JPH0364027A - 化合物半導体単結晶基板の製造方法 - Google Patents

化合物半導体単結晶基板の製造方法

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JPH0364027A
JPH0364027A JP19920289A JP19920289A JPH0364027A JP H0364027 A JPH0364027 A JP H0364027A JP 19920289 A JP19920289 A JP 19920289A JP 19920289 A JP19920289 A JP 19920289A JP H0364027 A JPH0364027 A JP H0364027A
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JP
Japan
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wafer
heat
single crystal
heat treatment
compound semiconductor
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JP19920289A
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English (en)
Inventor
Masayuki Mori
雅之 森
Hiromasa Yamamoto
山本 裕正
Osamu Oda
修 小田
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Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Mining Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、化合物半導体単結晶の製造方法に関し、特に
単結晶育成後における熱処理方法に関するもので、FE
T等の電子デバイス用基板として使用したときの特性の
バラツキを低減したい場合に利用して効果のある技術に
関する。
[従来技術] 化合物半導体の中で現在主に実用化されている重要な電
子デバイスの一つにアンドープ、クロムドープ半絶縁性
GaAs基板を用いたイオン注入型のFETがある。こ
のGaAsFETの問題点として、ウェーハ上に作成し
た複数のFETのしきい値電圧がウェーハ面内で大きく
ばらついてしまうことがあげられる。この問題を解決す
るため。
D、Rum5byらは、GaAsの単結晶インゴットを
熱処理することにより結晶内の電気的特性の均一化を提
案した(D、Rum5by、R,M。
Ware、B、Sm1th、M、Tyjberg。
M、R,Brozel   GaAs   ICSym
psium、Ph、osnix、Technical 
  Digest  (1983)34)、Rum5b
yの提案以降、Rum5byの方法を用いた熱処理が盛
んになされるようになったが、FETのしきい値電圧の
ばらつきに関しては充分低減することができなかった。
そこで、別の熱処理法に関するいくつかの新たな技術が
提案された。
例えば、Rum5byが真空石英アンプル中で熱処理し
ているのに対して、これを不活性ガス、窒素ガスに置き
換え、石英アンプルへ封入する煩雑さを解消する方法(
特開昭6O−171300)や、600〜1100℃で
熱処理して抵抗率を高める方法(特開昭6l−2017
00)、700℃から融点までの温度範囲で熱処理する
方法(特開昭6l−222999)、600〜1100
℃で熱処理する方法(特開昭62−21699)。
熱処理後の冷却速度を100℃/hr以下とする方法(
特開昭62−162700)、炭素濃度1゜5 X 1
0”/a+f以下の結晶を750〜1100℃で熱処理
して高抵抗化する方法(特開昭62−21699)が提
案されてきた。
しかし、発明者らはRum5byらの方法を含め、上述
の提案による数多くの種々の熱処理法を実験により比較
検討したが、いずれの方法にあっても確かに抵抗率や移
動度の面内分布の均一性が向上したリフォトルミネセン
ス像が面内で均一になったりはするものの、いずれの方
法も、Rum5byの提案した方法と基本的には変わり
ないこと、つまりアニーリング作業の効率化などの付帯
的な効果や抵抗の低い結晶を高抵抗化できるといった効
果は認められるものの、実際には上述したウェーハ面内
でのFETのしきい値電圧のばらつきを充分低減するこ
とはできないことを見出した。
[発明が解決しようとする課題] 本発明者らは、カソードルミネッセンス像が不均一であ
るということは、結晶内で不純物やEL2などの固有欠
陥が不均一に分布していることが原因ではないかと考え
、ABエツチングにより出現する微小欠陥密度とFET
特性との相関性を調べた。その結果、微小欠陥がFET
のゲート部に現われる場合、そのFETのしきい値電圧
vthが変動し、特定の電圧範囲に制御できないという
事実を見出した。
すなわち、従来の単結晶育成後の熱処理法では、カソー
ドルミネッセンス像が均一でかつABエツチングにより
出現する微小欠陥が少ないウェーハを得ることができな
いため、ウェーハ上に作成した電子デバイスの特性が安
定せず、デバイスの歩留りが低下していたとの結論に達
した。
そこで、発明者らはカソードルミネッセンス像に注目し
て種々の熱処理法の研究を進めた。カソードルミネッセ
ンス像は、走査電子顕微鏡に反射鏡や光検出器を加えて
改造することにより、容易に測定することができる。特
に、カソードルミネッセンス像は0.5〜1μmの分解
能でミクロな像を得ることができるので、フォトルミネ
ッセンス倣(分解能10−400μm)で均一なウェー
ハであっても、さらにミクロな不均一性を調べることが
できる。G a A sについては、このカソードルミ
ネッセンス像は古くから測定されており、いかなるG 
a A sにおいてもその像は不均一であることが知ら
れている。このようにカソードルミネッセンス像が不均
一であるということは、結晶内で不純物やEL2などの
固有欠陥が不均一に分布していることによると考えられ
、このような不均一分布のために、FETのしきい値電
圧がばらつくと考えられる。
そこで発明者らは上述した数多くの熱処理方法を施した
単結晶について、そのカソードルミネセンス像を測定し
たが、いずれの方法にあってもカソードルミネセンス像
を完全に均一にすることはできなかった。このように、
従来の熱処理法は。
抵抗率、移動度やフォトルミネセンス像のウェーハ面内
の均一性を高めることができ、その結果としてしきい値
電圧のバラツキをある程度低減できるものの、カソード
ルミネセンス像に関しては均一性を充分に高めることが
できないという重大な欠点を有していることが分かった
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもの
で、フォトルミネセンス像はもちろんカソードルミネセ
ンス像のウェーハ面内均一性を向上させ、もってこのウ
ェーハを用いた電子デバイスの特性の均一性を高め1歩
留りを向上させることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、析出物状の微小欠陥密度を低減する熱処
