JPS6240742Y2 - - Google Patents
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- JPS6240742Y2 JPS6240742Y2 JP14452583U JP14452583U JPS6240742Y2 JP S6240742 Y2 JPS6240742 Y2 JP S6240742Y2 JP 14452583 U JP14452583 U JP 14452583U JP 14452583 U JP14452583 U JP 14452583U JP S6240742 Y2 JPS6240742 Y2 JP S6240742Y2
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- JP
- Japan
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- magnetic pole
- magnetic
- permanent magnets
- movable
- permanent magnet
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- 230000005415 magnetization Effects 0.000 claims description 8
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 claims description 6
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 4
- 230000005281 excited state Effects 0.000 description 7
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 3
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
- 229910052761 rare earth metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000002910 rare earth metals Chemical class 0.000 description 1
- 238000001179 sorption measurement Methods 0.000 description 1
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 1
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、切換可能の永久磁石チヤツクに関
し、特に比較的小型の磁性体の保持に有利な永久
磁石チヤツクに関する。
し、特に比較的小型の磁性体の保持に有利な永久
磁石チヤツクに関する。
切換可能の永久磁石チヤツクは、一般に、互い
に磁気的に遮断されかつ互いに平行に伸長する複
数の磁極面部分が設けられた磁気作用面を備える
ハウジングと、該ハウジング内に配置された同一
寸法を有する複数の固定の永久磁石および可動の
永久磁石とを備える。前記固定の永久磁石は、前
記磁極面部分に対応して該磁極面部分の幅方向へ
整列しかつ磁化方向を交互に反転させて配置され
ている。また、前記可動の永久磁石は、前記ハウ
ジング内に前記磁極面部分の幅方向へ移動可能に
収容された可動板に固定されており、かつ前記固
定の永久磁石に対応して前記磁極面部分の幅方向
へ磁化方向を交互に反転させて整列されている。
に磁気的に遮断されかつ互いに平行に伸長する複
数の磁極面部分が設けられた磁気作用面を備える
ハウジングと、該ハウジング内に配置された同一
寸法を有する複数の固定の永久磁石および可動の
永久磁石とを備える。前記固定の永久磁石は、前
記磁極面部分に対応して該磁極面部分の幅方向へ
整列しかつ磁化方向を交互に反転させて配置され
ている。また、前記可動の永久磁石は、前記ハウ
ジング内に前記磁極面部分の幅方向へ移動可能に
収容された可動板に固定されており、かつ前記固
定の永久磁石に対応して前記磁極面部分の幅方向
へ磁化方向を交互に反転させて整列されている。
操作機構の操作によつて、前記した各磁極面部
分の伸長方向へ前記固定の永久磁石および可動の
永久磁石が互いに異磁極で整列するように該可動
永久磁石が移動されると、それぞれの磁極面部分
には、その伸長方向へ交互に前記永久磁石の異磁
極面が対向することから、前記磁気作用面は非励
磁状態におかれる。また、前記操作機構の操作に
