JP2860894B2 - 半導体装置作製方法 - Google Patents

半導体装置作製方法

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JP2860894B2
JP2860894B2 JP29348495A JP29348495A JP2860894B2 JP 2860894 B2 JP2860894 B2 JP 2860894B2 JP 29348495 A JP29348495 A JP 29348495A JP 29348495 A JP29348495 A JP 29348495A JP 2860894 B2 JP2860894 B2 JP 2860894B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス等の絶縁基板、
あるいは各種基板上に形成された絶縁性被膜上に設けら
れた半導体装置、例えば、薄膜トランジスタ(TFT)
または、それを応用した薄膜集積回路、特にアクティブ
型液晶表示装置(液晶ディスプレー)用薄膜集積回路の
作製方法に関し、特に、良好な特性のゲイト絶縁膜を得
るための加熱処理方法に関する。
【0002】特に、本発明は、ゲイト電極がチャネル形
成領域の上方にあるトップゲイト型の絶縁ゲイト型電界
効果トランジスタで、ゲイト絶縁膜下のチャネル形成領
域の少なくとも一部が、非晶質もしくは多結晶のいわゆ
る非単結晶半導体よりなる半導体装置に関する。
【0003】
【従来の技術】近年、ガラス等の絶縁基板上にTFTを
有する半導体装置、例えば、TFTを画素の駆動に用い
るアクティブ型液晶表示装置やイメージセンサー等が開
発されている。
【0004】これらの装置に用いられるTFTには、薄
膜状の珪素半導体を用いるのが一般的である。薄膜状の
珪素半導体としては、非晶質珪素半導体や多結晶の珪素
半導体からなるものの2つに大別される。これらはいず
れも非単結晶半導体であり、その内部に不対結合手等に
よる再結合中心が存在する。この再結合中心は半導体内
部のみならず、ゲイト絶縁膜との界面にも存在してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな再結合中心が存在するためにTFTの特性に大きな
影響を与えている。すなわち、単結晶珪素を用いた絶縁
ゲイト型電界効果トランジスタに比較して、非単結晶珪
素を用いたものは電界移動度やサブスレシュホールド特
性値(S値)が劣り、また、ゲイト電極のリーク電流が
大きく、長時間使用する際に、オン電流の低下(劣化・
経時変化)が甚だしいという問題点がある。
【0006】本発明は非単結晶珪素半導体の再結合中心
を中和、消滅せしめることにより、TFTの特性を単結
晶を用いた場合に匹敵する程度にまで向上せしめること
を課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、少なく
ともゲイト電極が形成された後において、窒素酸化物を
有する雰囲気中において、300〜650℃に保持しつ
つ、半導体装置の上面および/または裏面より波長35
0nm以下の紫外光を照射する工程を設けることを特徴
とする。
【0008】また加熱処理温度の上限は、利用する基板
の歪点以下として定義することができる。基板としてガ
ラス基板を用いた場合には、一般に加熱に従うガラス基
板の歪みや変形が問題となる。従って、ガラス基板の歪
みや変形を抑制するためには、加熱処理温度をガラス基
板の歪み点以下とすることが効果的となる。即ち、加熱
温度を300℃以上基板の歪み点以下とすればよい。例
えば、歪み点はコーニング7059ガラス基板では59
3℃であり、コーニング1737ガラス基板では667
℃である。
【0009】窒素酸化物としては、一酸化二窒素(N2
O)、一酸化窒素(NO)、二酸化窒素(NO2 )、あ
るいは化学式NOX (0.5<X<2)で示される物質
を用いるとよい。
【0010】一般的にトップゲイト型のTFTは、以下
の工程によって作製される。 チャネル形成領域となる非単結晶半導体層の形成 ゲイト絶縁膜の形成 ゲイト電極の形成 層間絶縁物の形成 ソース/ドレイン電極・配線の形成。
【0011】上記の工程において、ソース/ドレイン領
域の形成は、工程以前においてなされる。特に、自己
