JPH0210728Y2 - - Google Patents

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JPH0210728Y2
JPH0210728Y2 JP1982180903U JP18090382U JPH0210728Y2 JP H0210728 Y2 JPH0210728 Y2 JP H0210728Y2 JP 1982180903 U JP1982180903 U JP 1982180903U JP 18090382 U JP18090382 U JP 18090382U JP H0210728 Y2 JPH0210728 Y2 JP H0210728Y2
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JP
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groove
cylindrical body
hard cylindrical
resin pipe
peripheral wall
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JP1982180903U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、端部同志を突合せ位置させた、又
は、近接位置させた、例えばコンクリート壁内に
埋込み配線する電線の保護パイプ(電線管)等の
二つの樹脂管を接続するためのコネクターで、詳
しくは、周壁の少なくとも1箇所にその軸芯方向
の全長に亘る分割溝を有し、樹脂管に外嵌可能な
硬質筒状体と、この硬質筒状体に対してその軸芯
方向から挿嵌させることにより、前記硬質筒状体
を縮径させて、それの内周面と樹脂管外周面との
間の摩擦又は係合により、樹脂管に引抜き抵抗を
付与する部材とからなる樹脂管コネクターに関す
る。
従来から知られているこの種のコネクターとし
て、本出願人によつて出願された実開昭55−
145708号公報に開示されたようなものが在る。こ
のものは、第9図で示すように、端部同志を突合
せ位置させた、又は近接位置させた二つの樹脂管
P,P′の端部間に亘る軸芯方向長さを有するとと
もに、その周壁の少なくとも周方向1箇所に軸芯
方向全長に亘る開放部01Bを形成してある硬質
筒状体01の前記開放部01B両側でかつ周壁の
外側に、その開放部全長に亘つて一対の係合片0
3,03を連設し、この両係合片03,03に対
して、軸芯方向からの差し込みによつて摺動係合
可能な摺動部材02の被係合部05と前記係合片
03,03との間に、摺動部材02の差し込み摺
動に伴なつて、前記硬質筒状体01の開放部01
Bの対向面間距離を減少するようなカム機構を構
成したものであつて、これによる場合は、樹脂管
の抜止めにセツトボルトを用いるセツトボルト方
式のコネクターに比べて、樹脂管と樹脂管コネク
ターとの接当面積が十分に大きくて、引抜き抵抗
力を大にすべく筒状体01を大きく縮径させても
樹脂管を局所的に傷付ける事がなく、しかも、工
具等を用いなくとも前記摺動部材を差し込みする
だけで十分に大きい引抜き抵抗力を現出できるか
ら、現場作業となる接続作業を容易に、かつ、能
率良く行なえる利点を有するが、反面、接続状態
で前記係合片及び摺動部材が突出位置するので、
既述のようなコンクリート壁内への埋設使用時に
おいて、その突出部がコンクリートの流動を阻害
して施工性を悪化させるとか、コンクリートの流
動により摺動部材が不測に弛み側に動かされて引
抜き抵抗が予想値よりも低下してしまうなどの欠
点があつた。
本考案はかかる点に鑑み、工具等は必要とせず
作業性に勝れ、かつ、十分な抜止め力を有しなが
ら樹脂管を傷付ける事なく接続でき、特にビルト
イン配管に有利な樹脂管コネクターを提供する点
に目的を有する。
上記目的を達成すべくなされた本考案における
樹脂管コネクターの特徴構成は第1硬質筒状体の
周壁外周面又は第2硬質筒状体の周壁内周面に、
それの軸芯方向一端から他端に向けて筒軸芯と平
行又はほぼ平行な軸芯方向切込溝とそれの端部に
接続する状態の周方向切込溝とからなるL形溝が
形成されているとともに、前記第2硬質筒状体の
周壁内周面又は第1硬質筒状体の周壁外周面でそ
れの軸芯方向の一端部又はその近くに前記L形溝
に係合する突起が一体突出され、かつ、前記L形
溝は、その溝長さ方向における最奥部位置の溝深
さが、溝入口側位置での溝深さよりも浅くなるよ
うに、溝長さ方向での少なくとも一部に、溝長さ
方向での奥側ほど漸次浅くなるテーパー溝部分を