よつて、前記した各磁極面部分の伸長方向へ前記
固定の永久磁石および可動の永久磁石が同磁極に
整列するように該可動永久磁石が移動されると、
それぞれの磁極面部分には、その伸長方向へ前記
永久磁石の同一磁極面が対向することから、前記
磁気作用面は励磁状態におかれる。従つて、この
励磁状態にある前記磁気作用面上に磁性体を配置
することにより、該磁性体を磁力によつて保持す
ることができる。
分の伸長方向へ前記固定の永久磁石および可動の
永久磁石が互いに異磁極で整列するように該可動
永久磁石が移動されると、それぞれの磁極面部分
には、その伸長方向へ交互に前記永久磁石の異磁
極面が対向することから、前記磁気作用面は非励
磁状態におかれる。また、前記操作機構の操作に
よつて、前記した各磁極面部分の伸長方向へ前記
固定の永久磁石および可動の永久磁石が同磁極に
整列するように該可動永久磁石が移動されると、
それぞれの磁極面部分には、その伸長方向へ前記
永久磁石の同一磁極面が対向することから、前記
磁気作用面は励磁状態におかれる。従つて、この
励磁状態にある前記磁気作用面上に磁性体を配置
することにより、該磁性体を磁力によつて保持す
ることができる。
しかしながら、従来の前記永久磁石チヤツクで
は、前記磁極面部分の幅寸法は該寸法方向に対応
する前記永久磁石の寸法に等しく設定されてい
る。そのため、前記磁極面部分の幅寸法が比較的
大きくなり、異磁極に磁化された複数の磁極面部
分に接することのない小型の磁性体を保持できな
いという欠点があつた。
は、前記磁極面部分の幅寸法は該寸法方向に対応
する前記永久磁石の寸法に等しく設定されてい
る。そのため、前記磁極面部分の幅寸法が比較的
大きくなり、異磁極に磁化された複数の磁極面部
分に接することのない小型の磁性体を保持できな
いという欠点があつた。
従つて、本考案の目的は、比較的小型の磁性体
を確実に保持し得る切換可能の永久磁石チヤツク
を提供することにある。
を確実に保持し得る切換可能の永久磁石チヤツク
を提供することにある。
本考案は、互いに磁気的に遮断されかつ一方向
に所定のピツチで並べて配列された細長い複数の
磁極面部分が設けられた磁気作用面を備えるハウ
ジングと、該ハウジング内にあつて前記磁極面部
分の配列方向へ一定の間隔で配置された複数の固
定の永久磁石と、該固定の永久磁石と共同して前
記磁気作用面を選択的に励磁状態および非励磁状
態におくべく、前記ハウジング内に前記磁極面部
分の配列方向へ移動可能に収容された可動体に支
持されかつ前記固定の永久磁石に対応して配置さ
れた複数の可動の永久磁石と、前記磁気作用面を
励磁状態および非励磁状態に選択的に切り換える
ために前記可動板を移動させるための操作機構と
を含み、前記磁極面部分の幅寸法が該寸法方向に
対応する前記永久磁石の配列ピツチよりも小さい
ことを特徴とする。
に所定のピツチで並べて配列された細長い複数の
磁極面部分が設けられた磁気作用面を備えるハウ
ジングと、該ハウジング内にあつて前記磁極面部
分の配列方向へ一定の間隔で配置された複数の固
定の永久磁石と、該固定の永久磁石と共同して前
記磁気作用面を選択的に励磁状態および非励磁状
態におくべく、前記ハウジング内に前記磁極面部
分の配列方向へ移動可能に収容された可動体に支
持されかつ前記固定の永久磁石に対応して配置さ
れた複数の可動の永久磁石と、前記磁気作用面を
励磁状態および非励磁状態に選択的に切り換える
ために前記可動板を移動させるための操作機構と
を含み、前記磁極面部分の幅寸法が該寸法方向に
対応する前記永久磁石の配列ピツチよりも小さい
ことを特徴とする。
本考案によれば、励磁状態において同一磁極面
が整列する前記固定および可動の永久磁石によつ
て、互いに近接する複数の前記磁極面部分は同一
磁極に磁化されるが、該磁極面部分間は磁気的に
遮断されていることからその間には磁気ポテンシ
ヤル差が生じ、この磁気ポテンシヤル差によつて
前記した同一磁極に励磁された近接する前記磁極
面部分にしか接しないような小型の磁性体をも吸
着保持することが可能となる。
が整列する前記固定および可動の永久磁石によつ
て、互いに近接する複数の前記磁極面部分は同一
磁極に磁化されるが、該磁極面部分間は磁気的に
遮断されていることからその間には磁気ポテンシ
ヤル差が生じ、この磁気ポテンシヤル差によつて
前記した同一磁極に励磁された近接する前記磁極
面部分にしか接しないような小型の磁性体をも吸
着保持することが可能となる。
本考案が特徴とするところは、図示の実施例に
ついての以下の説明により、さらに明らかとなろ
う。
ついての以下の説明により、さらに明らかとなろ
う。
本考案に係る永久磁石チヤツク10は、第1図