整合型のソース/ドレイン領域は工程との工程の間
において作製される。
【0012】本発明においては、上記窒素酸化物の作用
により、非単結晶のチャネル形成領域中もしくはチャネ
ル形成領域とゲイト絶縁膜の界面における再結合中心は
窒化もしくは酸化されることにより中和、消滅される。
このような目的を成就するには加熱処理工程前後での珪
素膜中の窒素もしくは酸素の増加濃度が0.1原子%以
上であることが好ましい。
【0013】本発明においては、上記の各工程〜の
うち、工程以降に再結合中心の中和・消滅処理がおこ
なわれることが必要である。もし、工程以前に再結合
中心の中和・消滅処理がおこなわれても、ゲイト電極を
形成する際に、チャネル形成領域とゲイト絶縁膜の状態
が変化してしまい、再び再結合中心が生成する恐れがあ
るからである。特に、ゲイト電極の形成に際して、スパ
ッタ法やプラズマCVD法等の手段を用いると、プラズ
マによるダメージによって再結合中心が生成しやすい。
【0014】しかしながら、ゲイト電極が一旦形成され
ると、チャネル形成領域、およびチャネル形成領域とゲ
イト絶縁膜の界面は極めて安定に保たれる。したがっ
て、ゲイト電極の形成の後に再結合中心を中和・消滅せ
しめることは効果的である。なお、再結合中心を中和・
消滅工程が後になる程、チャネル形成領域、およびチャ
ネル形成領域とゲイト絶縁膜の界面はより外部の変化を
受けにくくなり、工程の追加による再結合中心の生成確
率が低下するが、その分だけ窒素酸化物がチャネル形成
領域やゲイト絶縁膜にまで侵入しにくくなり、該部分の
再結合中心を中和する作用も低下する。
【0015】本発明において、紫外光の照射は窒素酸化
物を分解する上で効果的である。この際に使用される紫
外光の波長としては100〜350nm、好ましくは1
50〜300nmとする。また、処理時間は温度、紫外
光強度、工程等に依存するが、5分〜2時間が好まし
い。
【0016】また、処理工程における基板温度の上昇あ
るいは下降の速度は本発明を実施するものが決定すれば
よいのであるが、量産性を考慮した場合、5〜30℃/
minの速度で、昇温または冷却することが望ましい。
また、この昇温・冷却の際には窒素雰囲気でおこなって
もよい。
【0017】本発明の第2は、少なくともゲイト電極が
形成された後において、水素化窒素を有する雰囲気中に
おいて、300〜650℃、或いは300℃以上基板の
歪み点以下に保持しつつ、半導体装置の上面および/ま
たは裏面より波長350nm以下の紫外光を照射する工
程を設けることを特徴とする。水素化窒素としては、ア
ンモニア(NH3 )、ヒドラジン(N24 )、あるい
は化学式NHX (1<X<3)で示される物質を用いる
とよい。
【0018】本発明においては、上記水素化窒素の作用
により、非単結晶のチャネル形成領域中もしくはチャネ
ル形成領域とゲイト絶縁膜の界面における再結合中心は
窒化もしくは水素化されることにより中和、消滅され
る。このような目的を成就するには加熱処理工程前後で
の珪素膜中の窒素の増加濃度が0.1原子%以上である
ことが好ましい。水素で中和された再結合中心は分解し
やすく、不安定であり、その密度は低いことが好まし
い。すなわち、再結合中心を窒素を中心として中和する
ことが望まれる。
【0019】このような目的には、加熱処理温度を40
0℃以上でおこなうとよい。水素と珪素の結合は弱いの
で400℃以上では分離しやすく、結果的に窒素によっ
て中和された再結合中心が選択的に残る。
【0020】本発明においても、本発明の第1と同様
に、トップゲイト型TFTの作製工程のうち工程以降
に再結合中心の中和・消滅処理がおこなわれることが必
要である。なお、本発明の第1と同様に、再結合中心の
中和・消滅工程が後になる程、再結合中心を中和する作
用も低下する。
【0021】本発明においても、紫外光の照射は水素化
窒素を分解する上で効果的である。また、本発明の第1
と第2を組み合わせて、窒素酸化物と水素化窒素の混合
雰囲気において上記処理をおこなうと相乗的な効果を得
ることができる。すなわち、窒素酸化物は一般に強い酸
化作用を有し、一方、水素化窒素は強い還元作用を有す
る。この両者を混合すると酸化還元反応が起こり、結果
的に水と化学的に活性な窒素が生成する。このような窒
素は極めて窒化作用が強く、したがって、再結合中心を
