JPH0427129Y2 - - Google Patents

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JPH0427129Y2
JPH0427129Y2 JP10888886U JP10888886U JPH0427129Y2 JP H0427129 Y2 JPH0427129 Y2 JP H0427129Y2 JP 10888886 U JP10888886 U JP 10888886U JP 10888886 U JP10888886 U JP 10888886U JP H0427129 Y2 JPH0427129 Y2 JP H0427129Y2
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iron core
coil
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iron
movers
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、例えば電磁継電器に使用される有
極電磁石に関する。
(従来の技術) 第8図は、従来の有極電磁石を示すものであ
る。鉄芯11の中央部には、コイル12が巻回さ
れている。この鉄芯11の一端部には、鉄芯11
の他端部に接続され、他端部に発生される磁極を
一端部側に導く第1のヨーク13が設けられ、鉄
芯11の他端部には、鉄芯11の一端部に接続さ
れ、一端部に発生される磁極を他端部に導く第2
のヨーク14が設けられている。また、鉄芯11
の両端部には、可動子15,16が移動自在に設
けられている。これら可動子15,16は永久磁
石17,18の両端部に鉄片19,20、並びに
21,22が設けられた構成とされている。
このような構成において、コイル12に供給さ
れる電流の方向に応じて、可動子15,16が図
示矢印方向に移動されるようになつている。
ところで、コイル12の電流容量と、発生され
る磁力の両方を満足するためには、コイルの巻回
数を十分取ることが必要である。しかし、前記第
1、第2のヨーク13,14の一端部は、鉄芯1
1の側面にそれぞれ接続され、この接続部を覆う
ようにコイル12のボビンを構成する鍔部23,
24が設けられているため、これら鍔部23,2
4の幅を薄くすることが困難であり、鍔部23,
24の相互間距離を十分広くすることが難しいも
のであつた。
また、鍔部23,24の相互間隔を広くするた
め、鉄芯11の長さを長くすることが考えられる
が、この場合、図示Aで示す間隔が狭くなるた
め、磁気漏れが生じ昜くなるという問題が生ずる
ものであつた。
このように、従来の構成では、鍔部23,24
の相互間に巻回されるコイル12の巻数を十分得
ることができないものであつた。
(考案が解決しようとする問題点) この考案は、有極電磁石を構成するコイルの巻
回数に係わる問題を解決するものであり、その目
的とするところは、コイルの巻回数を十分取るこ
とが可能であり、コイルの電流容量、および発生
される磁界の強度を十分満足し得る有極電磁石を
解決しようとするものである。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) この考案は、鉄芯と、この鉄芯の両側部に配設
される第1、第2のヨークと、前記鉄芯の両端部
で、前記第1、第2のヨークと非対向位置に設け
られ、第1、第2のヨークの各一端部とそれぞれ
係合可能な係合部と、前記鉄芯の係合部相互間に
所定間隔離間して設けられた鍔部と、この鍔部相
互間に位置する鉄芯に巻回されたコイルと、第
1、第2の永久磁石の両極にそれぞれ鉄片が設け
られこれら鉄片が前記鉄芯の一端部、および他端
部の両側面部にそれぞれ移動自在に配設される第
1、第2の可動子とから構成されている。
(作用) この考案は、鉄芯の両端部で第1、第2のヨー
クに設けられた当接部と非対向部に、第1、第2
のヨークがそれぞれ係合される係合部を設けると
ともに、この鉄芯の前記係合部相互間に所定間隔
離間して鍔部を設けることにより、鉄芯と当接部
の相互間隔を一定に保持した状態で、鍔部の幅を
薄くすることが可能であり、これら鍔部相互間に
巻回されるコイルの巻数を多くすることを可能と
したものである。
(実施例) 以下、この考案の一実施例について図面を参照
