JPH0213904A - 染料系偏光膜 - Google Patents

染料系偏光膜

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JPH0213904A
JPH0213904A JP63165384A JP16538488A JPH0213904A JP H0213904 A JPH0213904 A JP H0213904A JP 63165384 A JP63165384 A JP 63165384A JP 16538488 A JP16538488 A JP 16538488A JP H0213904 A JPH0213904 A JP H0213904A
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JP
Japan
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group
dye
formula
direct
nickel
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Pending
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JP63165384A
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English (en)
Inventor
Toyokazu Okada
岡田 豊和
Koji Azuma
浩二 東
Shinjiro Kawasaki
川崎 伸二郎
Hiroshi Nishii
西井 寛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taoka Chemical Co Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Taoka Chemical Co Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高耐久の染料系偏光膜に関する。
〔従来技術及び発明が解決しようとする課題〕現在、偏
光膜は延伸配向したポリビニルアル、 コール又はその
誘導体あるいは、ポリ塩化ビニルフィルムの脱塩酸又は
ポリビニルアルコール系フィルムの脱水によりポリエン
を生成して配、 向せしめたポリエン系のフィルムに偏
光素子としてよう素や二色性染料を吸着せしめて製造す
るのが一般的である。
このうち偏光素子としてよう素を用いた偏光膜は、初期
偏光性能には優れるものの、水および熱に対して弱く、
高温・高温の状態で長期間使用する場合にはその耐久性
に問題がある。耐久性を向上させるために、ホルマリン
あるいはホウ酸を含む水溶液での処理を強固にしたり、
又保護膜として透湿度の低い高分子フィルムを用いる方
法等が考えられているが、高温・高温の状態では耐久性
不充分である。
また、偏光素子として従来用いられてきた二色性染料を
用いた偏光膜は、よう素を用いた偏光膜に比べて、水お
よび熱に対する耐久性はあるものの、屋外で使用する場
合には、未だ耐久性は完全ではなく、又耐候性も不充分
である。
これは用いるアゾ系染料の湿潤、および堅ろう度等が劣
るために高分子フィルム中において染料分子の会合状態
に変化が生じたり、又アゾ結合の切断等の劣化がおこる
ためと考えられる。
本発明は、従来の技術が持つ以上のような課題を解決し
、高温においても、又屋外においても性能低下を起こし
にくい、高耐久な偏光膜を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意検討し
た結果、本発明に到達したものである。
即ち本発明は、高分子フィルムに二色性染料を吸着配向
させてなる染料系偏光膜において、二色性染料が一般弐
N) (式中、Meは遷移金属原子であって、銅(Cu)、又
はニッケル(Ni)、又は亜鉛(Zn)、又は鉄(Fe
)を示す。Rは該遷移金属と錯結合している水酸基の隣
接位置においてアゾ基と結合しており、更に置換基とし
て、スルホン酸基、スルホンアミド基、アルキル基、ア