中和させるうえで効果的である。
【0022】
【作用】上記のように窒素酸化物あるいは水素化窒素を
有する雰囲気において加熱紫外光照射処理をおこなうこ
とにより、チャネル形成領域中やゲイト絶縁膜界面での
再結合中心を中和・消滅せしめることができ、この結
果、例えば、多結晶珪素半導体を用いたTFTにおいて
は、単結晶を用いたものと同等な特性を得ることができ
る。以下に実施例を示し、より詳細に本発明を説明す
る。
【0023】
【実施例】
〔実施例1〕 図7は、一般的なトップゲイト型TFT
の作製工程を示す。本実施例のTFTは自己整合的に形
成されたソース/ドレインを有する。このようなTFT
の作製工程は大きく以下の5つの工程よりなる。もちろ
ん、これ以外にも工程が追加されることは言うまでもな
い。 (1)基板上に珪素膜を堆積する工程(図7(A)に対
応) (2)珪素膜上にゲイト絶縁膜を堆積する工程(図7
(B)に対応) (3)ゲイト電極を形成し、これをマスクとして自己整
合的にソース/ドレインを形成する工程(図7(C)に
対応) (4)層間絶縁物を形成する工程(図7(D)に対応) (5)層間絶縁物をエッチングしてコンタクトホールを
形成し、ソース/ドレインに電極・配線を形成する工程
(図7(E)に対応)
【0024】本実施例においては基板として、ガラス基
板を用いる。ガラス基板としては、コーニング7059
ガラス基板(歪点593℃)またはコーニング1737
ガラス基板(歪点667℃)を用いることができる。
【0025】以下、各工程について詳細に述べる。本実
施例では、基板701上に下地の酸化珪素膜702をプ
ラズマCVD法やスパッタ法によって1000〜500
0Åに形成した。そして、非晶質珪素膜をプラズマCV
D法もしくは減圧CVD法によって100〜2000
Å、好ましくは、400〜1000Åに成膜した。その
後、窒素雰囲気中において加熱処理を施して、非晶質珪
素膜を結晶化せしめ、多結晶珪素膜703を得る。この
とき、非晶質珪素膜の結晶化を促進させるために、ニッ
ケル等の非晶質珪素の結晶化を促進する元素を微量添加
してもかまわない。多結晶珪素膜703の結晶性をより
向上させるためにレーザー光等の強光を照射してもよ
い。また、結晶化の工程を加熱処理の代わりにレーザー
光等の照射による光アニールでおこなってもよい。(図
7(A))
【0026】次に、結晶化した珪素膜703をエッチン
グして、島状領域704を形成した。この島状領域70
4はTFTの活性層であり、この中にチャネル形成領域
が形成される。島状領域704には、ゲイト絶縁膜とし
て、1000Åの酸化珪素膜705を形成した。本実施
例では、以下に示す第1〜第3の異なる方法によって酸
化珪素膜705を作製する。(図7(B))
【0027】第1は一酸化二窒素(もしくは酸素)とモ
ノシラン(SiH4 )を原料とするプラズマCVD法に
よるものである。原料ガスを平行平板型の電極を有する
チャンバーに導入し、RF電力(例えば、周波数13.
56MHz)を導入して、プラズマを発生させ、基板温
度350〜500℃、好ましくは380〜450℃で堆
積させた。本実施例では、反応圧力は4Pa、投入電力
を150W、基板温度を430℃とした。
【0028】第2はスパッタ法によるものである。これ
は、ターゲットとして合成石英を用い、酸素100%、
1Paの雰囲気において、スパッタすることによって成
膜した。投入電力は350W、基板温度は200℃とし
た。
【0029】第3はECR−CVD法によるもので、原
料ガスとしてモノシラン(SiH4)と酸素を用いた。
酸素の代わりにN2 O、NO、NO2 等の窒素酸化物ガ
スを用いてもよい。また、このときの成膜条件として
は、基板加熱をおこなわず、マイクロ波(周波数2.4
5MHz)の投入電力を400Wとした。
【0030】次に、多結晶珪素、アルミニウム、タンタ
ル、モリブテン、タングステン等の材料によって、被膜
を形成し、これをエッチングすることによって、ゲイト
電極とそれにつながる配線を形成する。本実施例では
0.1〜2%の燐を含有させた厚さ1000〜6000
Åの多結晶珪素膜を減圧CVD法によって堆積し、これ
をエッチングして、ゲイト電極706を形成する。
【0031】またゲイト電極706としては、スカンジ
ウム(Sc)またはジルコニウム(Zr)を微量に(0.
