JP3800398B2 - マンホールやカルバートと本管および枝管,支管の傾斜角を自在とする接続継手 - Google Patents

マンホールやカルバートと本管および枝管,支管の傾斜角を自在とする接続継手 Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は既設または新設のマンホールやカルバートと本管および枝管,支管の傾斜角を自在とする接続継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
マンホールの側面孔に本管を接続する継手、また本管の側面孔に枝管,支管を接続する継手はいずれも合成樹脂製の継手を用いて直角、且つ水平を前提にして接続してきたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら合成樹脂製の継手は大型になるにつれて成形するための型代が嵩んで高価になるという課題があるほか、直角,水平を前提として定型にて成形される合成樹脂製の継手は現場の情況によって求められる鍔体に対して上下左右のいずれかに直筒体を微妙に傾斜した継手を形成し提供することができないという課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、新規,既設のマンホールやカルバートおよび本管の側面孔部分に外側から金属板製の鍔体をアンカーの打込みにより当て止め、該側面孔に50度の範囲内にて傾斜を許容して嵌入する内筒部と外筒部とを有す直筒体を前記鍔体の中ぐり部に溶接取付けして、該直筒体内に枝管,支管端を嵌入し、ゴムリングにて包被止めしてなる継手において、前記鍔体の打込み取付けを強固にするとともに反り曲がりと地震等の震動によるずれ落ちの防止と、アンカー打込み位置の選択幅を持たせるために、該鍔体に設けるアンカー止穴の周囲を部厚または段高にて形成し、且つ該止穴が連なる形の長穴形にして該長穴形の止穴を横長にて配列するようにして、かかる課題を解決するようにしたのである。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1乃至図8は円筒形をしたマンホールに円筒形の本管を接続する例を示し、マンホール1の側面孔2(マンホールの形成と一緒に作られたもののほか、既設のマンホールに穿孔増設したり改良したものを含む)に外側から当て囲みすることができる曲面形状の大きさで円形中ぐり部3を有す鍔体4と内筒部5および外筒部と6を有す直筒体7をともに溶接の可能なステンレス板などの金属板にて形成し、直角・水平の基本形から現場の布設角度に照応した角度(上下左右50度以内)にて鍔体4内に直筒体7を入れ中間部にて傾斜溶接して継手8とするのである。なお9は鍔体4と外筒部6間に溶接する補強板である。
【0006】
この継手8は内筒部5をマンホール1の側面孔2に挿入して鍔体4を側面孔2外の外壁に当てて切溝10内の位置を選択して砂利などをさけてアンカー11止めして取付けする。直筒体7は側面孔2の中心から50度以内の角度において傾斜取付けすることとなる。
【0007】
本管12の端部は外筒部6の外側から側面孔2に届く位置まで挿入され、外側をゴムリング13にて包被止めする。14a,14bは締付けバンドである。なお外筒部6は外側に凹形の段差15を付してゴムリング13を嵌め入れて締付けバンド14cにて段差締めして抜出を防止するようにしている。また鍔体4の内面の側面孔2の周囲対応部分やアンカー11の内周位置および直筒体7の溶接取付けの周囲部などの適所に水膨張性シール材16を装着して水漏れを防止する。
【0008】
また内筒部5と側面孔2との間の間隙には弾性目地材17を充填して封塞するが、図6に示すように螺旋形離脱防止部材18を内筒部5の外側に溶接などして取付けて止めることにより弾性目地材17の脱落を防止することができる。なお新設の側面孔2など内筒部5との間に狭い間隙しか存しないときは弾性目地材17を内側から奥まで充分に充填することが難しいが、前記したように水膨張性シール材17を適所要所に装着することによって水漏れを確実に防止することができるのである。
【0009】
図9は本管に対する枝管,支管の接続例を示すもので、本管12の側面に設ける側面孔2aに上下左右50度の傾斜角の範囲にて取付ける枝管,支管19は鍔体4に対して直筒体7を現場の傾斜角に合わせて傾斜溶接した本管12の側面孔2aを囲む部分に鍔体4をアンカー11止めしてから枝管,支管19を前例に倣って挿込み取付けするのである。
【0010】
図10は角形マンホール20の側面孔に角筒形の本管21を接続した例を示すもので、鍔体4が角形マンホール20の壁面に合った平面形に形成され、且つ直筒体7および中ぐり部3(図面に表れていない)が本管21に合わせて角筒体形にて形成されているほかは前例に同じである。
【0011】