して説明する。
第1図乃至第3図において、鉄芯30は例えば
長手方向に沿って2つに分割されており、鉄芯3
0の一端部に相当する第1の鉄芯31の一端部、
および鉄芯30の他端部に相当する第2の鉄芯3
2の他端部には、それぞれ係合部33,34が設
けられている。また、鉄芯30の係合部33,3
4の相互間に位置する部分にはコイル35が巻回
され、このコイル35の両端部に位置する鉄芯3
0には、例えば樹脂製の鍔部36,37が設けら
れている。尚、第3図において、コイル35は中
央部で分割され、この中央部に設けられた接続部
材38において、両者が接続されている。この接
続部材38は、コイル35の各両端部を保持する
とともに、後述する接続端子との接続を行うため
のものである。
さらに、鉄芯30の例えば両側には、鉄芯30
に沿って第1、第2のヨーク39,40が配設さ
れている。このうち、第1のヨーク39の一端部
側面には、保持部41が設けられており、この保
持部41には、前記第1の鉄芯31に設けられた
係合部33が係合される係合孔42が設けられて
いる。また、第2のヨーク40の他端部側面に
は、保持部43が設けられており、この保持部4
3には、前記第2の鉄芯32に設けられた係合部
34が係合される係合孔44が設けられている。
また、第1のヨーク39の他端部、および第2の
ヨーク40の一端部にはそれぞれ当接部45,4
6が設けられている。
さらに、鉄芯30の両端部には、可動子47,
48が移動自在に設けられている。これら可動子
47,48は永久磁石49,50の両端部に鉄片
51,52、並びに53,54が設けられた構成
とされている。
上記構成において、コイル35に電源が供給さ
れていない状態にいおては、可動子47,48が
例えば第1図に示す状態とされている。この状態
では、永久磁石49,50の磁束が、図示矢印の
如く生じ、可動子47,48が図示状態に保持さ
れている。この状態において、鉄芯30の一端部
側(可動子47側)がN極となるよう、コイル3
5に電流を供給すると、可動子47,48は図示
矢印方向に移動され、第2図に示す状態となる。
この状態において、コイル35に対する電流の供
給を停止すると、可動子47,48は、永久磁石
の磁力によつて、第1図に示す状態に復帰され
る。
第4図は、上述した有極電磁石を電磁継電器に
適用した状態を示すものである。基体61の中央
部には、前記有極電磁石が設けられ、この電磁石
の両側面部に位置する基体61には、可動接片6
2,63,64,65が設けられている。これら
可動接片62,63,64,65の各一端部は、
基体61に設けられた端子66,67,68,6
9にそれぞれ固定され、他端部はそれぞれ固定接
点70,71,72,73,74,75,76,
77の相互間に位置されている。そして、可動子
47,48の動作に応じて、これら固定接点70
〜77に選択的に接続されるようになつている。
また、基体61の中央部には、前記コイル35に
接続される接続端子78,79が設けられてい
る。
上記構成において、コイル35に供給される電
流の向きに応じて、可動子47,48が適宜動作
され、可動接片62〜65と、固定接点70〜7
7の接続状態が切換えられるようになつている。
また、可動接片62〜69は、その弾圧によつて
可動子47,48の動作を補助するようになつて
いる。
上記実施例によれば、第1の鉄芯31、第2の
鉄芯32に、第1、第2のヨーク39,40にそ
れぞれ設けられた当接部45,46と非対向部に
係合部33,34を設け、これら係合部33,3
4を第1、第2のヨーク39,40の係合孔4
2,44に係合するようにし、前記係合部33,
34の相互間にコイル35を保持する鍔部36,
37を設けている。したがつて、鍔部36,37
の幅を従来に比べて薄くすることが可能であると
ともに、第1、第2の鉄芯31,32と、第1、
第2のヨーク39,40の相互間隔を一定に保持
した状態で、鍔部36,37の相互間隔を広くす
ることができるため、容易にコイル35の巻数を
必要な数に設定することが可能であり、コイル3
5の電流容量、および発生される磁力を必要に応
じて設定することが可能である。
次に、この発明の他の実施例について説明す
る。尚、第5図乃至第7図において、第1図乃至
第4図と同一部分には、同一符号を付し説明は省
略する。
