JPS60217036A - 磁気チヤツク - Google Patents
磁気チヤツクInfo
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- JPS60217036A JPS60217036A JP7303884A JP7303884A JPS60217036A JP S60217036 A JPS60217036 A JP S60217036A JP 7303884 A JP7303884 A JP 7303884A JP 7303884 A JP7303884 A JP 7303884A JP S60217036 A JPS60217036 A JP S60217036A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
本発明は、磁性体を磁力によって保持する磁気チャック
に関し、特に、小型の磁性体の保持に有利な磁気チャッ
クに関する。
に関し、特に、小型の磁性体の保持に有利な磁気チャッ
クに関する。
(従来技術)
磁性体を固定する手段の一つとして、一端開放のハウジ
ングと、該ハウジング内に磁気源として収容される電磁
石装置あるいは永久磁石装置のような磁石組立体と、該
磁石組立体の磁気により磁化される面板とを備える磁気
チャックがある。前記面板は、非磁性部材を間に挾んで
相互に並列的に配置されかつ一体的に結合された多数の
細長い磁極部材で構成されている。前記磁極部材は、近
接する磁極部材が交互に異磁極となるように、前記磁石
組立体によって磁化され、これにより前記磁極部材の表
面によって規定される前記面板の磁極面部分が交互に異
磁極となるように磁化される。
ングと、該ハウジング内に磁気源として収容される電磁
石装置あるいは永久磁石装置のような磁石組立体と、該
磁石組立体の磁気により磁化される面板とを備える磁気
チャックがある。前記面板は、非磁性部材を間に挾んで
相互に並列的に配置されかつ一体的に結合された多数の
細長い磁極部材で構成されている。前記磁極部材は、近
接する磁極部材が交互に異磁極となるように、前記磁石
組立体によって磁化され、これにより前記磁極部材の表
面によって規定される前記面板の磁極面部分が交互に異
磁極となるように磁化される。
ところで、磁性体を前記面板に固定しようとする場合、
前記磁性体を少なくとも前記面板の一対の磁極面部分す
なわちS極およびN極に磁化される一対の磁極面部分に
当接するように前記面板上に配置する必要がある。その
ため、小型あるいは薄板状の磁性体を固定するには、前
記面板の各磁極面部分の幅寸法を比較的小さくすること
が有利である。このことから、従来では、前記磁゛極面
部分の幅寸法を低減するために、前記磁石組立体から磁
束を直接に誘導される前記磁極部材として、従来に比較
して細幅の第1の磁極部材を用いると共に、近接する該
第1の磁極部材間に、該磁極部材とは異なって前記磁石
組立体からは磁気的に浮動状態にある補助磁極部材たる
第2の磁極部材を前記したような非磁性部材を介して挿
入することが試みられている。
前記磁性体を少なくとも前記面板の一対の磁極面部分す
なわちS極およびN極に磁化される一対の磁極面部分に
当接するように前記面板上に配置する必要がある。その
ため、小型あるいは薄板状の磁性体を固定するには、前
記面板の各磁極面部分の幅寸法を比較的小さくすること
が有利である。このことから、従来では、前記磁゛極面
部分の幅寸法を低減するために、前記磁石組立体から磁
束を直接に誘導される前記磁極部材として、従来に比較
して細幅の第1の磁極部材を用いると共に、近接する該
第1の磁極部材間に、該磁極部材とは異なって前記磁石
組立体からは磁気的に浮動状態にある補助磁極部材たる
第2の磁極部材を前記したような非磁性部材を介して挿
入することが試みられている。
しかしながら、前記第2の磁極部材は、前記したように
前記磁石組立体からは磁気的に浮動状態にある。そのた
め、このような第2の磁極部材を近接する前記第1の磁
極部材間に多数挿入しても、近接する第2の磁極部材間
の磁気ポテンシャル差は極めて小さく、このような第2
の磁極部材によって規定される前記面板の磁極部分では
磁性体を確実に固定することができないことから、従来
の前記チャックでは、小型の磁性体を確実に保持するこ
とはできなかった。
前記磁石組立体からは磁気的に浮動状態にある。そのた
め、このような第2の磁極部材を近接する前記第1の磁
極部材間に多数挿入しても、近接する第2の磁極部材間
の磁気ポテンシャル差は極めて小さく、このような第2
の磁極部材によって規定される前記面板の磁極部分では
磁性体を確実に固定することができないことから、従来
の前記チャックでは、小型の磁性体を確実に保持するこ
とはできなかった。
(目 的)
従って、本発明の目的は、比較的小型の磁性体をも確実
に保持し得る磁気チャックを提供することにあるゆ (構 成) 本発明は、ハウジングに収容された磁石組立体の磁極面
に下端部が当接可能に互いに間隔をおいて並列的に配置
される少なくとも一対の第1の磁極部材と、該磁極部材
間に非磁性部材を介して前記第1の磁極部材に並列的に
配置されかつ前記磁石組立体から磁気的に浮動状態にお
かれる複数の第2の磁極部材とを結合して前記面板を構
成すると共に、前記各非磁性部材の下方に前記各磁極部
材間で規定される各凹所にそれぞれの磁極面を対応する