ルキルアミノ基、アミノ基、アリルアミノ基、アルコキ
シル基、アゾ基に隣接しない水酸基を有することのでき
るフェノール化合物である。
X及びYは水素原子、C5〜C4のアルキル基、低級ア
ルコキシ基、カルボン酸基、スルホン酸基、スルホンア
ミド基、アミン基、アシルアミノ基、ハロゲン、ニトロ
基示し、Zは水素原子、C3〜C4のアルキル基、低級
アルコキシ基を示す。而して、式(1)は1〜3ケのス
ルホン酸基を有するものとする。)で示される水溶性銅
、又はニッケル、又は亜鉛、又は鉄含有ジスアゾ系直接
染料であることを特徴とする染料系偏光膜、又は該染料
を少なくとも一種類と特定の波長領域に吸収をもつ有機
系直接染料を併用することを特徴とする中性色を示す染
料系偏光膜に関するものである。政調、又はニッケル、
又は亜鉛、又は鉄含有ジスアゾ系直接染料を用いること
で、高温および屋外において性能低下を起こしにくいの
でこれまでに見られなかった高耐久な偏光膜が得られる
ことを見出した。又該染料は、光の吸収領域が広いので
、中性色を示す染料系偏光膜の製造には、有用である。
本発明に用いる銅、又はニッケル、又は亜鉛、又は鉄含
有ジスアゾ系直接染料は、例えば、以下に述べる方法に
よって容易に製造することが出来る。
式(C) (式中、XおよびYは、−最大(1)に示したものと同
じ)で示される化合物を常法によってジアゾ化し、式(
D) 乙 (式中、R,は水素原子、又は低級アルキル基を示し、
Zは一般式(I)に示したものと同じ)で示される化合
物とカップリングさせる。次いでカンプリング生成物を
常法によりジアゾ化し、水酸基の隣接位置にカップリン
グ可能であるフェノール化合物、例えば置換基としてス
ルホン酸基、スルホンアミド基、アルキル基、アミノ基
、アルキルアミノ基、アリルアミノ基、アルコキシル基
、アゾ基に隣接しない水酸基を有するカップリング成分
とカップリングさせてジスアゾ染料を得る。
本発明に使用する式(C)の化合物としては例えば、ア
ニリン、メタ又はパラトルイジン、2.4又は3,5−
キシリジン、スルファニル酸、スルファニルアミド、メ
タニル酸、メタニルアミド、アンスラニル酸、アニシジ
ン、p −アミノアセドアニライドなどが挙げられる。
式(D)の化合物としては、例えばO−アミノフェノー
ル、0−アニシジン、p−クレンジン、2.5−ジメト
キシアニリンなどが挙げられる。
又、式(I)におけるHO−Rで示されるフェノール化
合物としては、p−mメチルフェノール、p−t−ブチ
ルフェノール、3,4−ジメチルフェノール、m−アミ
ノフェノール、m −N、N−ジエチルアミノフェノー
ル、m−ヒドロキシ−ジフェニルアミン、レゾルシン、
p−ヒドロキシアニソール、m−ヒドロキシベンゼンス
ルホン酸、m−ヒドロキシベンゼンスルホンアミドなど
が挙げられる。
該ジスアゾ系直接染料は、次の方法によって容易に銅錯
化を受け、本発明に用いる水溶性銅含有ジスアゾ系直接
染料を得ることができる。
例えば、銅錯化すべきジスアゾ系直接染料を水中、又は
及び親水性溶媒、例えばエチレングリコール、メチルセ
ルソルブ類と水との混合溶媒中に溶解又は分散し、アル
カリ性において、好ましくはアンモニア、又はモノエタ
ノールアミン、ジェタノールアミンの存在下に、50〜
100°C好ましくは90°C以上の温度において硫酸
銅、塩化銅、酢酸銅の水溶液、好ましくはテトラアンミ
ン銅を作用させることによって銅含有ジスアゾ系直接染
料を得ることができる。
又、本発明に用いる水溶性ニッケル含有ジスアゾ系直接
染料、および亜鉛含有ジスアゾ系直接染料、および鉄含
有ジスアゾ系直接染料は、次の樽にして得ることができ
る。即ち、銅錯化の方法に準じて、錯化すべきジスアゾ
系直接染料を水中、又はおよび親水性溶媒、例えばエチ
レングリコール、メチルセルソルブ類と水との混合溶媒
中に熔解、又は分散し、アルカリ性において、好ましく
はアンモニア、又はモノエタノールアミン、ジェタノー
ルアミンの存在下に50〜100°C1好ましくは90
°C以上の温度において、硫酸ニッケル、塩化ニッケル
、酢酸ニッケル、硫酸亜鉛、塩化亜鉛、硫酸鉄、塩化鉄
の水溶液を作用させることによって目的とする水溶性ニ
