JPH038B2 - - Google Patents

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JPH038B2
JPH038B2 JP3550888A JP3550888A JPH038B2 JP H038 B2 JPH038 B2 JP H038B2 JP 3550888 A JP3550888 A JP 3550888A JP 3550888 A JP3550888 A JP 3550888A JP H038 B2 JPH038 B2 JP H038B2
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JP
Japan
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case
rice transplanter
swing
hydraulic
hydraulic cylinder
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JP3550888A
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English (en)
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JPS63219304A (ja
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Sadao Takeno
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一つの走行車輪を備えた所謂一輪型
の田植機における油圧式昇降装置の改良に関する
ものである。
〔従来の技術とその問題点〕
前部における伝動ケースから後方に延びる左右
一対のサイドフレームを備えた機体フレームの後
部に、後傾式の苗載台と左右一対の操作ハンドル
とを設ける一方、前記両サイドフレーム間に、前
端が前記伝動ケースに枢着したスイングケースを
後方に延びるように配設して、該スイングケース
における後端部の側面に、一つの走行車輪を装着
して成る一輪型田植機は、例えば、実開昭57−
25527号公報等に記載されているように従来から
良く知られている。
この従来における一輪型田植機は、スイングケ
ースと、該スイングケースを上下回動するための
油圧シリンダとを、走行車輪を挟んでその両側に
配設した構成にしており、換言すると、田植機の
昇降を行うための油圧シリンダは、泥土に埋まつ
た状態で回転する走行車輪に隣接する構成になつ
ていて、走行車輪によつて跳ね上げられた泥土
が、油圧シリンダに多量に付着することになるか
ら、油圧シリンダにおける耐久性の低下を招来す
るのであり、また、油圧シリンダが走行車輪に隣
接する構成であると、油圧シリンダとスイングケ
ースとを連結する連結部材又はリンク機構の長さ
が必然的に長くなるから、スイングケースを上下
方向に回動するときの揺動角度、つまり、機体の
昇降高さが規制されると共に、前記連結部材又は
リンク機構における剛性アツプのために田植機の
重量が増加するのであつた。
本発明は、一輪型田植機に昇降を、油圧シリン
ダにておなう場合において、前記した従来の問題
を解消することを目的とするものである。
〔問題を解決するための手段〕 この目的を達成するため本発明は、前部におけ
る伝動ケースから後方に延びる左右一対のサイド
フレームを備えた機体フレームの後部に、後傾式
の苗載台と左右一対の操作ハンドルとを設ける一
方、前記両サイドフレーム間に、前端が前記伝動
ケースに枢着したスイングケースを後方に延びる
ように配設して、該スイングケースにおける後端
部の側面に、一つの走行車輪を装着して成る一輪
型田植機において、前記スイングケースを上下回
動するための油圧シリンダを、前記スイングケー
スにおける左右両側面のうち前記走行車輪が取付
く側面とは反対側の側面と、その外側に位置する
一方のサイドフレームとの間の部位に配設する構
成にした。
〔発明の作用・効果〕
このように、スイングケースを上下回動するた
めの油圧シリンダを、前記スイングケースにおけ
る左右両側面のうち前記走行車輪が取付く側面と
は反対側の側面と、その外側に位置する一方のサ
イドフレームとの間の部位に配設する構成にする
と、油圧シリンダと走行車輪との間には、スイン
グケースが存在するから、走行車輪によつて跳ね
上げた泥土が油圧シリンダに付着するのを低減で
きるのであり、また、油圧シリンダは、スイング
