JPH0371460B2 - - Google Patents

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JPH0371460B2
JPH0371460B2 JP61163197A JP16319786A JPH0371460B2 JP H0371460 B2 JPH0371460 B2 JP H0371460B2 JP 61163197 A JP61163197 A JP 61163197A JP 16319786 A JP16319786 A JP 16319786A JP H0371460 B2 JPH0371460 B2 JP H0371460B2
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JP
Japan
Prior art keywords
epoxy resin
adhesive
prepreg
curing agent
adhesive prepreg
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP61163197A
Other languages
English (en)
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JPS6317938A (ja
Inventor
Tsukasa Yamamoto
Toshihiko Yasue
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ibiden Co Ltd filed Critical Ibiden Co Ltd
Priority to JP16319786A priority Critical patent/JPS6317938A/ja
Publication of JPS6317938A publication Critical patent/JPS6317938A/ja
Publication of JPH0371460B2 publication Critical patent/JPH0371460B2/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明はプリント配線板どうし、または、プリ
ント配線板と基材あるいは銅箔等を接着するため
に使用される接着用プリプレグに関するものであ
る。 〔従来の技術〕 従来、このような接着用プリプレグは接着力も
さることながら回路形成金属表面や基材端部への
樹脂のはみ出しを抑えるために低い流れ性、およ
び、それら以上にプリプレグの貯蔵安定性が優れ
ているものが要求されている。 さて、従来使用されている接着用プリプレグは
大きく分けて2通りあり、それらは次のような特
徴を持つている。 (a) 高分子量エポキシ樹脂を用いて高粘度化する
ことにより流れ性を抑えた接着用プリプレグ。 (b) エポキシ樹脂組成物中にゴム状成分を添加す
ることによつて可撓性を持たせ低い流れ性と接
着力とを兼ね備えた接着用プリプレグ。 しかしながら、上記の接着用プリプレグはそれ
ぞれ次にのべるような欠点を持つている。 (a)は高分子エポキシ樹脂を用いて流れ性を抑え
ているが、プリプレグにおいて未反応の硬化剤と
エポキシ基が残つているため常温においても硬化
反応が徐々に進行しBステージが変化するため貯
蔵安定性が著しく悪いこと、さらに、硬化物は高
分子エポキシ樹脂を用いているため架橋密度が低
いため耐熱性に劣ること等の欠点がある。 また、(b)も(a)と同じく、プリプレグにおいて未
反応の硬化剤とエポキシ基が残つているため常温
においても硬化反応が徐々に進行しBステージが
変化するため貯蔵安定性が著しく悪いこと、さら
に、ゴム状成分を添加しているため耐湿性と耐熱
性が大きく低下すること等の欠点を有する。 すなわち、従来使用されている接着用プリプレ
グは貯蔵安定性、低い流れ性および接着力の全て
を満足しているものはない。 本発明は、以上のような従来の接着用プリプレ
グの各問題を解決すべくなされたもので、その目
的とするところは、常温におけるBステージの安
定性すなわち貯蔵安定性に優れ、かつ、低い流れ
性における接着性が良好で、しかも、耐熱性と耐
湿性が満足できる接着用プリプレグを簡単な方法
によつて提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 上記の目的を達成するために、本発明の発明者
が、鋭意研究を重ねた結果、次に示す接着用プリ
プレグが従来のものに比べ格段に優れていること
