JP2021134598A - 梁構造 - Google Patents

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寛明 小林
Hiroaki Kobayashi
寛明 小林
淳次 常俊
Junji Tsunetoshi
淳次 常俊
剣一 野田
Kenichi Noda
剣一 野田
薫 坂東
Kaoru Bando
薫 坂東
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【課題】内装材の配置位置の自由度が大きい梁構造を提供する。【解決手段】梁構造1は、梁2と、受け部材3と、耐火被覆材4と、支持部材5と、を備える。受け部材3は、梁2から外壁6側に延びている。耐火被覆材4は、受け部材3の下方に配置される。支持部材5は、受け部材3に固定される。また支持部材5は、内装材8が取り付けられる内装下地材10を支持する。支持部材5は、受け部材3に固定されている固定部52と、内装下地材10が取り付けられる取付け部51を有していることが好ましい。取付け部51は、耐火被覆材4の下面41に露出していることが好ましい。【選択図】図1

Description

本発明は、一般に梁構造に関し、より詳細には、梁と、受け部材と、耐火被覆材と、支持部材と、を備える梁構造に関する。
特許文献1には、耐火構造が記載されている。この耐火構造は、壁部材と、壁部材の直上に配設された鉄骨梁とを備えている。鉄骨梁の外面には、耐火被覆層が形成されているとともに、壁部材の上端面が耐火被覆層に当接している。耐火被覆層のうち、鉄骨梁の下面を被覆する部分がセメントと水酸化アルミニウムと炭酸カルシウムとを主成分とするセラミック系耐火被覆材から形成されている。
壁部材は、壁本体とランナーとを有している。ランナーは鉄骨梁の下面を被覆するセラミック系耐火被覆材の下面に設けられており、壁本体の上端部がランナーに取り付けられている。
実用新案登録第3212233号公報([0009]及び図1)
しかし、特許文献1に記載された耐火構造では、鉄骨梁の下面を被覆するセラミック系耐火被覆材の下面にランナーが取り付けられているため、ランナーの取り付け位置が鉄骨梁の下方に制限され、壁本体の配置位置の自由度が小さいという問題があった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされており、内装材の配置位置の自由度が大きい梁構造を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る梁構造は、梁と、受け部材と、耐火被覆材と、支持部材と、を備える。前記受け部材は、前記梁から外壁側に延びている。前記耐火被覆材は、前記受け部材の下方に配置される。前記支持部材は、前記受け部材に固定される。また前記支持部材は、内装材が取り付けられる内装下地材を持する。
本発明によれば、梁から外壁側に延びる受け部材に支持部材を固定することによって、支持部材の取り付け位置を梁と外壁との間で調整することができ、支持部材に支持される内装下地材及び内装下地材に取り付けられる内装材の配置位置の自由度が大きくなる、という利点がある。
図1は、本発明に係る梁構造の一実施形態を示す一部が破断した斜視図である。 図2は、本発明に係る梁構造の一実施形態を示す断面図である。
(実施形態)
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る梁構造1は、梁2と、受け部材3と、耐火被覆材4と、支持部材5と、を備える。
梁2は、柱間に架け渡される横架材である。本実施形態では、梁2は上面に床板100が載置されており、床板100を支えている。床板100は、上下に隣接するフロアの上階(例えば、二階)の床を構成しており、床板100よりも下方に下階(例えば、一階)が形成されている。梁2は、鉄骨(鋼材)で形成されている。本実施形態では、梁2としてH形鋼を使用しているが、これに限られず、梁2は、I形鋼、溝形鋼(C形鋼)、リップ溝形鋼、L形鋼(山形鋼)、T形鋼、角型鋼管、丸型鋼管などが使用可能である。梁2は、柱等に固定され、略水平に配置されている。
