JPH0321353Y2 - - Google Patents

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JPH0321353Y2
JPH0321353Y2 JP1984068776U JP6877684U JPH0321353Y2 JP H0321353 Y2 JPH0321353 Y2 JP H0321353Y2 JP 1984068776 U JP1984068776 U JP 1984068776U JP 6877684 U JP6877684 U JP 6877684U JP H0321353 Y2 JPH0321353 Y2 JP H0321353Y2
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ceiling
upper rail
holding member
ceiling material
receiving flange
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JP1984068776U
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、船舶内において乗組員等が居住する
居住区の天井構造の改良に関するものである。
(従来の技術) 従来より、船舶内において乗組員等が居住する
居住区の天井は、ビル等の陸上の建造物の天井と
異なつて、船体の揺れに伴つて頻繁に上下動する
ために、上記揺れの反動が繰返し作用して垂下り
やひずみを生じ易いという問題があり、従つて、
一般には上部デツキから取付けた軽鉄下地等の天
井下地材に直接ケイ酸カルシウム等の天井板をビ
ス止めにして固着した構造のものが多く用いられ
ている。しかし、上記ビス止めによるものは天井
板を個々にビス止めする作業が煩雑で施工性が悪
いと共に、表面にビス頭が露出して外観を損うと
いう欠点があつた。
一方、ビス等の天井においては、鉱物質繊維板
等の天井材をH型バー等でその側縁部を連結して
天井下地から吊持せしめた構造が多く採用されて
おり、上記方法を用いればビス止めが不要で施工
性及び外観上優れた天井を形成することが可能で
ある。しかし、その反面、船舶においては先に述
べた如く、船体の揺れに伴う反動が天井材に繰返
し作用するために、天井下地に吊持させた天井材
が浮上り及び垂下りを生じ易くなり、天井周縁部
と壁との取り合せ部分において隙間が生じて防火
性が損われるという欠点があり、仮に回り縁等で
周縁部を隠しても浮上りによる隙間が防止出来な
いという難点があつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、上記H型バーで天井材を吊持する場合
において、壁パネル上端に取付けられる上レール
側部を適切な支持構造とすることにより、船舶内
居住区における天井材の側端部の浮上り及び垂下
りを防止して、天井材をH型バーにより吊持せし
めた際においても天井材と各壁との間に隙間が生
じることがないようにした防火性及び施工性に優
れた天井構造を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的の達成のため、本考案の解決手段は、
船舶の下部デツキに固定した床上に壁パネルが立
設され、この壁パネルの上端部にそれぞれ下方が
開放された上レールが被せられ、該上レールの上
端部に、隣接する壁パネル上部まで連続して横架
した型材等からなる横架材が固着され、上記横架
材から天井板の接合端面と 嵌合したH型バーが吊持されており、上記上レー
ルの下端には水平方向に折り曲げられた受けフラ
ンジが形成され、該受けフランジよりも上方の上
記上レール側部には水平方向に突出する押え材が
取り付けられていて、上記受けフランジと押え材
との間に上記H型バーで接合連結された天井材の
側端部が嵌入支持されているものである。
(作用) 上記の構成により、本考案では、天井材の側端
部は、受けフランジ及び押え材による支持により
上下移動が規制され、天井材の船体の揺れに伴う
浮上り及び垂下りを阻止できるとともに、上レー
ルと一体の受けフランジによつて天井材と各壁と
の間隙を穏蔽することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図において、1及び2はそれぞれ船舶の船
体を構成する上下のデツキ、3は該上下のデツキ
1,2の側縁部に接合された側壁であつて、以上
の上下のデツキ1,2と側壁3とに囲まれた部分