を見出した。 すなわち、無機繊維、有機繊維の少なくともい
ずれか1種からなる基材にエポキシ系樹脂組成物
が含浸されてなる接着用プリプレグにおいて、エ
ポキシ系組成物がエポキシ樹脂と1級および2級
アミンから選ばれることなくともいずれか1種の
硬化剤とを必須成分とし、前記硬化剤の活性水素
モル数が前記エポキシ樹脂のエポキシ基モル数1
モルに対して0.5〜0.7モルであり、かつ、前記硬
化剤の活性水素の全てが、前記エポキシ樹脂のエ
ポキシ基と反応し消費されている接着用プリプレ
グを用いることにより可能とのなる。 以下、本発明を詳細に説明する。一般的にエポ
キシ基と1級あるいは2級アミンは定量的に反応
しその反応式は以下のようである。 or 本発明では、式(1)と式(2)に示した1級および2
級アミンの活性水素のモル数がエポキシ基1モル
に対し0.5〜0.7モルの割合で調整されており、式
(1)、(2)に示す反応は活性水素が全て消費された段
階で停止する。したがつて、この状態では活性水
素が全て消費されるので1級および2級アミンは
3級アミンとなり硬化剤としての機能を失うため
プリプレグのBステージでの安定性は優れてい
る。 一方、流れ性は硬化剤の活性水素のモル数とエ
ポキシ基のモル数の割合を任意に変えることによ
り一義的に決定でき、しかも、接着力は残存エポ
キシ基どうしを加熱硬化させることによつて得る
ことができる。 以下に本発明の詳細な説明を述べる。 本発明に用いられる基材としては、例えば、ガ
ラス、シリカ、アスベスト等の無機繊維、あるい
は、ポリエステル、ポリアミド、ポリアミドイミ
ド、アクリル、紙等の有機戦域からなる織布、不
織布、マツトあるいはこれらの組合せ基材が使用
可能である。 次に、本発明に使用されるエポキシ樹脂はビス
フエノールA型エポキシ樹脂、および臭素化ビス
フエノールA型エポキシ樹脂を主成分とし、中で
も平均分子量300〜1400であるような低分子量エ
ポキシ樹脂を用いるのが好ましい。これは前述し
たように高分子量エポキシ樹脂を用いると硬化物
の耐熱性を極端に低下させるからである。他方、
フエノールノボラツク樹脂、クレゾールノボラツ
ク樹脂等の多価フエノール類のグリシジルエーテ
ルを併用し、耐熱性を付与させることも可能であ
る。 次に、1級アミンとしては、ジエチレントリア
ミン、1,3,6−トリスアミノメチルヘキサン
等のポリアミン類、エチレンジアミン、ヒドラジ
ン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン等のポリエチレンジアミン類、ジアミノジフエ
ニルメタン、ジアミノジフエニルスルフオン等の
芳香族アミン類があげられる。一方、2級アミン
としては、ピペリジンあるいはモルフオリン等が
有効である。 エポキシ樹脂に対する硬化剤の配合量は前述し
たように、エポキシ樹脂のエポキシ基1モルに対
し、硬化剤の活性水素モル数が0.5〜0.7の範囲が
最適である。この割合が0.5未満であると、プリ
プレグにおいて未反応エポキシが多量残つている
ため接着時の流れ性が大きくなりすぎること、お
よび低分子量成分が多いため粘着性を有し取り扱
いが困難となること、逆に0.7を越えると、プリ
プレグ時にすでにゲル化し接着困難となることな
どの理由によるものである。 また、プリプレグ状態では前述の式(1)あるいは
(2)に示される反応によつて全ての活性水素が反応
に消費されているとこが肝要である。これは未反
応の活性水素が残つていると常温において硬化反
応が進行し貯蔵安定性が悪くなるからである。さ
らに、プリプレグの接着時の流れ性が一定せずし
かもプリプレグの耐湿性が劣るからである。 さらに、本発明の接着用プリプレグには接着時
の硬化反応をいつそう早めるため促進剤を加える
と効果がある。促進剤としては、ベンジルジメチ
ルアミン、トリスジメチルアミノメチルフエノー
ル、テトラメチルグアニジン、トリエチレンジア
ミン等の3級アミン類、あるいは、2−メチルイ
ミダゾール、2−エチル4−メチルイミダゾー
ル、2−フエニルイミダゾール、2−エチルイミ
ダゾール等のイミダゾール類が挙げられる。 〔実施例〕 次に本発明の接着用プリプレグを得る一実施例
についてより具体的に説明するが、本発明は以下
の実施例に限定されるものではない。以下の実施
例において「部」とあるのは全て「重量部」を意
味する。 実施例 1 ビスフエノールA型エポキシ樹脂(平均分子量
380、油化シエル製E−828)65部エチレンジアミ
ン2.5部を混合したのち、粘度100cpになるように
アセトンを加え、含浸用ワニスとした。 次いで、この含浸用ワニスを厚さ100μmのガ
