JPS61187329A - 化合物半導体素子の製造方法及び製造装置 - Google Patents

化合物半導体素子の製造方法及び製造装置

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JPS61187329A
JPS61187329A JP2649385A JP2649385A JPS61187329A JP S61187329 A JPS61187329 A JP S61187329A JP 2649385 A JP2649385 A JP 2649385A JP 2649385 A JP2649385 A JP 2649385A JP S61187329 A JPS61187329 A JP S61187329A
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JP
Japan
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compound semiconductor
heat treatment
implanted
substrate
annealing
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JP2649385A
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Mitsuru Shimazu
充 嶋津
Toshihiko Takebe
武部 敏彦
Shigeo Murai
重夫 村井
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/26Bombardment with radiation
    • H01L21/263Bombardment with radiation with high-energy radiation
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 C産業上の利用分野〕 本発明は化金物半導体装置の製造方法、特に〔従来の技
術〕 GaAs 、工nP等の化合物半導体は、81に比べて
電子の移動度が5〜6倍大きく、半絶縁性の基板が得ら
れることから、高速動作、低電力消費の優れた半導体装
置を実現することが可能である。そのため、電界効果ト
ランジスタ(FIltT )は、高周波増幅器や発振器
等を構成する単体の素子や、それによって構成されるア
ナログエC用および、高速動作のデイジタルエCの基本
素子として重要になってぐる。
そこでFLITの高速化を計るためには、ゲート・ソー
ス間容量Oggを下げ、相互コンダクタンスg1を大き
くしなければならない。
FITの実効的なglは で表わすことができる。ここでgmoFi″FITの動
作層の特性から決まる真性相互コンダクタンスであるが
、現実的にはソース・ゲート間の直列抵抗R8があ)、
実効的なglは上式のようにgl。よシ小さなものとな
る。従ってR11を小さくすることが、大きな相互コン
ダクタンスを得るために必要になる。また、大きなゲー
ト・ソース間直列抵抗R8があると、FIltTの雑音
特性が劣化する。
ところが、しきい値電圧vthの絶対値が小さいとき、
あるいは、ノーマリ・オy 11 (vth<o)にお
いては、キャリア濃度Mあるhは動作層の厚さaを小さ
な値にしなくてはならないので、R8はよシ大きな値と
なる。また動作層に、GaAs1結晶を用いている場合
には、ゲート・ソース間およびゲート・ドレイン間の表
面付近く表面単位に起因する空乏層が存在するため、R
sは一層大きな値となシ、特にノーマリ・オフ型では問
題となる。そこで、R8を小さくするため第3図に示す
ように、ゲート6とソース4間、ゲート6とドレイン5
間に高エネルギー、高ドーズ量のイオン注入による低抵
抗層2,3を作成する方法がある。なお1は基板、II
gはゲート長を示す。
このような低抵抗層(n十層)を形成することによシゲ
ート・ソース間直列抵抗Rsは小さくなる。
また、第3図に示したIFIlfT構造においては、注
入エネルギーが高いため表面近傍のキャリア密度が低く
なり、これKよってゲート・ソース問答量0g1aO値
も小さくなる。
Reの減少を計る他K gm。自体を大きくすることも
必要である。Oggを増・大させることなく、g、。を
