JPH0356855B2 - - Google Patents

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JPH0356855B2
JPH0356855B2 JP15421683A JP15421683A JPH0356855B2 JP H0356855 B2 JPH0356855 B2 JP H0356855B2 JP 15421683 A JP15421683 A JP 15421683A JP 15421683 A JP15421683 A JP 15421683A JP H0356855 B2 JPH0356855 B2 JP H0356855B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、磁気発生源として永久磁石を用い
た、切換可能の永久磁石チヤツクに関する。
従来の切換可能の永久磁石チヤツクは、チヤツ
ク本体内に収容された複数の固定の永久磁石と複
数の可動の永久磁石との相対位置関係によつてチ
ヤツクの作業面すなわち磁気作用面を励磁状態お
よび消磁状態に選択することができる。しかしな
がら、従来の前記永久磁石チヤツクでは、円型チ
ヤツクおよび角型チヤツクのいずれにしても、底
面と反対側の上面のみが磁気作用面として作用す
るに過ぎず、前記底面を除く全ての面を励磁状態
および消磁状態を選択し得る磁気作用面とするこ
とはできなかつた。
従つて、本発明の目的は、底面を除く全ての面
を励磁状態および消磁状態を選択し得る磁気作用
面として利用できる切換可能の永久磁石チヤツク
を提供することにある。
本発明は、基本的には、ベース部材と、磁性材
料からなるブロツク状の複数の磁極部材であつて
近接する磁極部材間で縦方向および横方向へ互い
に交差して伸びる格子状の間隙を規定すべく互い
に間隔をおいて前記ベース上に整列して配置され
かつ該ベースに固定される磁極部材と、板厚方向
に磁化され、縦方向および横方向のいずれか一方
向へ伸びる前記間隙内に前記磁極部材に対応して
配置されかつ対応する磁極部材毎に縦方向および
横方向へ磁化方向を交互に反転して配置された複
数の固定の永久磁石と、板厚方向に磁化され、他
方向へ伸びる前記間隙内に前記磁極部材に対応し
て配置されかつ対応する磁極部材毎に縦方向およ
び横方向へ磁化方向を交互に反転して配置された
複数の可動の永久磁石と、前記固定の永久磁石お
よび可動の永久磁石の協働によつて前記磁極部材
を励磁状態および消磁状態に切換えるべく前記可
動の永久磁石を該永久磁石が配置された前記間隙
の伸長方向に沿つて一体的に移動させる操作機構
とを含み、前記ブロツク状の磁極部材群によつて
規定される永久磁石チヤツクの底面を除く上面お
よび周面を前記操作機構の操作によつて励磁状態
および消磁状態に選択可能としたことを特徴とす
る。
本発明が特徴とするところは、図示の実施例に
ついての以下の説明により、さらに明らかとなろ
う。
本発明に係る永久磁石チヤツク10は、第1図
に示されているように、非磁性材料からなるベー
ス部材12と、該ベース部材上に相互に間隔をお
いて配置されるブロツク状の複数の磁極部材14
とを含む。図示の例では、前記チヤツク10は角
型チヤツクであり、ベース部材12は矩形形状を
有し、また前記磁極部材14は矩形形状を有す
る。
各磁極部材14は、互いに近接する各磁極部材
14の周面に間隔をおいて前記ベース部材の平面
形状に対応するように整列して配置され、かつそ
れぞれの底面がベース部材12の上面に当接する
ように該ベース部材に固定されている。従つて、
前記磁極部材14は、互いに近接する磁極部材1
4と協働して、前記ベース部材12の長手方向へ
伸長する縦方向間隙と前記ベース部材12の横方
向へ伸長しかつ前記縦方向間隙に交差する横方向
間隙とからなる格子状の間隙を規定する。
前記縦方向溝内には、該溝を前記ベース部材1
2の長手方向へ伸長する非磁性板からなる縦方向
スペーサ16が配置されており、また前記縦方向
溝内には、非磁性板からなる横方向スペーサ18
が配置されている。縦方向スペーサ16および横
方向スペーサ18は、その上面および側面が前記
磁極部材14の露出面と同一面内に位置するよう
に、前記磁極部材14に固定されており、該磁極
部材と共に前記チヤツク10の上面および周面を
規定する。
各縦方向スペーサ16には、該スペーサの長手
方向すなわちベース部材の長手方向に伸長する案
内開口20が形成されており、該案内開口内には
非磁性材料からなる可動板22が前記ベース部材
の長手方向へ移動可能に収容されている。各可動
板22における一端部近傍の下縁には、ラツク2