ラスクロスに含浸し、150℃5分間乾燥すること
によつて、樹脂含有量が50%で、揮発分が0.3%
以下のプリプレグを得た。 実施例 2 ビスフエノールA型エポキシ樹脂(平均分子量
380、油化シエル製E−828)64部にエチレンジア
ミン3.5部とベンジルジメチルアミン0.1部とを混
合した後は、実施例1と同様とする。 実施例 3 ビスフエノールA型エポキシ樹脂(平均分子量
380、油化シエル製E−828)64部にジエチレント
リアミン4.1部と2−メチルイミダゾール0.1部と
を混合した後は、実施例1と同様とする。 実施例 4 ビスフエノールA型エポキシ樹脂(平均分子量
900、油化シエル製E−1001)66部にエチレンジ
アミン1.5部を混合した後は、実施例1と同様と
する。 実施例 5 臭素化ビスフエノールA型エポキシ樹脂(平均
分子量900、油化シエル製E−1046)66部にエチ
レンジアミン1.5部を混合したのちは実施例1と
同様とする。 比較例 A 従来技術の項で説明した(a)タイプの市販接着用
プリプレグ。 比較例 B 従来技術の項で説明した(b)タイプの市販接着用
プリプレグ。 上記実施例で得られた接着用プリプレグと比較
例の市販接着剤プリプレグの評価を以下の方法で
行ない、その結果を表に示した。 (経時変化率):100℃で2時間熱処理した前後の
発熱量をDSCによつて測定し、以下に示す
〔発明の効果〕
実施例からも明らかなように、本発明の接着用
プリプレグは以下のような長所が認められた。 1 プリプレグ状態において未反応の硬化剤が残
つていないため、常温における貯蔵安定性がす
こぶる良好である。 2 樹脂の流れ性は硬化剤の活性水素のモル数と
エポキシ樹脂のモル数比で決定でき、しかも常
に安定した流れ性が得られる。 3 接着時に未反応のエポキシ基どうしが反応す
ることによつて良好な接着力が得られる。 4 低分子量エポキシ樹脂を使用するため、硬化
物の架橋密度が高くなり耐熱性が向上する。 5 樹脂のはみ出し量が少ない場合でも強い接着
力が得られるためゴム状成分を添加する必要が
なく耐湿性が著しく良好である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 無機繊維、有機繊維の少なくともいずれか1
    種からなる基材にエポキシ系樹脂組成物が含浸さ
    れてなる接着用プリプレグにおいて、エポキシ系
    樹脂組成物がエポキシ樹脂と1級および2級アミ
    ンから選ばれる少なくともいずれか1種の硬化剤
    とを必須成分とし、前記硬化剤の活性水素モル数
    が前記エポキシ樹脂のエポキシ基モル数1モルに
    対して0.5〜0.7モルであり、かつ、前記硬化剤の
    活性水素の全てが前記エポキシ樹脂のエポキシ基
    と反応し消費されていることを特徴とする接着用
    プリプレグ。 2 前記エポキシ樹脂組成物が促進剤として3級
    アミン化合物を含むことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の接着用プリプレグ。 3 前記エポキシ樹脂組成物が促進剤として、イ
    ミダゾール塩を含むことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項または第2項記載の接着用プリプレ
    グ。 4 前記エポキシ樹脂がビスフエノールA型エポ
    キシ樹脂、臭素化ビスフエノールA型エポキシ樹
    脂の少なくともいずれか1種を主成分とすること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項また
    は第3項記載の接着用プリプレグ。
JP16319786A 1986-07-10 1986-07-10 接着用プリプレグ Granted JPS6317938A (ja)

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JPS6317938A JPS6317938A (ja) 1988-01-25
JPH0371460B2 true JPH0371460B2 (ja) 1991-11-13

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KR101639956B1 (ko) * 2015-12-05 2016-07-22 농업회사법인 주식회사 미림 주정을 이용한 가금류 포획 및 도축방법

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