備えている点にある。
このような特徴構成を有する本考案に係る樹脂
管コネクターの作用効果は次の通りである。
つまり、分割溝を軸芯方向全長に亘つて設けて
ある第1硬質筒状体外周面と第2硬質筒状体内周
面とに、軸芯方向に平行に一端から他端にかけ
て、かつ、その端部から軸芯方向に直角な周方向
に向けて連続的に形成のL形溝とこれに係合する
突起とが各々形成されていて、それら両者の係合
状態での、前記第1硬質筒状体と第2硬質筒状体
との軸芯方向相対移動及び相対回転によつて、第
1硬質筒状体を縮径させてそれの内面全面と樹脂
管の外面全面とが接当する状態で両者を接続でき
るから、接当面積が非常に大で、その広い面積で
の摩擦又は係合により、面圧は低く抑えて樹脂管
外周面を局所的に傷付けたり、歪変形を招くこと
なく、十分に大なる引抜き抵抗力を発揮させるこ
とができる。
しかも工具等は用いないで手操作のみで、所期
の接続作業が行なえるから、現場作業が主流であ
るこの種の接続作業を非常に簡便、能率的に行な
える。加えて、前記樹脂管コネクター全体の外郭
形状が円筒形であるから、既記従来例のものにお
いてみられるような周方向での局部的突起物がな
く、コンクリート壁内への埋設使用に際しても、
即ち、ビルトイン配管に際してセメントコンクリ
ートの流動性を阻害したり、セメントコンクリー
トの流動によつて弛みが生じるといつた不都合が
なく、配管施工そのものを容易かつ効果的なもの
にできる。
更に外郭形状が円筒状であるために樹脂管コネ
クター部分の軸芯方向中央部で、汎用の配管固定
用サドルを使用して、ラツクなどに強固に固定保
持でき、露出配管の場合の施工面及びコスト面で
も有利である。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
ると、第1図において1は端部同士を突合せ位置
させる状態でセツトされた二本の樹脂管P,P′に
対して外嵌可能なPVC製の第1硬質筒状体であ
り、これは、樹脂管P,P′の突合せ端部間に亘る
軸芯方向長さLを有するとともに周壁1Aの1箇
所にその軸芯方向の全長に亘る縮径変形用の分割
溝1Bを有し、更に軸芯方向一端から他端に向け
て筒軸芯と平行又はほぼ平行な軸芯方向切込溝3
とその端部に接続する状態で筒軸芯に直角な周方
向切込溝4が連続状態に形成されたL形溝Sを有
し、そのL形溝S、つまり、切込溝3,4の深さ
が溝長さ方向の一端3A、つまり、入口側位置か
ら漸次浅くなり、溝長さ方向での他端である周方
向切込溝4Aの終端、つまり、最奥側位置を最浅
部として、L形溝Sの全体をテーパー溝に構成し
てある。2は前記第1硬質筒状体1に対して、そ
の軸芯方向から挿嵌及び抜出し自在なPVC製の
第2硬質筒状体であり、これは、その周壁2B内
周面でその軸芯方向の一端部又はその近くに前記
第1硬質筒状体1の切込溝3,4と係合する突起
5が一体突出されている。そして、この第2硬質
筒状体2の前記突起5を前記第1硬質筒状体1の
切込溝3に係合させた状態で、前記第2硬質筒状
体2を第1硬質筒状体1に対して軸芯方向に相対
移動させ、かつ、続いて前記突起5を切込溝4に
係合させた状態で両筒状体1,2を相対回転させ
ることにより第1硬質筒状体1の周壁1Aを縮径
させ、これに伴なつて第1硬質筒状体1の内周面
全面を樹脂管P,P′端部外周面に接当する状態で
締付固定させることにより、所期の固定接合が行
なえるように構成してある。又、第2硬質筒状体
2の突起5は第1硬質筒状体1との嵌合時に第1
硬質筒状体1への縮径機能と両者1,2の抜け止
め防止機能とを併せ有するものである。
図中7は電線管P,P′を固定部6に取付けるた
めの金具の一例であるほぼU字形部材である。
以下別実施例を図面に基づいて示す。第3図は
前記第1硬質筒状体1に設けたL形溝Sの切込溝
3,4を2条にしたもので、第2硬質筒状体2に
L形溝S,S′の切込溝3,4,3′,4′に係合す
る突起5,5′を設け、樹脂管P,P′に対してそ
れぞれ1つづつ対応させたものである。
第4図、第5図はL形溝Sの切込溝3,4にお
ける深さに関するもので、第4図は筒軸芯と平行
方向の切込溝3を、一端3Aが深く、他端3Bが
浅くなるようにテーパーを付けて、溝長さ方向の
うちで筒軸芯と平行な方向にテーパー溝部分を設
け、周方向切込溝4は前記他端3Bと同一深さ
で、一定であるべく形成したものであり、第5図
は筒軸芯と平行方向切込溝3の深さは一定で、周
方向切込溝4が一端3Bと同一深さで、他端4A
がそれよりも浅いテーパー状となるように、溝長
さ方向のうちでの周方向に沿つてテーパー溝部分
を設けている。
第6図は第1硬質筒状体1の内周面に鋸歯状の