ケースに隣接することにより、当該油圧シリンダ
とスイングアームとを連結する連結部材又はリン
ク機構の長さが短くなるのである。
従つて本発明によると、油圧シリンダの耐久性
を向上することができると共に、スイングケース
を上下方向に回動するときの揺動角度、つまり、
機体の昇降高さを大きくするこができ、しかも、
田植機の軽量化を図ることができる効果を有す
る。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面について説明する
と、図において符号1は、田植機の機体フレーム
を示し、該機体フレーム1は、上面にエンジン2
が取付く伝動ケース3と、該伝動ケース3の左右
両端から後方に延びる左右一対の中空状サイドフ
レーム4,5とにより平面コ字状に構成され、そ
の伝動ケース3の下部側面には、前記両サイドフ
レーム4,5間を後方に延びるスイングケース6
の前端が回動自在に枢着され、該スイングケース
6における後端の側面には、機体フレーム1の幅
方向の中心線上に位置する一つの走行車輪7が設
けられ、この走行車輪7は、前記エンジン2から
伝動ケース3を経てスイングケース6内のチエン
(図示せず)等を介して回転駆動される。
前記両サイドフレーム4,5の後端には、苗植
付ケース8,9を各々固着して、該両苗植付ケー
ス8,9間を門型の連結フレーム10にて連結し
て、全体として機体フレーム1を構成し、さら
に、一方のサイドフレーム5の中途部内側面に
は、レバー11の基端を回動自在にピン12にて
枢着し、該レバー11の先端には、前記スイング
ケース6と一方のサイドフレーム5との間の部位
に配設し、且つ、基端をサイドフレーム5の前端
部にピン13にて枢着した油圧シリンダ14にお
けるピストン15のピストンロツド16の先端を
ピン17にて枢着すると共に、レバー11の先端
と前記スイングケース6から突出したアーム18
との間をリンク19を介して連結することによ
り、油圧シリンダ14の作動にて前記走行車輪7
を上下動することにより、田植機の全体を昇降す
るようになつている。
図中符号20,21は、前記両苗植付ケース
8,9から後方に延びる左右一対の操作ハンドル
を示し、該両操作ハンドル20,21は斜め上向
きの傾斜状に折曲され、その傾斜部上面には、両
ハンドル20,21間に水平横向きに装架したガ
イドレール22とレール機構23とによつて左右
の横方向に移動自在に支持した後傾式の苗載台2
4が設けられ、また、前記両苗植付ケース8,9
の内側部には、前記苗載台24下端のガイドレー
ル22における苗取出口と圃場面25との間を往
復動する揺動式の苗植機構26,27が各々設け
られている。
また、図中符号28,29は、前記走行車輪7
の左右両側方に位置する左右一対のフロートを示
し、該両フロート28,29の後部は前記両ハン
ドル20,21の基部に植付深さ調節機構30を
介して取付けられ、前端は両サイドフレーム4,
5に対してリンク31を介して各々独立して上下
動自在に取付けられている。
更に、図中符号32は、前記伝動ケース3の側
面等に取付けたロータリー式の4ポート3ポジシ
ヨン型油圧切換弁を示し、該油圧切換弁32のポ
ンプポートPに回路33を介して、エンジン2に
て駆動される油圧ポンプ34を接続し、ポートA
を回路35を介して前記油圧シリンダ14におけ
るピストン後室15′に、ポートBを回路36を
介して前記油圧シリンダ14におけるピストン前
室15′に各々接続し、油圧切換弁32のスプー
ル37が中立位置にあるとき、ポートA,Bがい
ずれも閉で、ポートP,Rが通孔37′にて連通
して油圧シリンダ14の作動が停止し、スプール
37が矢印aの反時計方向に回転すれば、ポート
PがポートAに、ポートBがポートRに各々連通
するように切換わつて、ピストン15が油圧シリ
ンダ14内から突出動することにより、前記走行
車輪7の下降動、すなわち機体の上げになり、ス
プール37が矢印bの時計方向に回転すればポー
トAがポートRにポートBがポートPに各々連通
するように切換わつて、ピストン15が後退する
ことにより、前記走行車輪7の上昇動、すなわち
機体の下げになるように構成されている。
また、符号38は、前記エンジン2の後面側に
おける空間部に田植機の進行方向と略直角の方向
に延びるように配設した制御軸を示し、該制御軸
38は、前記伝動ケース3の後部上面に対し軸受
39,39を介して回転自在に軸支され、この制
御軸38の一端には略三角形の制御リンク40の
基端を回転自在に被嵌し、該制御リンク40の前
端と前記油圧切換弁32におけるスプール37に
取付くレバー41とを、制御リンク40が第4図
