JP2840802B2 - 半導体材料の製造方法および製造装置 - Google Patents

半導体材料の製造方法および製造装置

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JP2840802B2 JP4350547A JP35054792A JP2840802B2 JP 2840802 B2 JP2840802 B2 JP 2840802B2 JP 4350547 A JP4350547 A JP 4350547A JP 35054792 A JP35054792 A JP 35054792A JP 2840802 B2 JP2840802 B2 JP 2840802B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子の製造方
法、製造装置に関する。本発明は、半導体材料の特性向
上を目的とし、本発明による半導体材料を利用すること
によって特性の改善された半導体素子を提供するための
製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体製造過程において、アモル
ファス状態の半導体材料が生成することが知られてい
た。例えば、低温でのスパッタリング法や化学的気相成
長法(CVD法)による成膜や高エネルギーイオン照射
によって、アモルファス半導体被膜やアモルファス状態
の表面が得られた。なお、本明細書でアモルファスとい
う言葉は、純粋に原子レベルでの無秩序さだけを意味す
るのではなく、数nm程度の近距離秩序が存在している
ような物質をも含めて使用される。具体的には電子移動
度にして10cm2 /V・s以下の珪素材料もしくはそ
の物質のキャリヤ移動度が、その半導体物質の本質的な
キャリヤ移動度の1%以下の材料を意味している。
【0003】さて、アモルファス半導体(アモルファス
シリコンやアモルファスゲルマニウム等)はそのキャリ
ヤ移動度(電子移動度やホール移動度)が著しく小さい
ため、これをそのまま、例えば薄膜トランジスタ(TF
T)のチャネル形成領域やソース、ドレイン等の不純物
領域として用いることは稀で、通常はこれらアモルファ
ス半導体材料を400℃以上の温度で結晶化させて用い
られていた。しかしながら、このような熱的な結晶化
は、温度を下げようとすれば長時間の熱処理が要求さ
れ、また、短時間の処理に使用とすれば高温の処理が必
要とされた。基板の耐熱性や量産性等の制限を抱えるプ
ロセスにおいては、低温で短時間の処理が望まれるので
あるが、従来の熱的な方法では解決できない課題であっ
た。
【0004】近年になって、アモルファス状態の被膜や
表面にレーザー光やキセノンランプ光等の強光を照射し
て、結晶性の半導体材料に変成せしめて、そのキャリヤ
移動度を向上させる方法が開発された。(以下の文章で
はこの方法を「レーザーアニール」と呼ぶことにする
が、必ずしもレーザーを用いなければならないわけでは
ない。レーザー光照射と同様に強力なフラッシュランプ
を照射する場合も含まれるものとする。)この方法で
は、基板の実質的な温度は400℃以下とすることがで
き、かつ、処理時間も短く、量産性に優れていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特性の
優れた半導体材料(例えば、高移動度の半導体材料)を
レーザーアニール法によって再現性良く得ることは困難
であった。そして、その原因も単なるレーザーのエネル
ギーのばらつきに帰せられるだけで、抜本的な解決法は
知られていなかった。本発明は再現性を改善して、安定
して特性の良い半導体材料を提供する方法を示すととも
に、従来にもまして、量産性の優れた製造方法(処理方
法)を示す。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明人は、レーザーア
ニールの不安定性の原因の1つとして膜中の酸素、窒
素、炭素等の異元素の存在があると考えた。そして、原
料の被膜にこのような異元素が極めて少ない純粋な半導
体材料(シリコンやゲルマニウム)を用いて、レーザー
アニールをおこなうことによって、移動度の高い半導体
