JPH0117799Y2 - - Google Patents

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JPH0117799Y2
JPH0117799Y2 JP10168384U JP10168384U JPH0117799Y2 JP H0117799 Y2 JPH0117799 Y2 JP H0117799Y2 JP 10168384 U JP10168384 U JP 10168384U JP 10168384 U JP10168384 U JP 10168384U JP H0117799 Y2 JPH0117799 Y2 JP H0117799Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電磁石と永久磁石とからなり、例
えばリレー等に使用される有極電磁石に関する。
〔考案の技術的背景とその問題〕
第4図は従来の有極電磁石である。凹字状に形
成された鉄心41の中央部にはコイル42が巻回
され、両端部には鉄製の可動部材43,44の両
端部が所定間隔離間して配設されている。これら
可動部材43,44の中央部には軸45を有する
保持部材46が設けられている。この保持部材4
6の両端部には永久磁石47,48が設けられて
おり、これら永久磁石47,48によつて可動部
材43はN極に磁化され、可動部材44はS極に
磁化されている。これら可動部材43,44の一
端および他端にはそれぞれ突起491〜494が設
けられている。
上記構成において、可動部材44の一端および
可動部材43の他端が鉄心41の両端に吸引され
た状態で、コイル42に図示する極性で電源50
を接続すると、鉄心41の一端はS極、他端はN
極に磁化される。このため、可動部材43,44
の一端および他端はそれぞれ吸引、反発され、図
示矢印方向に回動される。したがつて、可動部材
43の一端および可動部材44の他端が鉄心41
のそれぞれ一端および他端に当接され、この状態
は前記電源を取り除いた後も保持される。
上記構成によれば、可動部材43,44の動作
に応じて、例えばリレーの接点を切換えることが
できる。しかし、可動部材43,44は軸45を
中心として回動する構成であるため、駆動部49
〜494を可動部材43,44の両端部に設ける
必要がある。したがつて、鉄心41の中央部付近
で接点を駆動することが困難であるため、リレー
を構成する場合、設計上多くの制約が生ずる不都
合を有している。
〔考案の目的〕
この考案は、上記事情に基づいてなされたもの
であり、その目的とするところは、可動部材の動
作効率が良好で、リレーを構成する場合極めて有
利な有極電磁石を提供しようとするものである。
〔考案の概要〕
この考案は、ヨークおよび第1、第2の鉄心か
らなる電磁石の長手方向中央部に可動部材を配置
し、この可動部材をこれに設けられた永久磁石の
磁界と、一端部がそれぞれ前記ヨークの一端部お
よび他端部に設けられた第1、第2の鉄心の各他
端部に発生される磁界の相互作用によつて、第
1、第2の鉄心と直交する方向に直線状に移動さ
せるものである。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例について図面を参照
して説明する。
第1図、第2図において、ヨーク11は凹字形
状とされている。このヨーク11の起立された一
端部には第1の鉄心12の一端部が保持され、こ
の鉄心12の他端部はヨーク11の長手方向中央
部に位置されている。また、ヨーク11の他端部
には第2の鉄心13の一端部が保持されている。
この鉄心13は例えば2枚の鉄板131,132
当接して構成されており、これら鉄板131,1
2の他端部は互いに離れるようクランク状に折
曲され、当接部133,134が形成されている。
これら当接部133,134は前記第1の鉄心12
の他端部両側面に対して所定間隔離間するよう配
設されている。また、これら第1、第2の鉄心1
2,13にはそれぞれコイル14,15が巻回さ
れ、これらコイル14,15の各両端には端子1
1〜164が設けられている。このうち、例えば
端子162,163は接続されている。
一方、可動部材17は枠部171が例えば樹脂
で形成されており、この枠部171の両端部には
突起172,173が形成されている。また、枠部
171の中央部には永久磁石18が設けられてお
り、この永久磁石18の両極には鉄片19,20
の一端部が当接されている。このような構成にお
いて、可動部材17は鉄片19,20の他端部が
第1の鉄心12の他端部両側面と当接部133
134の相互間に位置するよう配設される。
上記構成において、永久磁石18により第2図
に示す如く、鉄片19がS極、鉄片20がN極に
磁化されているものとし、鉄片19,20が当接
部133、鉄心12にそれぞれ吸着されているも
のとする。この状態において、端子161,164
間に図示極性で電源21を接続すると、鉄心12
の他端部がN極、当接部133,134がS極に磁
化される。このため、可動部材17は図示矢印A
方向に直線的に移動され、鉄片19,20はそれ
ぞれ鉄心12、当接部134に吸着される。この
状態は電源21を取り除いた後も保持される。ま
た、この状態より電源21の極性を逆にすると、
鉄心12の他端部がS極、当接部133,134
N極となり、可動部材17は図示矢印B方向に移
動され、第2図に示す状態に復帰される。
第3図は上記した有極電磁石を例えば高周波リ
レーに適用した状態を示すものであり、第1図、
第2図と同一部分には同一符号を付す。
第3図において、基板31には有極電磁石32
