JPH0368902A - 染料系偏光膜 - Google Patents

染料系偏光膜

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JPH0368902A
JPH0368902A JP20627089A JP20627089A JPH0368902A JP H0368902 A JPH0368902 A JP H0368902A JP 20627089 A JP20627089 A JP 20627089A JP 20627089 A JP20627089 A JP 20627089A JP H0368902 A JPH0368902 A JP H0368902A
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JP
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group
dye
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polarizing film
azo
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JP20627089A
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Inventor
Toyokazu Okada
岡田 豊和
Koji Azuma
浩二 東
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高耐久で高性能の染料系偏光膜に関する。
〔従来技術及び発明が解決しようとする課題〕現在、偏
光膜は延伸配向したポリビニルアルコール又はその誘導
体あるいは、ポリ塩化ビニルフィルムの脱塩酸又はポリ
ビニルアルコール系フィルムの脱水によりポリエンを生
成して配向せしめたポリエン系のフィルムに偏光素子と
してよう素や二色性染料を吸着せしめて製造するのが一
般的である。
このうち偏、光素子としてよう素を用いた偏光膜は、初
期偏光性能には優れるものの、水および熱に対して弱く
、高温・高湿の状態で長期間使用する場合にはその耐久
性に問題がある。耐久性を向上させるために、ホルマリ
ンあるいはホウ酸を含む水溶液での処理を強固にしたり
、又保護膜として透湿度の低い高分子フィルムを用いる
方法等が考えられているが、高温・高湿の状態では耐久
性不充分である。
また、偏光素子として二色性染料を用いた偏光膜は、よ
う素を用いた偏光膜に比べて、水および熱に対する耐久
性はあるものの、よう素を用いた偏光膜に比べ偏光性能
が劣る。さらに使用する染料によっては高温の状態で大
きく変色を超こすものがある。
本発明は、従来の技術が持つ以上のような課題を解決し
、高温の状態においても変色を起こしに<<、かつ高性
能な偏光膜を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは上記の課題を解決するために鋭意検討した
結果、本発明に到達したものである。
すなわち本発明は、高分子フィルムに二色性染料を吸着
させてなる染料系偏光膜において、二色性染料が、遊離
酸として一般式(り (式中、Meは遷移金属原子であって銅、または二、ケ
ル、または亜鉛、または鉄を示す。R1は該遷移金属と
錯結合している水酸基の隣接位置においてアゾ基と結合
しており、さらに置換基として、スルホン酸基、スルホ
ンアミド基、アミノ基、アシルアミノ基、アリルアミノ
基、アゾ基に瞬接しない水酸基を有することのできる1
−ナフトール又は、2−ナフトール残基、または該遷移
金属と錯結合している水酸基の隣接位置においてアゾ基
と結合しており、更に置換基として01〜04  のア
ルキル基、低級アルコキシ基、カルボン酸基、スルホン
酸基、スルホンアミド基、スルホンアルキルアミド基、
アミノ基、アシルアミノ基、ハロゲン、ニトロ基を有す
ることのできるフェノール残基を示す。