に乗組員等が居住する居住区Rが形成されてい
る。
上記居住区Rの下部デツキ2上には所定位置に
上方に開放された断面コ字状の床レール4,4,
…が溶接により固定され、該各床レール4上に
は、不燃材よりなる芯材5aの表面に化粧鋼板5
b,5bを貼着してなる複数枚の化粧鋼板貼り壁
パネル5,5,…が直列にかつ隣接する壁パネル
5,5同志をジヨイナ(図示せず)等により接合
して立設され、該立設された複数枚の壁パネル
5,5,…の上端部には下方が開放された断面略
コ字状の上レール6が被せられており、居住区R
の外周部分(側壁3に近い部分)に位置する床レ
ール4上の壁パネル5,5,…によつて居住区R
の周壁7が、居住区Rを各室R1,R2,…に仕切
る境界部分に位置する床レール4,4,…上の壁
パネル5,5,…によつて各室R1の隔壁8,8,
…がそれぞれ構成されている。
また、上記立て付けられた各壁7,8の上レー
ル6,6,…上端部には、上記客室R1の各壁8,
8,…上部を横架して周壁7上部まで連続するよ
うに上レール6,6,…と直交する方向に延びる
C型チヤンネル鋼の型材等よりなる横架材9,
9,…が配設されて天井下地を構成しており、該
各横架材9は各壁7,8の上レール6にコ字状の
取付金具10及びタツピンねじ11,11,…に
よつて固着されており、この各横架材9と各上レ
ール6との固着により周壁7と隔壁8,8,…と
の上部間が一体的に連結されている。また、上記
周壁7の上レール6はブラケツト12を介して上
記船体の側壁3に固定されている。
また、上記横架材9,9,…には、周壁7と各
隔壁8との上部間及び隣接する隔壁8,8の上部
間に配設された複数枚の天井材13,13,…が
H型バークリツプ14及びH型バー15を介して
吊持されている。すなわち、上記各クリツプ14
は、先端にフツク部14a,14aを有する略コ
字状の棒材よりなり、上記フツク部14a,14
aを横架材9の下方に配置せしめて横架材9に跨
るように掛け止められており、該各クリツプ14
のフツク部14a,14aにH型バー15の一方
のフランジ部が係合されている。該H型バー15
の他方のフランジ部は、互いに隣接する天井材1
3,13の対向する各側端面に形成した条溝13
aへ嵌合されて両天井材13,13を接合連結し
ており、このことにより、天井材13,13,…
が横架材9よりなる天井下地に吊持されている。
そして、この天井材13,13,…によつて各室
R1の天井面が形成されている。
さらに、第2図及び第3図に拡大詳示するよう
に、上記各上レール6において、各室R1の天井
材13,13,…の横架材9への取付け開始側
(第3図では左側部分)に相当する側部下端には、
室R1内側へ水平方向に折り曲げられた受けフラ
ンジ16が一体に形成されている。また、上記受
けフランジ16よりも上方の上記上レール6側部
には、受けフランジ16から天井材13の厚み分
だけ離れた部位に、受けフランジ16と平行に室
R1内側へ水平方向に突出するように断面L字状
の押え材17がタツピンねじ18,18,…によ
つて取り付けられており、上記受けフランジ16
と押え材17との間に取付け開始端の天井材13
の側端部が嵌入支持されている。
また、各上レール6において、天井材13,1
3,…の取付け終了側(第3図で右側に示す部
分)に相当する側部には、上記取付け開始側の押
え材17と同じ高さ位置に、室R1内側へ水平方
向に突出するように断面L字状の押え材19がタ
ツピンねじ20,20,…によつて取り付けられ
ている。また、該押え材19の下方には平板状の
受け材21が配置されており、押え材19に取付
け終了端の天井材13の側端部上面を当接させ、
その状態で天井材13を挾持するように受け材2
1を押え材19に天井材13を貫通するタツピン
ねじ22,22,…によつて連結することによ
り、上記取付け終了端の天井材13の側端部が上
レール6に支持されている。
尚、船体の揺れに伴つて各壁7,8と天井材1
3,13,…の側端部とが干渉するのを避けるた
めに、上記各上レール6の側部と該側部に対向す
る天井材13側端部との間には若干の間隙Gが形
成されている。
したがつて、上記実施例において、天井材取付
け開始側の上レール6側部に受けフランジ16及
び押え材17が設けられ、該受けフランジ16と
押え材17との間に取付け開始端の天井材13の
側端部が嵌入支持されているため、船体の縦揺れ
に伴つて上記天井材13が上下に揺れてもその側
端部は上記押え材17及び受けフランジ16に規
制されて上下方に移動しなくなり、よつて取付け
