JP3089598B2 - 既設マンホールにおける側面孔の修繕または増設工事用の筒形孔付き取付板 - Google Patents
既設マンホールにおける側面孔の修繕または増設工事用の筒形孔付き取付板Info
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Description
る破損した側面孔の修繕、または新規増設する側面孔を
形成するために用いる筒形孔付き取付板に関するもので
ある。
振動などにて破損したときの修繕或は既設マンホールに
新たに側面孔を増設するときは、現場において破損した
側面孔の周囲を斫り揃えたり新規の削孔をすることとな
るが、いずれにしても工場の削孔機で開けたもののよう
に平滑に整った孔を穿つことができないので、孔の内周
面をセメントモルタルで仕上げて補修しなければならな
かった。
モルタルでの仕上げには熟練を要し、作業中およびセメ
ントモルタルが固化する迄の間は流水をせき止めたり迂
回させたりしなければならず、工事に相当の時間を要す
るとともに費用が嵩むという課題があり、なおセメント
モルタルの固化収縮に伴って孔面との間に肌別れが生じ
隙間が発生して水漏れを誘発するという課題がある。
壁面に沿い当てする取付板部の中間一面にマンホールの
壁厚相当の長さを有す流水管挿嵌用の筒形孔としての筒
部を設け、該筒部を修繕または増設のために該筒部の外
径よりも大きく穿設したマンホールの側面孔内に嵌入
し、且つ該側面孔と筒部間の輪状間隙に充填する弾性目
地材内に螺旋状にて巻き取付けする変形自在の補強筋の
抜出しを防止する突条を該筒部の外周に設けて、かかる
課題を解決しようとするものである。
を示すもので、取付板1は既設マンホール8の角形或は
円筒形などの壁面形状に沿って平面形または平面視弯曲
面形に形成する取付板部2と該取付板部2の中間に既設
マンホール8の壁8a厚相当の長さをもって取付板部2の
一側に突出した筒部3を有する筒形孔4を設けて硬質ゴ
ム材料にて成形する。5は取付板部2の周囲に間隔を置
いて設けたボルト6の挿通孔、7は取付板部2の既設マ
ンホール8の外壁面に沿い当てする面周囲に塗布または
加硫成形にて一体に設けた水膨張性ゴム層である。
いて設けた2条の突条で、筒部3の外周囲に変形自在な
螺旋状の補強筋10を巻き、これを突条9,9間に巻着す
る針金11にて縛り止めすることにより補強筋10が筒部3
から抜け出さないようにするものである。
は、破損の修繕のため或は新規増設にて、筒部3よりも
適当に大きな径にて斫った側面孔8b内に筒部3を嵌挿
し、取付板部2の挿通孔5位置に合わせて穿ったマンホ
ール8の壁8aのボルト穴8cからステンレス製または硬質
プラスチック製のボルト6を通し、同素材のナット6b締
めしてもってマンホール8に取付け固定し、さらに筒部
3と側面孔8b間に生ずる輪状間隙12内に補強筋11がイン
サートされた状態にてゴムラテックス入りセメントモル
タル等の弾性目地材13を目地埋め充填するのである。
狭に合わせて高さを調節して輪状間隙12内に納めること
ができる。また側面孔8bの内部に表出するマンホール8
の鉄筋8dに結縛固定すればより安定することとなる。
がマンホール8の内側に突出しないようにボルト穴8cの
内端に段拡部8eを設け、取付け完了後に目地埋めするよ
うにしているが、図5に示すようにマンホール8の外側
より有底穴を開けて螺孔付きアンカー部材6cを叩き込み
固定するようにしてもよい。
面には水膨張性ゴムシートにて形成したワッシャー6dを
単独または普通のワッシャーと併用し嵌合して水漏れを
防止するようにしている。
面孔8bの縁周り近くにも設けることにより筒形孔4部分
がマンホール8の壁面から浮き上がるのを防止すること
ができる。
板1を既設マンホール8に取付け固定した後は、図4に
示すように筒形孔4に外側ゴム輪体14aと該外側ゴム輪
体14aの内端に曲折自在に接続して該接続孔4に嵌挿す
る流水管15に外嵌しバンド16締め取付けする内側ゴム筒
部14bとからなる可撓止水継手14を嵌め、外側ゴム輪体1
4aの内側に該外側ゴム輪体14aを接続孔4に拡径押圧す
る有端円形リング17を嵌めて押圧固定し、内側ゴム筒部
14bを接続孔4に挿嵌する流水管15に嵌めて、その管表
との間でバンド16締めして固定するのである。
内側の管表に付ける抜出しストッパー部材で、接着テー
プの厚重ね巻き,或はゴム輪,有端プラスチック環など
を接着取付けして、バンド16締め部と流水管15間がずれ
移動しても抜出しストッパー部材17が当接することによ
って、それ以上の抜出しが防止されることとなる。また
19は可撓止水継手14への土砂の侵入を防止する防護リン
グ、20は可撓止水継手14と流水管15の管端間に詰めた弾
性目地材である。