R1は該遷移金属と錯結合している水酸基の隣接位置に
おいてアゾ基と結合しており、さらに置換基としてスル
ホン酸基、スルホンアミド基、アミノ基、アシルアミノ
基、アリルアミノ基、アゾ基に隣接しない水酸基を有す
ることのできる!−ナフトールもしくは、2−ナフトー
ル残基を示す。
そして式(1)は1〜8ケのスルホン酸基を有するもの
とする。)で示される銅、又は二、ケル、又は亜鉛、又
は鉄含有ジスアゾ染料であることを特徴とする染料系偏
光膜、又は前記染料を少なくとも一種類と特定の波長領
域に吸収をもつ染料を併用することを特徴とする中性色
を示す染料系偏光膜に関するものである。前記鋼、また
は二、ケル、または亜鉛、または鉄含有ジスアゾ染料を
用いることで、高温状態において変色を起こさないのみ
ならず、光の吸収領域が広く、かつ染料自体の二色性、
即ち偏光性能も向上し、これまでに見られなかった高耐
久で高い偏光性能を有する偏光膜が得られることを見出
した。とくに中性色を示す偏光膜の製造には、きわめて
有用である。
本発明に用いる銅、またはニッケル、または亜鉛、また
は鉄含有ジスアゾ染料は、例えば以下に述べる方法によ
って製造することが出来る。
(式(A)中、R9は水素原子または低級アルキル基を
示す。)で示される化合物を常法によってテトラゾ化し
、式(B)または(C) HRs 3 (式中、Rs−R・ は水素原子、スルホン酸基、スル
ホンアミド基、アミノ基、アシルアミノ基、アリルアQ
)基、水酸基を示す。ただし、式CB)のR8は水酸基
を除く。)で示される化合物と力、プリングさせてジス
アゾ系直接染料を得る。
あるいは、式CD) スルホンアミド基、スルホンアルキルアミド基、アミノ
基、ハロゲン、ニトロ基を示し、Rsは水素原子または
低級アルキル基を示す。)で示される化合物を常法によ
ってジアゾ化し、式(E)Rs (式(E)中、R9は水素原子または低級アルキル基を
示す。)で示される化合物とカップリングさせる。次い
でカップリング生成物を常法によりジアゾ化し、式CB
)又は(C) (式(D)中、xおよびYは、Cx−C4CF)フルー
’ll基、低級アルコキシ基、カルボン酸基、スルホン
酸基、(式中、R8〜R$は水素原子、スルホン酸基、
スルホンアミド基、アミノ基、アシルアミノ基、アリル
アミノ基、水酸基を示す。ただし、式(B)のRs、お
よび式(C)のR7は水酸基を除く。)で示される化合
物とカップリングさせてジスアゾ染料を得る。
該ジスアゾ染料は、次の方法によって容易に鋼鑵化を受
け、本発明に用いる銅含有ジスアゾ染料を得ることがで
きる。
例えば、鋼鑵化すべきジスアゾ染料を水中、又は及び親
水性溶媒、例えばエチレングリコール、メチルセロソル
ブ類と水との混合溶媒中に溶解又は分散し、アルカリ性
において、好ましくはアンモニア、又はモノエタノール
アミン、ジェタノールアミンの存在下に、50〜100
℃好ましくは90℃以上の温度において硫酸銅、塩化銅
、酢酸銅の水溶液、好ましくはテトラアンミン銅を作用
させることによって目的とする銅含有ジスアゾ染料を得
ることができる。
又、本発明に用いるニッケル含有ジスアゾ染料、および
亜鉛含有ジスアゾ染料、および鉄含有ジスアゾ染料は、
次のようにして得ることができる。
すなわち、錯化すべきジスアゾ染料を水中、またはおよ
び親水性溶媒、例えば、エチレングリコール、メチルセ
ルソルブ類と水との混合溶媒中に溶解、または分散し、
アルカリ性において、好ましくはアンモニア、またはモ
ノエタノールアミン、ジェタノールアミンの存在下に、
50〜100℃、好ましくは90℃以上の温度において
、硫酸ニッケル、塩化二、ケル、酢酸二、ケル、硫酸亜
鉛、塩化亜鉛、硫酸鉄、塩化鉄の水溶液を作用させるこ
とによって目的とするニッケル含有ジスアゾ染料、およ
び亜鉛含有ジスアゾ染料、および鉄含有ジスアゾ染料を
得ることができる。
また、前述のようにして得た銅含有ジスアゾ染料を例え
ば希塩酸中、加熱脱銅処理して得た金属不含の0.0′
ジヒドロキシ系ジスアゾ染料を用い、上記のようにして
ニッケル、または亜鉛錯化、または鉄錯化を行う方法は