1 〜1wt%程度)添加したアルミニウムを利用するこ
とはゲイト電極706およびその配線の抵抗を低減する
意味で有用となる。ただし、加熱に対する耐性が低いの
で、加熱温度を450℃以下とすることが必要とされ
る。
【0032】その後、イオンドーピング法によって、島
状珪素膜704にゲイト電極706をマスクとして自己
整合的に不純物(ここでは燐)を注入する。この場合の
ドーズ量は1×1014〜5×1015原子/cm2 、加速
電圧は10〜90kV、例えば、ドーズ量を1×1015
原子/cm2 、加速電圧を80kVとする。この結果、
N型不純物領域(すなわちソース/ドレイン)707が
形成される。(図7(C))
【0033】その後、図1に示す加熱処理装置によっ
て、N2 O雰囲気での加熱処理を施した。図1に示すよ
うに、本実施例に用いた加熱処理装置は、加熱処理をお
こなうためのチャンバー101と、処理前の基板を保管
してある予備室102と、処理後の基板を保管する予備
室103と、搬送機110を備えた前室109から構成
されており、基板111はこれらのチャンバー間を搬送
機110によって移送される。なお、本実施例において
は、チャンバー101においては、一度に一枚の処理が
おこなえる枚葉式となっている。
【0034】また、チャンバー101は、基板105を
加熱するためのヒーターが下部に設けられた基板ホルダ
ー104を有している。さらに、チャンバー101の外
部には、紫外光源106が設けられてある。本実施例に
おいて紫外光源106として、低圧水銀ランプ(中心波
長246nm、および185nm)を使用する。チャン
バー101の上部で紫外光源106が取りつけられてい
る部分は、紫外光を取り込むために石英等の紫外光を吸
収しない素材によって窓が形成されている。なお、本実
施例においては紫外光源106はチャンバー101の外
部に設置されているが、チャンバー101の内部に設置
しても構わない。
【0035】また照射強度は7mW/cm2 〜15mW
/cm2 の範囲で行うことが好ましい。また、波長25
4nmに中心波長を有する水銀ランプを用いてもよい。
【0036】また、チャンバー101と前室109に
は、排気をおこなうための排気系108とガスを導入す
るためのガス導入系107が設けられている。
【0037】まず、未処理の基板を複数枚カセットにセ
ットして、予備室102にセットした。そして、基板は
搬送機110によって前室109に移送され、そこで排
気系108により真空引きして前室109を減圧してか
ら、既に減圧されている加熱処理用のチャンバー101
に移送されて、基板ホルダー104に設置される。
【0038】そして、チャンバー101内にガス導入系
107よりN2 Oを導入して、チャンバー101内部の
圧力を大気圧とし、実質的に100%N2 O雰囲気にお
いて、紫外光源106により紫外光を照射しながら加熱
処理をおこなった。この際、加熱温度は350〜650
℃、例えば550℃とする。また、処理時間は30分〜
6時間、例えば3時間の加熱処理をおこなう。
【0039】このような加熱処理をおこなった後、処理
された基板は搬送機110によって前室109に移送さ
れ、その後、処理後の基板を設置する予備室103内の
カセットにセットして、1枚の基板の処理工程が終了し
た。以後、同様の工程を繰り返しおこなう。
【0040】以上のようにして本発明の加熱処理がなさ
れたが、この結果、同時にイオンドーピングされた燐も
活性化された。また、比較のため、図1の装置を使用し
て、一酸化二窒素の代わりに窒素(N2 )を用いて加熱
処理をおこなう。
【0041】次に層間絶縁膜708として、プラズマC
VD法によって酸化珪素膜を厚さ2000Å〜2μmに
成膜する。(図7(D))
【0042】そして、層間絶縁膜708とゲイト絶縁膜
705のエッチングをおこない、ソース/ドレイン70
7にコンタクトホールを形成した。その後、アルミニウ
ム膜をスパッタリング法によって成膜し、パターニング
をおこなってソース/ドレイン電極709を形成する。
【0043】なおソース/ドレイン電極709を形成す
る際には、アルミニウム膜中にはシリコンまたは鉄を微
量に添加することが好ましい。これは、最後に行われる
水素熱処理の工程において、アルミニウムの異常成長に
起因するヒロックの発生を抑制するためである。
【0044】最後に350℃の温度の水素雰囲気中にお
いて加熱処理を行いNチャネル型の薄膜トランジスタを
完成させる。
【0045】本実施例では、ゲイト絶縁膜705の成膜
方法および加熱処理方法を変えて、6種類の試料を作製
した。この結果、本発明の加熱処理方法によって、TF
Tの特性が改善されることが示された。例えば、ゲイト
電極706の電位VG を−10V、ソースの電位を0
V、ドレインの電位を+10Vとしたときのドレイン電
流(リーク電流)は以下のようになった。