ネジ山を設けたもので、樹脂管P,P′の抜出し時
に、その歯が樹脂管P,P′表面に喰込む方向に設
定してあり、かつ、第2硬質筒状体2の内周面に
対しても、鋸歯状のネジ山を設けたもので、この
場合は、抜止め力が極めて強大で、使用状態で大
きな引抜力が作用する管の接合に好適である。
第1、第2硬質筒状体1,2の材質はPVC以
外に、ABS、ポリエチレンなどが使用される。
第7図は第2硬質筒状体2を2つ使う方法で、
第1硬質筒状体1外周面に設ける切込溝4は第2
硬質筒状体2を周方向に対して、それぞれ逆向き
に回転する様に設ける。
第8図のようにL形溝Sの切込溝3,4を第2
硬質筒状体2に、突起5を第1硬質筒状体1に設
けてもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る樹脂管コネクターの実施例
を示し、第1図は分解斜視図、第2図は一部切欠
き拡大側面図、第3図は別実施例の分解平面図、
第4図〜第7図は別実施例の一部切欠き拡大側面
図、第8図は分解斜視図、第9図は従来例を示す
分解斜視図。 1……第1硬質筒状体、2……第2硬質筒状
体、1B……分割溝、3……軸芯方向切込溝、4
……周方向切込溝、5……突起、S……L形溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 周壁1Aの少なくとも1箇所にその軸芯方向
    の全長に亘る分割溝1Bを有し、樹脂管Pに外
    嵌可能な第1硬質筒状体1とこの第1硬質筒状
    体1外側にその軸芯方向から挿嵌及び抜出し自
    在な第2硬質筒状体2とからなり、前記第1硬
    質筒状体1の周壁1A外周面又は第2硬質筒状
    体2の周壁2B内周面に、それの軸芯方向一端
    から他端に向けて筒軸芯と平行又はほぼ平行な
    軸芯方向切込溝3とそれの端部に接続する状態
    の周方向切込溝4とからなるL形溝Sが形成さ
    れているとともに、前記第2硬質筒状体2の周
    壁2B内周面又は第1硬質筒状体1の周壁1A
    外周面でそれの軸芯方向の一端部又はその近く
    に前記L形溝Sに係合する突起5が一体突出さ
    れ、かつ、前記L形溝Sは、その溝長さ方向に
    おける最奥部位置の溝深さが、溝入口側位置で
    の溝深さよりも浅くなるように、溝長さ方向で
    の少なくとも一部に、溝長さ方向での奥側ほど
    漸次浅くなるテーパー溝部分を備えていること
    を特徴とする樹脂管コネクター。 2 前記第1硬質筒状体1の周壁1A内周面が鋸
    刃状に形成されている実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載の樹脂管コネクター。 3 接合対象樹脂管Pが電線管である実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載の樹脂管コネクタ
    ー。
JP18090382U 1982-11-30 1982-11-30 樹脂管コネクタ− Granted JPS5986823U (ja)

Priority Applications (1)

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JP18090382U JPS5986823U (ja) 1982-11-30 1982-11-30 樹脂管コネクタ−

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JP18090382U JPS5986823U (ja) 1982-11-30 1982-11-30 樹脂管コネクタ−

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Publication Number Publication Date
JPS5986823U JPS5986823U (ja) 1984-06-12
JPH0210728Y2 true JPH0210728Y2 (ja) 1990-03-16

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4830675U (ja) * 1971-08-20 1973-04-14

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JPS4830675U (ja) * 1971-08-20 1973-04-14

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