理法について鋭意研究した結果得られた知見に基づいて
、次のような熱処理法を提案するものである。
すなわち、育成した化合物半導体単結晶をインゴットま
たはブロック状態で1100℃を超え融点未満の温度で
少なくとも1回熱処理を施した後、これを厚さ2閣以下
の薄板状に切断し、エツチングしてから、これらのウェ
ーハを石英アンプル中で、1100℃を超え融点未満の
温度で熱処理を施し、室温まで冷却した後これを取り出
し、エツチングにより表面処理した後、750〜110
0℃の温度範囲で、再度熱処理するようにするものであ
る。
なお、本発明者らは、カソードルミネセンス像の均一化
を図るため、育成された化合物半導体単結晶インゴット
をウェーハ状に切断し、このウェーハを真空の石英アン
プル中で、1100℃を超え融点未満の温度で30分以
上保持して第1段階アニールを行ない、次に1〜b 速度で室温まで冷却し、該ウェーハをエツチングし、そ
の後750℃以上1100℃以下の温度で20分以上保
持して第2段階アニールを行なった後、室温まで冷却す
ることで微小欠陥密度の低いウェーハを得る技術を開発
し、提案している。
この発明は、上記技術の改良に関するもので、ウェーハ
状態での2段階アニールの前に、アズブローン結晶をイ
ンゴットもしくはブロック状態で1段または2段階アニ
ールを行なっておくことでさらにカソードルミネセンス
像の均一性を向上させたものである。
[実施例1] LEC法で育成した直径55mmφ、直胴部長さ120
閣の半絶縁性アンドープGaAs単結晶を3つのブロッ
クに切断した後、円筒研削し、オリエンテーションフラ
ットをつけてからダミーインゴットとともに石英アンプ
ル中に封入した。そしてこれを1150℃で5時間熱処
理した後、20’C/winの速度で一旦室温まで冷却
し、次に950℃で60時間熱処理して、3℃/mai
nの速度で冷却した。
その後ブロックをアンプルから取り出し、厚さ650μ
mのウェーハに切断して、エツチングにより表面の汚れ
を取り除いた後、再び石英アンプル中に封入した。この
とき、アンプル内にAs圧が1気圧となるだけのAsを
一緒に封入しておいた。そして、1150℃で5時間熱
処理した後。
20℃/■inの速度にて室温まで冷却した。このウェ
ーハをアンプルから取り出し、エツチングを行ない、窒
素気流中で950℃で4時間熱処理した。
このようにして作成したウェーハの抵抗率の面内分布を
調べた。その結果を第1図に示す、比較のためアズブロ
ーンの結晶をウェーハに切断して。
1150℃、5時間で第1段階目のアニールを、また9
50℃、4時間で第2段階目の熱処理を施したウェーハ
の抵抗率の面内分布を調べた。その結果を第2図に示す
第1図および第2図より、本発明のように予めインゴッ
トまたはブロック状態で熱処理を加えてからウェーハに
切断して、再度熱処理を加えた方が、ウェーハ面内の均
一性が高くなることがわかる。さらに、上記ウェーハ上
にイオン注入型のFETを作り、それぞれのしきい値電
圧のばらつきを調べた。その結果を表1に示す。本発明
の適用により、FETのしきい値電圧のばらつきは5〜
10mVとなった。
また比較のため、アズブローン結晶のウェーハおよび上
記ウェーハ状態で2段階アニールしたウェーハの抵抗率
および移動度のばらつきと、ABエツチングによるエッ
チピット密度、カソードルミネセンス像の均一性および
作成したFETのしきい値電圧の測定値を表1にそれぞ
れ比較例1、比較例2として併せて示した。
なお、上記衣における抵抗率は、3端子ガード法により
100μmピッチで測定し、面内のバラツキは次式(1
)で計算した。
また、移動度は、Van  der  Pauw法によ
り5mピッチで測定し、バラツキは次式(2)で計算し
た。
エッチピット密度は、ABエツチング液で室温で5分間
エツチングした後、光学顕微am定した。
さらにFETは、ウェーハにSiを100KeV、ドー
ズ量2 X 10”/altでイオン注入した後、Si
 3N、膜を形成して、N2ガス気流中830℃で10
分間キャップアニールし、活性層を形成してから、活性
層上にゲート電極とソース・ドレイン電極を形成して、
評価した。ソース・ドレイン電極にはA u −G e
 / N i / A uを、ゲート電極にはT i 
/ P t / A uを用いた。ゲート長は2μm、
ゲート幅は5μm、ソース・ドレイン間は6μmとし、
FETは200μmピッチで作成した。
[実施例2] LEC法により育成した結晶を2〜3個のブロックに切
断した。このブロックを円筒研削した後エツチングして
表面の汚れを落して、真空石英アンプルに封入し、11
00℃を超え、融点未満の高温度領域において熱処理を
行ない、15〜20’C/winの速度で一旦室温まで
冷却した。その後、再び、750〜1100℃の中湿度
領域で熱処理を行ない、3〜b した。
そして、この熱処理を加えたブロックをアンプルから取
り出して、厚さ2IIO以下のウェーハ状に切断し、エ
ツチングにより表面の汚れを取った後、再び石英アンプ
ルに封入した。この時、熱処理によるウェーハ表面の分
解を防ぐ目的で揮発性成分元素を一緒に封入した。そし
て、これを1100℃を超えて融点未満の高温度領域に
て2〜5時間熱処理した。その後、熱処理したウェーハ
をアンプルから取り出してエツチングした後、これを7
50〜1100℃の中湿度領域で、不活性ガス雰囲気下
にて4〜7時間熱処理した。
このようにして作成したウェーハについて、移動度、エ
ッチピット密度、カソードルミネセンス像、FETのし
きい値電圧を測定した。その結果は前記表1に示されて
いるとおりで、移動度、エッチピット密度、カソードル
ミネセンス像の均一性は実施例1と同程度で、抵抗率の
ばらつきとFETのしきい値電圧は、実施例1と比較例
2の中間の値であった。また、ウェーハの抵抗率の面内
分布も第1図および第2図の中間にあった。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明は、育成した化合物半導体
単結晶をインゴットまたはブロック状態で1100℃を
超え融点未満の温度で少なくとも1回熱処理を施した後
、これを厚さ2im以下の薄板状に切断し、エツチング
してから、これらのウェーハを石英アンプル中で、11
00’Cを超え融点未満の温度で熱処理を施し、室温ま
で冷却した後これを取り出し、エツチングにより表面処
理した後、750〜1100”Cの温度範囲で、再度熱
処理するようにしたので、フォトルミネセンス像はもち
ろんカソードルミネセンス像のウェーハ面内均一性を向
上させ、もってこのウェーハを用いた電子デバイスの特
性の均一性を高め、歩留りを向上させることができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例により得られたウェーハ
の面内抵抗率の分布を示すグラフ、第2図は比較例2 (ウェーハ状態での2段階ア ニールのみ実施) により得られたウェーハの面内 抵抗率の分布を示すグラフである。 ウニへ中心φらのml唯(mm) 手続補正書 (自発) 補正の内容 (1)第1図および第2図の横軸に 「ウェハ中心か 平成 2年 4月20日 らの距離」 とあるのを、 別紙のとおり rウェハ端