また図11はボックスカルバート22に角筒形の本管21を接続した例を示すものであるが、図12に示すアーチ形カルバート23においても同様にして本管を接続することができる。また本管および枝管,支管は図13に示すような卵形管24やアーチ形管であっても直筒体7の形状を合致した形状にすることによって接続取付けすることができる。このようにして取付側の曲面や平面の壁面形に合わせた鍔体4と、取付けする本管および枝管,支管の形状に合わせた直筒体7との組合わせによりあらゆる状況において自在の傾斜角を持った接続継手を提供することができる。
【0012】
図14乃至図16は切溝にかわるアンカー止穴25を示すもので、図14(a)はアンカー止穴25の周囲を外側に突出した部厚部25aに形成した例、図14(b)は周囲を段高部25aに形成した例であって、かくすることによりアンカー止穴25の部分を補強してアンカー11の締付力の分散を抑えて取付けを強固にするとともにアンカー締付けによる鍔体4の反り返りを防いで反り返り端部による引掛事故などを防止することができる。またアンカー止穴25は図15(a)に示すような単穴形のほか、(b)に示すような長穴形にするとアンカー位置に選択幅を持たせることができ、(c)に示すように単穴が連なるように形成するときは位置決めに選択幅を持たせつつ締付け後のずれ移動を防止することができる。アンカー止穴25は図16に示すように取付けの状態において横長形となるように設けることにより地震や震動等による継手8のずれ落ちを防止することができることとなり、また円筒形のマンホールや本管に取付ける場合においてアンカー止穴25を放射状方向に形成する際の斜め曲面に沿った歪みによる穴の大きさや形状の補正等を要しないことによって単一のプレス型にて容易に製造することができる。なお以上図示してきた鍔体4の大きさや形状,補強板9およびアンカー止穴25の数や形成位置などは例示の1つであってそれぞれ異なる形状や数および位置に設けて形成することもある。
【0013】
【発明の効果】
以上により本発明によれば現場の傾斜に合わせて既設,新設の側面孔に対して本管を傾斜取付けすることができ、同様にして本管に対して枝管,支管を傾斜角を以って取付けすることができるという効果を生ずる。
【0014】
鍔体,直筒体の双方を溶接することが可能な金属板にて形成するようにしたので、大型化しても合成樹脂製のような成形型を不要とするためにコストを低廉にして形成することができるという効果を生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 基本形の継手(傾斜角度0)を示す正面図
【図2】 同、平面図
【図3】 直筒体を左右の角度を設けて溶接取付けした例を示す平面図
【図4】 同、上下の角度を設けて溶接取付けした例を示す側面図
【図5】 基本形の継手をもってマンホールの側面孔に本管を取付けた状態を示す平面図
【図6】 同、部分拡大断面図
【図7】 同、正面図
【図8】 角度を設けて形成した接続継手をもってマンホールの側面孔に本管を取付けた状態を示す平面図
【図9】 角度を設けて形成した接続継手をもって本管の側面孔に枝管,支管を取付けた状態を示す側面図
【図10】 角形マンホールに角筒形の本管を接続した例を示す斜視図
【図11】 ボックスカルバートに角筒形の本管を接続した例を示す斜視図
【図12】 アーチ形カルバートを示す斜視図
【図13】 卵形管を示す斜視図
【図14】 アンカー止穴を示すもので、(a)はアンカー止穴の周囲を部厚にして形成した例、(b)は周囲を段高にして形成した例を示す拡大断面図
【図15】 アンカー止穴の形状例で(a)単穴、(b)は長穴、(c)は単穴の連なった例を示すものである。
【図16】 アンカー止穴を横長形にて形成した接続継手を示す正面図
【符号の説明】
1はマンホール
2はマンホールの側面孔
2aは本管の側面孔
3は円形中ぐり部
4は鍔体
5は内筒部
6は外筒部
7は直筒体
8は継手
9は補強板
10は切溝
11はアンカー
12は本管
13はゴムリング
14a,14b,14cは締付けバンド
15は段差
16は水膨張性シール材
17は弾性目地材
18は螺旋形離脱防止材
19は枝管,支管
20は角形マンホール
21は角筒形の本管
22はボックスカルバート
23はアーチ形カルバート
24は卵形管
25はアンカー止穴
25aは部厚部または段高部

Claims (1)

  1. 新規,既設のマンホールやカルバートおよび本管の側面孔部分に外側から金属板製の鍔体をアンカーの打込みにより当て止め、該側面孔に50度の範囲内にて傾斜を許容して嵌入する内筒部と外筒部とを有す直筒体を前記鍔体の中ぐり部に溶接取付けして、該直筒体内に枝管,支管端を嵌入し、ゴムリングにて包被止めしてなる継手において、前記鍔体の打込み取付けを強固にするとともに反り曲がりと地震等の震動によるずれ落ちの防止と、アンカー打込み位置の選択幅を持たせるために、該鍔体に設けるアンカー止穴の周囲を部厚または段高にて形成し、且つ該止穴が連なる形の長穴形にして該長穴形の止穴を横長にて配列するようにしたことを特徴とするマンホールやカルバートと本管および枝管,支管の傾斜角を自在とする接続継手。
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