JPH0368644B2 - - Google Patents

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JPH0368644B2
JPH0368644B2 JP5288784A JP5288784A JPH0368644B2 JP H0368644 B2 JPH0368644 B2 JP H0368644B2 JP 5288784 A JP5288784 A JP 5288784A JP 5288784 A JP5288784 A JP 5288784A JP H0368644 B2 JPH0368644 B2 JP H0368644B2
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JP
Japan
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spiral
seed
roll
seeds
rotating brush
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JP5288784A
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JPS60196105A (ja
Inventor
Tadao Takagi
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Suzutec Co Ltd
Original Assignee
Suzutec Co Ltd
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Publication date
Application filed by Suzutec Co Ltd filed Critical Suzutec Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えば、ペーパーポツト苗箱の各ポ
ツト内に、確実に、所望数粒ずつの種子を自動的
に播種し得る播種装置としたものである。
また、本発明は、例えば、トラクターで野菜の
種子を、確実に、所望数粒ずつ自動的に播種し得
る播種装置としたものである。
従来、田植機用の土付苗は、バラ蒔土付苗か
ら、条播土付苗を使用するように進歩してきた。
そして、最近ではペーパーポツト苗が出現してい
る。この土付苗は、従来のものに比べて、茎が太
く丈夫であることから、冷害に強い結果が確認さ
れている。したがつて、かなり普及しているが、
小さいポツトに、1粒ずつ、確実に蒔ける装置は
これまでなかつたので、ペーパーポツト苗の作成
は大変だつた。
本発明は、簡単容易に、ペーパーポツト紙のポ
ツトに1粒点播ができ、また、圃場においては、
簡単容易に野菜種子の1粒点播ができるようにし
たもので、外周面に螺旋溝を形成した水平または
傾斜螺旋ロールを多数並設して該螺旋ロール間に
γ状の種子移動溝を形成し、該移動溝はその一方
を始端部にその他方を終端部とし、前記移動溝の
上部には始端部より終端部に向けて移動する種子
を戻しながら均す回転ブラシを高さを調節自在に
設けた播種装置、および、前記回転ブラシは、上
下動自在、かつ、その自重で前記螺旋ロールに接
触するように設けた播種装置、および、前記回転
ブラシは、上下動自在、かつ、その自重で前記螺
旋ロールに接触するように設けるとともに、回転
ブラシを上下動させうるように支持する回転ブラ
シの支持装置には、回転ブラシで持ち回つた種子
を回収する種子受箱を取付けた播種装置の構成を
発明の要旨とするものである。
実施例図により説明すると、1はペーパーポツ
ト苗箱収納ケース2の水平移送台(いわゆるロー
ルコンベアまたはベルトコンベア)で、移送方向
に長く組立て形成され、所望の位置に設けた支脚
3により床上に配置される。収納ケース2内には
ペーパーポツト苗箱4が収納される。5はペーパ
ーポツト苗箱4のポツトである。ペーパーポツト
苗箱4は、水溶性の紙のような材料で形成されて