【0046】 試料名 ゲイト絶縁膜成膜法 加熱処理法 ドレイン電流 A−1 第1(プラズマCVD) N2 O雰囲気 3.5pA A−2 第1(プラズマCVD) N2 雰囲気 250.6pA B−1 第2(スパッタ法) N2 O雰囲気 2.6pA B−2 第2(スパッタ法) N2 雰囲気 82.5pA C−1 第3(ECR−CVD法) N2 O雰囲気 1.8pA C−2 第3(ECR−CVD法) N2 雰囲気 121.6pA
【0047】このように、いずれの試料においても本発
明のN2 O雰囲気において、加熱処理をおこなう際に紫
外光を照射することによって、リーク電流が著しく低下
することが明らかとなった。この他の特性についても同
様に改善された。また、同様の実験より、N2 O雰囲気
において、加熱処理をおこなう際に紫外光を照射しなけ
れば、特性改善が見られないことも明らかになった。
【0048】本実施例では、図3、図4に示される加熱
処理装置を用いて、加熱処理をおこなってもよい。図
3、図4に示される装置を用いることにより、加熱処理
工程の効率を高めることができる。その他のTFTの作
製工程条件は変更しなくてもよい。
【0049】図3に示す加熱処理装置は、加熱処理をお
こなうためのチャンバー301と、処理前の基板を保管
してある予備室302と、処理後の基板を保管する予備
室303と、搬送機306、307を備えた前室30
4、305から構成されており、基板308、309は
これらの室間を搬送機306、307によって移送され
る。なお、本実施例においては、加熱処理をおこなうた
めのチャンバーは、コンベアーによって一度に複数枚の
基板が移動して加熱処理がおこなえるバッチ式になって
いる。
【0050】図4(A)、(B)にチャンバー301内
部の構造を示す。チャンバー301には、基板を移動し
ながら加熱処理がおこなえるように耐熱性の金属で構成
されているコンベアー401が設けられている。また、
コンベアー401の下部には、基板402を加熱するた
めのヒーター406が設けられている。
【0051】コンベアー401において、ヒーター40
6により、ゾーン403で基板は温度を上昇しながら加
熱され、ゾーン404で基板は一定温度で加熱され、ゾ
ーン405で基板は冷却される。
【0052】さらに、チャンバー301の天井部には、
紫外光源409が設けられており、コンベアー401の
ゾーン404にある基板に紫外線を照射するようになっ
ている。本実施例では、紫外光源409として低圧水銀
ランプ(中心波長246nm、および185nm)を使
用した。
【0053】また、チャンバー301には、排気をおこ
なうための排気系412、413とガスを導入するため
のガス導入系409、410、411が設けられてい
る。基板を昇温および冷却させるゾーン403、405
においてはN2 雰囲気中となっており、また、紫外光を
照射しながら、一定温度で加熱するゾーン404におい
てはN2 O雰囲気中となっているため、各部分それぞれ
にガス導入系が設けられてある。なお、各ゾーン403
〜405の境界付近には導入されたガスを排気するため
の排気系412、413が設けられている。この境界部
分に排気系412、413が設けられていることによっ
て、各ゾーン403〜405でN2 ガスとN2 Oガスと
が混合するのを防いでいる。
【0054】次に作業工程を示す。まず、未処理の基板
を複数枚カセットにセットして、予備室302にセット
した。ここで本実施例においては、未処理の基板をセッ
トするための予備室、および、処理された基板をセット
するための予備室がそれぞれ2室づつあるが、これは流
れ作業をおこなう際に、装置を停止することなく基板を
交換できるようにして、作業の効率を高めるためであ
る。この後、基板は搬送機306によって前室304に
移送され、さらに、加熱処理用のチャンバー301に移
送されてコンベアー401に設置された。このとき、コ
ンベアー401上には基板402が2枚並んで設置され
るようになっている。
【0055】以下に、加熱処理工程の条件を示す。コン
ベアー401上における温度勾配を図4(C)に示す。
まず加熱ゾーン403において、基板は5〜30℃/m
in、例えば、10℃/minの割合で加熱される。こ
のとき、ガス導入系409からはN2 が導入されていて
2 雰囲気中において加熱がおこなわれた。
【0056】その後、基板は一定温度で加熱されるゾー
ン404に移動した。ここでは、コンベアー上に設けら
れた紫外光源より紫外光が照射されながら加熱処理がお
こなわれた。加熱温度は500〜650℃、例えば、5
50℃とした。この際、ガス導入系410からはN2
が導入されてN2 O雰囲気になっていた。なお、ゾーン
404においては一度に20枚の基板が処理できるよう
になっている。また、1枚の基板がこのゾーンを通過す
るのに要する時間、つまり、1枚の基板が加熱処理され
るのに要する時間は、30分〜6時間、例えば3時間と
した
【0057】このような加熱処理をおこなった後、冷却
