JPH0410468Y2 - - Google Patents

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JPH0410468Y2
JPH0410468Y2 JP1986191973U JP19197386U JPH0410468Y2 JP H0410468 Y2 JPH0410468 Y2 JP H0410468Y2 JP 1986191973 U JP1986191973 U JP 1986191973U JP 19197386 U JP19197386 U JP 19197386U JP H0410468 Y2 JPH0410468 Y2 JP H0410468Y2
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flexible
hume
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tube
pipe
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JP1986191973U
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JPS6396388U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ヒユーム管の途中に可撓部材を一体
的に結合して構成した可撓性ヒユーム管に係り、
詳しくは所定値を越える外力が作用するまで該可
撓部材の変位変形を拘束する手段を備えた可撓性
ヒユーム管の改良に関する。
[従来の技術] 下水路又は排水路の埋設配管として一般にヒユ
ーム管が多用されているが、地盤変動に伴う接続
構造物と管路部との沈下量の相違や地震などの土
圧により生起される曲げ又は剪断応力によつて、
埋設後のヒユーム管に漏水若しくは折損などの事
故を生じる惧れがある。
勿論このような応力や振動を吸収して事故を未
然に防止するため、ヒユーム管の途中に可撓部材
を一体的に結合させたいわゆる可撓性ヒユーム管
も少なからず提案されており、例えば実公昭57−
20694号、実公昭59−22389号、実開昭61−112184
号などの考案がそれである。
[考案が解決しようとする問題点] しかして、管路における曲がりをできる限り少
なくすることが望ましいことは改めて述べるまで
もないが、ゴム状物質の可撓部材を有する従来の
ヒユーム管は、該ヒユーム管の埋設時の埋戻し土
砂によるような比較的弱小な土圧すなわち管体自
身十分耐えられる程度の外力によつても可撓部材
が変形し易く、必要以上の曲がりや偏心を伴つて
管路形成の面から決して満足すべきものとはいい
得なかつた。しかもこのような外力に対応した可
撓度の調整は単に可撓部材の質的選択のみでは解
決しえないという難しさがあつた。
本考案は、管体自身が耐えられる範囲の外力に
対しては可撓部材の変位変形を拘束し、外力が所
定値を越えて作用した場合には、該拘束を自動的
に緩除して可撓部材の本来的な機能を許容するよ
うにした可撓性ヒユーム管の創出を解決すべき技
術課題とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記技術課題を解決するため、二つの
ヒユーム管の衝合端を可撓筒体で囲繞連結し、該
可撓筒体の外周からヒユーム管の外周の一部にま
たがつて可撓性機能を拘束する剛性材製の環体を
被冠するとともに、上記衝合端付近の該環体上に
は所定値を越える外力に屈して上記拘束を緩除す
る弱体部を形成するという新規な構成を採用して
いる。
通常はアクリルニトリルブタジエンゴム等で構
成される上記可撓筒体は、二つのヒユーム管の衝
合端を囲繞連結する形態で設けられ、その内周面
に突出する少なくとも各1個のアンカーを介し
て、両ヒユーム管に遠心成形により埋設固定され
たものである。
上記環体は剛性材製であれば足り、寸法等につ
いても特に限定はしないが、薄鋼板のほか塩化ビ
ニール、FRP等、金属や合成樹脂が使用できる。
また、該環体は可撓筒体を越えて軸方向に延在
し、ヒユーム管の外周の一部をも被覆するように
配設され、その端部にはヒユーム管の外周面と相
互に係合する適数個のアンカーが設けられる。こ
のようなアンカーによる係合は変形に伴う環体端
部とヒユーム管とのずれを抑止して、該可撓筒体
端縁の離脱防止作用に加え、同端縁と結合するヒ
ユーム管部分の補強作用をも果たすものである。
該環体は可撓筒体の加硫成形時に一体的に接合す
るよう成形されるが、場合によつては可撓性ヒユ
ーム管の成形後に被冠させて、縫合縁を溶接等に
より封止するように構成することもできる。
環体上に形成される上記弱体部は多数の打抜き
孔によつて構成され、該打抜き孔は丸孔、角孔、
長孔等のほか随意の形状でよく、寸法、配置など
も適宜選択することができるが、該弱体部はヒユ
ーム管の強度に基づいて定められた値を越える外
力が作用した際、塑性変形又は破断が生じるよう
その耐力が調節される。
[作用] 従つて、本考案になる可撓性ヒユーム管は、土
圧等の外力が所定値に達するまでは、環体の剛性
により可撓筒体の可撓性機能を拘束して管路の真
直性を確保し、外力が所定値を越えた場合は、該
環体の弱体部に生起する塑性変形又は破断により
上記拘束を緩除して、可撓筒体の本来的な機能を
許容するものである。
[実施例] 以下、図に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
第1図は可撓性ヒユーム管の可撓継手部分を明
示したものであつて、二つのヒユーム管1,1の