いるもので、前記した多数のポツト5を形成して
いる。好適には左右方向に16個ぐらいのポツト5
が並設され、前後方向には34個ぐらいのポツト5
が並設されている。
水平移送台1の供給側6の上方位置には、覆土
供給装置7が設けられる。覆土供給装置7は、ホ
ツパー8と繰出ベルト9等とにより形成され、ペ
ーパーポツト苗箱4の各ポツト5内に覆土10を
供給する。11はペーパーポツト苗箱4を収納ケ
ース2内に押圧する押圧フリーローラーである。
押圧ブリーローラー11の移送方向下手側には播
種装置12を設ける。
播種装置12は、種籾供給ホツパー13、ロー
ル群A、B等により形成される点播装置14,1
5より形成される。前記ロール群A,Bの各螺旋
ロール16は、その外周面に、矢印イの方向に進
む螺旋溝17を形成する。
螺旋溝17は、一条螺旋でも各螺旋でも差し支
えなく、実験結果では三条螺旋が好適であつた。
螺旋ロール16は、終始同一直径に形成する。1
8は螺旋ロール16の螺旋山部である。
隣接する螺旋ロール16,16は、上方からみ
ると、それぞれの螺旋ロール16,16は狭隙を
もつて、山部18と山部18、螺旋溝17と螺旋
溝17が合致した状態で回転し、かつ、螺旋ロー
ル16の軸心方向と収納ケース2の移送方向とが
平行になるように並設される。並設された各螺旋
ロール16の互いの螺旋溝17は、左右側から合
わさつて一つの嵌合溝19を形成するが、嵌合溝
19の大きさは、種子20よりは小さく形成す
る。
前側ロール群Aに続いて、同様に形成した後側
ロール群Bを近接して設け、前記ロール群A、B
は、並設された螺旋ロール16と螺旋ロール16
との間の狭隙の上面に、γ状の種子移動溝21を
それぞれ形成する。すなわち、螺旋ロール16
は、その軸心方向に対して左右方向に複数本並設
され、種子移動溝21の数が、螺旋ロール16の
下方を通過するペーパーポツト苗箱4のポツト5
の数の1/2になるようにする。例えば、本実施例
では、ペーパーポツト苗箱4のポツト5の横の数
が16個であるから、種子移動溝21の数は「8」
となり、したがつて、螺旋ロール16の本数は9
本となる。
しかして、前記ロール群A、Bの各種子移動溝
21は、各螺旋ロール16の下方を通過するペー
パーポツト苗箱4の一列置きのポツト5の位置の
真上になるように設け、前記ロール群A、Bは、
互いの種子移動溝21の位置をポツト5の1個分
の幅だけ左右方向に、前側ロール群Aの各螺旋ロ
ール16と後側ロール群Bの各螺旋ロール16の
位置がずれるようにして、水平移送台1に設け
る。
前記ロール群A、Bの各螺旋ロール16間の種
子移動溝21は、一端を種子20の供給される始
端部22に、他端を種子20を落下させる終端部
23に形成する。
前記螺旋ロール16は、前記螺旋溝17を形成
しているロール部24の中心に軸25を挿通して
おり、該軸25の一方の突出部26は吸引装置2
7の吸引ケース28の外壁である薄鉄板製の側壁
29に軸着され、該軸25の他方の突出部30
は、前端大径部32と、前端中径部33と、前端
小径部34を有して形成する。前端小径部34は
播種装置12の金属フレーム31に軸着される。
前記種子移動溝21の終端部23には、落下シ
ユート35を設ける。該シユート35は合成樹脂
壁36で形成し、合成樹脂壁36は前記吸引ケー
ス28の終端部23側の側壁37の外面に取付け
る。合成樹脂壁36の内側の上端部38は、螺旋
ロール16のロール部24の下面の形状に合致さ
せた半円弧状の形状に形成し、螺旋ロール16の
ロール部24の先端が近接して回転する。該上端
部38は、前記吸引装置27の吸引風が洩れない
ようにするためのものである。合成樹脂壁36の
外方には係合部39を形成し、係合部39には螺
旋ロール16の前端大径部32を係合させるよう
に、前端大径部32の形状に合致させた半円弧状
に形成する。係合部39の左右両側部40,40
の間に種子落下口41を形成し、種子落下口41
の下方の合成樹脂壁36の外面に落下シユート3
5を形成する。落下シユート35は合成樹脂壁3
6の外方に状溝42を形成し、該溝42の溝底
は半円弧状に切欠いて形成する。落下シユート3
