JPH0361405B2 - - Google Patents

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JPH0361405B2
JPH0361405B2 JP57176319A JP17631982A JPH0361405B2 JP H0361405 B2 JPH0361405 B2 JP H0361405B2 JP 57176319 A JP57176319 A JP 57176319A JP 17631982 A JP17631982 A JP 17631982A JP H0361405 B2 JPH0361405 B2 JP H0361405B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jelly
sol
water
granular food
spherical
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP57176319A
Other languages
English (en)
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JPS5966849A (ja
Inventor
Tsunesuke Ueda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kewpie Corp
Original Assignee
QP Corp
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Publication date
Application filed by QP Corp filed Critical QP Corp
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Publication of JPS5966849A publication Critical patent/JPS5966849A/ja
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  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、新規なゼリー様粒状食品に関する。 従来からアルギン酸ナトリウムとかアルギン酸
カリウムなどの水溶性アルギン酸塩の水溶液すな
わち水溶性アルギン酸塩ゾルを塩化カルシウム、
乳酸カルシウム、塩化アルミニウムなどの多価金
属塩に滴下その他の方法で接触させてゼリー様粒
状食品を製造する方法が知られている。この方法
によると粒状ゲルが比較的簡単に製造できる利点
がある。しかし、原料の配合条件にもよるが、こ
の方法により製造された粒状ゲルは日数経過と共
に硬化して食感を損い易いという問題がある。そ
こでゲルの硬化し難くする方法として、例えばゲ
ル中の可溶性塩と不溶性塩との割合が一定となる
ようにする方法も考えられている(特公昭41−
15501)が、両者の割合を一定にコントロールす
ることは必ずしも容易ではない。 以上の状況に鑑み、本発明の目的は、粒状ゲル
が日数経過と共に硬化することの生じ難い新規な
ゼリー様粒状食品を提供することにあり、本発明
者は種々研究検討した結果ようやくにして本発明
を見い出すに至つたのである。 すなわち、本発明のゼリー様粒状食品は、水溶
性アルギン酸塩ゾルの多価金属塩によるゲル化物
から成り蔗遠、果糖などの甘味性糖類を約40%以
上を含有することを特徴とする。 以下本発明を詳細に説明する。 本発明で、水溶性アルギン酸塩とはアルギン酸
ナトリウムとかアルギン酸カリウムなどのように
アルギン酸塩であつてしかも水溶性のものをい
う。この水溶性アルギン酸塩を水に溶かせばゾル
となる。ゾル中のアルギン酸塩濃度はごく一般的
には0.2〜10%位であるが普通0.5〜3%くらいが
用い易い。本発明のゼリー様粒状食品は、前記水
溶性アルギン酸塩ゾルの多価金属塩によるゲル化
物から成るが、甘味性糖類例えば蔗糖、ブドウ
糖、果糖、乳糖、麦芽糖、ガラクトース等を約40
%以上含有する。約40%以上でないと製品の日数
経過に伴う硬化を効果的に防ぎ難いからである。
なお、本発明のゼリー様粒状食品には、甘味性糖
類以外に本発明の目的を損わない範囲で調味料
(食塩、グルタミン酸ソーダ、ワイン、果汁、み
りんなど)、賦香料(チエリーフレーバー、リン
ゴフレーバー、ミカンフレーバー、パイナツプル
フレーバー、ミルクフレーバーなど)、着色料
(赤色102号、黄色4号、青色1号、β−カロチン
など)、増粘剤(ローカストビーンガム、トラガ
ントガム、タマリンドガム、グアーガムなど)、
その他の糊料(でんぷん、CMC、デキストリン
など)その他の添加材を含有させることは任意で
ある。粒状食品の粒状の形状は、必ずしも球状の
みに限らず類球状(例えばグミのような形状)、
球状を少し押しつぶしたときに見られる偏平球状
のものまで、要するにひとつのまとまつた塊状と
なつているものは全て包含する。 次に、本発明のゼリー様粒状食品の製造方法の
一例についてのべると、まず前記のように水溶性
アルギン酸塩のゾルを調製する。その際に前記の
如き甘味性糖類を添加し含有割合が約40%(重量
%)以上になるようにする。具体的には、糖度計
を使用して調整する。また、その際に増粘財(ロ
ーカストビーンガム、トラガントガムなど)を
0.3〜1.5%程度添加しておくと次の工程で上記の
ゾルを多価金属塩水溶液つまりゲル化液中でゲル