および第2図に示されているように、非磁性体か
ら成る両端開放の全体に矩形の枠体12と、該枠
体の一方の開口部を覆う磁性体から成る基板14
と、枠体12の他方の開口部を覆う面板16とを
備えるハウジング18を含み、該ハウジング内に
は多数の永久磁石20および22が収容されてい
る。
および第2図に示されているように、非磁性体か
ら成る両端開放の全体に矩形の枠体12と、該枠
体の一方の開口部を覆う磁性体から成る基板14
と、枠体12の他方の開口部を覆う面板16とを
備えるハウジング18を含み、該ハウジング内に
は多数の永久磁石20および22が収容されてい
る。
枠体12の長手方向に沿つた両側部分12aに
は、該側部分の長手方向に沿つて等間隔に配置さ
れ、それぞれが同一の径を有しかつ側部分12a
を板厚方向に貫通する円孔24が形成されてい
る。両側部分12aに形成された円孔24は、枠
体12の横方向へ整列している。円孔24内に
は、前記永久磁石20が配置されている。永久磁
石20は、例えばフエライト磁石あるいは希土類
金属磁石のような高保磁力を有する、同一寸法の
円盤状の永久磁石であり、その板厚方向に着磁さ
れている。前記永久磁石20は、その磁化方向が
枠体12の長手方向へ交互に反転しかつ該枠体の
横方向で見て磁化方向が同一となるように配列さ
れている。永久磁石20は、固定の永久磁石を構
成する。
は、該側部分の長手方向に沿つて等間隔に配置さ
れ、それぞれが同一の径を有しかつ側部分12a
を板厚方向に貫通する円孔24が形成されてい
る。両側部分12aに形成された円孔24は、枠
体12の横方向へ整列している。円孔24内に
は、前記永久磁石20が配置されている。永久磁
石20は、例えばフエライト磁石あるいは希土類
金属磁石のような高保磁力を有する、同一寸法の
円盤状の永久磁石であり、その板厚方向に着磁さ
れている。前記永久磁石20は、その磁化方向が
枠体12の長手方向へ交互に反転しかつ該枠体の
横方向で見て磁化方向が同一となるように配列さ
れている。永久磁石20は、固定の永久磁石を構
成する。
枠体12の内方には、該枠体の長手方向へ移動
可能の可動板26が配置されている。可動板26
には、その長手方向すなわち移動方向へ沿つて2
列に整列する円孔28が形成されている。円孔2
8は、前記円孔24と同一の径を有しかつ可動板
26の長手方向へ円孔24に対応して同一間隔で
形成されており、各円孔28は可動板26をその
板厚方向へ貫通する。円孔24内には前記永久磁
石20と同様な永久磁石22が配置されており、
永久磁石22はその磁化方向が可動板26の移動
方向へ交互に反転しかつ該可動板の横方向で見て
その磁化方向が同一となるように配列されてい
る。永久磁石22は、可動の永久磁石を構成す
る。
可能の可動板26が配置されている。可動板26
には、その長手方向すなわち移動方向へ沿つて2
列に整列する円孔28が形成されている。円孔2
8は、前記円孔24と同一の径を有しかつ可動板
26の長手方向へ円孔24に対応して同一間隔で
形成されており、各円孔28は可動板26をその
板厚方向へ貫通する。円孔24内には前記永久磁
石20と同様な永久磁石22が配置されており、
永久磁石22はその磁化方向が可動板26の移動
方向へ交互に反転しかつ該可動板の横方向で見て
その磁化方向が同一となるように配列されてい
る。永久磁石22は、可動の永久磁石を構成す
る。
可動板26を移動させるために該可動板に関連
して操作機構30が設けられている。操作機構3
0は、図示の例では、可動板26の下面に固定さ
れたラツク32と、該ラツクに係合するピニオン
軸34とを備える。ラツク32は可動板26の端
部において該可動板の移動方向すなわちその長手
方向へ伸長する。ピニオン軸34は、基板14に
形成されかつラツク32と直角に伸長する凹溝3
6(第2図参照)内に回転可能に配置されてお
り、ハウジング18の一側部から突出する端部3
4aには図示しないがピニオン軸34の回転操作
のためのノブが取り付けられる。従つて、前記ノ
ブの操作によつて、可動の永久磁石22を支持す
る可動板26をその長手方向へ移動させることが
できる。
して操作機構30が設けられている。操作機構3
0は、図示の例では、可動板26の下面に固定さ
れたラツク32と、該ラツクに係合するピニオン
軸34とを備える。ラツク32は可動板26の端
部において該可動板の移動方向すなわちその長手
方向へ伸長する。ピニオン軸34は、基板14に
形成されかつラツク32と直角に伸長する凹溝3
6(第2図参照)内に回転可能に配置されてお
り、ハウジング18の一側部から突出する端部3
4aには図示しないがピニオン軸34の回転操作
のためのノブが取り付けられる。従つて、前記ノ