4が形成されている。各可動板22の前記ラツク
24は、前記磁極部材14および縦方向スペーサ
16を貫通して回転可能に配置されたピニオン軸
26に噛合し、該ピニオン軸と共に操作機構を構
成する。ピニオン軸26の突出端部26aには、
図示しないが手動操作のための操作ノブが固定さ
れる。従つて、前記操作ノブの操作により、前記
ピニオン軸26をその軸線の回りに回転させるこ
とができ、該ピニオン軸の回転により各可動板2
2を前記ベース部材12の長手方向へ一体的に移
動させることができる。
第2図および第3図で見て最右方に位置する前
記横方向溝に配置される横方向スペーサ18を除
く各横方向スペーサ18には、第1図に明確に示
されているように、永久磁石28aを収容するた
めの板厚方向に貫通する収容孔30が形成されて
いる。また各可動板22には、各磁極部材14に
対応して永久磁石28bを収容するための板厚方
向へ貫通する収容孔32が形成されている。前記
永久磁石28aは、横方向スペーサ18の板厚に
ほぼ等しい板厚を有し、その板厚方向に磁化され
ている。前記永久磁石28aは、第2図に示され
ているように、前記ベース部材12の長手方向へ
交互に磁化方向を反転させかつ前記ベース部材1
2の横方向へ交互に磁化方向を反転させて配列さ
れるように前記スペーサ18の収容孔30に配置
され、該スペーサを介して前記磁極部材14に固
定されている。第1図に明確に示されているよう
に、永久磁石28aのうち、ベース部材12の横
方向で見て最外側に配置される永久磁石28a
は、その間に配置される永久磁石28aの半分の
大きさを有する。
可動板22に支持される永久磁石28bは、前
記永久磁石28aと同一の永久磁石であり、第1
図に明確に示されているように、永久磁石28b
のうち、ベース部材12の長手方向で見て最外側
に配置される永久磁石28bはその間に配置され
る永久磁石28bの半分の大きさを有する。前記
永久磁石28bは、第2図に示されているよう
に、前記ベース部材12の長手方向へ交互に磁化
方向を反転させかつ前記ベース部材12の横方向
へ交互に磁化方向を反転させて配列されるように
前記スペーサ18の収容孔32に配置され、該ス
ペーサを介して前記磁極部材14に固定されてい
る。
永久磁石28bを支持する各可動板22は、前
記操作機構の操作により前記ベース部材12の長
手方向へ一体的に移動可能であり、従つて前記操
作機構の操作により、前記永久磁石28bを該永
久磁石が配置された前記縦方向間隙に沿つて、第
2図に示す消磁位置と第3図に示す励磁位置との
間を一体的に移動可能である。
第2図に示す消磁位置では、各磁極部材14毎
について、該磁極部材に対向する固定の前記永久
磁石28aおよび可動の前記永久磁石28bの磁
極は、互いに逆極性となる。そのため、第2図に
一点鎖線で示されるように、各永久磁石28aお
よび28bの磁束は前記格子状の間隙の最右方に
位置する交差点を除く各交差点の回りに閉ループ
を描くことから、前記磁極部材14の上面および
露出側面を含む前記チヤツク10の前記上面およ
び周面は非励磁状態におかれる。
前記操作機構の操作により前記可動板22が第
3図に示す励磁位置へ操作されると、各磁極部材
14に対向する固定の前記永久磁石28aおよび
可動の前記永久磁石28bの磁極は、互いに同極
性となる。そのため、各磁極部材14は前記ベー
ス部材12の長手方向および横方向へ交互に異磁
極となるように励磁される。従つて、異磁極に励
磁された少なくとも2つの前記磁極部材14の前
記上面あるいは前記露出側面に磁性体を接して配
置することにより、該磁性体を経る閉磁束ループ
が形成され、その結果、前記磁性体は前記チヤツ
ク10に吸着される。
従つて、前記チヤツク10では、該チヤツクの
前記上面に加えて前記周面を励磁状態および消磁
状態に切変えることができ、前記周面をも磁気作
用面として利用できる。
前記した例では、各磁極部材14の底面を前記
ベース部材12の上面に直接当接させたが、第4
図に示されているように、各磁極部材14の底面
と、ベース部材12の上面との間に第2の固定の
永久磁石28cを配置することができる。
第4図に示す例では、各磁極部材14とベース
部材12との間には、非磁性材料からなる底部ス
ペーサ34が配置され、該スペーサには永久磁石
28cを収容するための板厚方向に貫通する収容
孔36が形成されている。第2の永久磁石28c
はその板厚方向へ磁化されており、第1の固定の
永久磁石28aの磁極面と同磁極の磁極面を対応
する磁極部材14に対応させるように前記収容孔
36に配置されている。第1の固定の永久磁石2