ッケル含有ジスアゾ系直接染料、および亜鉛含有ジスア
ゾ系直接染料、および鉄含有ジスアゾ系直接染料を得る
ことができる。又前述のようにして得た銅含有ジスアゾ
系直接染料を例えば希塩酸中、加熱脱銅処理して得た金
属不合のo、o’ ジヒドロキシ系ジスアゾ染料を用い
、上記のようにしてニッケル錯化、および亜鉛錯化、お
よび鉄錯化を行う方法は目的とするニッケル、又は亜鉛
、又は鉄含有ジスアゾ系直接染料を得る方法として有利
に実施できる。
このようにして得られる式<1)に示される水溶性鋼、
又はニッケル、又は亜鉛、又は鉄含有ジスアゾ系染料の
具体例を式(I[)〜(双)に示す。
式(I[l)においてMeは銅(Cu)、又はニッケル
(N i ) 、又は亜鉛(Zn)、又は鉄(Fe)を
示す。
CHffU ti x (混) (双) 又、本発明において一般式(’I)で示される染料に特
定の波長領域に吸収を有する有機系直接染料を併用する
ことにより色相の修正ならびに偏光性能の向上が達成さ
れる。この場合に用いる有機系直接染料としては、本発
明に用いる銅、又はニッケル、又は亜鉛、又は鉄含有の
ジスアゾ系直接染料の吸収波長領域と異なる波長領域に
吸収特性を有する染料であって、耐久性があり二色性の
高いものであれば、どんなものでもよいが、一般にはア
ゾ系染料のなかから選択される。本発明に用いられる有
機系直接染料としては、カラー・インデックス・ジュネ
リック・ネーム(C,1,Generic  Name
)と商品名にて表わして、次のようなものが例示される
シー・アイ・ダイレクト・イエロー12(C,1,Di
rect Yellow 12−−−クリソフェニン)
シー・アイ・ダイレクト・ブルー202(C,1,Di
rect Blue 202 −−−スミライト・スプ
ラ・ブルー 3GS)シー・アイ・ダイレクト・レッド
31 (C,r、Direct Red 31 −−− ニラ
ポン・ファースト・レッド BB  コンク)シー・ア
イ・ダイレクト・バイオレット9(C,1,Direc
t Violet 9 −−− ニラポン・ブリリアン
ト・バイオレット BK  コンク)シー・アイ・ダイ
レクト・イエロー44(C,1,Direct Yel
low 44−−−ダイレクト・ファースト・イエロー
 GC)シー・アイ・ダイレクト・イエロー28(C,
1,Dtrect Yellow 28−−−スミライ
ト・スブラ・イエロー BCコンク) シー・アイ・ダイレクト・オレンジ107(C,1,D
irect Orange 107 −−−スミライト
・スプラ・オレンジ GD  エクストラ コンク)シ
ー・アイ・ダイレクト・レッド79 (C,1,Direct Red 79 −−−スミラ
イト・スプラ・レッド4BL 170χ)シー・アイ・
ダイレクト・ブルーフ1 (C,1,Direct Blue 71−−−スミラ
イト・ブルーBI?Il  コンク)シー・アイ・ダイ
レクト・ブルーフ8 (C,1,Direct Blue 78−−−スミラ
イト・スプラ・ブルーG コンク)シー・アイ・ダイレ
クト・レッド2 (C,1,Direct Red  2 −−−ベンゾ
・バーブニリン 4B) シー・アイ・ダイレクト・レッド81 (C,1Direct Red 81 −−−ス ミ 
ラ イ  ト  ・  し ン  ド    4B)シ
ー・アイ・ダイレクト・バイオレット51(C,1,D
irect Violet 51−−スミライト・バイ
オレットBB ) シー・アイ・ダイレクト・オレンジ26(C,1,Di
rect Orange 26−−−ダイレクト・ファ
ースト オレンジS)シー・アイ・ダイレクト・レッド
247(C,1,Direct Red 247−−−
ジャパノール・ファース・レッドFA )シー・アイ・
ダイレクト・ブルー168(C,1,Direct B
lue 168 −−−ダイレクト・カッパー・ブルー
2B )シー・アイ・ダイレクト・グリーン85(C,
1Direct Green 85 −−−ダイレクト
・ダーク・グリーンBA )シー・アイ・ダイレクト・
ブラウン223(C,1,Direct Brown 
223−−−ダイレクト・ブラウンMA ) シー・アイ・ダイレクト・ブラウン106(C91,D