目的とするニッケル、または亜°鉛、または鉄含有ジス
アゾ染料を得る方法として有利に実施できる。
このようにして得られる式(1)に示される銅、または
ニッケル、または亜鉛、または鉄含有ジスアゾ染料の具
体例を遊離酸として式(1) −(50)に示す。式(
1)〜(50)で示される二色性染料は、通常ナトリウ
ム塩として用いられるが、リチウム塩、カリウム塩、ア
ンモニウム塩、エタノ−ルア電ン塩、アルキルアミン塩
等にして用いることも可能である。
(18) (20) (21) (18) (14) (15) (80) (81) (82) (40) (41) (88) (86) (44) (46) (47) (48) (49) また、本発明において一般式(1)で示される染料に特
定の波長領域に吸収を有する染料を併用することにより
色相の修正ならびに偏光性能の向上が達成される。この
場合に用いる染料としては、本発明に用いる銅、または
二、ケル、または亜鉛、または鉄含有のジスアゾ染料の
吸収波長領域と異なる波長領域に吸収特性を有する染料
であって、二色性の高いものであれば、どんなものでも
よいが、−eにはアゾ系染料のなかから選択される。
一般式〈りで示される染料と併用して本発明に用いる染
料としては、カラー・インデックス・ジュネリ、り・ネ
ーA (C、I 、 Generic  Name )
にて表わして、次のようなものが例示される。
シー・アイ・ダイレクト・イエロー12シー・アイ・ダ
イレクト・ブルー202シー・アイ・ダイレクト・レッ
ド81 シー・アイ・ダイレクト・バイオレット9シー・アイ・
ダイレクト・イエロー44シー・アイ・ダイレクト・イ
エロー28シー・アイ・ダイレクト・オレンジ107シ
ー・アイ・ダイレクト・レッド79 シー・アイ・ダイレクト・ブルーフ1 シー・アイ・ダイレクト・ブルーフ8 シー・アイ・ダイレクト・し、ド2 シー・アイ・ダイレクト−レッド81 シー・アイ・ダイレクト・バイオレット51シー・アイ
・ダイレクト・オレンジ26シー・アイ・ダイレクト・
し、ド247シー・アイ・ダイレクト・ブルー168シ
ー・アイ・ダイレクト・グリーン85シー・アイ・ダイ
レクト・ブラウン228シー・アイ・ダイレクト・ブラ
ウン106シー・アイ・ダイレクト・イエロー142シ
ー・アイ・ダイレクト・ブルー1 本発明で用いる高分子フィルムは、ポリビニルアルコー
ルおよびその誘導体、これらをエチレン、プロピレン等
のオレフィンやクロトン酸、アクリル酸、メタクリル酸
、マレイン酸等で変性したもの、EVA (エチレン−
ビニルアセテート樹脂)、ケン化EVA樹脂、ナイロン
樹脂、ポリエステル樹脂等からなるものが利用される。
なかでもポリビニルアルコールおよびその誘導体からな
るフィルムは染料が吸着しやすいので本発明には特に有
用な高分子フィルムである。
本発明において上記の銅、またはニッケル、または亜鉛
、または鉄含有ジスアゾ染料等を高分子フィルムに吸着
させる方法としては、水中に試録、またはニッケル、ま
たは亜鉛、または鉄含有ジスアゾ染料等を溶解し、高分
子フィルムを染色する方法を一般的に採用しうる。その
際に染色液中の芒硝濃度を2X〜10%と高くし、また
染色温度を50℃〜70℃とすることにより好ましい染
色性が得られる。高分子フィルムに吸着された二色性染
料の配向は、吸着前又は後に該フィルムを延伸すること
によって行われる。ポリビニルアルコールまたはその誘
導体からなるフィルムを延伸する方法としては、湿式法
にて行う方法、乾式法にて圧縮延伸を行う方法等のいず
れの方法を用いて行ってもよい。
高分子フィルムに上記銅、またはニッケル、または亜鉛
、または鉄含有ジスアゾ染料等を吸着・配向させた後で
、あるいは吸着・配向させながら必要に応じて、ホウ酸
処理等の後処理を実施すると一層効果的である。ホウ酸
処理により、偏光膜の光線透過率と偏光度が向上する。
ホウ酸処理の条件としては、用いる高分子フィルムの種
類、銅、またはニッケル、または亜鉛、または鉄含有ジ
スアゾ染料等の種類によって異なるが、−殻内にはホウ