開始端の天井材13の浮上り及び垂下りが防止さ
れて天井材と壁パネル間に隙間が発生することが
ない。
しかも、上記上レール6の受けフランジ16が
上記天井材13の側端部と該側端部に対向する上
レール6側部との間の間隙Gを覆つて室R1内か
ら隠蔽しているので、万一火災が発生しても天井
裏まで炎が回り込むことがなく、防火性に優れて
いると共に、天井材取付け開始側の天井面の外観
見映えを向上させることができる。
さらに、取付け終了端の天井材13の側端部は
上レール6側部に取り付けた押え材19と受け材
21との間に挾持されているため、上記取付け開
始側と同様に、上記天井材13の側端部の浮上り
及び垂下りを防止することができるとともに、天
井材13と上レール6側部との間の間隙Gを受け
材21によつて隠蔽して、天井材取付け終了側の
天井面の防火性及び外観見映えを向上させること
ができる。
(考案の効果) 以上の如く、本考案によれば、壁パネルの上端
部にそれぞれ被せられた上レールの上端部に、隣
接する壁パネル上部まで連続して横架した型材等
からなる横架材を固着し、上記横架材から天井板
の接合端面と嵌合したH型バーを吊持し、上記上
レールの側部下端に受けフランジを形成し、該受
けフランジと受けフランジよりも上方の上レール
側部に取り付けた押え材との間に、上記H型バー
で接合連結された天井材の側端部を嵌合支持する
ようにしたことにより、天井材の側端部の船体の
揺れに伴う天井材周縁の浮上り及び垂下りを防止
でき、下地材から天井材を吊持させて天井施工し
ても天井材周縁部と壁との間に隙間が生じること
がなく、船舶内居住区の天井をH型バーを用いて
施工することが可能であり、施工性、外観及び防
火性に優れた天井を形成できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は全体縦
断面図、第2図は外周壁上部の拡大断面図、第3
図は隔壁上部の拡大断面図である。 1……上部デツキ、2……下部デツキ、4……
床レール、5……壁パネル、6……上レール、7
……外周壁、8……隔壁、9……横架材、13…
…天井材、15……H型バー、16……受けフラ
ンジ、17……押え材、G……間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 床上に立設された壁パネルの上端部に下方が開
    放した断面略コ字状の上レールが各々被せられて
    おり、該上レールの上端部に、隣接する壁パネル
    上部まで連続して横架した型材等からなる横架材
    が固着され、上記横架材から天井板の接合端面と
    嵌合したH型バーが吊持されており、上記上レー
    ルの下端には水平方向に折り曲げられた受けフラ
    ンジが形成され、該受けフランジよりも上方の上
    記上レール側部には水平方向に突出する押え材が
    取り付けられていて、上記受けフランジと押え材
    との間に上記H型バーで接合連結された天井材の
    側端部が嵌入支持されていることを特徴とする船
    舶内居住区の天井構造。
JP6877684U 1984-05-10 1984-05-10 船舶内居住区の天井構造 Granted JPS60179594U (ja)

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JP6877684U JPS60179594U (ja) 1984-05-10 1984-05-10 船舶内居住区の天井構造

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JP6877684U JPS60179594U (ja) 1984-05-10 1984-05-10 船舶内居住区の天井構造

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JPH0321353Y2 true JPH0321353Y2 (ja) 1991-05-09

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JP2008150808A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Nihon Kagaku Sangyo Co Ltd 固定金具及びそれを用いた軒天井板の支持構造

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