5は状溝42を金属フレーム31により包囲し
て略ロの字状(またはU字状)の形状に形成す
る。落下シユト35は多数並設した螺旋ロール1
6,16間の種子移動溝21と同数形成される。
落下シユート35の下端部43は、ペーパーポツ
ト苗箱4のポツト5の真上に位置し、ポツト5の
上面すれすれの高さに形成する。また、トラクタ
ーに使用する場合は圃場の泥土すれすれの高さに
形成する。しかして、合成樹脂壁36は着脱自
在、もしくは、伸縮自在に形成し、落下シユート
35の下端部43をペーパーポツト苗箱のポツト
の上面、圃場の泥土の高さに、高さ調節自在に形
成することもある。
前記各螺旋ロール16の下方に吸引装置27を
取付ける。吸引装置27は、吸引ケース28の左
右側のいずれか一方の側板44に吸引口5を開口
させて形成する。吸引口45の外側には接続部4
6を形成し、該接続部46に図示していない吸引
機のホースを接続する。吸引装置27は前記嵌合
溝19を上から下へ吸引風が吹抜けるようにし
て、種子移動溝21を移動する種子を下方に吸引
して種子が直立して嵌合溝19内に吸着されるよ
うにするものである。
前記ロール群A、Bの並設した螺旋ロール16
の始端部22と終端部23との間で、種子移動溝
21の上方位置には、始端部22より終端部23
に向けて種子移動溝21を移動する種子を均す回
転ブラシ47を設ける。回転ブラシ47は、ブラ
シ47の軸48の軸心方向が螺旋ロール16軸心
方向と直交するように、軸48を播種装置12の
側板52,53の長穴95,95より突出させ両
端を一対の回動アーム49と回動アーム50の上
端に軸着する。
回動アーム49と回動アーム50は、各基端部
を駆動軸51に回動自在に軸着する。駆動軸51
は点播装置14の吸引ケース28と点播装置15
の吸引ケース28の間に、左右方向に設け、その
両端を播種装置12の側板52,53に架設する
とともに側板52,53より外方に突出させ、そ
の両端に回動アーム49,50を軸止し、駆動プ
ーリー54と駆動プーリー54′をそれぞれ固着
する。回転ブラシ47の軸48は回動アーム4
9,50の各外端部にそれぞれ軸止し、軸48の
突出端部に受動プーリー55と受動プーリー5
5′を固着する。そして該受動プーリー55と駆
動プーリー54とを逆回転するようにベルト56
を掛け回し、受動プーリー55′と駆動プーリー
54′とにベルト56′を正回転するように掛け回
し、モーター57により駆動軸51を回転させ
て、回転ブラシ47を始端部22側に種子を掃き
戻す方向に回転させる。
回動アーム49,50の外端部に支持杆58,
58の下端部をそれぞれ固着し、左右側の支持杆
58,58の上端部を横杆59で固着する。横杆
59の左右両側に側面形状がL型の取付枠60を
前記回転ブラシ47の外側に向けて取付け、該取
付枠60に回転ブラシ47に付着して共回りした
種子を回収する種子受箱61を取付ける。種子受
箱61は俯瞰形状を長四角形状に形成し、回転ブ
ラシ47側の側板62は回転ブラシ47の接線状
に傾斜させて形成する。
63は、回転ブラシ47がその自重で前記螺旋
ロール16に接触するとき、その接触度合を規制
する調節ネジである。すなわち、回動アーム49
と回動アーム50の上端部は自重で、常に前記駆
動軸51を中心にして、下方に回動しようとす
る。調節ネジ63は、横杆59の左右両端部に垂
直方向に取付け、前記播種装置12の側板52,
53の上端を内側に屈曲させて形成した受板64
に調節ネジ63の下端部65を当接させて、前記
回動アーム49,50が自重で下方に回動しよう
とするのを支持する。しかして、調節ネジ63を
右回転させると横杆59が上昇して、駆動軸51
を中心に回動アーム49,50を上方に回動さ
せ、反対に調節ネジ63を左回転させると横杆5
9が下降して、駆動軸51を中心に回動アーム4
9,50を下方に回動させ、回転ブラシ47の先
端が螺旋ロール16に接触する度合を調節する。
また、種子受箱61の高さも回転ブラシ47に合
せて調節するのである。
前記螺旋ロール16の始端部22側の上面には
ガイド66を設ける。ガイド66は、螺旋ロール