ブの操作によつて、可動の永久磁石22を支持す
る可動板26をその長手方向へ移動させることが
できる。
面板16は、多数の細長い磁極部材38および
40と、該磁極部材を磁気的に相互に遮断すべく
該磁極部材間に配置される複数の非磁性部材42
とから成る。磁極部材38および40は、互いに
並列的に整列しかつ広幅の一対の磁極部材38間
に細幅の多数の磁極部材40が位置するように、
前記非磁性部材42と共に一体的に結合されてい
る。前記面板16は、前記磁極部材38および4
0の幅方向が前記枠体12の長手方向に一致する
ように、締結手段であるボルト44(第2図参
照)を介して、補助磁極部材たる広幅の磁極部材
38で前記枠体12および基板14と一体的に結
合されている。前記面板16の上面は、従来の前
記チヤツクにおけると同様な磁気作用面を規定
し、前記磁極部材38および40の上面は前記磁
気作用面の磁極面部分を構成する。
40と、該磁極部材を磁気的に相互に遮断すべく
該磁極部材間に配置される複数の非磁性部材42
とから成る。磁極部材38および40は、互いに
並列的に整列しかつ広幅の一対の磁極部材38間
に細幅の多数の磁極部材40が位置するように、
前記非磁性部材42と共に一体的に結合されてい
る。前記面板16は、前記磁極部材38および4
0の幅方向が前記枠体12の長手方向に一致する
ように、締結手段であるボルト44(第2図参
照)を介して、補助磁極部材たる広幅の磁極部材
38で前記枠体12および基板14と一体的に結
合されている。前記面板16の上面は、従来の前
記チヤツクにおけると同様な磁気作用面を規定
し、前記磁極部材38および40の上面は前記磁
気作用面の磁極面部分を構成する。
一対の磁極部材38間に配置された細幅の磁極
部材40は、前記ハウジング16の幅方向へ整列
する各磁石列に複数の磁極部材40が対応するよ
うに前記永久磁石の配列ピツチよりも小さい。図
示の例では、磁極部材40の幅寸法は互いに相等
しく、一つの磁石列に4つの磁極面部分すなわち
磁極部材40が対応すべく該磁極部材の幅寸法は
前記永久磁石の配列ピツチのほぼ四分の一の値で
ある。
部材40は、前記ハウジング16の幅方向へ整列
する各磁石列に複数の磁極部材40が対応するよ
うに前記永久磁石の配列ピツチよりも小さい。図
示の例では、磁極部材40の幅寸法は互いに相等
しく、一つの磁石列に4つの磁極面部分すなわち
磁極部材40が対応すべく該磁極部材の幅寸法は
前記永久磁石の配列ピツチのほぼ四分の一の値で
ある。
前記操作機構30の操作によつて、第1図に示
されているように、前記枠体12の横方向すなわ
ち各磁極面部分40の伸長方向へ固定の永久磁石
20と可動の永久磁石22とが互いに異磁極で整
列されると、前記枠体12の横方向に整列する磁
石列のそれぞれに対応する磁極面部分40は、第
4図に示されているように、該磁極面部分の伸長
方向へ永久磁石20および22の異磁極面を当接
させる。この当接状態では、第4図に一点鎖線で
示すような前記磁極面部分40の内部を通る閉磁
束ループが形成されることから、前記磁極面部分
40は実質的に磁化されることはなく、面板16
の前記磁気作用面は非励磁状態におかれる。
されているように、前記枠体12の横方向すなわ
ち各磁極面部分40の伸長方向へ固定の永久磁石
20と可動の永久磁石22とが互いに異磁極で整
列されると、前記枠体12の横方向に整列する磁
石列のそれぞれに対応する磁極面部分40は、第
4図に示されているように、該磁極面部分の伸長
方向へ永久磁石20および22の異磁極面を当接
させる。この当接状態では、第4図に一点鎖線で
示すような前記磁極面部分40の内部を通る閉磁
束ループが形成されることから、前記磁極面部分
40は実質的に磁化されることはなく、面板16
の前記磁気作用面は非励磁状態におかれる。
他方、前記操作機構30の操作によつて、第3
図に示されているように、枠体12の横方向へ固
定の永久磁石20と可動の永久磁石22とが互い
に同磁極で整列されると、第5図に示されている
ように、各磁石列に対応する磁極面部分40の群
毎に対応する磁石列の磁極に応じて磁化されるこ
とから、前記磁気作用面は励磁状態におかれる。
すなわち、第5図に示す例では、図中左方の磁石
20aに対応する磁極面部分40aの群と、図中
右方の磁石20bに対応する磁極面部分40bと
は互いに異磁極に磁化され、面板16上に磁性体
46が配置されると、該磁性体を通る図中一点鎖
線で示されるような閉磁束ループが形成されるこ
とから、磁性体46は磁力によつて前記磁気作用
面上に保持される。
図に示されているように、枠体12の横方向へ固
定の永久磁石20と可動の永久磁石22とが互い
に同磁極で整列されると、第5図に示されている