受け部材3は、外壁6を梁2に連結する部材である。すなわち、外壁6は、受け部材3を介して梁2に連結されて支持されている。受け部材3は、金属製であって、例えば、形鋼を使用することができるが、これに限定されるものではない。具体的には、受け部材3は縦片31と横片32とからなる断面L字状の等辺山形鋼などで形成することができる。受け部材3の一端は梁2に固定されている。例えば、梁2がH形鋼の場合、受け部材3の横片32の一端は、下フランジ21の上面に固定される。つまり、H型鋼はウェブ22の上端に上フランジ23を有し、ウェブ22の下端に下フランジ21を有するが、本実施形態では、ウェブ22よりも外壁6側(ウェブ22から外壁6の方に向かう方向)において、下フランジ21の上面に受け部材3の一端を溶接、ボルト又はビスで固定する。したがって、受け部材3は、梁2から外壁6側に延びており、梁2から外壁6側に突出した状態で取り付けられている。受け部材3は梁2に複数取り付けられる。複数の受け部材3は梁2の延びる方向に沿って、所定の間隔で並べて配置されている。
受け部材3は、梁2と外壁6との間の空間7に設けられる。詳細には、受け部材3は、床板100及び塞ぎ充填材68の下方に配置される。また受け部材3は、外壁6の外装下地材62と梁2のウェブ22との間に配置される。さらに受け部材3は、下フランジ21の上方で、かつ後述の力骨42及びラス43の上方に位置している。そして、受け部材3の他端(梁2に固定された端部と反対側の端部)には外壁6が連結されている。
本実施形態では、外壁6は胴縁61と、外装下地材62と、外装上張り材63と、留め具64及び外装材65とを備えている。胴縁61は上下方向に沿って延びる縦胴縁である。胴縁61は、例えば、金属製であって、例えばリップ溝形鋼などを使用することができる。そして、受け部材3の梁2に固定された端部と反対側の端部が胴縁61に連結されている。すなわち、受け部材3の縦片31の外壁6側の端部が胴縁61に連結されている。
外装下地材62は、外装上張り材63などのシート類を貼るための下地となる部材であって、胴縁61の屋外側(胴縁61から見て梁2と反対側)に配置されている。外装下地材62は釘又はビスなどの固定具66で胴縁61に固定されている。外装下地材62は複数の板材を縦横に並べて形成される。外装下地材62は、例えば、ケイ酸カルシウム板又は石膏ボードが使用されるが、外壁6の耐火性の向上のために、石膏ボードを使用することが好ましい。
外装上張り材63は、外壁6の透湿性及び耐火性の向上のために使用されるシート部材である。外装上張り材63は、例えば、透湿防水シートが使用される。また外装上張り材63は、火災時の熱で膨張する耐火シートが使用される。外装上張り材63は、外装下地材62の屋外側(外装下地材62から見て梁2と反対側)に配置され、タッカーなどで固定されている。
留め具64は、外装材65を胴縁61に取り付けるために使用される部材である。留め具64は、金属製であって、例えば、溶融亜鉛−アルミニウム−マグネシウム合金めっき鋼板等を折り曲げ加工して形成されている。留め具64は、外装材65を引っ掛ける係止部を有している。留め具64は、外装上張り材63の屋外側(外装上張り材63から見て梁2と反対側)に配置され、釘又はビスなどの固定具67で胴縁61に固定されている。
外装材65は、外壁6の屋外面を構成する部材である。外装材65はサイディングボードなどが使用され、窯業系サイディングボード、金属系サイディングボードなどが例示される。外装材65は外装上張り材63の屋外側に複数配置され、留め具64に引っ掛けられて取り付けられる。外装材65は留め具64に上端部及び下端部などの一部が引っ掛けられる。外装材65は、例えば、上端部及び下端部に実部を有し、上下方向で隣接する外装材65を実部で接続して横張りすることができる。
外壁6は、塞ぎ充填材68を備えている。塞ぎ充填材68は外壁6と床板100との間の隙間を埋めるための部材である。塞ぎ充填材68により、梁2と外壁6との間の空間7に火炎、熱、煙などが侵入しにくくなり、梁構造1及び外壁6の耐火性を向上させることができる。塞ぎ充填材68は、ブロック状のロックウールなどの無機繊維材で形成されており、水平方向で隣り合う胴縁61の間で、床板100の屋外側端部と外壁6の外装下地材62の屋内側面との間の隙間に充填されている。塞ぎ充填材68は、梁2の延びる方向に沿って、空間7のほぼ全長にわたって設けられている。
耐火被覆材4は、梁構造1の耐火性を向上させるために設けられている。耐火被覆材4は吹付けロックウール又はシート状ロックウールで形成される。吹付けロックウールは、粒状又は粉状のロックウールと、セメント又は合成樹脂などの硬化剤と、水などの溶剤とを含む材料である。耐火被覆材4は吹付けロックウールが硬化して形成される。