16の回転により、共回りして隣接する種子移動
溝21に種子が移動しないようにするためのもの
である。ガイド66は、螺旋ロール16の回転上
昇側67を覆う傾斜面68と、回転下降側69を
覆う傾斜面70の二面を有し形成する。回転上昇
側67を覆う傾斜面68は、回転上昇側67の殆
ど全部を覆うように幅を広くし、かつ種子の移動
方向にも長く形成し、もつて、種子20と回転上
昇側67とは殆ど接触しないようにする。回転下
降側69を覆う傾斜面70は、回転下降側69を
略半分ほど覆う状態に形成し種子20を種子移動
溝21に誘導する。ガイド66の下面は、螺旋ロ
ール16の上面に合致させて半円弧状に形成し、
螺旋ロール16の上面すれすれに僅かな間隙を有
して形成する。ガイド66の先端部71は略45゜
に傾斜αさせて回転ブラシ47の先端軌跡に合致
させて該先端部71を回転ブラシ47の下方まで
突出させて形成する。ガイド66は、合成樹脂に
より形成し、多数本並設した各螺旋ロール16の
上面に並設し、その基部を横杆72に固着して一
体的に形成し、該横杆72を前記吸引ケース28
の外壁である薄鉄板製の側壁29の内側に取付け
る。
前記播種装置12の金属フレーム31には各螺
旋ロール16の前端中径部33を軸止し、前端小
径部34は金属フレーム31より突出させて前側
ロール郡Aの前端小径部34にはスプロケツト7
3が取付けられ、各スプロケツト73にはチエン
74を巻回す。後側ロール郡Bの螺旋ロール16
の前端小径部34にはスプロケツト75が取付け
られ、各スプロケツト75にはチエン76を巻回
す。
77は回転軸で、回転軸77は播種装置12の
側板52側の金属フレーム31に架設する。回転
軸77の収納ケース2の移送方向側の軸端部にス
プロケツト78を固着着する。回転軸77の中間
部には傘歯車79を固着し、前記駆動軸51の軸
端部に固着した傘歯車80と噛合せる。
81は播種装置12の側板53側の金属フレー
ム31に架設した回転軸で、供給側6の軸端部に
スプロケツト82を固着し、該軸81の中間部に
は傘歯車83を固着し、前記駆動軸51の軸端部
に固着した傘歯車84と噛合せる。回転軸81の
傘歯車83とスプロケツト82の中間位置にスプ
ロケツト85を固着し、該スプロケツト85にモ
ーター57の動力を伝達させる。
回転軸77のスプロケツト78とスプロケツト
75には前記チエン76を巻回して回転させて、
後側ロール群Bの各螺旋ロール16を回転させ
る。回転軸81のスプロケツト82には前記チエ
ン74を巻回して、各スプロケツト73を回転さ
せて、前側ロール群Aの螺旋ロール16を回転さ
せる。
螺旋ロール16は始端部22が低くhに、終端
部23を高くH形成し、側方からみると、その軸
心方向が、両端が高くなるように設け、低い始端
部22側を種子供給側として、前記ロール群A、
Bの始端部22の上方に種籾供給ホツパー14の
各落下口86を開口させる。
87は地面である。
播種装置の前方にはモーター88が設けられ、
モーター88の下手側には床土供給装置89が設
けられる。床土供給装置89はホツパー90と繰
出ベルト91と床土供給量調節装置92等により
形成される。
水平移送台1には収納ケース2を移動させる案
内ロール93を複数設ける。案内ロール93はチ
エン94によりモーター88と連結され回転させ
る。なお、前記案内ロール93は案内ベルトによ
り形成してもよい。
次に作用を述べる。
水平移送台1の供給側6にペーパーポツト苗箱
4を嵌合した収納ケース2を載置すると案内ロー
ル93により移送され、覆土供給装置7の下方で
ペーパーポツト苗箱4のポツト5内に覆土10が
供給され、更に前進して、播種装置12の下方に
至る。
並設された各螺旋ロール16の互いの螺旋溝1
7、山部18は、それぞれ左右一致した状態で回
転し、各螺旋ロール16,16の間の上面には、
それぞれ種子移動溝21が形成され、種子移動溝
21の底には螺旋溝17と螺旋溝17の二つが合
わさつた嵌合溝19が形成される。
そして、モーター57によりスプロケツト85
を回転させると、スプロケツト85が固着されて