ゾーン405によって250℃まで冷却される。このと
きの冷却速度は、加熱時と同じく5〜30℃/min、
例えば、10℃/minとした。なお、このときガス導
入系411よりN2 を導入してN2 雰囲気とした。
【0058】その後、処理された基板は搬送系307に
よって前室305に移送され、その後、処理後の基板を
設置する予備室303内のカセットにセットされ、基板
の処理工程が終了した。
【0059】このようにして、紫外光照射を併用したN
2 O雰囲気中での加熱処理がおこなわれたが、図1に示
した装置においては1枚の基板を処理するのに、4時間
程度要していたが、図3(図4)に示す装置を用いるこ
とによって、10数分となり生産性が向上した。
【0060】同様に図5、図6に示される加熱処理装置
を用いて、加熱処理をおこなってもよい。図5に示す加
熱処理装置は、加熱処理をおこなうためのチャンバー5
01と、処理前の基板を保管してある予備室502と、
処理後の基板を保管する予備室503と、搬送機505
を備えた前室504から構成されており、基板506は
これらのチャンバー間を搬送機505によって移送され
る。なお、本実施例においては、チャンバー501は、
コンベアーによって一度に複数枚の基板が移動して加熱
処理がおこなえるバッチ式になっている。
【0061】図6(A)、(B)にチャンバー501内
部の構造を示す。チャンバー501には、基板602を
設置するための耐熱性のメタルで構成されているコンベ
アー601が設けられている。また、コンベアー601
の下部には、基板を加熱するためのヒーター603が設
けられている。さらに、コンベアー601の上部には、
紫外光源604が設けられてある。本実施例において紫
外光源604として、低圧水銀ランプ(中心波長246
nm、および185nm)を使用した。
【0062】また、チャンバー501には、基板を昇温
および冷却させるときはN2 雰囲気中とし、また、一定
温度で加熱するときにおいてはN2 O雰囲気中とするた
めに、ガス導入系605が設けられてある。さらに、導
入されたガスを排気するための排気系606が設けられ
ている。また、基板に紫外光を照射するための光源60
5が設けられている。
【0063】次に処理工程の条件について説明する。未
処理の基板を複数枚カセットにセットして、予備室50
2にセットした。そして、基板は搬送機505によって
前室504に移送され、さらに、加熱処理用のチャンバ
ー501に移送されてコンベアー601に設置された。
このとき、基板602はコンベアー601上を送られ、
横に2枚づつ並び、計20枚設置された段階で停止する
ようになっている。加熱処理中の時間による温度変化の
様子を図6(C)に示す。昇温時は、基板は5〜30℃
/min、例えば、10℃/minの割合で加熱され
た。このとき、ガス導入系605よりN2 が導入され
て、N2 雰囲気中において加熱がおこなわれた。
【0064】その後、加熱処理をおこなう温度に達する
と、コンベアー601上に設けられた紫外光源604よ
り紫外光が照射された。加熱温度は500〜650℃、
例えば、550℃で加熱をおこなった。この際、温度が
加熱処理をおこなう温度に達する直前にガス導入系60
5よりN2 Oを導入して、加熱処理をおこなう温度に達
したときには完全にN2 O雰囲気において加熱処理がお
こなわれるようにしてもよい。加熱処理時間は、30分
〜6時間、例えば4時間とした。
【0065】このような加熱処理をおこなった後、25
0℃まで冷却された。このときの冷却速度は、加熱時と
同じく5〜30℃/min、例えば、10℃/minと
した。なお、このときガス導入系605よりN2 を導入
して、N2 雰囲気においておこなった。その後、処理さ
れた基板は搬送機505によって前室504に移送さ
れ、その後、処理後の基板を設置する予備室503内の
カセットにセットされ、基板の処理工程が終了した。
【0066】〔実施例2〕図8に実施例2のTFTの作
製方法を示す。本実施例は図2に示す装置を用いて本発
明の加熱処理をおこなった例である。図2に示すよう
に、本実施例に用いた加熱処理装置は、実施例1に示し
た枚葉式のチャンバーとは異なり、加熱処理をおこなう
ためのチャンバーのみから構成されていて、一度に複数
枚の基板を処理することができるバッチ式の構造になっ
ている。
【0067】本実施例では、作製工程のどの段階で加熱
処理をおこなうかによって、4種類の試料(試料P、
Q、R、S、各10枚)を作製した。以下に図8に従っ
て、このような装置を用いてTFTを作製する工程につ
いて説明する。
【0068】基板801上に下地の酸化珪素膜802と
非晶質珪素膜を成膜した。そして、イオンドーピング法
によってN型不純物(燐)をドーピングし、さらに、さ
らに、KrFエキシマレーザー(波長248nm、パル
ス幅20nsec)を照射して、ドーピングされた不純
物領域707の活性化をおこなった。レーザーのエネル