酸濃度としては1〜15X1好ましくは5〜10%、ま
た処理温度としては80〜80℃、好ましくは50〜7
5℃の範囲にあることが望ましい。ホウ酸濃度がIX以
下、温度が80℃以下の場合は処理効果が小さく、また
ホウ酸濃度が16%以上、温度80℃以上の場合は、偏
光膜がもろくなり好ましくない。さらに必要に応じて、
カチオン系高分子化合物を含む水溶液でフィックス処理
を併用して行ってもよい。
このようにして得られた染料系偏光膜は、その片面ある
いは両面に光学的透明感と機械的強度に優れた保護膜を
貼合して、偏光板として使用される。
保護膜を形成する材料としては、従来から使用されてい
るセルロースアセテート系フィルム、アクリル系フィル
ムの他、ポリカーボネートフィルム、4フフ化エチレン
−6フッ化プロピレン系共重合体等のフッソ系フィルム
、ポリエステル樹脂やポリオレフィン樹脂あるいはポリ
アミド系樹脂からなるフィルムを一軸に延伸配向処理し
たフィルム等が用いられる。
〔発明の効果〕
このようにして得られた染料系偏光膜は、従来の染料系
偏光膜に比べ高温の状態でも長時間にわたる高耐久性を
示すのみならず、よう素を用いた偏光膜に匹敵する程の
高い偏光性能を有するので、各種液晶表示体、なかでも
高い偏光性能と耐久性を必要とする車載用途、各種環境
で用いられる工業計器類の表示用途等に好適である。
〔実施例〕
以下実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、こ
れらは例示的なものであり、本発明は、これらに限定さ
れるものではない。
なお、本発明における光線透過率とは、偏光膜1枚の光
線透過率を測定しく測定Il:日立製作所UV−880
+分光光度jF+) 、 J I S  Z8701(
XYZ表色系、及ヒXxo YIO210表色系t(よ
る色の表示方法)に従って求めたYの値であり、偏光度
とは、偏光膜2枚を重ねた状態で光線透過率を測定し、
上記の方法によりYの値を求め、次の式により求めたも
のである。
ここでYl+は、2枚のサンプルの重ね合わせ時におい
て偏光膜の配向方向が同一方向になるように重ね合わせ
た状態で、400〜700 nmの波長域で10nm毎
に測定した光線透過率(平行透過率と呼ばれている)か
ら求められたYの値であり、YLは2枚のサンプルの重
ね合わせ時において、偏光膜の配向方向が、直交するよ
うに重ね合わせた状態で、400〜700nmの波長域
で10nm毎に測定した光線透過率(直交透過率と呼ば
れている)から求められたYの値である。偏光性能は、
実施例1〜11.および比較例1〜5は、特定吸収波長
での値、実施例12〜21.および比較例6は400〜
700 nmでの平均値にて表示する。
又、本発明における耐久性は以下に示すΔE*にて表示
する。すなわち△E*は、偏光膜の光線透過率を測定し
く測定器:大域電子MCPD−100分光光度計)、L
、a  b*の値をJIS*   * ・Z・8729(L*a*b*表色系およびL*u*V
*表色系による物体色の表示方法)により計算し、以下
の式から求められた値である。
(ΔE*)i、j = (((AL*) i、 j)” + ((Δa*)
 i、 j)2+((Δb*) i、 j)2 )1/
!ただし くΔL ) 1. j−(L ) 1−(L*) j*
 ・    * ・ (Δa*) L j−(a*) i −(a*) j(
Δb  ) i、 j −(b  ) 1−(b”) 
j* ・ i−耐久テスト前 j−耐久テスト後 この値が1を越えると初期のものと比較して変色が目立
ち、品質の安定性の上から問題である。
なお、以下の実施例においては、式(1)〜(50)で
示される二色性染料は、ナトリウム塩の形で用いている
実施例1 厚さ75pmのポリビニルアルコールフィルム(クラレ
ビニロン■17500)を縦−軸に4倍の延伸を実施し
、偏光膜基材とした。このポリビニルアルコールフィル
ムを緊張状態に保ったまま、式(1)に示す銅含有ジス
アゾ染料を0.28wt%、染色助剤である芒硝を2.