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)育成した化合物半導体単結晶をインゴットまたは
    ブロック状態で1100℃を超え融点未満の温度で少な
    くとも1回熱処理を施した後、これを厚さ2mm以下の
    薄板状に切断し、エッチングしてから、これらのウェー
    ハを石英アンプル中で、1100℃を超え融点未満の温
    度で熱処理を施し、室温まで冷却した後これを取り出し
    、エッチングにより表面処理した後、750〜1100
    ℃の温度範囲で、再度熱処理するようにしたことを特徴
    とする化合物半導体単結晶基板の製造方法。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載の薄板状態での熱処理
    以前の熱処理において、単結晶をインゴットまたはブロ
    ック状態で石英アンプル中に封入した後、1100℃を
    超え融点未満の温度範囲で熱処理を施してこれを一旦室
    温まで冷却した後、再度750〜1100℃の温度範囲
    で熱処理するようにしたことを特徴とする化合物半導体
    単結晶基板の製造方法。
JP19920289A 1989-08-02 1989-08-02 化合物半導体単結晶基板の製造方法 Pending JPH0364027A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5209811A (en) * 1988-03-25 1993-05-11 Shin-Etsu Handotai Company Limited Of Japan Method for heat-treating gallium arsenide monocrystals

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5209811A (en) * 1988-03-25 1993-05-11 Shin-Etsu Handotai Company Limited Of Japan Method for heat-treating gallium arsenide monocrystals

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