いる回転軸81が回転し、回転軸81の軸端部に
固着されているスプロケツト82を回転させ、ス
プロケツト82とスプロケツト73にはチエン7
4が巻回してあるから、前側ロール郡Aの前端小
径部34を同方向に回転させる。
後側ロール郡Bの螺旋ロール16の前端小径部
34は、回転軸81、傘歯車83、傘歯車84、
駆動軸51、傘歯車80、傘歯車79、回転軸7
7、スプロケツト78、チエン76、スプロケツ
ト75を介して、同方向に回転する。したがつ
て、種子移動溝21の嵌合溝19は一致した状態
で矢印イの方向に進行する。
しかして、収納ケース2が播種装置12の下方
に差し掛かると、点播装置14,15の各螺旋ロ
ール16の下方には吸引装置27が設けられ、該
装置26の吸引口45から空気を吸引すると、嵌
合溝19を通して上から下へ吸引風が吹抜け、種
子移動溝21を移動する種子を下方に吸引するか
ら、種子20は嵌合溝19に直立した状態で嵌
り、かつ、嵌つたまま外れることなく種子移動溝
21をイ方向に終端部23まで移動する。
種子移動溝21の終端部23まで移動した種子
は、終端部23に設けられている合成樹脂壁36
の係合部39の左右両側部40,40の間に形成
されている種子落下口41より下方に落下する。
種子落下口41の下方には、状溝42を金属フ
レーム31により包囲して略ロの字状(またはU
字状)の形状に落下シユート35が、種子移動溝
21と同数形成され、その下端部43は、ペーパ
ーポツト苗箱4のポツト5の真上に位置している
から、種子落下口36より、一粒ずつ落下した種
子は、落下シユート35により誘導されて、ペー
パーポツト苗箱4のポツト5の中心に、一粒ずつ
落下する。この播種は、最初は点播装置14によ
りペーパーポツト苗箱4の左右方向の奇数箇所の
ポツト5内に種子20を供給し、点播装置14で
は左右方向の偶数箇所のポツト5内に種子20を
供給しない。そして、収納ケース2が点播装置1
5の下方に進むと偶数箇所のポツト5内への種子
20の供給が行なわれる。
このとき、ポツパーから種子移動溝21に種子
20を供給すると、螺旋ロール16の回転によ
り、隣接する種子移動溝21に種子が移動してし
まうが、前記螺旋ロール16の始端部22側の上
面に螺旋ロール16の回転上昇側67の傾斜面6
8を幅広くかつ長く形成し、該傾斜面68を回転
上昇側67に寄せて、ガイド66を形成し、壁と
なつているから、種子20は隣接する種子移動溝
21には移動せず、各種子移動溝21に均等に種
子が供給されることになる。
回転ブラシ47は、回動アーム49,50の内
端が駆動軸51に軸止され、回動アーム49,5
0の外端には回転ブラシ47の軸48を軸止し、
その軸48に駆動プーリー54,54′を固着し、
受動プーリー55,55′にはベルト56,5
6′を掛け回し、モーター57により、スプロケ
ツト85を回転させて回転軸81を回転させ、回
転軸81に固着した傘歯車83を回転させ、傘歯
車84を介して駆動軸51を回転させるから、回
転ブラシ47は、駆動軸51を中心として、その
各外側が自由に上下動し、回転ブラシ47の自重
で螺旋ロール16に当接することになる。そし
て、始端部22側に種子を掃き戻すように回転さ
せる。したがつて、回転ブラシ47は、余分な種
子(嵌合溝19に嵌つていない種子)を、回転ブ
ラシ47の回転により始端部22側に掃き戻すと
ともに、芒のついた種籾はその芒が、回転ブラシ
47に付着し共回りして種子受箱61に回収され
る。したがつて、種子移動溝21内には芒の無い
種籾だけが移動するから嵌合溝19に嵌合し易く
なつて、確実に一粒ずつが移動することになる。
このとき、種子移動溝21を移動する種子を均す
回転ブラシ47は、その先端を種子移動溝21の
上面に位置する必要がある。調節ネジ63は、前
記播種装置12の側板52,53の上端を内側に
屈曲させて形成した受板64にその下端部65を
当接させて、前記回動アーム49,50を支持す
る。そして、調節ネジ63を右回転させると横杆
59が上昇して、駆動軸51を中心に回動アーム
49,50を上方に回動させ、反対に調節ネジ6
3を左回転させると横杆59が下降して、駆動軸