大きくする有効な手段はゼート長(Lg)を短くするこ
とである。何故ならば Oga oc  Lg gmo  ”  1/Lg なる関係があるためである。
以上のようなFIltTの高速化を計るため■R8の低
減、■I、gの短縮を実現する技術としてセルファライ
ン法等が提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところでFITの動作速度の高速化(高周波特性の向上
)を計ろうと、gmを増大し、Oggを減少させるため
に第3図のような深いn+層を有する1FET構造にお
いて、ゲート長Lgを短くしていくと短チャンネル効果
(Ejahort channel・ffeat)と呼
ばれる現象が起こる。即ち、1)相互コンダクタンス(
gl)が減少する、2)しきい値電圧(vth )が負
側ヘシフトする、3)しきい値電圧(vth )の均一
性が劣化する、4)しきい値電圧(: vth )がド
レイン電圧(v−a)K依存する、 5)ドレインコンダクタンス(ga)が増大する、等で
ある。
特に上記2)、5)及び4)は工aを構成する上で大き
な問題でFΣTの高性能化が阻まれる。
短チャンネル効果は、主として、イオン注入した不純物
原子の活性化熱処理時の横方向拡散が原因であると考え
られる。つtb、第3図に示すように1深いn十形成の
ためにゲート長LgもしくはLgよシわずかに大きな間
隔をもって注入された注入原子が、活性化のための熱処
理中に横方向へ拡散しチャンネル(動作層)の下Kまで
ムシこみ、チャンネル下の半絶縁性層が(例えば注入不
純物がドナー性の場合には)n型に近くなる。このため
、チャンネル下の領域で基板の7エルミレベルが上昇し
、ゲー)K負の電圧を加えて、チャンネルを完全に空乏
層によって、遮断しようとしてもチャンネル下の基板を
通じてソース・ドレイン間に電流が流れるためであると
考えられている。
以上述べたようKFMτの高速化のために、ゲート長L
gを短くしていくと、活性化熱処理中のイオン注入原子
の熱拡散によ)、前記のような短チャンネル効果が起き
ることが大きな問題であった。よシ臭体的には 1)g、の減少によシ、動作速度の低下がおこる(周波
数特性の低下)、 n)vthのシフト、vth o不拘−化、vthoド
レイン電圧によシ、種々のゲート長をもつFIITKよ
って構成されるxOが設計どおシ動作しなくなる、 ことが大きな問題であった。
本発明の目的は、このような活性化熱処理中に起こるn
+1のイオン注入原子の熱拡散を抑制し、短チャンネル
効果の発現を防止できる化合物半導体製造素子の製造方
法及び装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成する手段として、イオン注入原
子の活性化熱処理前に該熱処理温度よシ低い温度にてプ
レアニールを行うことが非常に有効であると見出したこ
とに基〈ものである。
すなわち、本発明は半絶縁性化合物半導体基板にイオン
注入法によってドナー性不純物、もしくはアクセプター
不純物の注入層を形成する工程、該イオン注入された半
導体基板をプレアニールする工程、該プレアニールされ
た基板の注入層を熱処理して活性化させる工程を含むこ
とを特徴とする化合物半導体素子の製造方法である。本
発明の好ましい実施態様として、プレアニール工程は4
0G’〜500℃の範囲の温度にて20〜30分間行う
上記方法、プレアニール工程は窒素および/または水素
の雰囲気中で行う上記方法及び、プレアニール工程と活
性化熱処理工程を連続的に一段にて行う上記方法が挙げ
られる。
また本発明は上記方法のためのプレアニール工程と活性
化熱処理工程に必要な2温度の均熱領域を有し、前記プ
レアニール工程と活性化熱処理を連続して実施できる化
合物半導体素子の製造用熱処理装置に関する。
次に本発明者らが本発明の方法及び装置に到達した経緯
を説明する。
前述のように1短チヤンネル効果は主としてn+層を形
成するイオン注入原子の熱処理中の熱拡散が原因である
。一般に固体中の不純物の拡散は、結晶中の不純物原子
が周囲に存在する結晶格子の空格子点(空位: Vaa
anay )を渡り歩いて、移動することKよシ生ずる
。例えば不純物としてBを含んだ81を1000℃付近
の高温にすると、多くの81原子は熱エネルギーを得て
格子点から移動し、高濃度の空位が生じる。