ギー密度は200〜400mJ/cm2 、好ましくは2
50〜350mJ/cm2 が適当であった。
【0069】そして、珪素膜を島状にエッチングした。
この結果、ソース803、ドレイン804、チャネル形
成領域805を有する活性層を得た。活性層上にはプラ
ズマCVD法によって酸化珪素膜806をゲイト絶縁膜
として形成した。(図8(A)) その後、厚さ5000Åのアルミニウム(1重量%のS
i、もしくは0.1〜0.5重量%のScを含む)膜を
スパッタリング法によって形成して、これをエッチング
し、ゲイト電極807を形成した。この際、ゲイト電極
807がドレイン804から離れるようにした。(図8
(B))
【0070】次にアンモニアでpH≒7に調整した1〜
3%の酒石酸のエチレングリコール溶液に基板を浸し
て、白金を陰極として、アルミニウムのゲイト電極80
7を陽極として、陽極酸化をおこなう。陽極酸化は、最
初一定電流で120Vまで電圧を上げ、その状態で1時
間保持して終了させる。このようにして、厚さ1500
Åの陽極酸化物808を形成した。このような陽極酸化
物808を形成したのは、後の加熱処理工程でゲイト電
極807が受けるダメージを低減するためである。
【0071】また、図から明らかなように、ゲイト電極
807はドレイン804から距離xだけ離れたオフセッ
ト状態となった。このようにオフセット状態とすると、
ドレイン804のリーク電流を低減するうえで効果があ
ることが知られている。(図8(C))
【0072】その後、試料Pを図2の装置で加熱処理し
た。本実施例のチャンバー201は、円柱状になってお
り、内壁にそって基板203を設置できるようになって
いる。なお、基板203はチャンバー201の周囲に設
けられたヒーター202によって加熱されるようになっ
ている。さらに、すべての基板に等しく紫外光が照射さ
れるように、チャンバー201内の中央部に紫外光源2
04が設けられてある。本実施例において紫外光源とし
て、低圧水銀ランプ(中心波長246nm、および18
5nm)を使用した。
【0073】また、チャンバー201には、排気をおこ
なうための排気系206とガスを導入するためのガス導
入系205が設けられている。更に、チャンバー201
の害側面を取り囲むようにヒーター201が設けられて
いる。
【0074】本処理装置を用いた処理方法について説明
する。まず、基板203をチャンバー201の内壁にそ
って、紫外光源204を取り囲むようにしてセットし
た。そして、チャンバー201内にガス導入系よりN2
を導入して、チャンバー201内をN2 に置換した。こ
のとき、排気系206から排気して、チャンバー201
内が常に一定の圧力を保つようにした。
【0075】次に、チャンバー201内の雰囲気がN2
に置換されたら、ヒーター202を加熱して、紫外光源
204により紫外照射をおこなった。この際、加熱温度
は300〜650℃、例えば450℃とした。
【0076】基板が所定の温度に加熱されたら、チャン
バー201の雰囲気をN2 からNH3 に置換した後に、
紫外光源204により紫外光を照射した。このとき、処
理時間は30分〜6時間、例えば4時間の加熱処理をお
こなった。
【0077】その後、プラズマCVD法によって厚さ6
000Åの層間絶縁物809を堆積した。(図8
(D))
【0078】その後、試料Qを図2の装置で加熱処理し
た。条件は試料Pと同じとした。
【0079】最後に、層間絶縁物809とゲイト絶縁膜
806をエッチングして、コンタクトホールを設け、チ
タン500Å/アルミニウム5000Å/チタン500
Åの多層金属膜でソース電極810、ドレイン電極81
1を形成した。(図8(E))
【0080】その後、試料Rを図2の装置で加熱処理し
た。条件は試料P、Qと同じとした。なお、試料Sは図
2の装置での加熱処理をおこなわなかった。以上のよう
にして得られた試料の結果を以下に示す。ドレイン電流
(リーク電流)は実施例1と同じ条件での測定値(基板
10枚の平均値)である。
【0081】 試料名 加熱処理工程(NH3 雰囲気) ドレイン電流 P ゲイト電極形成と層間絶縁物形成の間 0.8pA Q 層間絶縁物形成とソース/ドレイン電極形成の間 2.3pA R ソース/ドレイン電極形成の後 2.1pA S 加熱処理無し 112.5pA
【0082】本実施例のようなオフセットゲイト構造に
よって、リーク電流を低減できるのであるが、結晶性が
不十分な多結晶珪素をチャネル形成領域に用いた場合に
は、その効果は非常に限られたものであった。しかしな
がら、本発明を実施することにより、チャネル形成領域
の再結合中心が中和、消滅して、単結晶珪素と同等な特
性を示すようになるため、リーク電流も飛躍的に改善さ
れることが明らかになった。
【0083】実施例1、2においては、半導体として多
結晶珪素を中心に説明した。しかし、これは非晶質で
も、また、単結晶に極めて近いながらも再結合中心を多
く有する材質のものでも構わない。さらに、半導体材料