5 W t Xの濃度とした60℃水溶液に10分間浸
漬した。さらに、ホウ酸を7.5 w t%の濃度とし
た65℃水溶欣に10分間浸漬後、20℃の水で80秒
洗浄を行い偏光膜を得た。
この偏光膜の偏光特性および100℃−ドライの恒温槽
内に500時間放置した時のΔE*の値を表1に示す。
比較例1 実施例と同様の方法により、ポリビニルアルコールフィ
ルムを式(51)に示すジスアゾ染料をo、oswt%
、芒硝を1. OW t Xの濃度とした60℃の水溶
液に10分間浸漬し、ホウ酸処理を行つて偏光膜を得た
この偏光膜の偏光特性および100℃−ドライの恒温槽
内に500時間放置した時のΔE の値を表1に示す。
実施例2 実施例1と同様の方法により、ポリビニルアルコールフ
ィルムを式(7)に示す銅含有ジスアゾ染料を0.45
wt%、芒硝を4. OW t X’の濃度とした60
℃の水溶液に20分間浸漬し、ホウ酸処理を行って偏光
膜を得た。
この偏光膜の偏光特性および100℃−ドライの恒温槽
内に500時間放置した時のΔE*の値を表1に示す。
比較例2 実施例1と同様の方法により、ポリビニルアルコールフ
ィルムを式(52)に示すジスアゾ染料を0.08wt
%、芒硝を1. Ow t%の濃度とした60℃の水溶
液に15分間浸漬し、ホウ酸処理を行って偏光膜を得た
この偏光膜の偏光特性および100℃−ドライの恒温槽
内に500時間放置した時のΔE*の値を表1に示す。
実施例8 実施例1と同様の方法により、ポリビニルアルコールフ
ィルムを式伐)に示すニッケル含有ジスアゾ染料を0.
18 W t%、芒硝を1.5 w t%の濃度とした
60℃の水溶液に5分間浸漬しホウ酸処理をおこなって
偏光膜を得た。この偏光膜の偏光特性、および100℃
−ドライの恒温槽内に500時間放置した時のΔE*の
値を表1に示す。
実施例4 実施例1と同様の方法により、ポリビニルアルコールフ
ィルムを、式(8)に示す亜鉛含有ジスアゾ染料を0.