とすることができることを見いだした。
【0007】しかしながら、再現性良く良好な特性を得
ることは困難であった。その原因としては、レーザーア
ニールの際に被膜の雰囲気に含まれる酸素ガス、窒素ガ
ス、水分、二酸化炭素等が膜中に取り込まれ、あるいは
膜の表面に吸着されていたこれらのガスが、レーザーア
ニールの際に膜中に取り込まれることがあると推定され
た。
【0008】この困難を避けるためには特別な作製方法
が必要である。すなわち、アモルファス被膜・表面の作
製・形成とレーザーアニール工程とを連続的におこな
い、その間に外気と接触しないような工夫が必要であ
る。そのためには成膜装置、イオン注入装置等の真空処
理装置とレーザーアニール装置と連結して、試料を外部
に取り出すことなく連続的に操業できるようにすること
が必要である。
【0009】また、このような連続的な処理をおこなう
場合には、個々の真空処理装置から外部に試料を取り出
して、レーザーアニール処理をおこなうよりも生産性が
向上する場合があることも明らかになった。
【0010】なお、高いキャリヤ移動度を得るために
は、上記以外に、レーザーアニールの条件を最適化しな
ければならないことは勿論である。このレーザーアニー
ルの条件は、レーザーの発振条件(連続発振もしくはパ
ルス発振、繰り返し周波数、強度、波長、被膜等)によ
って異なり、一概には言えない。レーザーとしてはエキ
シマーレーザーの如き紫外線レーザー、YAGレーザー
の如き可視、赤外レーザーが使用でき、レーザーアニー
ルする被膜の厚さ等によって選択することが必要であ
る。すなわち、一般に珪素あるいはゲルマニウム材料に
おいては、紫外線に対する吸収長が短いため、レーザー
光は深部までは入らず、レーザーアニールは表面の比較
的浅い領域でのみ起こる。これに対し、可視光、赤外線
に対しては吸収長が長く、光が比較的内部まで侵入し、
よって、レーザーアニールは深い部分でも起こる。以下
に実施例を示し、より詳細に本発明を説明する。
【0011】
【実施例】
〔実施例1〕プレーナ構造のTFTを作製し、その電気
特性を評価した。まず、2つのチャンバーを有する成膜
装置を用いて、厚さ約100nmのアモルファスシリコ
ン被膜とその上の厚さ10nmの窒化珪素被膜とを厚さ
10nmの窒化珪素被膜でコーティングされた石英基板
上に連続的に形成した。アモルファスシリコン膜は通常
のスパッタ法によって、また、窒化珪素膜はグロー放電
プラズマCVD法によって作製した。成膜装置およびレ
ーザーアニール装置は図2に示されるものを用いた。
【0012】まず、第1の予備室201に基板202を
セットし、予備室を200℃に加熱するとともに、真空
排気し、予備室の圧力が10-6torr以下の状態で1
時間保持した。ついで、成膜時以外は常に10-4tor
r以下に保持され、外気が入らないように管理された第
1のチャンバー203を10-6torrまで排気し、予
備室201から基板を移動させて第1のチャンバー20
3に基板をセットし、基板204およびターゲット20
5を200℃に保持したまま、真空排気し、チャンバー
の圧力が10-6torr以下の状態で1時間保持した。
そして、チャンバー内にアルゴンガスを導入し、RFプ
ラズマを発生させて、スパッタ成膜をおこなった。スパ
ッタのターゲット205は99.9999%以上の純度
の珪素ターゲットを使用し、かつ、1ppmのリンを含
んでいる。成膜時の基板温度は150℃、雰囲気は実質
的に100%アルゴンで圧力は5×10-2torrであ
った。アルゴンには水素その他のガスを意図的に添加し
なかった。アルゴンの濃度は99.9999%以上であ
った。投入電力は200Wで、RF周波数は13.56
MHzであった。
【0013】成膜終了後、RF放電を停止し、第1のチ
ャンバー203を10-6torrまで排気した。つい
で、常に10-5torr以下に保持され、第1のチャン
バー203と第2のチャンバー208の間に設けられて
いる第2の予備室206を10-6torrまで真空排気
し、第1のチャンバー203から第2の予備室206に
基板を移送した。さらに、成膜時以外は常に10-4to
rr以下に保持され、外気が入らないように管理された
第2のチャンバー208を10-6torrまで排気し、
