JPH04100949U - 連動リヤランプ内蔵ガードフレーム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リヤランプのガードフレームの付加価値を向
上させるとともに、後方からの視認性をより一層向上さ
せる。 【構成】 ガードフレーム３におけるリヤロールバー８
の水平部７の中央部のリヤ側周面に長孔１３を形成し、
該長孔１３内にボディＢのリヤ側に配設されたストップ
ランプと連動する連動ストップランプ１５を収納する。
前記ストップランプを点灯すると、該ストップランプに
連動して連動ストップランプ１５が点灯することで、ス
トップランプの後方からの視認性が向上し、またガード
フレーム３の付加価値が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、トラックのリヤデッキに取り付けられた連動リヤランプ内蔵ガード フレームに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

近年、図５に示すように、ピックアップ型のトラックＴにはリヤデッキ１の左 右のホイールハウス２上に袴橋状のガードフレーム３を取り付けたものがある。

【０００３】 前記ガードフレーム３は、前記左右のホイールハウス２上に車両長さ方向へ延 びた一対のプレート４をボルト締着し、該プレート４のフロント側端部上に、中 空径太でかつ上部に水平部５を有する袴橋状のフロントロールバー６を立設し、 一方前記プレート４のリヤ側端部上に同じく中空径太でかつ上部の水平部７側が フロントロールバー６側へ傾斜したリヤロールバー８を立設し、しかも両バー６ ，８の高さ中間部位置を一対の連結バー９で連結したものである。

【０００４】 図６に示す前記ピックアップ型トラックＴのストップランプ（リヤランプ）１ ０やターンシグナル（リヤランプ）１１は、通常、セット化されてリヤコンビネ ーションランプ１２としてボティＢのリヤ側に取り付けられている。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

前述したように図６に示す従来のピックアップ型トラックＴのストップランプ １０やターンシグナル１１は、図示しない後続車からの視認性を満足しているが 、一方、ガードフレームはファッション的に取り付けられる傾向にあるものの、 他の目的には利用されていなかった。

【０００６】 本考案は、上記実情に鑑みなされたもので、ガードフレームにリヤランプに連 動するリヤ連動ランプを取り付けて、付加価値を向上できるとともに、リヤラン プの後方から視認性をより向上させることができる連動リヤランプ内蔵ガードフ レームを提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案は、トラックのリヤデッキに取り付けられたガードフレーム本体に、リ ヤランプと連動する連動リヤランプを、レンズ面をリヤ方向へ向けて内蔵したも のである。

【０００８】

【作用】

リヤランプを点灯すると、該ランプの点灯に連動してリヤデッキ上のガードフ レーム本体に内蔵された連動リヤランプが点灯するため、リヤランプの後方から の視認性がより一層向上し、また従来利用されていなかったガードフレーム本体 にリヤランプを内蔵することにより、付加価値が向上する。

【０００９】

【実施例】

以下、本考案の実施例の連動リヤランプ内蔵ガードフレームを図面に基づいて 詳細に説明する。

【００１０】 なお、図５および図６に示すものと同一物には同じ符号を付する。

【００１１】 まず、図１〜図３に示す本考案の第１実施例の連動リヤランプ内蔵ガードフレ ームを説明する。

【００１２】 第１実施例の連動リヤランプ内蔵ガードフレームは、図１に示すようにガード フレーム本体であるリヤロールバー８の上部にある水平部７の中央部のリヤ側周 面にバー軸線方向へ延びた長孔１３を設け（図２参照）、該長孔１３の長幅側の 両端部付近の前記リヤ側周面に各々図３に示す雌ネジ孔１４を形成し、前記長孔 １３内には図６に示す前記ボディＢのリヤ側に配設されたストップランプ１０と 連動する連動ストップランプ（連動リヤランプ）１５を収納している。

【００１３】 該連動ストップランプ１５は、前記長孔１３を塞ぐように該長孔１３の周縁部 上に断面視してＶ字形のパッキン１６を介してＬ字形に折曲するフランジ１７を 有する深トレイ形のハウジング１８を取り付け、該ハウジング１８の底壁１９の リヤ側面に、図６に示す前記ストップランプ１０と連動する図２に示す光源２０ が配設された基板２１を載置し、該光源２０が収納された前記ハウジング１９を 塞ぐように該ハウジング１９のフランジ１７上に断面視してＵ字形のパッキン２ ２を介してレンズ面２３をリヤ方向Ｒへ突出するようにレンズ２４を取り付け、 前記ハウジング１９のフランジ１７およびレンズ２４の長幅両端部に、各々図３ に示すリヤロールバー８の雌ネジ孔１４と重合し得る貫通孔２５，２６を形成し 、前記貫通孔２５，２６、雌ネジ孔１４内に一連にネジ２７を挿通してレンズ２ ４およびハウジング１９をリヤロールバー８へ螺着したものである。

