り構造においては、背板
(41)、水平棚(43乃至45)及び前扉(42)に
より収納部を兼ねた密閉空間である遮音収納部(42乃
至45)を部屋の間に形成している。これにより、背板
(41)、水平棚(43乃至45)及び前扉(42)に
より形成される空間を、その内部に物を収納することが
できる収納空間として利用することができる上に、その
密閉空間が、空気中を伝達する音の量を抑える緩衝材と
して働き、極めて良好な遮音効果を得ることができる。
(41)が、天井板(2)の上方の上屋板(3)にまで
達している。従って、天井板(2)と上屋板(3)との
間の天井懐(C)の空間がこの背板(41)により間仕
切りされ、これにより天井 懐(C)からの隣室への音漏
れが有効に防止される。また、天井懐(C)の部分に別
途防音壁を施工する必要がなく、このため、本実施例の
間仕切り構造は、短い工期で施工が完了する。さらに、
単に間仕切り家具(4)を嵌め込むだけで済むので、そ
の施工に専門的技能を別段必要としない。また、本発明
に係る間仕切り構造においては、独立保持手段(21乃
至24)が上屋板(3)に固定されて各部屋の天井板
(2)をそれぞれ保持している。すなわち、各部屋の天
井板(2)は、背板(41)から独立してそれぞれ保持
されている。これにより、部屋間で天井板(2)を連続
させて形成する必要がなく、部屋毎の天井板(2)を互
いに分離して形成することができ、天井板(2)を介し
て音が他の部屋に伝達するのを抑えることができる。さ
らに、天井板(2)は、独立保持手段(21乃至24)
により背板(41)にも接触していないため、天井板
(2)及び背板(41)を介して音が部屋間で伝達する
こともない。これにより、遮音効果を高めることができ
る。また、本発明に係る間仕切り構造においては、背板
(41)、水平棚(43乃至45)及び前扉(42)に
より収納部を兼ねた密閉空間である遮音収納部(42乃
至45)を部屋の間に形成している。これにより、背板
(41)、水平棚(43乃至45)及び前扉(42)に
より形成される空間を、その内部に物を収納することが
できる収納空間として利用することができる上に、その
密閉空間が、空気中を伝達する音の量を抑える緩衝材と
して働き、極めて良好な遮音効果を得ることができる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を説明する。図1は、
本考案の実施例の間仕切り構造の概略図である。図1の
間仕切り構造は、図2と同様に間仕切り家具4で部屋A
と部屋Bとが間仕切りされているものである。床板1
は、図示しない梁部材に固定されて支持されている。そ
して、この床板1の上方には、後述のような構造により
支持された天井板2が配置されている。さらに、天井板
2の上方には、図示しない上屋梁等に固定されて支持さ
れた上屋板3が配置されている。間仕切り家具4で間仕
切られる部屋A,部屋Bは、上記床板1と天井板2に挟
まれた空間であり、天井板2と上記上屋板3で挟まれた
空間が天井懐Cである。尚、上屋板3は、部屋A,部屋
Bが一階の場合には二階の床板になるし、部屋A,部屋
Bが二階の場合には屋根裏部屋又は三階の床板になる。
つまり、ここで使用する上屋板とは、天井板2の上方の
水平な板という意味に過ぎない。
本考案の実施例の間仕切り構造の概略図である。図1の
間仕切り構造は、図2と同様に間仕切り家具4で部屋A
と部屋Bとが間仕切りされているものである。床板1
は、図示しない梁部材に固定されて支持されている。そ
して、この床板1の上方には、後述のような構造により
支持された天井板2が配置されている。さらに、天井板
2の上方には、図示しない上屋梁等に固定されて支持さ
れた上屋板3が配置されている。間仕切り家具4で間仕
切られる部屋A,部屋Bは、上記床板1と天井板2に挟
まれた空間であり、天井板2と上記上屋板3で挟まれた
空間が天井懐Cである。尚、上屋板3は、部屋A,部屋
Bが一階の場合には二階の床板になるし、部屋A,部屋
Bが二階の場合には屋根裏部屋又は三階の床板になる。
つまり、ここで使用する上屋板とは、天井板2の上方の
水平な板という意味に過ぎない。
【0012】本実施例の間仕切り家具4は、鉛直な状態
で配置された背板41と、この背板41と平行に配置さ
れた前扉42と、この背板41と前扉42との間に水平
に横架された上板43及び下板44と、さらに上板43
と下板44の間に適宜水平に横架された収納棚45など
から構成されている。そして、背板41は、その高さ
が、床板1から上屋板3までの距離に等しくなるように
製作されており、この背板41の上縁411及び下縁4
12の部分を床板1と上屋板3との間に嵌め込むことに
より、本実施例の間仕切り家具4は取り付けられてい
る。
で配置された背板41と、この背板41と平行に配置さ
れた前扉42と、この背板41と前扉42との間に水平
に横架された上板43及び下板44と、さらに上板43
と下板44の間に適宜水平に横架された収納棚45など
から構成されている。そして、背板41は、その高さ
が、床板1から上屋板3までの距離に等しくなるように
製作されており、この背板41の上縁411及び下縁4
12の部分を床板1と上屋板3との間に嵌め込むことに
より、本実施例の間仕切り家具4は取り付けられてい
る。
【0013】より詳細には、上屋板3の下面には、背板
41が嵌合する上屋板凹部31が設けられており、床板
1のこの上屋板凹部31の直下の部分には同様に背板4
1が嵌合する床板凹部11が設けられている。この上屋
