JPH04132106U - 間仕切り構造 - Google Patents

間仕切り構造

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JPH04132106U
JPH04132106U JP3947791U JP3947791U JPH04132106U JP H04132106 U JPH04132106 U JP H04132106U JP 3947791 U JP3947791 U JP 3947791U JP 3947791 U JP3947791 U JP 3947791U JP H04132106 U JPH04132106 U JP H04132106U
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三四郎 小林
義之 大野
昭次 湶
秀志 西川
洋行 古賀
卓哉 鈴木
幸一 渡辺
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ミサワホーム株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 間仕切り家具を使用しかつ防音性を考慮した
間仕切り構造であって、短い工期で施工できかつ熟練し
た技能を有さない人であっても安定した品質で施工でき
るようにする。 【構成】 間仕切り家具4の背板41の高さを、床板1
から上屋板3までの距離に等しくなるようにし、この背
板41により天井板2と上屋板3との間の天井懐Cの空
間をも間仕切るようにする。これにより、別途防音壁を
施工することを不要にしつつ、天井懐Cからの隣室への
音漏れを有効に防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、防音性を考慮した住宅における部屋の間仕切り構造であって間仕切 り家具を使用する間仕切り構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、部屋と部屋との間仕切りにおいて、壁を使用せずに、何かを収納可 能な家具を使用する場合があり、このような家具は間仕切り家具と呼ばれている 。 図2は、従来の間仕切り家具を使用した間仕切り構造の概略図である。
【0003】 図2の間仕切り構造は、間仕切り家具4で部屋Aと部屋Bとが間仕切りされて いるものである。間仕切り家具4は、その背板41の高さが、部屋の高さ即ち床 板1から天井板2までの距離に等しくなるように製作されており、床板1と天井 板2との間にこの間仕切り家具4の背板41を嵌め込むようにして配置すること により、部屋Aと部屋Bとが間仕切りされている。
【0004】 このような間仕切り家具4を使用した部屋の間仕切りは、間仕切り家具4を現 場で製作する場合にはかなりの工期と専門的な技能が必要になるが、間仕切り家 具4を予め工場等で製作しておいて現場では単に嵌め込むだけにすれば、かなり 短時間にかつ専門的技能も必要なく施工できるメリットがある。 また、図2に示す間仕切り構造において、防音性を考慮する場合には、間仕切 り家具4の背板41等に防音性のあるものを使用するとともに、間仕切り家具4 の周面に防音材5を介して嵌め込むようにする。
【0005】 ここで、図2に示すように、天井板2と天井板2の上方に配置される上屋板3 例えば二階床板との間は、図中Cで示す天井懐と呼ばれる空間が形成されており 、床板1と天井板2との間の空間とを上記のように間仕切り家具4で防音したと しても、この天井懐Cから隣室に音がかなり漏れてしまうこととなっていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
住宅建築業界は、新規着工件数の減少の影響もあってさらに厳しい競争が演じ られており、競争に打ち勝つためにより低コストの住宅建築が必要になってきて いる。低コスト化を図る一番の方法は、施工工数の低減であり、より短い工期で 完了する工法の開発が要請されている。
【0007】 一方、最近における人手不足は、この住宅建設業界では大工等の専門工の極端 な不足となって現れており、従って、熟練した技能を有さない人であっても安定 した品質で施工できる住宅の設計や新工法の開発が要請されている。 従来より行われている間仕切り家具を使用した間仕切り方法は、このような要 請に一応沿ったものであった。しかし、防音性を考慮した構造にしようとすると 、天井懐の部分について、別途防音壁の施工が必要となってしまい、上記要請に 完全に沿うことができないのが現状である。
【0008】 本考案は、かかる現状を鑑みてなされたものであり、即ち、間仕切り家具を使 用しかつ防音性を考慮した間仕切り構造であって、短い工期で施工でき、かつ熟 練した技能を有さない人であっても安定した品質で施工できる間仕切り構造を提 供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案の間仕切り構造は、床板とこの床板の上方に 配置された天井板とにより形成された部屋の間仕切り構造であって、天井板と天 井板の上方に配置された上屋板とにより天井懐が形成され、床板から上屋板まで の距離に等しい高さの背板を有する間仕切り家具を、床板と上屋板との間に嵌め 込むことにより、間仕切り家具の背板が部屋を間仕切るとともに天井懐を間仕切 るように形成したものである。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を説明する。 図1は、本考案の実施例の間仕切り構造の概略図である。 図1の間仕切り構造は、図2と同様に間仕切り家具4で部屋Aと部屋Bとが間 仕切りされているものである。
【0011】 床板1は、図示しない梁部材に固定されて支持されている。そして、この床板 1の上方には、後述のような構造により支持された天井板2が配置されている。 さらに、天井板2の上方には、図示しない上屋梁等に固定されて支持された上屋 板3が配置されている。 間仕切り家具4で間仕切られる部屋A,部屋Bは、上記床板1と天井板2に挟 まれた空間であり、天井板2と上記上屋板3で挟まれた空間が天井懐Cである。 尚、上屋板3は、部屋A,部屋Bが一階の場合には二階の床板になるし、部屋A ,部屋Bが二階の場合には屋根裏部屋又は三階の床板になる。つまり、ここで使 用する上屋板とは、天井板2の上方の水平な板という意味に過ぎない。