51を中心に回動アーム49,50を下方に回動
させるから、回転ブラシ47の軸48は、側板5
2,53の長穴95内を上下動して、回転ブラシ
47が螺旋ロール16に接触する度合を調節し、
回転ブラシ47及び種子受箱61を支持する。
この場合の種子20の落下は、一条螺旋では各
螺旋ロール16が一回転すると、1粒落下し、二
条螺旋では各螺旋ロール16が一回転すると、2
粒落下し、多条螺旋では各螺旋ロール16が一回
転すると、多粒落下する。
したがつて、モーター57による各螺旋ロール
16の回転速度を、設計的に与えられた速度に調
節しておくと、例えば、丁度下方を通過するペー
パーポツト苗箱4のポツト5の中心に、1粒ずつ
落すことが可能になる。
しかして、収納ケース2が案内ロール93によ
りさらに前進して、床土供給装置89により床土
が供給され、播種が完了する。
すでに述べたように、従来、田植機用の土付苗
は、バラ蒔土付苗から、条播土付苗を使用するよ
うに進歩してきた。そして、最近ではペーパーポ
ツト苗が出現してい。この土付苗は、従来のもの
に比べて、茎が太く丈夫であることから、冷害に
強い結果が確認されている。したがつて、かなり
普及しているが、小さいポツトに、1粒ずつ、確
実に、蒔ける装置はこれまでなかつたので、ペー
パーポツト苗の作成は大変だつた。
すでに、述べたように、従来、田植機用の土付
苗は、バラ蒔土付苗から、条播土付苗を使用する
ように進歩してきた。そして、最近ではペーパー
ポツト苗が出現している。この土付苗は、従来の
ものに比べて、茎が太く丈夫であることから、冷
害に強い結果が確認されている。したがつて、か
なり普及しているが、小さいポツトに、1粒ず
つ、確実に、蒔ける装置はこれまでなかつたの
で、ペーパーポツト苗の作成は大変だつた。
しかるに、本発明は、外周面に螺旋溝17を形
成した水平または傾斜螺旋ロール16を多数並設
して該螺旋ロール16間にγ状の種子移動溝21
を形成し、該移動溝21はその一方を始端部22
にその他方を終端部23とし、前記移動溝21の
上部には始端部22より終端部23に向けて移動
する種子を戻しながら均す回転ブラシ47を高さ
を調節自在に設けた播種装置、および、前記回転
ブラシ47は、上下動自在、かつ、その自重で前
記螺旋ロール16に接触するように設けた播種装
置、および、前記回転ブラシ47は、上下動自
在、かつ、その自重で前記螺旋ロール16に接触
するように設けるとともに、回転ブラシ47を上
下動させうるように支持する回転ブラシの支持装
置には、回転ブラシ47で持ち回つた種子を回収
する種子受箱61を取付けた播種装置の構成を発
明の要旨とするものであるから、 イ 回転ブラシ47の先端を常に種子移動溝21
の上面に位置するように接触度合を調節ネジ6
3により調節できる。
ロ 回転ブラシ47で種子移動溝21内を移動す
る種子を均等に均す。
ハ 余分な種子(嵌合溝19に嵌つていない種
子)を、回転ブラシ47の回転により始端部2
2側に掃き戻すから、嵌合溝19内には一粒ず
つ嵌合し、正確な点播ができる。
ニ 前記の場合、回転ブラシ47に付着して共回
りする種子を種子受箱61で回収できる。
ホ 回転ブラシ47に付着する種子は、芒つき種
子が多いので種子の選別も兼る。
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は全体の縦断側面図、第2図は要部の斜
視図、第3図は要部の斜視図、第4図は要部の平
面図、第5図は要部の左側面図、第6図は要部の
右側面図、第7図は落下シユートの斜視図、第8
図はガイドの平面図、第9図はガイドの正面図、
第10図はガイドの一部縦断側面図、第11図は
要部の縦断側面図、第12図は作用説明図であ
る。 符号の説明、1…水平移送台、2…収納ケー
ス、3…支脚、4…ペーパーポツト苗箱、5…ポ
ツト、6…供給側、7…覆土供給装置、8…ホツ
パー、9…繰出ベルト、10…覆土、11…押圧
フリーローラー、12…播種装置、13…種籾供
給ホツパー、14…前側の点播装置、15…後側
の点播装置、16…螺旋ロール、17…螺旋溝、
