JPS6225316Y2 - - Google Patents

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JPS6225316Y2
JPS6225316Y2 JP17048382U JP17048382U JPS6225316Y2 JP S6225316 Y2 JPS6225316 Y2 JP S6225316Y2 JP 17048382 U JP17048382 U JP 17048382U JP 17048382 U JP17048382 U JP 17048382U JP S6225316 Y2 JPS6225316 Y2 JP S6225316Y2
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magnetic
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【考案の詳細な説明】 本考案は、磁性体を磁気吸着力により吸着保持
するための磁気作用面を励磁および非励磁状態に
切換えることができる永久磁石チヤツクに関す
る。
切換可能の永久磁石チヤツクは、一般に、磁気
作用面を有するハウジングを備え、該ハウジング
内に収容された複数の固定の永久磁石と複数の可
動の永久磁石との相対位置関係によつて前記磁気
作用面を励磁状態および非励磁状態に選択するこ
とができる。前記磁気作用面は、ハウジングの一
方の面に配置され、また、非磁性材料によつて磁
気的に相互に遮断された複数の磁極面部分を有す
る。前記固定および可動の永久磁石の一方の磁極
面は前記磁極面部分に磁気的に接続され、他方の
磁極面は前記ハウジングの前記磁気作用面と反対
の側に配置された底板のような磁性部材に磁気的
に接続されて該磁性部材により相互に磁気的に短
絡されている。
前記永久磁石チヤツクは、例えば加工機械の加
工テーブル上に磁性の被加工材料を取外し可能に
保持するのに使用され、前記磁気作用面が上面と
なるようにボルト・ナツトのような締結具を介し
て加工テーブル上に固定されている。しかしなが
ら、前記永久磁石チヤツクは、固定および可動の
永久磁石の前記磁極面部分に磁気的に接続された
磁極面と反対の磁極面が前記磁性材料により相互
に磁気的に短絡されていることから、前記磁気作
用面と相反する底面からは磁束が発生せず、前記
底面に磁性体を吸着することができず、前記永久
磁石チヤツクの磁力を該チヤツクの加工テーブル
への固定に寄与させることはできない。
そのため、前記永久磁石チヤツクを用いて、例
えば定盤上に被加工材料を一時的に保持すべく、
前記永久磁石チヤツクを前記締結具によつて定盤
に結合することなく該定盤上に配置した場合、大
形、重量の前記永久磁石チヤツクではその自重に
よつて該永久磁石チヤツクの定盤上での容易な滑
動は防止されるが、他方、前記永久磁石チヤツク
が小形あるいは薄形、軽量のものではその自重が
小さいことから、該永久磁石チヤツクは容易に定
盤上を滑動し、このような軽量の前記永久磁石チ
ヤツクは、前記締結具を用いることのない簡便な
使用が困難であつた。
従つて、本考案の目的は、磁性を有する定盤上
等に締結具を用いることなく位置決め可能の永久
磁石チヤツクを提供することにある。
本考案は、磁気作用面が設けられ、該磁気作用
面を励磁状態および非励磁状態におくための複数
の固定の永久磁石および可動の永久磁石を収容す
るハウジングの相対する両面に前記磁気作用面を
形成し、一方の前記磁気作用面を磁性被加工物の
ような被吸着物のための保持用として利用し、他
方の前記磁気作用面を定盤のような磁性台への位
置決め用として利用し、これにより永久磁石チヤ
ツクの磁力を該永久磁石チヤツク自体の位置決め
に寄与させたことを特徴とする。
本考案が特徴とするところは、図示の実施例に
ついての以下の説明により、さらに明らかとなろ
う。
本考案に係る永久磁石チヤツク10は、第1図
に示されているように、板状の非磁性体から成る
全体に矩形の枠体12および該枠体の厚さ方向の
両開放部をそれぞれ覆つて配置されかつ該枠体に
固定される一対の面板14a,14bを備えるハ
ウジング16と、該ハウジング内に収容される多
数の永久磁石18および20とを含む。
枠体12の長手方向に沿つた両側部分12aに
は、該側部分の長手方向に一定のピツチで配列さ
れた多数の孔22が形成されている。各孔22
は、側部分12aを厚さ方向に貫通する。枠体1
2の内方における中央部分には、非磁性体から成
る支持板24が配置されている。支持板24はそ
の両側に各側部分12aと間隔をおいて枠体12
の長手方向に伸び、支持板24は複数のねじ(図
示せず)により一方の面板14aに固定されてい
る。支持板24には、その幅方向に対をなしかつ
それぞれが支持板24の長手方向へ前記孔22に
対応してこれと同一ピツチで配列された多数の孔
26が形成されている。各孔26は、支持板24