耐火被覆材4は、梁2とラス43に形成される。詳細には、耐火被覆材4は、梁2のウェブ22よりも屋内側における上フランジ23の屋内側の端面及び下面と、ウェブ22の屋内側面と、下フランジ21の屋内側の上面、屋内側の端面及び下面とにわたって形成されている。また耐火被覆材4は、ラス43の下面に全面にわたって形成されている。ラス43は、耐火被覆材4を形成するための下地となるものである。ラス43は、金網などの厚みの薄い部材であるため、撓みなどが生じないように、力骨42で支持されている。力骨42は金属製の丸棒材であり、ラス43の取付け用の下地である。力骨42は一端が下フランジ21の下面に溶接等で固定されており、下フランジ21から屋外方向に向かって突出している。力骨42の他端(固定された端部と反対側の端部)は、外壁6の外装下地材62に接触又は近接している。そして、複数の力骨42が梁2の延びる方向に沿って所定の間隔を介して配置されている。ラス43は力骨42の下側に配置され、複数の力骨42に架け渡して配置されている。ラス43は空間7の下面の開口を全面にわたって配置される。すなわち、ラス43は、下フランジ21から外壁6の外装下地材62までの間に配置され、梁2の延びる方向に沿って、梁2のほぼ全長にわたって配置されている。
そして、耐火被覆材4は、ラス43の下面にも付着して設けられている。すなわち、耐火被覆材4は、梁2からラス43に至るように一連に形成されている。また耐火被覆材4は、ラス43の下面に全面にわたって設けられている。したがって、耐火被覆材4は、受け部材3の下方に配置される。これにより、耐火被覆材4の下方からの火炎から受け部材3が保護されることになり、梁構造1の耐火性が向上する。また耐火被覆材4は、空間7の下面全体を塞ぐように形成されている。これにより、耐火被覆材4の下方から空間7に火炎が侵入しにくくなり、梁構造1の耐火性が向上する。耐火性の向上の観点から、耐火被覆材4は、胴縁61の外面にも隙間がほとんどない状態で接触するのが好ましく、さらに、耐火被覆材4の外壁6側の端部は、外装下地材62の屋内側面(胴縁61の方に向く面)にもほとんど隙間なく接触するのが好ましい。なお、梁2と外装下地材62との間の寸法が小さい場合(例えば、45mm以下の場合)、ラス43及び力骨42を使用せずに、耐火被覆材4のみを梁2と外装下地材62との間に形成するのが可能である。
支持部材5は、取付け部51と、固定部52と、を有している。固定部52は、受け部材3に固定されている。取付け部51は、内装下地材10が取り付けられている。また支持部材5は、連結部53を更に有している。
支持部材5は、例えば、鋼板等の金属板を折り曲げ加工することにより形成されている金具である。取付け部51は、連結部53から一方向に突出して形成されている。また固定部52は、連結部53から一方向とは反対方向に突出して形成されている。すなわち、支持部材5は略Z状に形成することができる。詳細には、支持部材5は、受け部材3に取り付けた状態において、連結部53の下端から外壁6側に延びる取付け部51を有し、かつ連結部53の上端から梁2側(外壁6と反対側)に延びる固定部52を有している。このため、取付け部51と固定部52とは上下方向で互いに対向しない位置に配置されている。支持部材5は、幅寸法(梁2に沿った方向の寸法)が長さ寸法(梁2から外壁6に向かう方向)よりも短く形成されており、ピース物である。
支持部材5を受け部材3に取り付けるにあたっては、固定部52を受け部材3にビスなどの固定具54で固定する。このとき、固定部52の上面と受け部材3の下面との間にスペーサ55を介在させてもよい。このスペーサ55は板状に形成され、梁2の種類によって受け部材3の下面から梁2の下面までの上下方向の距離が変わるため、その寸法合わせのために用いられる部材である。
また支持部材5を受け部材3に取り付ける場合、受け部材3の下方から支持部材5の固定部52を固定具54で固定する作業を要する。このとき、支持部材5の固定部52と取付け部51とは連結部53を挟んで互いに反対方向に突出しているため、固定部52の下方に取付け部51の下方に位置しない。したがって、固定部52を固定する際に、取付け部51が邪魔にならないように作業することができ、作業性が向上する。
支持部材5を受け部材3に取り付けた状態において、取付け部51は、耐火被覆材4の下面41に露出している。ここで、「耐火被覆材4の下面41に露出している」とは、取付け部51が、耐火被覆材4の下面41よりも下方に位置する状態を含む。この場合、連結部53が耐火被覆材4及びラス43を上下方向で貫通している。また「耐火被覆材4の下面41に露出している」とは、取付け部51の下面が耐火被覆材4の下面41と同じ高さ(面一)である状態を含む。さらに、「耐火被覆材4の下面41に露出している」とは、取付け部51の下面が耐火被覆材4の下面41に形成される凹みから視認できる状態を含む。この場合、凹みの底面が取付け部51の下面で構成される。