そこで、Bは1つの空位に入った後周囲に存在する別の
空位へ移動し、このように空位を介して移動していく。
ところが、イオン注入法では、低抵抗層を作るための不
純物原子をイオン化し、高電界中で加速し、大きな運動
エネルギ−を与え、基板の表面に衝突させるととKよシ
基板結晶中へ導入している。基板中へ導入された不純物
は基板原子との衝突をくシ返すことKよ)その運動エネ
ルギーを失いある位置に停止する。このときの不純物原
子のプロファイルはXaBB理論によシ予測される。つ
まシ、イオン注入された不純物原子は格子点に存在する
基板原子を格子点からはじき飛ばしながら、基板中へ浸
入してくる訳である。従って、イオン注入層中には非常
に高濃度の空位が存在している。
このことは、ラマン分光測定等によシ実験的に確められ
ている〔例えば文献1 : N、Nakamuraet
、al、ムbstract of 15th 0onf
@reno@on 8o11dEitat@Devic
@and Materials、 Tokyo、p、 
177(1983) )。
GaAs基板中に舖81を175 K@71 X 10
凰’511−”イオン注入すると、非常に高密度の空位
が導入され、その結果基板結晶が部分的に非晶質化し、
本来の基板のラマン撰択則からは許されないTOフォノ
ンのピークが観測されIloフォノンのビークが減少す
ることが報告されている。
従って、このように基板中の不純物原子の周囲に高密度
の空位が存在する状態で、活性化熱処理温度(格子間に
存在する不純物原子が、格子点に移動するのく必要なエ
ネルギーを熱エネルギーとして与えるのに必要な温度)
まで昇温すると不純物原子は周囲の高密度な空位を介し
て急速に拡散していくと考えられる。
本発明者らは上記した仮説を実証するため次のような実
験を行った。第3図に示されるような構造を持つFIH
Tを2φのGaAs  ウエノ曳全面に作成した。n及
びn中層は雪−81+をそれぞれ50にmV j、5X
10”5I鴫、180KeV λ0XHI  cmの条
件でイオン注入し熱処理することで作成した。ゲート長
I1gは1μ慣とし、ゲー)@Wgは5μ鴨とした。ゲ
ートをムl、ソース・ドレイン電極はAuG・a1/m
t/Au  を常法を用いて蒸着しり7トオフ法で形成
した。そして工程中にn中層注入後\ウェハーの半分を
アルミはくで迩いマスクし、残シ半分に180 IC5
V 2XH]里” cIR−”の”Arイオンをイオン
注入した。ラマン分光測定の結果からこの程度のムrの
みの注入で空位が高密度に導入されることがわかってい
る。つtan十層中層rイオン注入した?!!ITでは
活性化熱処理前のn+層の空位密度がAr注入しないF
MTよシ、大きくなっている。このようにして作成した
FITを、Ar注入したもの、しないものを各々100
ケずつ1−V測定した結果を表1に示す。
表1 n−*100 栗 ばらつきは、FETによってICを構成する場合の
論理振幅(しきい値電圧+ビルトイン電圧)に対するし
きい値電圧の%比として計算した。この際ビルトイン電
圧を(L7Vと仮定した。
表1から明らかなように、Ar注入したFACTにおい
て、しきい値電圧が負にシフトしており、しきい値電圧
の均一性が悪くなっておシ、短チャンネル効果と同じ現
象が起っている。つまシ、短チャンネル効果は空位を介
した注入原子の熱拡散によって起ることがわかる。
従って、熱処理中の注入原子の熱拡散を抑制すれば、短
チャンネル効果が抑止されることになる。前述のように
、不純物の拡散はイオン注入で導入された空位を介して
起こるので、このイオン注入でできた高密度の空位を活
性化熱処理前に消滅させることができれば、注入原子の
拡散を抑制することができる。
ここで、活性化熱処理についてみると、それKは2つの
目的がある。1つは前述のようtζ、イオン注入した不
純物原子を結晶の格子点に再配列することであシ、もう
1つは、イオン注入の際くい格子点から移動した基板の
原子を元の(本来の)格子点にもどす、注入損傷の回復
である。通常、GaAs  に81を注入した場合、注
入し九B1を再配列し、電気的に活性にするためKは8
00℃〜900℃の熱処理が必要である。
ところが、論文(J、 B、 vtl:ttam−等、
” Las@ranl II!1eatron−B@a
m 8o11工ntssractton IL!LaM
aterials Proaeaging”、p20?