第2の予備室206から基板207を移動させて第2の
チャンバー208に基板をセットし、基板209を20
0℃に保持したまま、真空排気し、チャンバーの圧力が
10-6torr以下の状態で1時間保持した。
【0014】そして、第2のチャンバー208に水素で
希釈された純度99.9999%以上のアンモニアガス
およびジシランガス(Si2 6 )を3:2の割合で導
入し、全体の圧力を10-1torrとした。そして、チ
ャンバーにRF電流を導入し、プラズマを発生させ窒化
珪素の成膜をおこなった。投入電力(13.56MH
z)は200Wであった。
【0015】成膜終了後、RF放電を停止し、第2のチ
ャンバー208を10-6torrまで排気した。つい
で、第2のチャンバー208の片側に設けられ、石英の
窓210を有する第3の予備室209を10-6torr
まで真空排気し、第2のチャンバー208から第3の予
備室209に基板を移送した。そして、第3の予備室の
窓210を通してエキシマーレーザー光212を基板2
11照射し、レーザーアニールをおこなった。
【0016】このように、成膜状態から実質的に真空状
態を破ることなく、連続的にレーザーアニールをおこな
う方法は、この実施例に示されているように、アモルフ
ァス半導体膜上に本実施例の窒化珪素膜ごときの保護膜
が形成されている場合であっても、また、何ら保護膜が
形成されていない場合であっても極めて有効であった。
その理由としては、被膜上に、ホコリ等の結晶成長の核
となる材料が付着したり傷が付いたりすることはおろ
か、水分やガスの吸着もなく、また、真空状態から大気
圧状態に移行する際に、被膜が非均一な応力を受けるこ
とによる、小さな膜表面の変化、突起等がなかったため
であると考えている。
【0017】また、このように成膜とレーザーアニール
を連続的におこなう場合には、本実施例のように成膜室
と予備室とを設け、予備室(例えば209)に窓を設け
てレーザーアニールをおこなう方法と、成膜室に窓を設
け、成膜室で成膜終了後にレーザーアニールをおこなう
方法とが考えられるが、後者は成膜によって窓が曇って
しまうため、常に窓に付着する被膜をエッチングしなけ
ればならないのに対し、前者ではその必要がない。した
がって、量産性とメンテナンス性を考慮すれば、前者の
方法が優れているといえる。
【0018】さて、第3の予備室209においてレーザ
ーアニールを終了したのち、第3の予備室に乾燥窒素ガ
スを導入し、大気圧とし、基板を取り出した。そして、
窒化珪素膜を公知のドライエッチング法によって除去し
たのち、珪素膜を図1(A)に示すように100μm×
500μmの島状の長方形102にエッチングした。1
01は基板である。
【0019】この被膜の酸素、窒素および炭素の濃度は
いずれも1016cm-3以下であることは、同じ工程で作
製された別の被膜を2次イオン質量分析法(SIMS)
によって分析することによって確認した。
【0020】さらに酸素雰囲気中でのスパッタ法によっ
て厚さ約100nmのゲイト絶縁膜103を形成した。
このときの基板温度は150℃、RF(13.56MH
z)投入電力は400Wであった。スパッタのターゲッ
トは99.9999%以上の純度の酸化珪素であった。
雰囲気は実質的に酸素で、意図的には他のガスは加えな
かった。酸素の濃度は99.999%以上であった。圧
力は5×10-2torrであった。
【0021】その後、アルミニウム膜(厚さ200n
m)を公知の真空蒸着法によって形成し、不必要な部分
を公知のドライエッチング法によって除去し、ゲイト電
極104を形成した。ゲイト電極の幅は100μmであ
った。このとき、ドライエッチングに用いられたフォト
レジスト105はゲイト電極の上に残されていた。
【0022】ついで、イオン打ち込み法によって、ゲイ
ト電極の部分以外にホウソイオンを1014cm-2注入し
た。ゲイト電極の下には、その上のゲイト電極とフォト
レジストがマスクとなってホウソイオンは注入されな
い。この工程によって、珪素被膜中に不純物領域、すな
わち、ソース領域106とドレイン領域107が形成さ
れた。
【0023】さらに、基板全体を真空容器に置き、10
-5torrの圧力でエキシマーレーザー光を、基板の裏