図1及び図2では、取付け部51の下面が耐火被覆材4の下面41と同じ高さ(面一)である状態を示している。このように、取付け部51の下面が耐火被覆材4の下面41と同じ高さにする場合、耐火被覆材4の厚みを一定に形成しやすい。すなわち、耐火被覆材4を吹付けロックウールで形成する場合、耐火被覆材4を形成する前には、梁2、受け部材3、外壁6の少なくとも胴縁61と外装下地材62、支持部材5、力骨42及びラス43が施工された状態である。この状態で、吹付け等により耐火被覆材4を形成していくと、ラス43の下面及びラス43の下方に位置する取付け部51が耐火被覆材4で覆われることになる。この後、取付け部51を耐火被覆材4の下面41に露出させるまで、耐火被覆材4の表面を切削等していく。このようにすると、取付け部51の位置を目安にして耐火被覆材4の表面をどの程度切削等を行なうかを判断しやすくなり、耐火被覆材4の厚みを一定に形成しやすい。
なお、支持部材5は複数の受け部材3の各々に取り付けられる。したがって、複数の支持部材5が梁2に沿って並んで配置される。また支持部材5の取付け作業と、ラス43の取付け作業とは、いずれを先に行ってもよい。支持部材5の取付け部51は、連結部53をラス43の網目に通してラス43の下方に配置することができる。また、ラス43に切り目を入れて、その切れ目に連結部53を通してラス43の下方に取付け部51を配置することができる。
内装材8は、屋内の壁・床・天井などの仕上げ及び装飾を行なう部材である。本実施形態では、内装材8は屋内の間仕切り壁等の内壁を構成している。内装材8は内装下地材10に取り付けられる。内装下地材10は上記支持部材5に支持される。本実施形態において、内装下地材10は、ランナー81と、スタッド82と、を備えており、内装材8は、内装板83を備えている。
ランナー81は、長尺の部材であって、例えば鋼板の折り曲げ加工品などの金属部材で形成されている。またランナー81は断面コ字状に形成されている。そして、ランナー81は下方に開口するようにして支持部材5の取付け部51にビス等の固定具84で固定される。この場合、ランナー81は複数の支持部材5に架け渡すことにより、梁2に沿って延びるように配置される。
スタッド82は、長尺の部材であって、ランナー81と同様の金属部材で形成されている。またスタッド82はC型鋼(C型チャンネル)又は断面矩形状の鋼管が使用される。そして、スタッド82は、その上端部をランナー81の内側にはめ込んで、ランナー81に取り付けられる。この場合、スタッド82は上下方向に沿って延びるように、立てた状態で取り付けられる。なお、スタッド82の下端部は、床に配置したランナーに固定してもよい。本実施形態では、複数のスタッド82がランナー81の延びる方向に沿って所定の間隔を介して並べられている。なお、スタッド82は、C型鋼形状に限定されず、断面矩形状の鋼管であってもよい。
内装板83は、壁面を構成する板状の部材であって、例えば、合板、石膏ボード、金属板及びプラスチック板などが使用される。内装板83は、スタッド82にビス等の固定具86で固定される。内装板83は、スタッド82の屋内側(外壁6と反対側)に配置される。
本実施形態では、更に、断熱材9を備えてもよい。断熱材9はロックウール、グラスウール及びフェノールフォームなどを含む板材であって、内装板83よりも断熱性を有する。断熱材9は、例えば、外装下地材62と内装板83との間に配置され、これにより、建物の断熱性を向上させることができる。また空間7にも断熱材9を配置することができる。なお、断熱材9は、必要に応じて、使用することができ、断熱性を問わない建物であれば、使用しなくてもよい。
そして、本実施形態では、梁2から外壁6側に延びる受け部材3に支持部材5を取り付けることによって、支持部材5の取り付け位置を梁2と外壁6との間で調整することができる。したがって、支持部材5に取り付けられる内装下地材10の配置位置を支持部材5の取り付け位置に応じて変えることができ、内装下地材10及びこれに取り付けられる内装材8の配置位置の自由度が大きくなる。特に、本実施形態では、支持部材5を梁2に取り付ける場合に比べて、外壁6側に寄せて内装下地材10を配置することができ、内装材8よりも屋内側のスペースを広くすることができる。