衝合端には、該衝合端を囲繞連結するゴム状物質
の可撓筒体2が配設され、該可撓筒体2はその内
周面に突出する少なくとも各1個(図の実施例で
は各2個)のアンカー2aを有しており、ヒユー
ム管1,1の成形時に、ゴム又はプラスチツク板
からなる目地緩衝材3及び図示しない補強金網心
体とともに型枠内にセツトされ、遠心力を利用し
たコンクリートの充填によつて両ヒユーム管1,
1と強固に一体化される。4は可撓筒体2に被冠
されてその可撓性機能を拘束する薄鋼板製の環体
で、可撓筒体2の外周を越えてヒユーム管1の外
周の一部にまたがる延在部分4aを有し、その端
部には変形に伴う該環体4端部とヒユーム管1と
のずれを抑止するために、第2図又は第3図に例
示するようなアンカー40a,40bが円周方向
に適数個抜き曲げ加工によつて形成されている。
そして該環体4は可撓筒体2の加硫成形時に一体
的に接合されるか又は独立して上記型枠内にセツ
トされるが、該環体4をヒユーム管の成形後に被
冠される場合は、ヒユーム管1,1の外周面に該
アンカー40a,40bと係合する同形の凹所が
あらかじめ形成される。ヒユーム管1,1の衝合
端すなわち目地緩衝材3の外方付近に相当する環
体4上には、たとえば3列千鳥状に配設された打
抜き孔5a群からなる弱体部5が形成されてお
り、該打抜き孔5aの形状、寸法、ピツチ、列数
等の選択によつて、ヒユーム管1,1の強度と対
応した弱体部5の好適な耐力があらかじめ設定さ
れる。
したがつて本考案になる可撓性ヒユーム管は、
土圧等の外力が所定値すなわちヒユーム管1自身
の安全耐力の範囲内に在る間、環体の剛性により
可撓筒体2の可撓性機能を拘束して、たとえば直
管路の真直性を充分確保し、外力が上記所定値を
越えて作用した場合は、環体4の弱体部5すなわ
ち打抜き孔5a群によつて形成される挟隘肉部の
塑性変形又は破断により、上記拘束を緩和又は解
除して可撓筒体2の本来的な機能を促し、ヒユー
ム管1の漏水、折損等を確実に防護するものであ
る。
とくに本考案の要部たる環体4は、上述した可
撓筒体2の可撓性制御機能のほか、管内圧の上昇
にともなう可撓筒体2の膨出を抑制する機能を有
し、さらに環体4の上記延在部分4a及びアンカ
ー40a,40bの存在は、可撓筒体2の端縁の
離脱防止作用及び同端縁と結合するヒユーム管
1,1の角縁の補強に加えて、同部からの透水を
有効に防止する機能を有する。
なお、上述の実施例のように環体4に鋼板を使
用すると、当然に腐食によるとくに弱体部5の毀
損が懸念されるが、この段階では埋戻し地盤もほ
ぼ安定化しており、環体4に求められる所期の過
変位防止機能は十分に達成されるものである。
[考案の効果] 以上、詳述したように、本考案の可撓性ヒユー
ム管は、可撓継手を構成する可撓筒体の外周から
ヒユーム管の外周の一部にまたがつて、該可撓筒
体の可撓性を制御する環体を被冠させたものであ
るから、施工上の誤差の発生や埋戻し地盤が安定
するまでの取付初期に生じる無用な管路の変位を
効果的に防止するとともに、ヒユーム管自身の耐
力を越える外力が作用した場合は、従来の可撓継
手と同等の可撓機能を発揮して漏水や管の折損を
確実に防護することができる。また、環体の延在
部分とヒユーム管とを係合させたものでは、可撓
筒体端縁の離脱防止機能及び同端縁と結合するヒ
ユーム管部分の補強機能をも有しており、従来装
着されていた離脱防止のためのバンド類は一切省
略することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の可撓性ヒユーム管の実施例を
示す要部の縦断正面図、第2図及び第3図は環体
端部のアンカーを示すもので、それぞれaは平面
図、bは断面図である。 1……ヒユーム管、2……可撓筒体、2a……
アンカー、3……目地緩衝材、4……環体、4a
……延在部分、5……弱体部、5a……打抜き
孔、40a,40b……アンカー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 二つのヒユーム管の衝合端を可撓筒体で囲繞
    連結し、該可撓筒体の外周からヒユーム管の外
    周の一部にまたがつて可撓性機能を拘束する剛
    性材製の環体を被冠するとともに、上記衝合端
    付近の該環体上には所定値を越える外力に屈し
    て上記拘束を緩除する弱体部を形成したことを
    特徴とする可撓性ヒユーム管。 (2) 上記弱体部が多数の打抜き孔によつて構成さ
    れたものである実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のヒユーム管。
JP1986191973U 1986-12-12 1986-12-12 Expired JPH0410468Y2 (ja)

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JP1986191973U JPH0410468Y2 (ja) 1986-12-12 1986-12-12

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JPS6396388U JPS6396388U (ja) 1988-06-22
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JP2013170372A (ja) * 2012-02-20 2013-09-02 Sumitomo Rubber Ind Ltd 可撓性ゴム継手

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