ように、各磁石列に対応する磁極面部分40の群
毎に対応する磁石列の磁極に応じて磁化されるこ
とから、前記磁気作用面は励磁状態におかれる。
すなわち、第5図に示す例では、図中左方の磁石
20aに対応する磁極面部分40aの群と、図中
右方の磁石20bに対応する磁極面部分40bと
は互いに異磁極に磁化され、面板16上に磁性体
46が配置されると、該磁性体を通る図中一点鎖
線で示されるような閉磁束ループが形成されるこ
とから、磁性体46は磁力によつて前記磁気作用
面上に保持される。
前記した励磁状態では、ある一つの磁極面部分
群に含まれる各磁極面部分40aまたはbは同一
磁極に磁化されるが、各磁極面部分は非磁性部材
42によつて磁気的に遮断されていることから、
同磁極に磁化された近接する磁極面部分40間に
も、該磁極面部分が前記永久磁石列の中央部に位
置するか否か等、該永久磁石列に対する位置関係
等により、磁気ポテンシヤル差が生じる。従つ
て、同磁極に磁化された互いに近接する二つの磁
極面部分にしか接することのない比較的小型の磁
性体をも前記した磁気ポテンシヤル差によつて確
実に保持することができる。
群に含まれる各磁極面部分40aまたはbは同一
磁極に磁化されるが、各磁極面部分は非磁性部材
42によつて磁気的に遮断されていることから、
同磁極に磁化された近接する磁極面部分40間に
も、該磁極面部分が前記永久磁石列の中央部に位
置するか否か等、該永久磁石列に対する位置関係
等により、磁気ポテンシヤル差が生じる。従つ
て、同磁極に磁化された互いに近接する二つの磁
極面部分にしか接することのない比較的小型の磁
性体をも前記した磁気ポテンシヤル差によつて確
実に保持することができる。
また、本考案に係る前記永久磁石チヤツク10
では、前記磁極面部分40の幅寸法が従来の前記
永久磁石チヤツクのそれに比較して小さいことか
ら、前記した非励磁状態における漏洩磁束の低減
を図る上で有利であり、前記磁気作用面を確実に
非励磁状態におくことができる。
では、前記磁極面部分40の幅寸法が従来の前記
永久磁石チヤツクのそれに比較して小さいことか
ら、前記した非励磁状態における漏洩磁束の低減
を図る上で有利であり、前記磁気作用面を確実に
非励磁状態におくことができる。
前記操作機構30としてカム装置等を用いるこ
ともできるが、前記したように、ハウジング16
の側部から端部が突出するピニオン軸34を有す
る前記操作機構を用いることにより、前記磁気作
用面の励磁状態および非励磁状態への切換操作を
前記ハウジングの側部で行なうことができる。従
つて、前記したノブのような操作部分が磁気作用
面から突出することがないことから、前記操作部
分が磁性体の保持に障害となることはなく、前記
磁気作用面を有効に利用する上で有利である。
ともできるが、前記したように、ハウジング16
の側部から端部が突出するピニオン軸34を有す
る前記操作機構を用いることにより、前記磁気作
用面の励磁状態および非励磁状態への切換操作を
前記ハウジングの側部で行なうことができる。従
つて、前記したノブのような操作部分が磁気作用
面から突出することがないことから、前記操作部
分が磁性体の保持に障害となることはなく、前記
磁気作用面を有効に利用する上で有利である。
本考案によれば、前記したように、磁気作用面
の磁極面部分の幅寸法を該寸法方向に対応する永
久磁石の配列ピツチよりも小さくすることによ
り、該永久磁石を小型化することなく前記磁極面
部分の細分化を図ることができ、これにより比較
的小型の磁性体をも確実に保持することができ
る。
の磁極面部分の幅寸法を該寸法方向に対応する永
久磁石の配列ピツチよりも小さくすることによ
り、該永久磁石を小型化することなく前記磁極面
部分の細分化を図ることができ、これにより比較
的小型の磁性体をも確実に保持することができ
る。
第1図は本考案に係る永久磁石チヤツクをその
一部を破断して非励磁状態で示す平面図であり、
第2図は第1図に示した−に沿つて得られた
断面図であり、第3図は本考案に係る永久磁石チ
ヤツクをその一部を破断して励磁状態で示す第1
図と同様な図面であり、第4図は第1図に示され
た線−に沿つて得られた断面図であり、第5
図は第3図に示された線−に沿つて得られた
断面図である。 12:枠体、12a:枠体の側部、14:基
板、16:面板、18:ハウジング、20:固定
の永久磁石、22:可動の永久磁石、26:可動
板、30:操作機構、32:ラツク、34:ピニ
オン軸、40:磁極面部分(磁極部材)、42:
非磁性部材。
一部を破断して非励磁状態で示す平面図であり、
第2図は第1図に示した−に沿つて得られた
断面図であり、第3図は本考案に係る永久磁石チ