(変形例)
実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
実施形態では、内装材8が内壁又は間仕切り壁の場合について説明したが、これに限らず、内装材8は、例えば、天井板、カーテン、吊り棚、照明器具、家電製品などの内装に使用する物品であれば何でもよい。
実施形態では、胴縁61は縦胴縁である場合について説明したが、これに限られず、胴縁61は横胴縁であってもよい。この場合、胴縁61は梁2の延び方向に沿って延びるように形成されている。また実施形態では、胴縁61が縦胴縁であるため、複数の外装材65は横張りで取り付けられているが、胴縁61が横胴縁である場合には、複数の外装材65は縦張りで取り付けられる。
実施形態では、支持部材5がZ型の鋼板に限定されず、例えば一般構造用軽量形鋼のリップ鋼または一般構造用角形鋼管の角鋼であってもよい。
実施形態では、支持部材5の取付け部51が耐火被覆材4から露出しているが、これに限定されず、露出していなくてもよい。
実施形態では、受け部材3と支持部材5の固定部52との間にスペーサ55を設けるようにしたが、これに限られず、スペーサ55を使用しなくてもよい。この場合、受け部材3の下面と支持部材5の固定部52とを接触させて溶接などで固定することができる。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様に係る梁構造1は、梁2と、受け部材3と、耐火被覆材4と、支持部材5と、を備える。受け部材3は、梁2から外壁6側に延びている。耐火被覆材4は、受け部材3の下方に配置される。支持部材5は、受け部材3に固定される。また支持部材5は、内装材8が取り付けられる内装下地材10を支持する。
第1の態様によれば、梁2から外壁6側に延びる受け部材3に支持部材5を取り付けることによって、支持部材5の取り付け位置を梁2と外壁6との間で調整することができ、内装下地材10及び内装材8の配置位置の自由度が大きくなる、という利点がある。
第2の態様は、第1の態様における梁構造1である。支持部材5は、受け部材3に固定されている固定部52と、内装下地材10が取り付けられる取付け部51と、を有している。取付け部51は、耐火被覆材4の下面41に露出している。
第2の態様によれば、耐火被覆材4の下方から取付け部51に内装下地材10を取り付けることができ、内装下地材10の取付作業が行いやすい、という利点がある。
第3の態様は、第2の態様における梁構造1である。支持部材5は、取付け部51と固定部52とを連結している連結部53を更に有している。取付け部51は、連結部53から一方向に突出している。固定部52は、前記一方向とは反対方向に突出している。
第3の態様によれば、固定部52を受け部材3に固定する際に、取付け部51が邪魔になりにくく、支持部材5が取り付けやすい、という利点がある。
第4の態様は、第1乃至3のいずれか1つの態様における梁構造1である。耐火被覆材4は、空間7の下面全体を塞ぐように形成されている。
第4の態様によれば、耐火被覆材4により空間7に火炎が侵入しにくくなり、耐火性が向上する、という利点がある。
1 梁構造
2 梁
3 受け部材
4 耐火被覆材
41 下面
5 支持部材
51 取付け部
52 固定部
53 連結部
6 外壁
7 空間
8 内装材
10 内装下地材

Claims (4)

  1. 梁と、
    前記梁から外壁側に延びている受け部材と、
    前記受け部材の下方に配置される耐火被覆材と、
    前記受け部材に固定され、内装材が取り付けられる内装下地材を支持する支持部材と、を備える、
    梁構造。
  2. 前記支持部材は、前記受け部材に固定されている固定部と、前記内装下地材が取り付けられる取付け部と、を有し、
    前記取付け部は、前記耐火被覆材の下面に露出している、
    請求項1に記載の梁構造。
  3. 前記支持部材は、前記取付け部と前記固定部とを連結している連結部を更に有し、
    前記取付け部は、前記連結部から一方向に突出しており、
    前記固定部は、前記一方向とは反対方向に突出している、
    請求項2に記載の梁構造。
  4. 前記耐火被覆材は、前記梁と前記外壁との間の空間の下面全体を塞ぐように形成されている、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の梁構造。
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