12 w t%、芒硝を1.5 w t Xの濃度とし
た60℃の水溶液に7分間浸漬し、ホウ酸処理を行って
偏光膜を得た。この偏光膜の偏光特性、および100℃
−ドライの恒温槽内に500時間放置した時のΔE*の
値を表1に示す。
実施例5 実施例1と同様の方法により、ポリビニルアルコールフ
ィルムを式(4)に示す鉄含有ジスアゾ染料を0.11
wt%、芒硝を1.5 w t%の濃度とした60℃の
水溶液に9分間浸漬し、ホウ酸処理を行って偏光膜を得
た。この偏光膜の偏光特性、および100℃−ドライの
恒温槽内に500時間放置した時のΔE*の値を表1に
示す。
実施例6 厚さ75−mのポリビニルアルコールフィルム(クラレ
ビニロン■#750G)を縦−軸に4倍の延伸を実施し
、偏光膜基材とした。このポリビニルアルコールフィル
ムを緊張状態に保ったまま、式(47)に示す銅含有ジ
スアゾ系直接染料を0.18wt%、染色助剤である芒
硝をl、 5 w t%の濃度とした60℃の水溶液に
12分間浸漬しホウ酸処理をおこなって、偏光膜を得た
。この偏光膜の偏光特性、および100℃−ドライの恒
温槽内に* 500時間放置した時のΔE の値を表1に示す。
実施例7 実施例1と同様の方法により、ポリビニルアルコールフ
ィルムを、式(4B)に示すニッケル含有ジスアゾ系直
接染料を0.17WtX、芒硝を1.5wt%の濃度と
した60℃の水溶液に15分間浸漬し、ホウ酸処理を行
って偏光膜を得た。この偏光膜の偏光特性、および10
0℃−ドライの恒温槽内に500時間放置した時のΔE
*の値を表1に示す。
実施例8 実施例1と同様の方法により、ポリビニルアルコールフ
ィルムを式(49)に示す鉄含有ジスアゾ系直接染料を
0.18wt%、芒硝を1.5 w t%の濃度とした
60℃の水溶液に15分間浸漬し、ホウ酸処理を行って
偏光膜を得た。この偏光膜の偏光特性、および100℃
−ドライの恒温槽内に500時間放置した時のΔE*の
値を表1に示す。
比較例8 実施例1と同様の方法により、ポリビニルアルコールフ
ィルムを以下の式(58)に示すジスアゾ系直接染料を
o、 05 W t%、芒硝を1. Ow t%の濃度
とした60℃の水溶液に8分間浸漬し、ホウ酸処理を行
って偏光膜を得た。この偏光膜の偏光特性、および10
0℃−ドライの恒温槽内に500時間放置した時のΔE
*の値を表1に示す。
(58) 実施例9 実施例1と同様の方法により、ポリビニルアルコールフ
ィルムを式(86)に示すニッケル含有ジスアゾ系直接
染料を0.20 W t%、芒硝を2.5wt%の濃度
とした60℃の水溶液に18分間浸漬し、ホウ酸処理を
行って偏光膜を得た。この偏光膜の偏光特性、および1
000C−ドライの恒温槽内に500時間放置した時の
ΔE*の値を表1に示す。
実施例10 実施例1と同様の方法によりポリビニルアルコールフィ
ルムを式(47)に示す銅含有ジスアゾ系直接染料を0
.08WtXs シー・アイ・ダイレクト・レッド2 
 (C,1,Direct  Red 2 )を0.0
45w t LX、シー・アイ・ダイレクト・イエロー
12(C,1,Direct Yellow 12 )
を0.006wtX。
シー・アイ・ダイレクト・バイオレット 9(C、I 
、 Direct  Violet 9)を0.04 
w t%、および無水芒硝を2. OW t%の濃度と
した60℃の水溶液に6分浸漬し、ホウ酸処理を行って
偏光膜を得た。この偏光膜の偏光特性を表1に示す。
実施例11 実施例1と同様の方法により、ポリビニルアルコールフ
ィルムを式(1)に示すジスアゾ系直接染料を0.22
 w t%、シー・アイ・ダイレクト−レッド81をQ
、 g w t%、シー・アイ・ダイレクトイエロー1
2を0.015%および無水芒硝を2.0wt%の濃度
とした60℃の水溶液に4分間浸漬した後、20℃の水
で20秒洗浄を行い、ホウ酸処理をおこなって偏光膜を
得た。この偏光膜の偏光特性を表2に示す。
\ \ \ \ \ \ \ \ 23−

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高分子フィルムに二色性染料を吸着させてなる染
    料系偏光膜において、二色性染料が、遊離酸として一般