(1981))によれば、ラマン測定によシ、注入損傷
の回復りまシ空位の消滅には、400〜500℃で十分
であることがわかっている。
そして、この程度の温度では注入層は電気的に活性化し
ない、′)ま)、不純物の拡譚は起きないことが知られ
ている。従って、活性化熱処理前にイオン注入層を40
0〜500℃で熱処理して、注入によって導入された空
位を消滅させた後に800〜900℃で活性化熱処理を
行えば、短チャンネル効果を抑制することができる。
しかし、このようなプレアニールを行い、その後の活性
化熱処理を2つの炉を用いて行うと、炉の昇温、ガス置
換、熱処理後の冷却などに2倍の時間がかかシ、非効率
的である。そヒで、本発明の400〜500℃の均熱領
域と、800〜717り0℃の均熱領域の2温度領域を
持つ熱処理炉を用いれば、炉の昇温、ガス置換、冷却の
時間が短縮でき、かつプレアニールから活性化熱処理の
間の基板の汚染を防止することができる。
第2図は本発明の装置の実施態様を説明する図であって
、第2図の上部は炉の構成を、また第2図下部は該炉の
温度分布を示す。図中7は熱処理すべき基板、8は操作
棒引出し口、9はキャップ止め、10は石英管、11は
キャップ、12はヒーター、13はヒーター、14は操
作棒、15はボート、またムは置換及び徐冷部、Bはプ
レアニール部、Cは活性化熱処理部である。プレアニー
ル部Bにてプレアニールした後、操作棒14を操作する
ととくよシ、基板を載置したボート15を活性化熱処理
部へと直ちに移動して、活性化熱処理することができる
以下本発明の方法を具体的に説明する。第1図(a)な
いしく口)Kセルファライン法によシ基板上にソース・
ドレイン電極を形成する場合を例にとシ、本発明の実施
態様のフローを示す。
まず、本発明の方法においては、半絶縁性半導体基板、
1をエッチし〔第1Q(a))、例えば半絶縁性GaA
s 基板表面にイオン注入法によシ、8 、Eii 、
lin等のドナー性不純物を注入し、チャンネル2を形
成する〔第1図(至)〕。これは従来公知の装置及び方
法によ〉行うことができ、原理的にはイオン源で、不純
物イオンを発生させ、アナライザーによシ、注入すべき
不純物イオンを選別し、これを高電界中へ導き、高いエ
ネルギーを付与し、目的とする半導体基板に注入するこ
とによる。注入領域は適当なパターンを有する誘電体膜
、例えば酸化硅素、窒化硅素、・窒化アルミニウム、E
llozNy  等や、レジスト膜などのマスク17を
利用して、容易に制限することができる。また、イオン
ビームを制御することによシ、直接、注入領域を選択す
ることも可能である。
次に、ゲート材料を蒸着し、リフトオフ法やドライエツ
チング法を用いて、ゲート電標6を形成し〔第1図((
1) ) 、この電極をマスクとしてn中層3を高電圧
、高ドーズ量でイオン注入するセル7アライン法で形成
する〔第1図四〕。前述のようくいこのイオン注入の際
に1基板に打ちこまれた不純物原子イオンは、基板結晶
の格子点の原子と衝突して、そのエネルギーを失い静止
するが、この衝突によ〕格子原子が変位し、空位が生ず
る。従って、特に高電界、高ドーズ量の注入を行うn中
領域では、このような空位が高密度に存在する。
次に、基板表面にOVD法、?−0VD法あるいはスパ
ッタ法などで、例えば酸化硅素、窒化硅素、窒化アルミ
ニウム% 810xlix  などの保護膜16を一層
あるいは多層に形成する〔第1図(e)〕。
この保護膜16は、800〜900℃の活性化熱処理中
に基板からの高蒸気圧の構成元素の蒸発を防ぐためのも
のである。
保護膜16の形成後、基板に本発明の特徴であるプレア
ニール処理が施される〔第1図(イ)〕。
このプレアニール処理は、該基板を不活性ガス(例えば
窒素ガス)中、もしくは環元性ガス(例えば水素)中、
またはそれらの混合ガス中で、400〜500℃の範囲
内の温度にて、20〜30分間実施することが好ましい
。前述のようくいこの温度では注入不純物イオンの拡散