をその板厚方向へ貫通する。
前記各孔22および26には、前記永久磁石1
8が配置されている。永久磁石18は、フエライ
ト磁石あるいは希土類金属磁石のような、高保磁
力を有する円板状の永久磁石であり、その板厚方
向へ着磁されている。孔22内に配置された永久
磁石18は、その磁化方向が孔22の配列方向へ
交互に反転するように配列されている。また、孔
26に配置された永久磁石18は、その磁化方向
が孔26の配列方向へ交互に反転しかつ枠体12
の横方向でみて対応する孔22内の永久磁石18
の磁化方向に一致するように配列されている。前
記永久磁石18は、枠体12に支持された固定の
永久磁石を構成する。
前記支持板24の両側で、該支持板と両側部分
12aとの間に形成された間隙には、枠体12の
長手方向すなわち永久磁石18の前記した配列方
向へ移動可能の一対の可動板28が配置されてい
る。両可動板28は、その一端で連結部材30を
介して一体的に運動可能に結合されている。
各可動板28には、該可動板の長手方向すなわ
ちその運動方向へ前記孔22,26のピツチに一
致したピツチで整列する2列の孔32が形成され
ている。各孔32は可動板28をその板厚方向へ
貫通し、この孔32内には、板厚方向へ着磁され
た前記永久磁石18と同様な永久磁石20が配置
されている。永久磁石20は、枠体12の横方向
すなわち可動板28の幅方向でみて、各永久磁石
20の磁化方向を一致させかつ可動板28の長手
方向へ磁化方向を交互に反転させて配列されてい
る。
連結部材30に関連して、前記可動板28にそ
の長手方向へ前記孔32の1ピツチ分移動させる
ための操作機構34が設けられている。操作機構
34は、例えば第2図に示されているように、一
方の面板14aに支持された軸受36に回転可能
に支持された操作軸38と、該操作軸に固定され
た円形板40と、該円形板に設けられた偏心軸4
2とを備え、該偏心軸は連結部材30に設けられ
たスリツト44に嵌合する。
従つて、操作軸38を回転することにより、第
1図に示されているように、枠体12の横方向へ
見て、可動板28の側方に配置された固定の永久
磁石18と、可動板28に支持された可動の永久
磁石20との磁化方向が一致する励磁位置に可動
板28を移動させることができる。また、操作軸
38の回転により前記1ピツチ分可動板28を移
動させることにより、第3図に示されているよう
に、枠体12の横方向で見て、固定の永久磁石1
8と可動の永久磁石20との磁化方向が異なる非
励磁位置に可動板28を移動させることができ
る。
再び第1図および第2図を参照するに、一方の
面板14aは、枠体12の長手方向へ前記永久磁
石18または20に対応してその配列ピツチと等
しいピツチで配列された多数の磁極面部分46,
48を有し、近接する磁極面部分46,48は非
磁性部材50により相互に磁気的に遮断されてい
る。図示の例では、一方の磁極面部分46は連続
するが、従来よく知られているように、これらを
互いに非磁性部材によつて磁気的に遮断すること
ができる。
他方の面板14bは、一方の面板14aにおけ
ると同様な磁極面部分46′および48′を備え、
両磁極面部分46′,48′は一方の面板14aに
おける第1図に示したと同じ平面形状を呈するよ
うに非磁性部材50′で磁気的に遮断されてい
る。他方の面板14bは、第2図に明確に示され
ているように、一方の磁極面部分46′、他方の
磁極面部分48′およびその間の非磁性部材5
0′が一方の面板14aの磁極面部分46,48
およびその間の非磁性部材50にそれぞれ対応し
て枠体12に固定されている。
本考案に係る永久磁石チヤツク10は、第4お
よび第5図に示されているように、例えば磁性の
定盤52に磁性の被加工物54を固定するのに使
用される。この永久磁石チヤツク10が面板14
bを定盤52に接するように該定盤上に載置され
かつ面板14a上に被加工物54が載置された状
態で前記可動板28が第1図に示した励磁位置に
移動されると、第4図に示されているように、固
定の永久磁石18および可動の永久磁石20は、
れぞれそ配列方向に近接する固定の永久磁石18
および可動の永久磁石20との間で磁力線の閉ル
ープを構成しようとする。この場合、各面板14
a,14bにおける磁極面部分46,46′と4
8,48′との間にのはそれぞれ非磁性部材5
0,50′が介在することから、前記閉ループは
面板14aに接する被加工物54および面板14
bに接する定盤52を通る。その結果、両面板1
4a,14bが磁気作用面として作用し、前記永
久磁石チヤツク10はその面板14bで定盤52
上に固定され、他方、面板14a上に被加工物5
4を固定する。
可動板28が第3図に示した非励磁位置へ操作
されると、第5図に示されているように、固定の
永久磁石18および可動の永久磁石20は、配列
方向と直角な方向へ近接する可動の永久磁石20
および固定の永久磁石18との間でそれぞれ磁力