1の他側に筒部3の延長にて流水管15に外嵌してバンド
16締め取付けする取付筒部21を一体に形成した例を示す
ものである。可撓性を要する取付筒部21は連なる筒部3
の内周層3aとともに軟質ゴム材にて形成し、硬質ゴム材
にてなる取付板2および筒部3の外周層3bとは加硫成形
にて一体化している。可撓止水継手14を用いることなく
して取付筒部21を直に流水管15に外嵌しバンド16締め取
付けするほかは第1の実施形態に同じである。
しない分において筒形孔4の径を小径に形成することが
できるため、図6に示すように既設マンホール8の連結
部8fが補強のために段拡増厚されている場合のほか、そ
の他の現場の状態によって側面孔を大きく斫ることがで
きない状況において有効に用いることができるものであ
る。
の外壁面に取付板部を沿い当てして修繕または増設のた
めに穿設した側面孔に筒部を嵌入すると、該筒部の外周
に設ける突条にて該側面孔と筒部間の輪状間隙に充填す
る弾性目地材内の補強筋の抜出しを防止するので、側面
孔と筒部間の輪状間隙内に充填する弾性目地材を安定さ
せて強化することができるという効果を生ずる。
用の取付筒部を設けるときは、可撓止水継手を別途用意
することなくして流水管を挿嵌取付けすることができ、
しかも可撓止水継手を使用しない分、太径の流水管を挿
嵌取付けすることができるという効果を生ずる。
(a)は取付板部を平面形としたもの、(b)は取付板
部を平面視弯曲面形としたものをそれぞれ筒部側からみ
た斜視図である。
孔に筒部を嵌入し、取付板部をマンホールの壁にボルト
締め取付けした状態を示す拡大縦断側面図である。
た正面図、(b)は内側からみた裏面図である。
めてバンド締め固定した使用状態を示す縦断側面図であ
る。
断面図である。
た状態を示す縦断側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 マンホールの外壁面に沿い当てする取付
板部の中間一面にマンホールの壁厚相当の長さを有す流
水管挿嵌用の筒形孔としての筒部を設け、該筒部を修繕
または増設のために該筒部の外径よりも大きく穿設した
マンホールの側面孔内に嵌入し、且つ該側面孔と筒部間
の輪状間隙に充填する弾性目地材内に螺旋状にて巻き取
付けする変形自在の補強筋の抜出しを防止する突条を該
筒部の外周に設けたことを特徴とする既設マンホールに
おける側面孔の修繕または増設工事用の筒形孔付き取付
板。 - 【請求項2】 取付板部と筒部の外周層を硬質ゴム材と
し、該筒部の内周層と流水管取付用の取付筒部を軟質ゴ
ム材にして加硫一体成形する請求項1記載の取付板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08177281A JP3089598B2 (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 既設マンホールにおける側面孔の修繕または増設工事用の筒形孔付き取付板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP08177281A JP3089598B2 (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 既設マンホールにおける側面孔の修繕または増設工事用の筒形孔付き取付板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH101961A JPH101961A (ja) | 1998-01-06 |
JP3089598B2 true JP3089598B2 (ja) | 2000-09-18 |
Family
ID=16028302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08177281A Expired - Lifetime JP3089598B2 (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 既設マンホールにおける側面孔の修繕または増設工事用の筒形孔付き取付板 |
Country Status (1)
Country | Link |
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1996
- 1996-06-18 JP JP08177281A patent/JP3089598B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH101961A (ja) | 1998-01-06 |
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