【0012】 本実施例の間仕切り家具4は、鉛直な状態で配置された背板41と、この背板 41と平行に配置された前扉42と、この背板41と前扉42との間に水平に横 架された上板43及び下板44と、さらに上板43と下板44の間に適宜水平に 横架された収納棚45などから構成されている。 そして、背板41は、その高さが、床板1から上屋板3までの距離に等しくな るように製作されており、この背板41の上縁411及び下縁412の部分を床 板1と上屋板3との間に嵌め込むことにより、本実施例の間仕切り家具4は取り 付けられている。
【0013】 より詳細には、上屋板3の下面には、背板41が嵌合する上屋板凹部31が設 けられており、床板1のこの上屋板凹部31の直下の部分には同様に背板41が 嵌合する床板凹部11が設けられている。この上屋板凹部31と床板凹部11と の間に背板41の上縁411及び下縁412の部分が嵌め込まれる。 尚、図1中に図示しない壁面又は柱部材等にも、背板41の両側縁の部分が嵌 めこまれている。また、壁面又は柱部材等の間に複数の間仕切り家具4が並べら れて嵌め込まれる場合も多い。
【0014】 上記間仕切り家具4は、予め工場で組み立てられ、完成した状態で現場に運び 込まれるものである。従って、現場では、この間仕切り家具4を単に嵌め込むだ けである。 ここで、上記間仕切り家具4は、工場での組立の際に、予め背板41の各縁に 周状に防音材5が取り付けられる。従って、前述のように、床板1と上屋板3と の間に嵌め込まれた際には、間に防音材5が介在されるようになっている。また 、防音材5は、背板41の両側縁が嵌め込まれる壁面や柱部材等との間にも介在 されていることは、勿論である。尚、上記防音材5は、例えばゴム製のものが使 用される。
【0015】 上記説明から明らかなように、本実施例の間仕切り構造においては、背板41 が、天井板2の上方の上屋板3にまで達している。従って、天井板2と上屋板3 との間の天井懐Cの空間がこの背板41により間仕切りされ、これにより天井懐 Cからの隣室への音漏れが有効に防止される。また、天井懐Cの部分に別途防音 壁を施工する必要がなく、このため、本実施例の間仕切り構造は、短い工期で施 工が完了する。さらに、単に間仕切り家具4を嵌め込むだけで済むので、その施 工に専門的技能を別段必要としない。
【0016】 また、背板41の各縁に周状に取り付けられた防音材5により、さらに防音効 果が確実なものとなっている。 次に、本実施例における天井板の取り付け構造を簡単に説明する。 本実施例の天井板2は、方形の天井板パネル20が敷き詰められるように吊ら れることにより構成されるものである。
【0017】 図示しない二本の柱の間に横架された梁部材23には、ワイヤー止め具24が 固定されている。このワイヤー止め具24に両端が固定されることにより、ワイ ヤー21が、天井板パネル20の上方において張架されている。そして、天井板 2の裏面には、このワイヤー21の長さ方向に数個のフック22が固定されてお り、このフック22が上記ワイヤー21に引っ掛かることにより、各天井板パネ ル20はワイヤー21に係止されている。
【0018】 尚、図示しない壁面に沿って配置された天井板パネルは、その端部が、図示し ない天井廻り縁によって支持されている。 本実施例の天井板2は、上記のような構成であるので、上記フック22をワイ ヤー21に引っ掛けるだけで容易に取り付けことができる。 また特にこのような天井構造とした場合には、天井懐Cでの防音工事が困難と なるので、本考案の適用が有効である。
【0019】 なお以上の説明において、間仕切り家具4の背板41は、上屋板3の下面に設 けられた上屋板凹部31及び床板1に設けられた床板凹部11に嵌合するとして 説明したが、防音性が担保できればこのような両凹部31,11を設けなくても たりる。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の間仕切り構造によれば、間仕切り家具を使用し かつ防音性を考慮した間仕切り構造であって、短い工期で施工できかつ熟練した 技能を有さない人であっても安定した品質で施工できる間仕切り構造となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の間仕切り構造の概略図であ
る。
【図2】従来の間仕切り家具を使用した間仕切り構造の
概略図である。
【符号の説明】
A 部屋 B 部屋 C 天井懐 1 床板 11 床板凹部 2 天井板 21 ワイヤー 22 フック 23 梁部材 24 ワイヤー
止め具 3 上屋板 31 上屋板凹部 4 間仕切り家具 41 背板 411 上縁 412 下縁 42 前扉 43 上板 44 下板 45 収納棚 5 防音材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西川 秀志 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内 (72)考案者 古賀 洋行 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内 (72)考案者 鈴木 卓哉 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内 (72)考案者 渡辺 幸一 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床板とこの床板の上方に配置された天井
    板とにより形成された部屋の間仕切り構造において、天
    井板と天井板の上方に配置された上屋板とにより天井懐
    が形成され、床板から上屋板までの距離に等しい高さの
    背板を有する間仕切り家具を床板と上屋板との間に嵌め
    込むことにより、間仕切り家具の背板が部屋を間仕切る
    とともに天井懐を間仕切るように形成したことを特徴と
    する間仕切り構造。
JP1991039477U 1991-05-29 1991-05-29 間仕切り構造 Expired - Lifetime JP2553719Y2 (ja)

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JPH04132106U true JPH04132106U (ja) 1992-12-07
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS578214U (ja) * 1980-06-16 1982-01-16

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