線の閉ループを構成する。この場合、各閉ループ
は各磁極面部分46,46′または48,48′内
を通り、その通路には非磁性部材50,50′が
介在しないことから磁力線が定盤52および被加
工物54を通ることはない。その結果、両面板1
4a,14bが非励磁状態におかれ、これにより
永久磁石チヤツク10を定盤52から取外し、ま
た永久磁石チヤツク10から被加工物54を取外
すことができる。
従つて、前記永久磁石チヤツク10では、該チ
ヤツクの定盤等への固定に、該チヤツク自体の磁
気吸着力を利用することができ、定盤等への前記
チヤツク10の特に強固な結合を必要としない該
チヤツクの簡易的な利用では、従来の前記チヤツ
クにおけるような該チヤツクと定盤との間にボル
ト・ナツトのような締結具を用いる必要はない。
また、前記締結具を用いた場合においても、前
記定盤に作用する前記チヤツク10の磁気吸着力
は前記定盤への結合のための補助力として作用す
ることから、従来に比較してより強固に前記チヤ
ツクを前記定盤に結合することができる。
本考案によれば、前記したように、一対の面板
が磁気作用面として作用することから、永久磁石
チヤツク自体の磁気吸着力を該チヤツクの定盤等
への固定のために利用することができる。
従つて、定盤等への特別に強固な結合を必要と
することなく簡易的に使用する場合、従来のよう
な締結具を用いることなく前記チヤツクを定盤等
に結合することができ、従つて、前記チヤツクの
取付けおよびその取外し毎の締結具の締め付けお
よびその解除操作を必要とすることはなく、前記
チヤツクの取付けおよびその取外し作業を迅速に
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る永久磁石チヤツクをその
一部を破断して励磁状態で示す平面図であり、第
2図は第1図に示した線−に沿つて得られた
断面図であり、第3図は第1図に示した永久磁石
チヤツクを非励磁状態で示す第1図と同様な図面
であり、第4図は第1図に示した線−に沿つ
て得られた断面図であり、第5図は第3図に示し
た線−に沿つて得られた断面図である。 12:枠体、14a,14b:磁気作用面(面
板)、16:ハウジング、18:固定の永久磁
石、20:可動の永久磁石、28:可動板、4
6,46′,48,48′:磁極面部分。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 磁性体を吸着する磁気作用面が設けられたハ
    ウジングと、該ハウジング内に収容され、一定
    のピツチで配列された複数の固定の永久磁石お
    よび該永久磁石の配列方向に沿つて前記ピツチ
    と同一のピツチで配列されかつ前記固定の永久
    磁石と共同して前記磁気作用面の励磁状態およ
    び非励磁状態におくための複数の可動の永久磁
    石とを含む永久磁石チヤツクであつて、前記磁
    気作用面は前記ハウジングの相反する両面に対
    をなして形成され、前記磁気作用面のそれぞれ
    は非磁性材料によつて磁気的に相互に遮断され
    た複数の磁極面部分を有することを特徴とする
    切換可能の永久磁石チヤツク。 (2) 前記ハウジングは板状の非磁性材料からなる
    枠体と、該枠体の厚さ方向の両開放部を覆う一
    対の面板であつてそれぞれが前記磁気作用面を
    有する一対の面板とを備え、前記磁気作用面は
    前記永久磁石の配列方向へこれと同一のピツチ
    で配列され、前記可動の永久磁石は前記枠体の
    内方で前記面板に平行に配置されかつ前記磁極
    面部分の配列方向へ移動可能に収容された非磁
    性材料から成る可動板に、該可動板の板厚方向
    へ磁化されかつ該可動板の移動方向へ交互にそ
    の磁化方向を反転して支持されており、前記固
    定の永久磁石は、前記可動板の側方で該可動板
    の板厚方向へ磁化されかつ該可動板の移動方向
    へ交互にその磁化方向を反転して前記枠体に支
    持されている、実用新案登録請求の範囲第(1)項
    に記載の永久磁石チヤツク。 (3) 前記永久磁石は高保磁力永久磁石である、実
    用新案登録請求の範囲第(2)項に記載の永久磁石
    チヤツク。 (4) 前記永久磁石は希土類金属磁石である、実用
    新案登録請求の範囲第(3)項に記載の永久磁石チ
    ヤツク。
JP17048382U 1982-11-12 1982-11-12 切換可能の永久磁石チヤツク Granted JPS5978033U (ja)

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JPS5978033U JPS5978033U (ja) 1984-05-26
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