【００１４】 図中、符号２８はリヤロールバー８内に配線された光源２０のコードを示す。

【００１５】 第１実施例の連動リヤランプ内蔵ガードフレームにおいては、ブレーキを踏ん で図６に示すボディＢのリヤ側に配設されたストップランプ１０を点灯すると該 ランプ１０の点灯に連動して図２に示すリヤデッキ１上のガードフレーム３に内 蔵された連動ストップランプ１５の光源２０が点灯する。このため、前記ストッ プランプの後方からの視認性が従来よりも一層向上し、またデザインもよくなる ためガードフレームの付加価値が高くなる。

【００１６】 次に、図４に示す本考案の第２実施例の連動リヤランプ内蔵ガードフレームを 説明する。

【００１７】 第２実施例の連動リヤランプ内蔵ガードフレームは、リヤロールバー８の水平 部７の両端部のリヤ側周面にバー軸線方向へ長い長方形孔２９を形成し、該長方 形孔２９内に図６に示すボディＢのリヤ側に配設されたコンビネーションランプ １２と連動する連動コンビネーションランプ３０を収納している。

【００１８】 該連動コンビネーションランプ３０は、水平部７の両端側へ配設され、かつ図 ６に示すボディＢのリヤ側に配設されたターンシグナル１１と連動する図４に示 す連動ターンシグナル（連動リヤランプ）３１と、水平部７の中央部側へ配置さ れ、かつ図６に示すボディＢのリヤ側に配設されたストップランプ１０に連動す る連動ストップランプ３２とから構成されている。連動ターンシグナル３１およ び連動ストップランプ３２のハウジングの形状および光源は、図２に示す第１実 施例のものと略同様の構成とする。

【００１９】 第２実施例では、図６に示すボディＢのリヤ側に配設されたコンビネーション ランプ１２のストップランプ１０またはターンシグナル１１を点灯すると、該ラ ンプ１０，１１の点灯に連動して図１に示すリヤデッキ１上のガードフレーム３ に内蔵された連動コンビネーションランプ３０の連動ストップランプ３２または 連動ターンシグナル３１が点灯し、これにより前記コンビネーションランプの後 方からの視認性が従来よりも一層向上し、またガードフレーム３の付加価値も高 くなる。

【００２０】 なお、その他の構成は第１実施例とほぼ同様であるため説明は省略する。

【００２１】 以上、本考案の実施例を説明したが、本考案はこれらの実施例に限定されるも のではなく、要旨を逸脱しない範囲内での設計変更などがあっても本考案に含ま れる。

【００２２】 例えば、ガードフレームにターンシグナルに連動する連動ターンシグナルのみ を内蔵させてもよい。

【００２３】 また、実施例では、連動リヤランプをガードフレームのリヤロールバーにおけ る水平連結部に内蔵させたが、必ずしもこれに限定しなくとも後方からの視認が 可能な箇所であればどこでもよい。すなわち、リヤロールバーを設けずにフロン トロールバーのみを設け、フロントロールバーの水平部に連動リヤランプを内蔵 させるようにしてもよい。

【００２４】 さらに、光源としては、必要に応じ、ＬＥＤ、電球のいずれを用いてもよい。

【００２５】

【考案の効果】

本考案は、リヤランプの点灯に連動してリヤデッキ上のガードフレームに内蔵 された連動リヤランプが点灯するため、後方からの視認性が従来よりも一層向上 し、またガードフレームの付加価値が高くなるという優れた効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施例の連動リヤランプ内蔵ガー
ドフレームの全体斜視図である。

【図２】本考案の第１実施例の連動リヤランプ内蔵ガー
ドフレームのＩＩ−ＩＩ拡大断面図である。

【図３】本考案の第１実施例の連動リヤランプ内蔵ガー
ドフレームのＩＩＩ −ＩＩＩ 拡大断面図である。

【図４】本考案の第２実施例の連動リヤランプ内蔵ガー
ドフレームの斜視図である。

【図５】従来のガードフレームの全体斜視図である。

【図６】従来のピックアップ型トラックのリヤデッキの
背面図である。

【符号の説明】

Ｔ ピックアップ型トラック Ｂ ボディ Ｒ リヤ方向 １ リヤデッキ ３ ガードフレーム ６ フロントロールバー（ガードフレーム本体） ８ リヤロールバー（ガードフレーム本体） １０ ストップランプ（リヤランプ） １１ ターンシグナル（リヤランプ） １５，３２ 連動ストップランプ（連動リヤランプ） ２３ レンズ面 ３１ 連動ターンシグナル（連動リヤランプ）

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 トラックのリヤデッキに取り付けられた
   ガードフレーム本体に、リヤランプと連動する連動リヤ
   ランプを、レンズ面をリヤ方向へ向けて内蔵したことを
   特徴とする連動リヤランプ内蔵ガードフレーム。