18…螺旋山部、19…嵌合溝、20…種子、2
1…種子移動溝、22…始端部、23…終端部、
24…ロール部、25…軸、26…突出部、27
…吸引装置、28…吸引ケース、29…吸引ケー
スの側壁、30…突出部、31…金属フレーム、
32…前端大径部、33…前端中径部、34…前
端小径部、35…落下シユート、36…合成樹脂
壁、37…吸引ケースの側壁、38…上端部、3
9…係合部、40…係合部の側部、41…種子落
下口、42…溝、43…下端部、44…吸引ケー
スの側板、45…吸引口、46…接続部、47…
回転ブラシ、48…軸、49,50…回動アー
ム、51…駆動軸、52,53…播種装置の側
板、54,54′…駆動プーリー、55,55′…
受動プーリー、56,56′…ベルト、57…モ
ーター、58…支持杆、59…横杆、60…取付
枠、61…種子受箱、62…種子受箱の側板、6
3…調節ネジ、64…受板、65…下端部、66
…ガイド、67…回転上昇側、68…傾斜面、6
9…回転下降側、70…傾斜面、71…先端部、
72…横杆、73…スプロケツト、74…チエ
ン、75…スプロケツト、76…チエン、77…
回転軸、78…スプロケツト、79,80…傘歯
車、81…回転軸、82…スプロケツト、83,
84…傘歯車、85…スプロケツト、86…落下
口、87…地面、88…モーター、89…床土供
給装置、90…ホツパー、91…繰出ベルト、9
2…土供給量調節装置、93…案内ロール、94
…チエン、95…長穴。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 外周面に螺旋溝17を形成した水平または傾
    斜螺旋ロール16を多数並設して該螺旋ロール1
    6間にγ状の種子移動溝21を形成し、該移動溝
    21はその一方を始端部22にその他方を終端部
    23とし、前記移動溝21の上部には始端部22
    より終端部23に向けて移動する種子を戻しなが
    ら均す回転ブラシ47を高さを調節自在に設けた
    播種装置。 2 特許請求の範囲第1項のものにおいて、前記
    回転ブラシ47は、上下動自在、かつ、その自重
    で前記螺旋ロール16に接触するように設けた播
    種装置。 3 特許請求の範囲第1項のものにおいて、前記
    回転ブラシ47は、上下動自在、かつ、その自重
    で前記螺旋ロール16に接触するように設けると
    ともに、回転ブラシ47を上下動させうるように
    支持する回転ブラシの支持装置には、回転ブラシ
    47で持ち回つた種子を回収する種子受箱61を
    取付けた播種装置。
JP5288784A 1984-03-19 1984-03-19 播種装置 Granted JPS60196105A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016051994A1 (ja) * 2014-09-29 2016-04-07 アグリテクノ矢崎株式会社 繰出装置
JP2016067270A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 アグリテクノ矢崎株式会社 繰出装置
JP2016067271A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 アグリテクノ矢崎株式会社 繰出装置
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CN106793753A (zh) * 2014-09-29 2017-05-31 农业技术矢崎株式会社 送出装置
CN106793753B (zh) * 2014-09-29 2019-08-16 农业技术矢崎株式会社 送出装置

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JPS60196105A (ja) 1985-10-04

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