ヤツクをその一部を破断して励磁状態で示す第1
図と同様な図面であり、第4図は第1図に示され
た線−に沿つて得られた断面図であり、第5
図は第3図に示された線−に沿つて得られた
断面図である。 12:枠体、12a:枠体の側部、14:基
板、16:面板、18:ハウジング、20:固定
の永久磁石、22:可動の永久磁石、26:可動
板、30:操作機構、32:ラツク、34:ピニ
オン軸、40:磁極面部分(磁極部材)、42:
非磁性部材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 互いに磁気的に遮断されかつ一方向に所定の
ピツチで並べて配列された細長い複数の磁極面
部分が設けられた磁気作用面を備えるハウジン
グと、該ハウジング内にあつて前記磁極面部分
の配列方向へ一定の間隔で配置された複数の固
定の永久磁石と、該固定の永久磁石と共同して
前記磁気作用面を選択的に励磁状態および非励
磁状態におくべく、前記ハウジング内に前記磁
極面部分の配列方向へ移動可能に収容された可
動体に支持されかつ前記固定の永久磁石に対応
して配置された複数の可動の永久磁石と、前記
磁気作用面を励磁状態および非励磁状態に選択
的に切り換えるために前記可動板を移動させる
ための操作機構とを含み、前記磁極面部分の幅
寸法が該寸法方向に対応する前記永久磁石の配
列ピツチよりも小さいことを特徴とする、切換
可能の永久磁石チヤツク。 (2) 前記可動体の移動方向における前記固定の永
久磁石および前記可動の永久磁石の寸法は同一
である、特許請求の範囲第(1)項に記載の永久磁
石チヤツク。 (3) 前記永久磁石のそれぞれに複数の前記磁極面
部分が対応すべく該磁極面部分の幅寸法は該寸
法方向に対応する前記永久磁石の寸法の半値以
下である、実用新案登録請求の範囲第(1)項に記
載の永久磁石チヤツク。 (4) 前記ハウジングは非磁性体から成る枠体と、
該枠体の一方の開口部を覆う磁性体から成る基
板と、前記枠体の他方の開口部を覆つて配置さ
れ、前記磁極面部分を規定するための複数の磁
極部材および各磁極部材間に配置された非磁性
部材から成る面板とを備え、前記固定の永久磁
石は前記枠体の両側部分に該両側部分をその板
厚方向へ貫通して配置されかつ前記可動板の移
動方向へ磁化方向を交互に反転させて配置さ
れ、前記可動の永久磁石は前記枠体の内方に配
置された前記可動板をその板厚方向へ貫通して
配置されかつ該可動板の移動方向へ磁化方向を
交互に反転させて配置されている、実用新案登
録請求の範囲第(1)項に記載の永久磁石チヤツ
ク。 (5) 前記操作機構は、前記可動板に設けられ該可
動板の移動方向へ伸長するラツクと、該ラツク
に係合可能にこれと直角に伸長すべく前記ハウ
ジングに支承され、該ハウジングの側部から端
部を突出させて配置されるピニオン軸とを備え
る、実用新案登録請求の範囲第(1)項に記載の永
久磁石チヤツク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14452583U JPS6053439U (ja) | 1983-09-20 | 1983-09-20 | 切換可能の永久磁石チャック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14452583U JPS6053439U (ja) | 1983-09-20 | 1983-09-20 | 切換可能の永久磁石チャック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6053439U JPS6053439U (ja) | 1985-04-15 |
JPS6240742Y2 true JPS6240742Y2 (ja) | 1987-10-19 |
Family
ID=30322267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14452583U Granted JPS6053439U (ja) | 1983-09-20 | 1983-09-20 | 切換可能の永久磁石チャック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6053439U (ja) |
-
1983
- 1983-09-20 JP JP14452583U patent/JPS6053439U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6053439U (ja) | 1985-04-15 |
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