に実線で示す位置にあるとき油圧切換弁32が中
立位置で、制御リンク40の反時計方向の回転に
よつて油圧切換弁32が機体上げに切換わり、制
御リンク40の時計方向の回動によつて油圧切換
弁32が機体下げに切換わるようにロツド42を
介して連結する。更に前記制御軸38には、その
軸方向と略平行で前記制御リンク40に向つて延
びるピン43を固着して、該ピン43の先端を前
記制御リンク40の背側面に接当し、該ピン43
と制御リンク40との間には、制御リンク40を
当該ピン43に対して押圧付勢するばね44を装
架する。
一方、前記制御軸38の両端部には、前記走行
車輪7の左右両外側を後ろ方向に延びるように配
設した左右一対のレバー45,46の基端を回動
自在に被嵌し、該両レバー45,46の先端と、
前記左右一対のフロート28,29との間を各々
ロツド47,48を介して連結する。また、前記
制御軸38には、両レバー45,46の間の部位
にピン軸49を後ろ向き突設して、該ピン軸49
に回転自在に被嵌したボス50には、制御軸38
と略平行に延びる天秤軸51を固着し、この天秤
軸51の両端部を、前記両レバー45,46の中
途部に穿設した長溝孔45′,46′に各々挿入係
合することにより、前記天秤軸51の両端と前記
左右両フロート28,29とを両フロート28,
28の上下動に連動して天秤軸51の両端が上下
動するように各々連係する。
更に、図中符号52は、手動によつて機体を昇
降操作するための手動操作ロツドで、その先端に
設けた長溝孔部53を、前記制御リンク40の側
面に突設したピン54に摺動自在に係合し、手動
操作ロツド52の基端に固着した軸部55を、前
記門型フレーム10に取付けた支持ブラケツト5
6の丸孔57に摺動自在に挿入して、その先端に
握り部58を設け、且つ、手動操作ロツド52
を、支持ブラケツト56と軸部55との間に設け
たばね59により、前記油圧切換弁32が中立位
置のとき、制御リンク40のピン54が長溝孔部
53の略中間に位置するように保持する一方、支
持ブラケツト56にはその丸孔57に連絡する溝
孔60を設け、手動操作レバー52を矢印cの後
方に引いたとき、制御リンク40を介して油圧切
換弁32が機体上げに切換わるように構成すると
共に、その後方に引いた位置で、軸部55のくび
れ部61を溝孔66に嵌めることで、後方に引い
た位置を保持できるように構成する。
この構成において、苗載台24上に苗マツトを
供給し、エンジン2の始動によつて走行車輪7、
両苗植機構26,27及び苗載台24を駆動すれ
ば、田植機の前進走行中において、苗載台24の
苗マツトは上下揺動の苗植機構26,27によつ
て1株づつ分割されたのち、予めフロート28,
29で整地したあとの圃場面25に順次2条に沿
つて植付けされる。
この田植作業に際して耕盤深さが深くなると、
機体が圃場面25に近づくように下がつて、圃場
面25への苗の植付け深さが深くなるが、する
と、圃場面25に接地する両フロート28,19
が機体に近づきこれにロツド47,48を介して
両レバー45,46が同時に上向きに回動するか
ら、両レバー45,46に両端を係止した天秤軸
51はピン軸49回りに回動せず、従つてピン軸
49を有する制御軸38は反時計方向に回動し
て、制御リンク40及び油圧切換弁32のスプー
ル37が矢印aの機体上げ方向に回動する。この
とき両フロート28,29の機体への上昇距離l
が、油圧切換弁32におけるスプール37が中立
位置から機体上げ位置又は機体下げ位置に切換わ
るまでの弁ストロークLの以内であると、油圧切
換弁32は機体上げに切換わらないが、lがLを
越えると油圧切換弁32は機体上げに切換わり、
油圧シリンダ14のピストン後室15′にポート
Aから油圧が送られて走行車輪7が降下動するこ
とにより、機体が圃場面25より上昇するから、
元の植付け深さに戻されるのであり、また、耕盤
深さが浅くなると、機体が圃場面25から離れる
ように高くなつて、圃場面25への苗の植付け深
さが浅くなるが、すると圃場面25に接地する両
フロート28,29が機体から離れて、両レバー
45,46が同時に下向きに回動するから、制御
軸38、制御リンク40及び油圧切換弁32は時
計方向の機体下げ方向に回動することになり、機
体に対する両フロート28,29の下降距離lが
弁ストロークLを越えると油圧切換弁32が機体
下げ位置に切換わつて、油圧シリンダ14のピス
トン前室15″にポートBから油圧が送られて車
輪7が上昇動することにより、機体が圃場面に対
して下降するから、元の植付け深さに戻されると
いうように、耕盤深さの変化に対して苗の植付け