8aおよび第2の固定の永久磁石28cの磁束が
可動の永久磁石の磁束に平衡するように、各固定
の永久磁石28aおよび28cの大きさが設定さ
れる。前記した第2の固定の永久磁石28cを各
磁極部材14とベース部材12との間に組込むこ
とにより、該ベース部材を経る磁束の漏洩を防止
して前記チヤツク10の磁気吸着力の向上を図る
ことができる。第4図に示した前記チヤツクで
は、前記ベース部材12として非磁性材料からな
る板部材を用いることができるが、第2の固定の
永久磁石28cの磁束を有効に利用する上で、前
記ベース部材12を磁性材料から形成することが
望ましい。
前記したところでは、本発明を角型チヤツクに
適用した例について説明したが、本発明はこれに
限らず丸型チヤツクにも適用することができる。
本発明によれば、前記したように、チヤツクの
上面に加えて、その周囲をも励磁および消磁の切
変えを制御することができ、前記チヤツクの前記
上面および周面を磁気作用面として活用すること
ができることから、前記チヤツクの使用形態の拡
張を図り、加工作業を有利になすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る永久磁石チヤツクの一部
を破断して示す斜視図であり、第2図および第3
図はそれぞれ第1図に示した電磁チヤツクを消磁
状態および励磁状態で示す平面図であり、第4図
は本発明の他の実施例を示す第1図と同様な図面
である。 12:ベース部材、14:磁極部材、24,2
6:操作機構、28a,28b,28c:永久磁
石。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 非磁性材料からなるベース部材と、磁性材料
    からなるブロツク状の複数の磁極部材であつて近
    接する磁極部材間で縦方向および横方向へ互いに
    交差して伸びる格子状の間隙を規定すべく互いに
    間隔をおいて前記ベース部材上に整列して配置さ
    れかつ該ベース部材に固定される磁極部材と、板
    厚方向に磁化され、縦方向および横方向のいずれ
    か一方向へ伸びる前記間隙内に前記磁極部材に対
    応して配置されかつ対応する磁極部材毎に縦方向
    および横方向へ磁化方向を交互に反転して配置さ
    れた複数の固定の永久磁石と、板厚方向に磁化さ
    れ、他方向へ伸びる前記間隙内に前記磁極部材に
    対応して配置されかつ対応する磁極部材毎に縦方
    向および横方向へ磁化方向を交互に反転して配置
    された複数の可動の永久磁石と、前記固定の永久
    磁石および可動の永久磁石の協働によつて前記磁
    極部材を励磁状態および消磁状態に切換えるべく
    前記可動の永久磁石を該永久磁石が配置された前
    記間隙の伸長方向に沿つて一体的に移動させる操
    作機構とを含む、切換可能の永久磁石チヤツク。 2 ベース部材と、磁性材料からなるブロツク状
    の複数の磁極部材であつて近接する磁極部材間で
    縦方向および横方向へ互いに交差して伸びる格子
    状の間隙を規定すべく互いに間隔をおいて前記ベ
    ース部材上に整列して配置されかつ該ベース部材
    に固定される磁極部材と、板厚方向に磁化され、
    縦方向および横方向のいずれか一方向へ伸びる前
    記間隙内に前記磁極部材に対応して配置されかつ
    対応する磁極部材毎に縦方向および横方向へ磁化
    方向を交互に反転して配置された複数の第1の固
    定の永久磁石と、板厚方向に磁化され、前記ベー
    ス部材と前記磁極部材との間に配置されかつ対応
    する磁極部材毎に該磁極部材に対応する前記第1
    の永久磁石と同一の磁極面を対向させて配置され
    た複数の第2の固定磁石と、板厚方向に磁化さ
    れ、他方向へ伸びる前記間隙内に前記磁極部材に
    対応して配置されかつ対応する磁極部材毎に縦方
    向および横方向へ磁化方向を交互に反転して配置
    された複数の可動の永久磁石と、前記固定の永久
    磁石および可動の永久磁石の協働によつて前記磁
    極部材を励磁状態および消磁状態に切換えるべく
    前記可動の永久磁石を該永久磁石が配置された前
    記間隙の伸長方向に沿つて一体的に移動させる操
    作機構とを含む、切換可能の永久磁石チヤツク。
JP15421683A 1983-08-25 1983-08-25 切換可能の永久磁石チャック Granted JPS6048233A (ja)

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