としても、珪素半導体以外に、ゲルマニウムやGaP、
GaAs、GaAlAs、SiC、BP等の化合物半導
体であってもよい。
【0084】
【発明の効果】本発明は、ゲイト電極を形成したのち
に、窒素酸化物又は水素窒化物を含む雰囲気中で、紫外
線を照射するようにしたため、非単結晶半導体中の再結
合中心が中和・消滅されて、非単結晶TFTの特性を大
きく向上せしめることが可能となった。実施例では主と
してリーク電流の低減効果について具体的に説明した
が、その他の特性、例えば、電界効果移動度、S値、し
きい値電圧等もより単結晶に近い値を得ることができ
る。また、特性の劣化も小さくなる。
【0085】また、本発明に係るは半導体装置はTFT
のみに限定されるものではなく、同様に絶縁ゲイト構造
を有するキャパシタやその他の素子、あるいは複数の素
子を複合形成したものや集積回路であっても同様であ
り、全ての絶縁ゲイト構造を有する半導体装置に対して
有効である。このように、本発明は工業上有益な発明で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1に使用した加熱処理装置を示す。
【図2】 実施例2に使用した加熱処理装置を示す。
【図3】 実施例1に使用した加熱処理装置を示す。
【図4】 図3の加熱処理装置のチャンバー内部構造お
よび加熱時の温度勾配を示す。
【図5】 実施例1に使用した加熱処理装置を示す。
【図6】 図5の加熱処理装置のチャンバー内部構造お
よび加熱時の温度勾配を示す。
【図7】 実施例1のTFTの作製工程を示す。
【図8】 実施例2のTFTの作製工程を示す。
【符号の説明】
101・・・・・・加熱処理用チャンバー 102、103・・予備室 104・・・・・・基板ホルダー 105・・・・・・基板 106・・・・・・紫外光源 107・・・・・・ガス導入系 108・・・・・・排気系 109・・・・・・前室 110・・・・・・搬送機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 29/786 H01L 21/20 H01L 21/336 H01L 21/26

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トップゲイト型でゲイト絶縁膜に隣接す
    るチャネル領域の少なくとも一部が非単結晶半導体より
    なる絶縁ゲイト型薄膜半導体装置において、 少なくとも前記半導体装置のゲイト電極を形成したのち
    に、窒素酸化物を有する雰囲気中において、300〜6
    50℃に保持しつつ、前記半導体装置の上面および/ま
    たは裏面より波長350nm以下の紫外光を照射する工
    程を有することを特徴とする半導体装置作製方法。
  2. 【請求項2】 トップゲイト型でゲイト絶縁膜に隣接す
    るチャネル領域の少なくとも一部が非単結晶半導体より
    なる絶縁ゲイト型薄膜半導体装置において、 少なくとも前記半導体装置のゲイト電極を形成したのち
    に、窒素酸化物を有する雰囲気中において、300℃以
    上基板の歪み点以下に保持しつつ、前記半導体装置の上
    面および/または裏面より波長350nm以下の紫外光
    を照射する工程を有することを特徴とする半導体装置作
    製方法。
  3. 【請求項3】 請求項1、請求項2において、前記窒素
    酸化物は一酸化二窒素、一酸化窒素、二酸化窒素のいず
    れかであることを特徴とする半導体装置作製方法。
  4. 【請求項4】 トップゲイト型でゲイト絶縁膜に隣接す
    るチャネル領域の少なくとも一部が非単結晶半導体より
    なる絶縁ゲイト型薄膜半導体装置において、 少なくとも前記半導体装置のゲイト電極を形成したのち
    に、水素化窒素を有する雰囲気中において、300〜6
    50℃に保持しつつ、前記半導体装置の上面および/ま
    たは裏面より波長350nm以下の紫外光を照射する工
    程を有することを特徴とする半導体装置作製方法。
  5. 【請求項5】 トップゲイト型でゲイト絶縁膜に隣接す
    るチャネル領域の少なくとも一部が非単結晶半導体より
    なる絶縁ゲイト型薄膜半導体装置において、 少なくとも前記半導体装置のゲイト電極を形成したのち
    に、水素化窒素を有する雰囲気中において、300℃以
    上基板の歪み点以下保持しつつ、前記半導体装置の上面
    および/または裏面より波長350nm以下の紫外光を
    照射する工程を有することを特徴とする半導体装置作製
    方法。
  6. 【請求項6】 請求項4、請求項5において、前記水素
    化窒素はアンモニア、ヒドラジンのいずれかであること
    を特徴とする半導体装置作製方法。
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