面から照射して、レーザーアニールをおこなった。この
工程によって、イオン打ち込み工程によってアモルファ
ス化した不純物領域のアモルファス・シリコン膜が結晶
化された。
【0024】この方法では、ソース、ドレイン領域の活
性化のための2回目のレーザーアニールを基板の表面か
らではなく、裏面からおこなうということによって、不
純物領域106、107とチャネル形成領域の連続的な
接続を形成できる。
【0025】ついで、水素雰囲気中での熱アニールをお
こなった。真空排気できるチャンバー内に基板を置き、
いったん10-6torrまでターボ分子ポンプによって
排気し、さらに100℃に加熱した。この状態を30分
保ったのち、99.99%以上の純度の水素ガスを10
0torrまでチャンバー内に導入し、基板を300℃
で60分アニールした。ここで、一度真空排気したの
は、被膜に吸着されたガス・水分等を除去するためであ
る。これらが残存した状態で熱アニールをおこなうと、
高い移動度を再現性よく得られないことが経験的にわか
っていた。
【0026】最後に、ソース領域およびドレイン領域の
上に存在する酸化珪素膜(厚さ100nm)に穴を開
け、アルミニウム電極108、109をこれらの領域に
形成した。以上の工程によって薄膜状の電界効果型トラ
ンジスタが形成された。
【0027】この電界効果型トランジスタを100個作
製して、それらのIV特性を測定した結果、チャネル形
成領域の電子移動度は平均で275cm2 /V・sであ
った。さらに、しきい値電圧(スレシュホールド電圧)
の平均は4.2Vであった。ドレイン電流の比率の平均
は8×106 であった。電子移動度の基準値を100c
2 /V・s、スレシュホールド電圧の基準値を5.0
V、ドレイン電流比の基準値を1×106 として、10
0個の電界効果トランジスターの合格・不合格を調べた
ところ、81個が合格した。
【0028】〔実施例2〕プレーナ構造のTFTを作製
し、その電気特性を評価した。まず、実施例3と同様に
2つのチャンバーを有する成膜装置を用いて、厚さ約1
00nmのアモルファスシリコン被膜とその上の厚さ1
0nmの窒化珪素被膜とを厚さ10nmの窒化珪素被膜
でコーティングされた石英基板上に連続的に形成した。
アモルファスシリコン膜は通常のスパッタ法によって、
また、窒化珪素膜はグロー放電プラズマCVD法によっ
て作製した。装置は図2に示されるものを用いた。
【0029】まず、第1の予備室201に基板をセット
し、予備室を加熱、真空排気し、予備室の圧力が10-6
torr以下の状態で1時間保持した。ついで、第1の
チャンバー203を10-6torrまで排気し、予備室
201から基板を移動させて第1のチャンバー203に
基板をセットし、基板およびターゲットを加熱したま
ま、真空排気し、チャンバーの圧力が10-6torr以
下の状態で1時間保持した。そして、チャンバー内にア
ルゴンガスを導入し、RFプラズマを発生させて、スパ
ッタ成膜をおこなった。
【0030】成膜終了後、RF放電を停止し、第1のチ
ャンバー203を排気した。ついで、第1のチャンバー
203と第2のチャンバー208の間に設けられている
第2の予備室206を真空排気し、第1のチャンバー2
03から第2の予備室206に基板を移送した。さら
に、第2のチャンバー208を排気し、第2の予備室2
06から基板を移動させて第2のチャンバー208に基
板をセットし、基板を加熱したまま、真空排気し、チャ
ンバーの圧力が10-6torr以下の状態で1時間保持
した。
【0031】そして、第2のチャンバー208にアンモ
ニアガスおよびジシランガス(Si2 6 )を導入し、
全体の圧力を10-1torrとした。そして、チャンバ
ーにRF電流を導入し、プラズマを発生させ窒化珪素の
成膜をおこなった。投入電力(13.56MHz)は2
00Wであった。
【0032】成膜終了後、RF放電を停止し、第2のチ
ャンバー208を排気した。ついで、第2のチャンバー
208の片側に設けられ、石英の窓210を有する第3
の予備室209を真空排気し、第2のチャンバー208
から第3の予備室209に基板を移送した。そして、第
3の予備室209に純度99.9999%以上のアルゴ