irect Brown 106−−−スミライト・ス
ブラ・ブラウンG コンク)シー・アイ・ダイレクト・
イエロー142(C,1,Direct Yellow
 142 −−−スミライト・イエローGR) シー・アイ・ダイレクト・ブルーl (C,1,Direct Blue 1 −−−ダイレ
クト・スカイ・ブルー6B ) 本発明で用いる高分子フィルムは、ポリビニルアルコー
ルおよびその誘導体、これらをエチレン、プロピレン等
のオレフィンやクロトン酸、アクリル酸、メタクリル酸
、マレイン酸等で変性したもの、EVA (エチレン−
ビニルアセテート樹脂)、ケン化EVA樹脂、ナイロン
樹脂、ポリエステル樹脂等からなるものが利用される。
なかでもポリビニルアルコールおよびその誘導体からな
るフィルムは染料が吸着・配向しやすいので本発明には
特に有用な高分子フィルムである。
本発明において上記の銅、又はニッケル、又は亜鉛、又
は鉄含有ジスアゾ系直接染料等の有機系直接染料を高分
子フィルムに吸着・配向させる方法としては、水中に政
調、又はニッケル、又は亜鉛、又は鉄含有ジスアゾ系直
接染料等の有機系直接染料を溶解し、高分子フィルムを
染色する方法を一般的に採用しうる。その際に染色液中
の芒硝濃度を2%〜lO%と高くし、又染色温度を50
℃〜70°Cとすることにより好ましい染色性が得られ
る。高分子フィルムに吸着された二色性染料の配向は、
吸着前又は後に該フィルムを延伸することによって行わ
れる。
ポリビニルアルコール又はその誘導体からなるフィルム
を延伸する方法としては、湿式法にて行う方法、乾式法
にて圧縮延伸を行う方法等のいずれの方法を用いて行っ
てもよい。
高分子フィルムに上記銅、又はニッケル、又は亜鉛、又
は鉄含有ジスアゾ系直接染料等の有機系直接染料を吸着
・配向させた後で必要に応じて、ホウ酸処理等の後処理
を実施すると一層効果的である。ホウ酸処理により、偏
光膜の光線透過率と偏光度が向上する。ホウ酸処理の条
件としては、用いる高分子フィルムの種類、銅、又は、
ニッケル、又は亜鉛、又は鉄含有ジスアゾ系直接染料等
の有機系直接染料の種類によって異なるが一般的にはホ
ウ酸濃度としては1〜15%、好ましくは5〜10%、
又処理温度としては30〜80°C1好ましくは50〜
75°Cの範囲にあることが望ましい。ホウ酸濃度が1
%以下、温度が30°C以下の場合は処理効果が小さく
、又ホウ酸濃度が15%以上、温度80°C以上の場合
は、偏光膜がもろくなり好ましくない。さらに必要に応
じて、カチオン系高分子化合物を含む水溶液でフィック
ス処理を併用して行ってもよい。
又、このようにして得られた染料系偏光膜は、その片面
あるいは両面に光学的透明感と機械的強度に優れた保護
膜を貼合して、偏光板として使用される。
保護膜を形成する材料としては、従来から使用されてい
るセルロースアセテート系フィルム、アクリル系フィル
ムの他、4フッ化エチレン−6フツ化フロピレン系共重
合体等のフッソ系フィルム、ポリエステル樹脂やポリオ
レフィン樹脂あるいはポリアミド系樹脂からなるフィル
ムを一軸に延伸配向処理したフィルム等が用いられる。
〔発明の効果〕
このようにして得られた染料系偏光膜は、従来の染料系
偏光膜に比べ高温および屋外でも長時間にわたり性能低
下を起こしにくく、高耐久を示すので各種液晶表示体、
なかでも耐久性を必要とする車載用途、各種環境で用い
られる工業計器類の表示用途等に好適である。
(実施例〕 以下実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、こ
れらは例示的なものであり、本発明は、これらに限定さ
れるものではない。
なお、本発明における光線透過率とは、偏光膜1枚の光
線透過率を測定しく測定器:日立製作所 UV−330
型分光光度計)、JISZ8701 (XYZ表色系、
及びX 、、Y 、。Zl。
表色系による色の表示方法)に従って求めたYの値であ
り、偏光度とは、偏光膜2枚を重ねた状態で光線透過率
を測定し、上記の方法によりYの値を求め、次の式によ
り求めたものである。
ここでY IIは、2枚のサンプルの重ね合わせ時にお
