JPH0619902Y2 - 推進管の接続構造 - Google Patents

推進管の接続構造

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JPH0619902Y2
JPH0619902Y2 JP1988119262U JP11926288U JPH0619902Y2 JP H0619902 Y2 JPH0619902 Y2 JP H0619902Y2 JP 1988119262 U JP1988119262 U JP 1988119262U JP 11926288 U JP11926288 U JP 11926288U JP H0619902 Y2 JPH0619902 Y2 JP H0619902Y2
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JP
Japan
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collar
pipe
water
propulsion
packing member
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JP1988119262U
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JPH0241781U (ja
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暸 村井
康夫 高木
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CI Kasei Co Ltd
Sekisui Chemical Co Ltd
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CI Kasei Co Ltd
Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、所定長さの管を地中に埋設して、軸方向に推
進しつつ順次接続する推進管の接続構造に関する。
〔従来の技術〕
このような推進管を接続する接続部の構造は、従来は第
6図に示すように構成されていた。すなわち、推進管の
管体1aの接続端部には管状のカラー2が接着などの手
段で外嵌されているか、または一体に形成されている。
そして接続される管体1bの端部をカラー2の内径内に
挿入し、管体1a,1bの端面を突き合せて接着剤によ
って接着固定していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら上記のような従来の推進管の接続構造によ
ると、カラー2の外径が管体1の外径より大きくなり、
管体1の外周から突出するため、管体1を地中において
軸方向に推進させるときの推進抵抗が大きくなり、肉厚
形状の管体を用いる必要がある等の問題があった。また
管体1a,1bはカラー2を介して接着により接合され
るため、作業性が悪く接着不良が発生したり、管体1b
がカラー2内の所定奥位置まで挿入できず接合不良が発
生する欠点もあった。さらに、ヒューム管用に使用され
ているカラー2は通常鋼製であるため錆びるという問題
もあった。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、推進抵抗が
小さく、肉薄の管体を使用することが出来、長期間の埋
設中に劣化や破損が発生することを防止でき、しかも接
続作業性と止水効果を向上させることのできる推進管の
接続構造を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するための構成を実施例に対応する図
面を参照して説明する。本考案に係る塩化ビニール樹脂
製推進管の接続構造は、地中に埋設された管体3を軸方
向に推進しつつ順次接続する推進管の接続構造におい
て、前記管体3の前後の接続端部に溝部3a,3bを形
成し、該溝部3a,3bの外周に管状のカラー5を外嵌
し、該カラー5と前記管体3との間に管状のパッキン部
材4を装着するとともに、前記カラー5の外周と前記管
体3の外周とが軸線方向にほぼ同一面となるようにした
ことを特徴としている。
また、パッキン部材4の外周には複数個のひれ状突起4
bが突出して形成されており、該ひれ状突起4b間には
水膨張性の材料よりなる止水材6が設けられたことを特
徴としている。
〔作用〕
上記の構成によると、推進管の管体3をカラー5によっ
て接続したときに、カラー5の外周と管体3の外周とが
ほぼ同一面となるので、管体3の外周面に突出部がなく
なる。従って地中において推進管を軸方向に推進させる
ときに推進抵抗が低減し、容易に推進させることができ
る。また管体3として肉薄の例えば従来の塩ビ製の水道
用管(VP管)を用いることができる。また接続時に接
着剤を用いずにパッキン部材4によって接続し止水する
ため、接続の作業性と止水効果が向上する。さらにカラ
ー5をステンレス等で形成することにより、錆の発生を
防止して長期間の埋設に対して劣化や破損かなくなり、
止水効果も向上する。
一方、パッキン部材4の外周にひれ状突起4bを突出し
て形成し、これらのひれ状突起4bの間に水膨張性材料
よりなる止水剤6を設けることにより、カラー5を外嵌
したときにこれらのひれ状突起4bが水膨張性の止水材
6を被覆し、止水材6が突起4bを押し上げて止水する
などその破損などを防止して保護するとともに止水使用
も向上する。
〔実施例〕
以下、本考案に係る推進管の接続構造の一実施例を図面
を参照して説明する。
第1図乃至第3図に本考案の一実施例を示す。本実施例
では外径が約267mmの塩ビ管で形成された推進管の場
合について説明する。管体3の両端部には端面から10
0mmの範囲で深さ2.5mmの第1の溝部3aが円周方向
に形成されており、この第1の溝部3aの軸方向のほぼ
中央部には幅32mm、深さ3mmの第2の溝部3bが形成
されている。またこの第2の溝部3b内にはゴムなどで
環状に形成されたパッキン部材4が装着されており、こ
のパッキン部材4の外周には複数本の凸条4aが突出し
て平行に形成されている。このパッキン部材4の形状の
詳細は、第4図及び第5図に示すとおりであり、同図を