は起こらず、イオン注入時に出来た空位のみが、消滅す
る。従って、この温度条件並びに処理時間は本発明にお
いて重要な因子である。
次に、イオン注入不純物原子を格子点に導入し、電気的
に活性化するため、800℃〜900℃20〜30分間
の熱処理を行う〔第1図り〕。
不純物原子は、熱エネルギーによって格子点へ移動する
が、プレアニールによシ9位が高密度に存在し表いため
、不純物原子のゲート下への拡散はおきない。そのため
、I!!1丁のOff状態でチャンネル下を流れる電流
が存在しなくなるため、短チャンネル効果が出なくなる
活性化熱処理後、ソース電極4ドレイン電極5を形成す
ることで1BTが形成されるC第1図(6)〕。
上記の例では保護膜つきの活性化熱処理を行うので、プ
レアニールをも保護膜つきで行っているが、プレアニー
ル温度の40’〜500℃では、Ga人−表面から、ム
Sの蒸発社殆んどないので、保護膜は必ずしも必要では
ない。ただし、表面の酸化を防止するため、プレアニー
ルは不活性ガスもしくは環元性ガスまたはその混合ガス
中で、行なわれることが必要である。このようなガスと
しては例えば窒素、水素等が用いられる。またこの例で
は、熱処理前にゲートを形成するセル7アライン法で説
明したが、短チャンネル効果が出るようなゲート長を形
成できる方法であれば、他の方法でもよい。
またプレアニール及び活性化熱処理工程において、イオ
ン注入された基板を同種の化合物半導体基板と対向接触
して、上記プレアニール及び活性化熱処理を行ってもよ
く、このように行うと対向基板からでる五〇の蒸気圧に
よって、保護膜を通して蒸発するムBを抑制することが
できる。
本発明に用いられる半絶縁性半導体基板としてはGa1
g  やIn?、例えばアンドープGaA@ 、crド
ープG&ムs、IFeドープInP等が挙げられる。
〔実施例〕
以下実施例に従って、本発明を更に具体的に説明する。
ただし、本発明は以下の実施例によって何等制限されな
い。
アンドープ半絶縁性GaAs 基板1を2枚用意し、常
法に従い、洗浄エツチングした後、重曹s1+を加速電
圧501C@V 、注入量2.0X1G”cl11″″
Sの条件でイオン注入してチャンネル(n層)2を形成
し、次Kn中層3を180 IC@V 、 213X1
0” an−”の注入条件で形成した。この注入基板の
表面にp−0VD法によシ窒化硅素膜を形成した。膜の
厚さは1500ム、屈折率は1.86である。2枚の基
板のうち、1枚はそのまま通常電気炉中で、温度B2Q
℃20分間の活性化熱処理を窒素雰囲気中で行い、他の
1枚を第5図(a) K示す構成の2温度炉奢用いてプ
レアニール・活性化熱処理を連続的に施した。ウエノ・
を石英ボート15に乗せ石英管101C装填する。炉内
を真空排気して窒素置換した後、ヒーター11及び12
によシ炉を昇温し、第3ロー)に示すような温度分布が
得られた。昇温中置換及び徐冷部ムにおいた石英ボート
15を操作棒14によってプレアニール部Bの450℃
の均熱領域へ移動し、20分間のプレアニールを施し、
その後活性化熱処理部00820℃の均熱領域へ移動さ
せ、20分間の活性化熱処理を施し、再びムの位置へ引
き出し徐冷した。更に2枚の基板において該保護膜16
をフッ酸によって除去し、リフトオフ法によってムu−
Geのソース4およびドレイン電極5を形成し、合金化
した後ムtのゲート電極6をリフトオフ法で形成し、G
aAs−M]li8 Fl!jTを作製し・た。
コノヨうに作製シた4al類OFET(Lg−jμ、7
1g−2μ爲、プレアニール工程あシ/なしぬしきい値
電圧を測定した結果を表2に示す。
表2 表2から明らかなように、プレアニール処理を施した本
発明の11eTでは、プレアニールを施さなかったPI
!ITと比較すると、殆んど短チャンネル効果が起きず
、プレアニールが効果的に短チャンネル効果を防止して
いることがわかる。
なお、本実施例では電気炉によるプレアニール、活性化
熱処理を連続的に行ったが、例えば赤外線ランプ装置等