いて偏光膜の配向方向が同一方向になるように重ね合わ
せた状態で測定した光線透過率(平行透過率と呼ばれて
いる)から求められたYの値であり、Y□は2枚のサン
プルの重ね合わせ時において、偏光膜の配向方向が、直
交するように重ね合わせた状態で測定した光線透過率(
直交透過率と呼ばれている)から求められたYの値であ
る。
又、本発明における耐久性は以下に示すΔE”にて表示
する。すなわちΔE9は、偏光膜の光線透過率を測定し
く測定器:大塚電子MCPD−100分光光度計)、L
ll 、a* 、b*の値をJIS−Z・8729 (
L” a” b”表色系およびL”u * v *表色
系による物体色の表示方法)により計算し、以下の式か
ら求めたられた値である。
(ΔE”)t、j =(((ΔL”) i、 j)”+((Δa” ) t
、 j)”+((Δb* ) 5 j)t)I/!ただ
し くΔL” ) t、 j−(L” ) 1−(L” )
 j(Δa”)i、j=(a”  )  1−(a” 
 )j(Δb”  )i、j=(b”  )i−(b”
  )ji=ミニ耐久テス ト−耐久テスト後 この値が1を越えると、初期のものと比較して変色が目
立ち、品質の安定性の上から問題である。
実施例 1 厚さ75μmのポリビニルアルコールフィルム(クラレ
ビニロン@#7500 ) 11−軸に4倍の延伸を実
施し、偏光膜基材とした。このポリビニルアルコールフ
ィルムを緊張状態に保ったまま、式(III)に示す銅
含有ジスアゾ系直接染料を0.05 w t%、染色助
剤である芒硝を2、0 w t%の濃度とした60°C
の水溶液に6分間浸漬した。さらにホウ酸を7.5 w
 t%の濃度とした65°Cの水溶液に10分間浸漬後
、20゛Cの水で30秒洗浄を行い、偏光膜を得た。こ
の偏光膜の偏光特性、および100°C−ドライの恒温
槽内に500時間放置した時のΔE“の値を表1に示す
実施例 2 実施例1と同様の方法により、ポリビニルアルコールフ
ィルムを、式(II[)に示すニッケル含有ジスアゾ系
直接染料を0.04 w t%、芒硝を2. Ow t
%の濃度とした60°Cの水溶液に5分間浸漬し、ホウ
酸処理を行って偏光膜を得た。
この偏光膜の偏光特性、および100°C−ドライの恒
温槽内に500時間放置した時のΔE0の値を表1に示
す。
実施例 3 実施例1と同様の方法により、ポリビニルアルコールフ
ィルムを式(I[[)に示す亜鉛含有ジスアゾ系直接染
料を0.04 w t%、芒硝を2.0wt%の濃度と
した60°Cの水溶液に7分間浸漬し、ホウ酸処理を行
って偏光膜を得た。この偏光膜の偏光特性、および10
0°C−ドライの恒温槽内に500時間放置した時のΔ
E1の値を表1に示す。
実施例 4 実施例1と同様の方法により、ポリビニルアルコールフ
ィルムを式(III)に示す鉄含有ジスアゾ系直接染料
を0.04 w t%、芒硝を2.0wt%の濃度とし
た60°Cの水溶液に9分間浸漬し、ホウ酸処理を行っ
て偏光膜を得た。この偏光膜の偏光特性、および100
 ’C−ドライの恒温槽内に500時間放置した時のΔ
E”の値を表1に示す。
実施例 5 実施例1と同様の方法により、ポリビニルアルコールフ
ィルムを式(III)に示す銅含有ジスアゾ系直接染料
を0.04 w t%、下記の式(■)に示すジスアゾ
系直接染料を0. O35w t%、シー・アイ・ダイ
レクト・イエロー12  (C,I。
Direct Yellow 12)  をO,OO5
w t%、シー・アイ・ダイレクト・ブルー202 (
C,1,DirectBlue 202)を0.06 
w t%、および無水芒硝を2、0 w L%の濃度と
した60°Cの水溶液に4分間浸漬し、ホウ酸処理を行
って中性色を示す染料系偏光膜を得た。この偏光膜の偏
光特性を表1に示す。
(■) 比較例1 実施例1と同様の方法により、ポリビニルアルコールフ
ィルムを下記の式(Xlll)に示すジスアゾ系直接染
料を0.025 w t%、芒硝を1.0wt、%の濃
度とした60゛Cの水溶液に7分間浸漬し、ホウ酸処理
を行って偏光膜を得た。この偏光膜の偏光特性、および
100°C−ドライの恒温槽内に500時間放置した時
のΔE0の値を表1に示す。