ンガスを導入し、内部の圧力を5気圧とした。そして、
第3の予備室の窓210を通してエキシマーレーザー光
212を照射し、レーザーアニールをおこなった。
【0033】このように、成膜状態から外気に触れるこ
となく、連続的にレーザーアニールをおこなう方法は、
この実施例に示されているように、アモルファス半導体
膜上に保護膜が形成されている場合であっても、また、
保護膜が形成されていない場合であっても極めて有効で
あった。その理由としては、被膜上に、ホコリ等の結晶
成長の核となる材料が付着したり傷が付いたりすること
がないというためであると考えられる。さらに、本実施
例の場合のように、加圧した雰囲気でのレーザーアニー
ルは、レーザー照射によって、被膜内にミクロな気泡行
が発生することを抑制し、特性の劣化を防止する効果が
ある。
【0034】
【発明の効果】本発明によって、再現性よく、移動度の
大きな半導体材料が得られた。本発明では、主として絶
縁性基板状に形成した半導体被膜のレーザーアニールに
ついて説明したが、基板の材料としては、モノリシック
IC等で用いられるような単結晶珪素基板等の単結晶半
導体であってもよい。
【0035】また、実施例では珪素被膜に関して述べた
が、ゲルマニウム被膜であっても、また、シリコンーゲ
ルマニウム合金被膜であっても、その他の真性半導体材
料あるいは化合物半導体材料であっても、本発明を適用
することができる。最初に述べたように、本明細書で
は、アモルファス被膜の移動度改善方法としてレーザー
アニールという方法を用いると記述したが、この表現に
は例えばフラッシュランプアニールのようにレーザーは
使用されない方法も含むのである。すなわち、本発明は
強力な光学的エネルギーを利用して半導体材料の結晶性
を改善する方法に関するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】薄膜トランジスタの作製工程を示す。
【図2】薄膜トランジスタの作製に用いた真空処理装置
を示す。
【符号の説明】
101・・・基板 102・・・半導体被膜 103・・・絶縁体被膜 104・・・ゲイト電極 105・・・フォトレジスト 106・・・ソース領域 107・・・ドレイン領域 108・・・ソース電極 109・・・ドレイン電極 201・・・第1の予備室 202・・・基板 203・・・第1のチャンバー 204・・・基板 205・・・ターゲット 206・・・第2の予備室 207・・・基板 208・・・第2のチャンバー 209・・・第3の予備室 210・・・石英の窓 211・・・基板 212・・・エキシマー・レーザー光 213・・・ガス導入系 214・・・排気系 215・・・RF電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/786 H01L 29/78 627G (56)参考文献 特開 平2−239615(JP,A) 特開 平2−81424(JP,A) 特開 平1−179410(JP,A) 特開 昭64−31466(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つ以上のチャンバーを有する半導体材料
    の製造装置において、少なくとも、基板に珪素あるいはゲルマニウム材料から
    なる半導体材料をスパッタリングにより設けるチャンバ
    ーと、 該半導体材料にエキシマーレーザーを用いてレーザーア
    ニールを施すチャンバーと、 前記基板が外気に触れることなくチャンバー間を搬送す
    る手段とを有す ることを特徴とする半導体材料の製造装
    置。
  2. 【請求項2】基板上に半導体材料を製造する方法におい
    て、前記基板上に珪素あるいはゲルマニウム材料からなる半
    導体材料をスパッタリングにより成膜する工程と、 前記基板が外気に触れることなくレーザーアニールする
    チャンバーへ搬送する工程と、 前記半導体材料をエキシマーレーザーを用いてレーザー
    アニールする工程とを有する ことを特徴とする半導体材
    料の製造方法。
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