深さが略一定になるように自動的に制御できるの
である。
そして、田植作業中において、両フロート2
8,29のうちいずれか片側のフロート、例えば
右側フロート29のみが、圃場面25の荒れ等に
応じて上下動して、当該右側フロート29にロツ
ド48を介して連動する右レバー46が上下回動
した場合には、当該右レバー46の上下回動は天
秤軸51の揺動により制御軸38には略半分の動
きしか伝わらず、換言すれば、右フロート29の
上下動は、両フロート28,29が同時に上下動
することにより、油圧切換弁32を中立位置から
切換えるときの上昇または下降高さlの略2倍の
高さ2lを越えない限り、油圧切換弁32は中立位
置から機体上げ又は機体下げに切換わらないか
ら、機体は片側のフロートが圃場面の比較的少な
い凹凸によつて上下動しても、これに応じて昇降
されることがなく、換言すれば機体は細かく上下
動することがないのであり、両フロート28,2
9が同時に一定以上に上下動した場合のみ、機体
はこれに応じて昇降して圃場面に対する高さが略
一定値に自動制御される。
また、田植作業中において機体が進行方向に対
して、左右両フロート28,29が互いに逆方向
に上下動した場合には、これに連動の両レバー4
5,46に両端が係合する天秤軸51は第7図に
一点鎖線及び二点鎖線で示すようにピン軸49を
中心に揺動するだけで、制御軸38を回動させな
いので、油圧切換弁32は切換わらず、機体の昇
降は行われない。
前記の田植作業が畦際まで進行して、田植機を
方向旋回する場合は、苗植機構26,27及び苗
載台24の駆動を停止して、手動操作ロツド52
を矢印cの方向に引いて、その軸部55のくびれ
部61を支持ブラケツト56の溝孔60に嵌めて
係止することにより、制御リンク40及び油圧切
換弁32のスプール37は矢印aの反時計方向に
回動して、油圧切換弁32が機体上げに切換わる
から、機体は大きく上昇できて機体の方向旋回が
できるようになり、この旋回が終わると手動操作
ロツド52を支持ブラケツト56に対する係止を
解くことにより、元の自動制御に復帰して、機体
は圃場面に対して一定高さに自動制御されるので
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は田植機
の側面図、第2図は田植機の平面図、第3図は昇
降装置の斜視図、第4図は昇降制御部の拡大図、
第5図は第4図の−視断面図、第6は第5図
の−視断面図、第7図は第5図の−視断
面図、第8図は第4図の−視断面図である。 1……機体フレーム、2……エンジン、3……
伝動ケース、4,5……サイドフレーム、6……
スイングケース、7……走行車輪、14……油圧
シリンダ、15……ピストン、16……ピストン
ロツド、28,29……フロート、11……レバ
ー、18……アーム、19……リンク、32……
油圧切換弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 前部における伝動ケースから後方に延びる左
    右一対のサイドフレームを備えた機体フレームの
    後部に、後傾式の苗載台と左右一対の操作ハンド
    ルとを設ける一方、前記両サイドフレーム間に、
    前端が前記伝動ケースに枢着したスイングケース
    を後方に延びるように配設して、該スイングケー
    スにおける後端部の側面に、一つの走行車輪を装
    着して成る一輪型田植機において、前記スイング
    ケースを上下回動するための油圧シリンダを、前
    記スイングケースにおける左右両側面のうち前記
    走行車輪が取付く側面とは反対側の側面と、その
    外側に位置する一方のサイドフレームとの間の部
    位に配設したことを特徴とする一輪型田植機にお
    ける油圧式昇降装置。
JP3550888A 1988-02-18 1988-02-18 一輪型田植機における油圧式昇降装置 Granted JPS63219304A (ja)

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JP3550888A JPS63219304A (ja) 1988-02-18 1988-02-18 一輪型田植機における油圧式昇降装置

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JPS63219304A JPS63219304A (ja) 1988-09-13
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