板凹部31と床板凹部11との間に背板41の上縁41
1及び下縁412の部分が嵌め込まれる。尚、図1中に
図示しない壁面又は柱部材等にも、背板41の両側縁の
部分が嵌めこまれている。また、壁面又は柱部材等の間
に複数の間仕切り家具4が並べられて嵌め込まれる場合
も多い。
41が嵌合する上屋板凹部31が設けられており、床板
1のこの上屋板凹部31の直下の部分には同様に背板4
1が嵌合する床板凹部11が設けられている。この上屋
板凹部31と床板凹部11との間に背板41の上縁41
1及び下縁412の部分が嵌め込まれる。尚、図1中に
図示しない壁面又は柱部材等にも、背板41の両側縁の
部分が嵌めこまれている。また、壁面又は柱部材等の間
に複数の間仕切り家具4が並べられて嵌め込まれる場合
も多い。
【0014】上記間仕切り家具4は、予め工場で組み立
てられ、完成した状態で現場に運び込まれるものであ
る。従って、現場では、この間仕切り家具4を単に嵌め
込むだけである。ここで、上記間仕切り家具4は、工場
での組立の際に、予め背板41の各縁に周状に防音材5
が取り付けられる。従って、前述のように、床板1と上
屋板3との間に嵌め込まれた際には、間に防音材5が介
在されるようになっている。また、防音材5は、背板4
1の両側縁が嵌め込まれる壁面や柱部材等との間にも介
在されていることは、勿論である。尚、上記防音材5
は、例えばゴム製のものが使用される。
てられ、完成した状態で現場に運び込まれるものであ
る。従って、現場では、この間仕切り家具4を単に嵌め
込むだけである。ここで、上記間仕切り家具4は、工場
での組立の際に、予め背板41の各縁に周状に防音材5
が取り付けられる。従って、前述のように、床板1と上
屋板3との間に嵌め込まれた際には、間に防音材5が介
在されるようになっている。また、防音材5は、背板4
1の両側縁が嵌め込まれる壁面や柱部材等との間にも介
在されていることは、勿論である。尚、上記防音材5
は、例えばゴム製のものが使用される。
【0015】上記説明から明らかなように、本実施例の
間仕切り構造においては、背板41が、天井板2の上方
の上屋板3にまで達している。従って、天井板2と上屋
板3との間の天井懐Cの空間がこの背板41により間仕
切りされ、これにより天井懐Cからの隣室への音漏れが
有効に防止される。また、天井懐Cの部分に別途防音壁
を施工する必要がなく、このため、本実施例の間仕切り
構造は、短い工期で施工が完了する。さらに、単に間仕
切り家具4を嵌め込むだけで済むので、その施工に専門
的技能を別段必要としない。
間仕切り構造においては、背板41が、天井板2の上方
の上屋板3にまで達している。従って、天井板2と上屋
板3との間の天井懐Cの空間がこの背板41により間仕
切りされ、これにより天井懐Cからの隣室への音漏れが
有効に防止される。また、天井懐Cの部分に別途防音壁
を施工する必要がなく、このため、本実施例の間仕切り
構造は、短い工期で施工が完了する。さらに、単に間仕
切り家具4を嵌め込むだけで済むので、その施工に専門
的技能を別段必要としない。
【0016】また、背板41の各縁に周状に取り付けら
れた防音材5により、さらに防音効果が確実なものとな
っている。次に、本実施例における天井板の取り付け構
造を簡単に説明する。本実施例の天井板2は、方形の天
井板パネル20が敷き詰められるように吊られることに
より構成されるものである。
れた防音材5により、さらに防音効果が確実なものとな
っている。次に、本実施例における天井板の取り付け構
造を簡単に説明する。本実施例の天井板2は、方形の天
井板パネル20が敷き詰められるように吊られることに
より構成されるものである。
【0017】図示しない二本の柱の間に横架された梁部
材23には、ワイヤー止め具24が固定されている。こ
のワイヤー止め具24に両端が固定されることにより、
ワイヤー21が、天井板パネル20の上方において張架
されている。そして、天井板2の裏面には、このワイヤ
ー21の長さ方向に数個のフック22が固定されてお
り、このフック22が上記ワイヤー21に引っ掛かるこ
とにより、各天井板パネル20はワイヤー21に係止さ
れている。
材23には、ワイヤー止め具24が固定されている。こ
のワイヤー止め具24に両端が固定されることにより、
ワイヤー21が、天井板パネル20の上方において張架
されている。そして、天井板2の裏面には、このワイヤ
ー21の長さ方向に数個のフック22が固定されてお
り、このフック22が上記ワイヤー21に引っ掛かるこ
とにより、各天井板パネル20はワイヤー21に係止さ
れている。
【0018】尚、図示しない壁面に沿って配置された天
井板パネルは、その端部が、図示しない天井廻り縁によ
って支持されている。本実施例の天井板2は、上記のよ
うな構成であるので、上記フック22をワイヤー21に
引っ掛けるだけで容易に取り付けことができる。また特
にこのような天井構造とした場合には、天井懐Cでの防
音工事が困難となるので、本考案の適用が有効である。
井板パネルは、その端部が、図示しない天井廻り縁によ
って支持されている。本実施例の天井板2は、上記のよ
うな構成であるので、上記フック22をワイヤー21に
引っ掛けるだけで容易に取り付けことができる。また特
にこのような天井構造とした場合には、天井懐Cでの防
音工事が困難となるので、本考案の適用が有効である。
【0019】なお以上の説明において、間仕切り家具4
の背板41は、上屋板3の下面に設けられた上屋板凹部
31及び床板1に設けられた床板凹部11に嵌合すると
して説明したが、防音性が担保できればこのような両凹