    式( I ) ( I )▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Meは遷移金属原子であって、銅、またはニッ
    ケル、または亜鉛、または鉄を示す。R_1は該遷移金
    属と錯結合している水酸基の隣接位置においてアゾ基と
    結合しており、さらに置換基としてスルホン酸基、スル
    ホンアミド基、アミノ基、アシルアミノ基、アリルアミ
    ノ基、アゾ基に隣接しない水酸基を有することのできる
    1−ナフトールもしくは2−ナフトール残基、または該
    遷移金属と錯結合している水酸基の隣接位置においてア
    ゾ基と結合しており、さらに置換基としてC_1〜C_
    4のアルキル基、低級アルコキシ基、カルボン酸基、ス
    ルホン酸基、スルホンアミド基、スルホンアルキルアミ
    ド基、アミノ基、アシルアミノ基、ハロゲン、ニトロ基
    を有することのできるフェノール残基を示す。 R_2は該遷移金属と錯結合している水酸基の隣接位置
    においてアゾ基と結合しており、さらに置換基としてス
    ルホン酸基、スルホンアミド基、アミノ基、アシルアミ
    ノ基、アリルアミノ基、アゾ基に隣接しない水酸基を有
    することのできる1−ナフトール又は、2−ナフトール
    残基を示す。そして、式( I )は1〜3ケのスルホン
    酸基を有するものとする。)で示される銅、またはニッ
    ケル、または亜鉛、または鉄含有ジスアゾ染料であるこ
    とを特徴とする染料系偏光膜。
  2. (2)高分子フィルムに二色性染料を吸着させてなる染
    料系偏光膜において、二色性染料として遊離酸として一
    般式( I ) ( I )▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Meは遷移金属原子であって、銅、またはニッ
    ケル、または亜鉛、または鉄を示す。R_1は該遷移金
    属と錯結合している水酸基の隣接位置においてアゾ基と
    結合しており、さらに置換基として、スルホン酸基、ス
    ルホンアミド基、アミノ基、アシルアミノ基、アリルア
    ミノ基、アゾ基に隣接レない水酸基を有することのでき
    る1−ナフトールもしくは2−ナフトール残基、または
    該遷移金属と錯結合している水酸基の隣接位置において
    アゾ基と結合しており、更に置換基としてC_1〜C_
    4のアルキル基、低級アルコキシ基、カルボン酸基、ス
    ルホン酸基、スルホンアミド基、スルホンアルキルアミ
    ド基、アミノ基、アシルアミノ基、ハロゲン、ニトロ基
    を有することのできるフェノール残基を示す。 R_2は該遷移金属と錯結合している水酸基の隣接位置
    においてアゾ基と結合しており、さらに置換基としてス
    ルホン酸基、スルホンアミド基、アミノ基、アシルアミ
    ノ基、アリルアミノ基、アゾ基に隣接しない水酸基を有
    することのできる1−ナフトール又は、2−ナフトール
    残基を示す。そして、式( I )は1〜8ケのスルホン
    酸基を有するものとする。)で示される銅、またはニッ
    ケル、または亜鉛、または鉄含有ジスアゾ染料を少なく
    とも1種類と特定の波長領域に吸収を持つ染料を併用す
    ることを特徴とする中性色を示す染料系偏光膜。
  3. (3)高分子フィルムが、ポリビニルアルコール又はそ
    の誘導体からなるフィルムである請求項1、又は請求項
    2記載の染料系偏光膜。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0688830A1 (en) 1994-06-22 1995-12-27 MITSUI TOATSU CHEMICALS, Inc. Azo compounds and polarizing films using the compounds
US5639809A (en) * 1994-06-22 1997-06-17 Mitsui Toatsu Chemicals, Inc. Azo compounds and polarizing films using the compounds
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