による連続的インコヒーレント光照射を行うランプアニ
ール炉を用いてこれらの工程を連続的に行っても同じ効
果が得られる。
〔発明の効果〕
このように、本発明の化合物半導体素子の製造方法は8
00〜900℃の活性化熱処理前にプレアニール処理す
るととKよシイオン注入時に注入イオンの衝突によって
できた高密度の空位が消滅し、活性化熱処理時の空位を
介した注入不純物原子のチャンネル(n層)下への熱拡
散が抑止され、短チャンネル効果が防止できる。
更に本発明の熱処理炉を用いれば、従来の工程を変更す
ることなく、短時間にプレアニールを施すことができる
本発明の方法及び装置は短ゲート高性能Fll!!Tを
制御性よく、均一に作製することができ、高速化合物半
導体重Oの製造上非常に有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図(6))ないしく財)は本発明の方法をセルファ
ライン法において行う場合の工程を説明する図、第2図
は本発明の実施態様を説明する図であって、上部には装
置の構成を示し、また下部には装置の各部分の温度分布
を示す図である。 第3図は深いn中層を持つFETの構造を示す図である

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半絶縁性化合物半導体基板にイオン注入法によつ
    てドナー性不純物、もしくはアクセプター不純物の注入
    層を形成する工程、該イオン注入された半導体基板をプ
    レアニールする工程、該プレアニールされた基板の注入
    層を熱処理して活性化させる工程を含むことを特徴とす
    る化合物半導体素子の製造方法。
  2. (2)プレアニール工程は400°〜500℃の範囲の
    温度下で20〜30分間行う特許請求の範囲第(1)項
    記載の化合物半導体素子の製造方法。
  3. (3)プレアニール工程を窒素または水素、または窒素
    と水素の混合雰囲気中で行う特許請求の範囲第(2)項
    記載の化合物半導体素子の製造方法。
  4. (4)プレアニール工程もしくは活性化熱処理工程前に
    、該化合物半導体基板の表面に酸化硅素、窒化硅素、窒
    化アルミニウムまたは SiO_XN_Y等の誘電体保護膜を形成して、活性化
    熱処理を行うことを特徴とする特許請求の範囲第(1)
    〜第(3)項のいずれかに記載の化合物半導体素子の製
    造方法。
  5. (5)前記イオン注入層のプレアニール工程もしくは活
    性化熱処理工程において該イオン注入された基板を同種
    の化合物半導体基板と対向接触して、プレアニールもし
    くは活性化熱処理する特許請求の範囲第(1)〜(3)
    項のいずれかに記載の化合物半導体素子の製造方法。
  6. (6)イオン注入前に、該半導体基板表面に酸化硅素、
    窒化硅素、窒化アルミニウムまたは SiO_XN_Y等の誘電体薄膜を形成し、該薄膜を通
    してイオン注入を行うことを特徴とする特許請求の範囲
    第(1)〜(5)項のいずれかに記載の化合物半導体素
    子の製造方法。
  7. (7)半絶縁性半導体基板がcrドープGaAs、アン
    ドープGaAsまたはFeドープInP基板であること
    を特徴とする特許請求の範囲第(1)〜(6)項のいず
    れかに記載の化合物半導体素子の製造方法。
  8. (8)前記プレアニール工程および活性化熱処理工程を
    連続的に行うことを特徴とする特許請求の範囲第(1)
    〜(7)項のいずれかに記載の化合物半導体素子の製造
    方法。
  9. (9)プレアニール工程と活性化熱処理工程に必要な2
    温度の均熱領域を有し、前記プレアニール工程と活性化
    熱処理を連続して実施できる化合物半導体素子の製造用
    熱処理装置。
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