参照して後述する。このように構成された2本の管体3
の端面は同心状に突き合わされ、この突合せ部の外周に
はステンレス等の金属により環状に形成されたカラー5
が外嵌されている。このカラー5は軸方向の長さが19
8mm、外径が約267mm、肉厚が2mmであって、前記第
1の溝部3a内に嵌合され内周面は前記パッキン部材4
の凸条4aに弾性的に当接している。
次に本実施例の作用及び効果を説明する。1対の管体3
をパッキン部材4を介してカラー5により接続したと
き、管体3の外径とカラー5の外径とがほぼ等しいため
カラー5が管体3の外周面から突出することはない。従
って推進管を地中において軸方向に推進させるとき、推
進抵抗が低減し容易に推進させることができる。実験に
よると、第6図に示すような従来の接続構造を有する呼
び径250mmの推進管を30m推進させるときに要した
推進力が12屯であったものが、本実施例による同一サ
イズの推進管を用いた場合は4屯ですんだ。また推進管
接続時に接着剤を使用せず、パッキン部材4を介して接
続し止水するので、接続の作業性が向上し、確実に所定
の深さまで挿入することができる。従って接合不良の発
生を防止し止水性を向上させることができる。またカラ
ー5の肉厚は2mmと薄く、第1の溝部3aの深さも浅い
ため、管体3の肉厚を薄くすることができ経済的でしか
も耐荷重強度の向上する。さらにカラー5はステンレ
ス、アルミニウム等の金属で形成されているため、長期
に亘って埋設されていても錆の発生などにより劣化、破
損することはない。
上記実施例ではカラー5がステンレス等の金属で形成さ
れた場合について説明したが、このカラー5はFRPな
どで形成してもよい。また上記実施例で示した各部の寸
法は一例を示したものであり、これらの寸法に限定され
るものではない。
次に第4図及び第5図を参照して、上記パッキン部材4
の具体的実施例を説明する。本実施例はパッキン部材4
の外周面に複数個のひれ状部材4bを外側に向って平行
に突出させて設け、これらのひれ状部材4bの間に水膨
張性材料よりなる止水材6を装着したものである。パッ
キン部材4の内周面には、水膨張性材料はなく、これは
すべらないためである。
本実施例によれば、パッキン部材4の外周にカラー5を
嵌合したときに、ひれ状部材4bは軸方向にたおれ、止
水材6を被覆して保護する。この結果止水材6が損傷し
たり外れたりすることがなくなり、吸水して止水材6が
膨張することによる止水効果の信頼性が向上する。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る推進管の接続構造に
よれば、管体を接続するカラーの外周が管体の外周から
突出せず、かつカラーと管体とをパッキン部材を介して
接続するようにしたので、推進管を地中において推進さ
せるときの推進抵抗が低減し容易に推進させることがで
き、従って肉薄の管体を用いることが出来ることから経
済的であり、また接続作業性及び止水効果の向上を図る
ことができる。しかも接続部の劣化や破損の発生を防止
することができる。
さらに、パッキン部材4の外周に複数個のひれ状突起4
bを突出して形成し、これらのひれ状突起4bの間にの
み水膨張性材料よりなる止水材6を設けるようにしたの
で、推進施工時に管体3の外径とほぼ同一外径で比較的
小径のカラー5を外嵌したときにこれらのひれ状突起4
bが推進方向に倒れて水膨張性の止水材6を被覆し、推
進施工時にカラー5によって比較的もろい材質の止水材
6が破損するという恐れがなく、止水材6の水膨張によ
り止水性能も向上する。また、管体3とカラー5が、止
水材6の水膨張による突起4bの押し上げにより一体化
し、接着剤等を用いる必要がないことから、推進作業の
施工の能率が向上し且つ施工後に接続部が破損するとい
う事がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る推進管の接続構造の一実施例を示
す一部断面正面図、第2図は第1図の要部拡大断面図、
第3図は第2図のA−A線断面図、第4図及び第5図は
本考案の他の実施例によるパッキン部材を示す部分断面
図、第6図は従来の推進管の接続構造を示す一部断面正
面図である。 3……管体,3,3b……溝部, 4……パッキン部材,4b……ひれ状突起, 5……カラー,6……止水材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−49614(JP,A) 実開 昭63−96388(JP,U) 実開 昭61−106685(JP,U) 実開 昭55−132486(JP,U) 実公 昭52−20015(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】地中に埋設された管体(3)を軸方向に推
    進しつつ順次接続する塩化ビニール樹脂製推進管の接続
    構造において、前記管体(3)の前後の接続端部に溝部
    (3a,3b)を形成し、該溝部(3a,3b)の外周
    に管状のカラー(5)を外嵌し、該カラー(5)と前記
    管体(3)との間にパッキン部材(4)を装着するとと
    もに、前記カラー(5)の外周面と前記管体(3)の外
    周面とが軸線方向にほぼ同一面となるようにし、前記パ
    ッキン部材(4)の外周には複数個のひれ状突起(4
    b)が突出して形成されており、該ひれ状突起(4b)
    間にのみ水膨張性材料よりなる止水材(6)が設けられ
    たことを特徴とする推進管の接続構造。
JP1988119262U 1988-09-13 1988-09-13 推進管の接続構造 Expired - Lifetime JPH0619902Y2 (ja)

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JPH0241781U JPH0241781U (ja) 1990-03-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010048042A (ja) * 2008-08-25 2010-03-04 Toto Ltd 衛生設備機器

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