部31,11を設けなくてもたりる。
の背板41は、上屋板3の下面に設けられた上屋板凹部
31及び床板1に設けられた床板凹部11に嵌合すると
して説明したが、防音性が担保できればこのような両凹
部31,11を設けなくてもたりる。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の間仕切り
構造によれば、間仕切り家具を使用しかつ防音性を考慮
した間仕切り構造であって、短い工期で施工できかつ熟
練した技能を有さない人であっても安定した品質で施工
できる間仕切り構造となる。
構造によれば、間仕切り家具を使用しかつ防音性を考慮
した間仕切り構造であって、短い工期で施工できかつ熟
練した技能を有さない人であっても安定した品質で施工
できる間仕切り構造となる。
【図1】本考案の実施例の間仕切り構造の概略図であ
る。
る。
【図2】従来の間仕切り家具を使用した間仕切り構造の
概略図である。
概略図である。
A 部屋 B 部屋 C 天井懐 1 床板 11 床板凹部 2 天井板 21 ワイヤー 22 フック 23 梁部材 24 ワイヤー
止め具 3 上屋板 31 上屋板凹部 4 間仕切り家具 41 背板 411 上縁 412 下縁 42 前扉 43 上板 44 下板 45 収納棚 5 防音材
止め具 3 上屋板 31 上屋板凹部 4 間仕切り家具 41 背板 411 上縁 412 下縁 42 前扉 43 上板 44 下板 45 収納棚 5 防音材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 9/00 E04B 5/52 A (72)考案者 西川 秀志 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミサワホーム株式会社内 (72)考案者 古賀 洋行 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミサワホーム株式会社内 (72)考案者 鈴木 卓哉 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミサワホーム株式会社内 (72)考案者 渡辺 幸一 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミサワホーム株式会社内 (56)参考文献 実開 昭57−8214(JP,U) 特公 昭37−1793(JP,B1)
Claims (1)
- 【請求項1】 床板とこの床板の上方に配置された天井
板とにより形成された部屋の間仕切り構造において、 天井板と天井板の上方に配置された上屋板とにより天井
懐が形成され、床板から上屋板までの距離に等しい高さ
の背板を有する間仕切り家具を床板と上屋板との間に嵌
め込むことにより、間仕切り家具の背板が部屋を間仕切
るとともに天井懐を間仕切るように形成し、天井板を背板から独立して保持するために、上屋板に固
定されて各部屋の天井板をそれぞれ保持する独立保持部
と、 物を収納できるとともに遮音効果を高めるために密閉し
た空間からなる遮音収納部とを備え、 その遮音収納部は、前記背板と、その背板から横方向に
突出して物を収納可能な水平棚と、その水平棚の反背板
側を覆う開閉可能な前扉とにより密閉した空間を備えて
いることを特徴とする間仕切り構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991039477U JP2553719Y2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 間仕切り構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991039477U JP2553719Y2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 間仕切り構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04132106U JPH04132106U (ja) | 1992-12-07 |
JP2553719Y2 true JP2553719Y2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=31920752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991039477U Expired - Lifetime JP2553719Y2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 間仕切り構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2553719Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6146103Y2 (ja) * | 1980-06-16 | 1986-12-25 |
-
1991
- 1991-05-29 JP JP1991039477U patent/JP2553719Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04132106U (ja) | 1992-12-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970619 |