第5図乃至第7図において、前記実施例と異な
るのは、第1、第2のヨーク39,40の保持部
41,43側にも当接部材81,82を設けた点
である。
上記構成において、通常は、第5図に示す如
く、可動子47,48がそれぞれ当接部81,8
2に当接されているものとする。この状態におい
て、永久磁石49,50の磁束は図示矢印の如く
生じ、可動子47,48は当接部81,82に吸
着された状態で保持される。この状態において、
コイル35に電流を供給し、鉄芯30の一端部
(可動子47側)をS極に励磁すると、可動子4
7,48は図示矢印方向に移動され、第6図に示
す如く、当接部材46,45にそれぞれ吸着され
る。この状態において、コイル35に供給される
電流を切った場合、この吸着状態が保持される。
また、第6図に示す状態において、コイル35に
前記と逆方向に電流を供給すると、鉄芯30の一
端部がN極に励磁され、可動子47,48が第5
図に示す状態に復帰される。
上記実施例によつても、前述した実施例と同様
の効果を得ることが可能である。
尚、上述した両実施例において、第1、第2の
鉄芯31,32、第1、第2のヨーク39,40
の当接部45,46,81,82、および可動子
47,48の鉄片51,52,53,54の当接
部分に、それぞれ非磁性体を設けるようにしても
よい。
その他、この考案の要旨を変えない範囲におい
て、種々変形実施可能なことは勿論である。
[考案の効果] 以上、詳述したようにこの考案によれば、鉄芯
の両端部で第1、第2のヨークに設けられた当接
部と非対向部に、第1、第2のヨークがそれぞれ
係合される係合部を設けるとともに、鉄芯の前記
係合部相互間に所定間隔離間して鍔部を設けるこ
とにより、鉄芯と当接部の相互間隔を一定に保持
した状態で、鍔部の幅を薄くすることが可能であ
り、コイルの巻回数を十分取ることができ、コイ
ルの電流容量、および発生される磁界の強度を所
望に応じて設定し得る有極電磁石を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はこの考案に係わる有極電磁
石の一実施例を示すものであり、第1図、第2図
はそれぞれ原理を説明するために示す構成図、第
3図は分解斜視図、第4図は有極電磁石を電磁継
電器に適用した状態を示す平面図、第5図乃至第
7図はこの考案の他の実施例を示すものであり、
第5図、第6図はそれぞれ原理を説明するために
示す構成図、第7図は分解斜視図、第8図は従来
の有極電磁石を示す構成図である。 30……鉄芯、31,32……第1、第2の鉄
芯、33,34……係合部、35……コイル、3
6,37……鍔部、39,40……第1、第2の
ヨーク、41,43……保持部、42,44……
係合孔、45,46,81,82……当接部、4
7,48……可動子、49,50……永久磁石、
51〜54……鉄片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉄芯と、この鉄芯の両側部に配設される第1、
    第2のヨークと、前記鉄芯の両端部で、前記第
    1、第2のヨークと非対向位置に設けられ、第
    1、第2のヨークの各一端部とそれぞれ係合可能
    な係合部と、前記鉄芯の係合部相互間に所定間隔
    離間して設けられた鍔部と、この鍔部相互間に位
    置する鉄芯に巻回されたコイルと、第1、第2の
    永久磁石の両極にそれぞれ鉄片が設けられこれら
    鉄片が前記鉄芯の一端部、および他端部の両側面
    部にそれぞれ移動自在に配設される第1、第2の
    可動子とを具備したことを特徴とする有極電磁
    石。
JP10888886U 1986-07-16 1986-07-16 Expired JPH0427129Y2 (ja)

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JP10888886U JPH0427129Y2 (ja) 1986-07-16 1986-07-16

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JPS6315006U JPS6315006U (ja) 1988-02-01
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