化するときに一定のまとまつた形状にするのに都
合がよい。このゾルには必要があれば目的とする
食品に対応して着色料、賦香料、調味料等を添加
しておく。こうして調製されたゾルは、乳酸カル
シウム、クエン酸カルシウム、塩化カルシウム、
塩化アルミニウムなどの多価金属塩の、一般的に
は0.5〜20%水溶液ごく普通には1〜3%水溶液
に滴下あるいは投入等の方法で浸漬させゲル化に
より求める形状の粒状になるようにする。一単位
の滴下量あるいは投入量が例えば0.5ml以下など
というように少いと直径も小さいのでゲル化した
とき球状になり易い。しかし一単位の滴下量ある
いは投入量が1ml、1.5mlとか多くなるとそのま
までは球状には形成し難いので、例えば直径10mm
以上で球状もしくはそれに近い形状にしたいとき
は、ゲル化液中で前記のゾルを2つ割りにした球
形器(多孔付)に受け、半割の球で蓋をしてから
ゲル化時間中時々その球を回動させるとよい。前
記のゾルをゲル化液中に5分〜2時間程浸漬した
のち、ゲル化した粒状食品のゲル化液からとり出
し軽く水洗する。このようにして得られる本発明
のゼリー様粒状食品は、製品保存中日数経過して
もゲルの硬化が殆んど進まないので、硬すぎによ
るゴリゴリとした不快な感触になることもなく、
いつでも弾力性のある食感を楽しむことができ
る。本発明において甘味性糖類を約40%以上含有
させた場合に本発明のゼリー様粒状食品が日数経
過にもかかわらず硬いゴリゴリした食感になり難
い理由については定かではないが、おそらくアル
ギン酸とカルシウムとの間に甘味性の糖が入り込
みアルギン酸とカルシウムとの電気的結合を緩和
するからではないかと推察される。 以下本発明の実施例について説明する。 実施例 1 下記配合で蔗糖も40%含む水溶性アルギン酸塩
ゾルを、約0.5〜0.6mlづつノズルから2%塩化カ
ルシウム水溶液(ゲル化液)中に滴下し粒状ゲル
化をはかつた。滴下20分後にゲル化粒子(ほぼ球
状に近い形をしていた)をとり出し軽く水洗しゼ
リー様粒状食品を製造した。対象として蔗糖含量
0%、10%、20%、25%及び30%のものについて
も同様ゲル化粒子を形成させ、とり出し水洗しゼ
リー様粒状食品を製造した。 その各々について製造直後、5日後及び10日後
の硬さを調べてみたところ下表のとおりであつ
た。 ゾルの原料配合 アルギン酸ナトリウム 2(%) 蔗 糖 40(%) トラガントガム 1(%) 水 56.9(%)着色・賦香料 0.1(%) 合 計 100(%)
【表】
【表】 実施例 2 水溶性アルギン酸塩ゾルの原料配合を下記のよ
うに変更した以外は、実施例1と同じ条件にして
ゼリー様粒状食品を製造した。 ゾルの原料配合 アルギン酸ナトリウム 1.5(%) 果 糖 45(%) ペクチン 0.5(%) ローカストビーンガム 1(%)水 52(%) 合 計 100(%) 実施例 3 水溶性アルギン酸塩ゾルの原料配合を下記のよ
うに変更し、また、ゲル化液を3%乳酸カルシウ
ム水溶液に変更し、さらにゾルのゲル化液への滴
下量を1回(一単位)約1.4mlとして滴下をスプ
ーンによる方法に変更した以外は実施例1と同じ
条件にしてゼリー様粒状食品を製造した。なお、
この場合前記滴下ゾルは、乳酸カルシウム水溶液
中では2つ割りにした球形器(多孔付)に受け浸
漬中時々回動させたところ、ゼリー様粒状食品は
ほぼ球形のものが得られた。 ゾルの原料配合 アルギン酸ナトリウム 1(%) ブドウ糖 45(%) グアーガム 1(%)水 53(%) 合 計 100(%)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水溶性アルギン酸塩ゾルの多価金属塩による
    ゲル化物から成り蔗糖・果糖などの甘味性糖類を
    約40%以上含有するゼリー様粒状食品。 2 水溶性アルギン酸塩がアルギン酸ナトリウム
    またはアルギン酸カリウムである特許請求範囲第
    1項記載のゼリー様粒状食品。 3 形状が球状、類球状、偏平球状、である特許
    請求の範囲第1項記載のゼリー様粒状食品。 4 形状が球状であり、その直経が約10mm以上で
    ある特許請求の範囲第1項記載のゼリー様粒状食
    品。
JP57176319A 1982-10-08 1982-10-08 ゼリ−様粒状食品 Granted JPS5966849A (ja)

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JP57176319A JPS5966849A (ja) 1982-10-08 1982-10-08 ゼリ−様粒状食品

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JPS5966849A JPS5966849A (ja) 1984-04-16
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6152252A (ja) * 1984-08-21 1986-03-14 Aoba Kasei Kk 果肉状の食感を呈するゼリ−
GB0112640D0 (en) * 2001-05-23 2001-07-18 Isp Alginates Uk Ltd Process and product

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JPS5966849A (ja) 1984-04-16

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