(ヤ) 比較例2 実施例1と同様の方法により、ポリビニルアルコールフ
ィルムを下記の式(ツ)に示すジスアゾ系直接染料を0
.04 w t%、芒硝を2.0 wL%の濃度とした
60°Cの水溶液に5分間浸漬し、ホウ酸処理を行って
偏光膜を得た。この偏光膜はほとんど偏光特性を示さな
かった。結果を表1に示す。
(ツ) しHl 表  1

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高分子フィルムに二色性染料を吸着・配向させて
    なる染料系偏光膜において、二色性染料が、一般式(
    I ) ( I )▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Meは遷移金属原子であって、銅(Cu)、又
    はニッケル(Ni)、又は亜鉛(Zn)、又は鉄(Fe
    )を示す。Rは該遷移金属と錯結合している水酸基の隣
    接位置においてアゾ基と結合しており、更に置換基とし
    て、スルホン酸基、スルホンアミド基、アルキル基、ア
    ルキルアミノ基、アミノ基、アリルアミノ基、アルコキ
    シル基、アゾ基に隣接しない水酸基を有することのでき
    るフェノール化合物である。XおよびYは水素原子、C
    _1〜C_4のアルキル基、低級アルコキシ基、カルボ
    ン酸基、スルホン酸基、スルホンアミド基、アミノ基、
    アシルアミノ基、ハロゲン、ニトロ基を示し、Zは水素
    原子、C_1〜C_4のアルキル基、低級アルコキシ基
    を示す、而して、式( I )は1〜3ヶのスルホン酸基
    を有するものとする。)で示される水溶性銅、又はニッ
    ケル、又は亜鉛、又は鉄含有ジスアゾ系直接染料である
    ことを特徴とする染料系偏光膜。
  2. (2)高分子フィルムに二色性染料を吸着・配向させて
    なる染料系偏光膜において、二色性染料が、一般式(
    I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Meは遷移金属原子であって、銅(Cu)、又
    はニッケル(Ni)、又は亜鉛(Zn)、又は鉄(Fe
    )を示す。Rは該遷移金属と錯結合している水酸基の隣
    接位置においてアゾ基と結合しており、更に置換基とし
    て、スルホン酸基、スルホンアミド基、アルキル基、ア
    ルキルアミノ基、アミノ基、アリルアミノ基、アルコキ
    シル基、アゾ基に隣接しない水酸基を有することのでき
    るフェノール化合物である。X及びYは水素原子、C_
    1〜C_4のアルキル基、低級アルコキシ基、カルボン
    酸基、スルホン酸基、スルホンアミド基、アミノ基、ア
    シルアミノ基、ハロゲン、ニトロ基を示し、Zは水素原
    子、C_1〜C_4のアルキル基、低級アルコキシ基を
    示す。而して、式( I )は1〜3ヶのスルホン酸基を
    有するものとする。)で示される水溶性銅、又はニッケ
    ル、又は亜鉛、又は鉄含有ジスアゾ系直接染料を少なく
    とも1種類と特定の波長領域に吸収を持つ有機系直接染
    料を併用することを特徴とする中性色を示す染料系偏光
    膜。
  3. (3)高分子フィルムが、ポリビニルアルコール又はそ
    の誘導体からなるフィルムである特許請求の範囲第1項
    、又は第2項記載の染料系偏光膜。
JP63165384A 1988-06-30 1988-06-30 染料系偏光膜 Pending JPH0213904A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5408987A (en) * 1992-02-12 1995-04-25 Tokai Corporation Portable heater
WO2022163736A1 (ja) * 2021-01-29 2022-08-04 オリヱント化学工業株式会社 アゾ鉄錯体染料、それを含むインク組成物、及びアゾ鉄錯体染料の製造方法

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