が設けられるとともに、例えば金属製のシールド
ケース33が設けられる。このシールドケース3
3の内部に位置する基板31には所定間隔離間し
て固定端子34,35およびコモン端子36が設
けられている。これら固定端子34,35および
コモン端子36はそれぞれ可動接片37,38に
よつて接離可能とされており、これら可動接片3
7,38は絶縁材からなる保持部材39の両端部
先端に取着されている。この保持部材39の両端
部は前記シールドケース33に設けられた透孔3
1,332に挿通されており、中央部は有極電磁
石32を構成する可動部材17の突起171に固
着されている。さらに、前記可動接片37,38
の両端部にはそれぞれシールドケース33の内面
部に接触される接点371,372,381,382
が設けられている。尚、141,151はそれぞれ
コイル14,15のボビンである。
上記構成において、可動部材17が図示位置に
在る場合、可動接片37の接点371,372はシ
ールドケース33に接触され、可動接片38はコ
モン端子36と固定端子35に接触される。一
方、コイル14,15を励磁し、可動部材17を
図示矢印C方向に駆動すると、可動接片37は固
定端子34とコモン端子36に接触され、可動接
片38の接点381,382はシールドケース33
に接触される。このようにして、コイル14,1
5の励磁方向を切換えることにより、可動接片3
7,38の接触状態を切換えることができる。
上記実施例によれば、ヨーク11および第1、
第2の鉄心12,13からなる電磁石の長手方向
中央部に可動部材17を配置し、この可動部材1
7を、これに設けられた永久磁石18の磁界、お
よび第1、第2の鉄心12,13の他端部に発生
される磁界の相互作用によつて、第1、第2の鉄
心12,13と直交する方向に直線状に移動可能
としている。このように、可動部材17をヨーク
11の長手方向中央部に設けることにより、例え
ば第3図に示すようなリレーの可動接片を駆動す
る際、所望の切換え動作機構を簡単な構成によつ
て実現することが可能となり、リレーを構成する
上で設計の自由度が大きくなる利点を有してい
る。
また、可動部材17が直線状に動作するため、
磁気効率および動作効率が良好なものである。
さらに、電磁石の中央部に可動部材17を設け
ることにより、接片の駆動部を1箇所とすること
ができるため、従来に比べて部品の精度を向上す
ることが可能である。しかも、電磁石の中央部に
ギヤツプが位置しているため、漏れ磁束が少なく
磁気効率が良好なものである。
尚、上記実施例では第2の鉄心13を2枚の鉄
板によつて構成したが、例えば1枚の鉄板に当接
部を形成するようにしてもよい。
また、上記実施例では、コイル14,15を消
磁すると可動部材17がその位置に保持される所
謂ラツチングリレーについて説明したが、これに
限らず、例えば第1の鉄心12の他端部一側面、
あるいは当接部133,134の一内面部、または
可動部材17の鉄片19,20の一側面に遮磁体
を設けて永久磁石18の両極に磁力差を設け、コ
イル14,15を消磁した状態で可動部材17が
磁力の強い側に自動的に復帰する所謂ノンラツチ
リレーを構成することも可能である。
また、第1、第2の鉄心12,13および鉄片
19,20は鉄以外の磁性体で構成することも可
能である。
その他、この考案の要旨を変えない範囲で種種
変形実施可能なことは勿論である。
〔考案の効果〕
以上、詳述したようにこの考案によれば、可動
部材の動作効率が良好で、リレーを構成する場合
極めて有利な有極電磁石を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係わる有極電磁石の一実施
例を示す分解斜視図、第2図は第1図の上面図、
第3図はこの考案を高周波リレーに適用した構成
を示すものであり一部切除した上面図、第4図は
従来の有極電磁石の構成を示す斜視図である。 11……ヨーク、12,13……第1、第2の
鉄心、133,134……当接部、14,15……
コイル、17……可動部材、18……永久磁石、
19,20……鉄片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端部が互いに磁気的に接続された第1、第2
    の部材と、この第2の部材の他端部に前記第1の
    部材の他端部両側面から所定間隔離間して設けら
    れた当接部と、前記第1、第2の部材にそれぞれ
    巻回され第1の部材の他端部および前記当接部に
    互いに異なる磁界を発生するコイルと、永久磁石
    の両極にそれぞれ磁性体が設けられ、これら磁性
    体が前記第1の部材の他端部両側面および当接部
    相互間に配置され、前記永久磁石の磁界と第1、
    第2の部材に発生される磁界の相互作用により第
    1、第2の部材と直交方向に駆動される可動部材
    とを具備したことを特徴とする有極電磁石。
JP10168384U 1984-07-05 1984-07-05 有極電磁石 Granted JPS6116843U (ja)

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JP10168384U JPS6116843U (ja) 1984-07-05 1984-07-05 有極電磁石

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JPS6116843U JPS6116843U (ja) 1986-01-31
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