前記磁極部材に当接させかつ前記一対の第1の磁極部材
間で磁化方向を一致させて固定的に永久磁石を配置し、
該永久磁石と、前記磁石組立体との協働により前記面板
の表面を励磁状態と非励磁状態とに切り換え可能とした
ことを特徴とする。
に保持し得る磁気チャックを提供することにあるゆ (構 成) 本発明は、ハウジングに収容された磁石組立体の磁極面
に下端部が当接可能に互いに間隔をおいて並列的に配置
される少なくとも一対の第1の磁極部材と、該磁極部材
間に非磁性部材を介して前記第1の磁極部材に並列的に
配置されかつ前記磁石組立体から磁気的に浮動状態にお
かれる複数の第2の磁極部材とを結合して前記面板を構
成すると共に、前記各非磁性部材の下方に前記各磁極部
材間で規定される各凹所にそれぞれの磁極面を対応する
前記磁極部材に当接させかつ前記一対の第1の磁極部材
間で磁化方向を一致させて固定的に永久磁石を配置し、
該永久磁石と、前記磁石組立体との協働により前記面板
の表面を励磁状態と非励磁状態とに切り換え可能とした
ことを特徴とする。
(作用効果)
本発明によれば、前記磁石組立体から磁気的に浮動状態
におかれた複数の前記第2の磁極部材によって規定され
る各磁極面部分の上面は、前記面板の励磁状態において
、前記面板に配置された前記固定の永久磁石によって相
互に強い磁気ポテンシャル差を与えられることから、前
記面板の前記第2の磁極部材によって規定される各磁極
面部分でも磁性体を確実に保持することができ、これに
より、比較的小型の磁性体の確実な保持が可能となる。
におかれた複数の前記第2の磁極部材によって規定され
る各磁極面部分の上面は、前記面板の励磁状態において
、前記面板に配置された前記固定の永久磁石によって相
互に強い磁気ポテンシャル差を与えられることから、前
記面板の前記第2の磁極部材によって規定される各磁極
面部分でも磁性体を確実に保持することができ、これに
より、比較的小型の磁性体の確実な保持が可能となる。
(実施例)
本発明が特徴とするところは、図示の実施例についての
以下の説明により、さらに明らかになろう。
以下の説明により、さらに明らかになろう。
本発明に係るm気チャックlOは、第1図に示されてい
るように、全体に矩形のハウジング12と、該ハウジン
グの開放端を閉じる面板14とを含み、第1図に示す例
では前記ハウジング12は非磁性材料から成る。
るように、全体に矩形のハウジング12と、該ハウジン
グの開放端を閉じる面板14とを含み、第1図に示す例
では前記ハウジング12は非磁性材料から成る。
面板14は、前記ハウジングの幅方向←沿って配置され
かつ該ハウジングの長手方向へ互いに間隔をおいて並列
的に配置される多数の細長い磁極部材16.18および
20を備える。最外方に配置された一対の広幅の磁極部
材20を除く他の磁極部材16および18は細幅であり
、図示の例では、互いに間隔をおいて配置される第1の
磁極部材工6の幅寸法は、該第1の磁極部材間および該
第Iの磁極部材と前記磁極部材20との間に配置される
第2の磁極部材18よりも僅かに大きい。
かつ該ハウジングの長手方向へ互いに間隔をおいて並列
的に配置される多数の細長い磁極部材16.18および
20を備える。最外方に配置された一対の広幅の磁極部
材20を除く他の磁極部材16および18は細幅であり
、図示の例では、互いに間隔をおいて配置される第1の
磁極部材工6の幅寸法は、該第1の磁極部材間および該
第Iの磁極部材と前記磁極部材20との間に配置される
第2の磁極部材18よりも僅かに大きい。
各磁極部材16.18および20間には、その配列方向
すなわち各磁極部材の幅方向に板厚方向を一致させる板
状の非磁性部材22が配置されており、前記磁極部材お
よび前記非磁性部材は、それらの上面で平坦な吸着面を
構成すべく、一体的に結合されている。
すなわち各磁極部材の幅方向に板厚方向を一致させる板
状の非磁性部材22が配置されており、前記磁極部材お
よび前記非磁性部材は、それらの上面で平坦な吸着面を
構成すべく、一体的に結合されている。
各節1の磁極部材16は、第2図に示されているように
、それぞれの下端面が前記ハウジング12の底部12a
に達する高さ寸法を有する。図示しないが、前記磁極部
材20はハウジング12の底部12aに達する伸長部を
有し、磁極部材20は実質的に第1の磁極部材と同一で
あり、第1の磁極部材16は磁極部材20を含むものと
して以下に説明する。第2の磁極部材18および非磁性
部材22の高さ寸法は、第1の磁極部材16のそれより
小さく、第2の磁極部材18の下方には、磁石組立体2
4を収容するための凹所26が規定され、また各非磁性
部材22の下部には、近接する前記磁極部材16.18
および20間に永久磁石28を収容するための凹所30
が規定されている。
、それぞれの下端面が前記ハウジング12の底部12a
に達する高さ寸法を有する。図示しないが、前記磁極部
材20はハウジング12の底部12aに達する伸長部を
有し、磁極部材20は実質的に第1の磁極部材と同一で
あり、第1の磁極部材16は磁極部材20を含むものと
して以下に説明する。第2の磁極部材18および非磁性
部材22の高さ寸法は、第1の磁極部材16のそれより
小さく、第2の磁極部材18の下方には、磁石組立体2
4を収容するための凹所26が規定され、また各非磁性
部材22の下部には、近接する前記磁極部材16.18
および20間に永久磁石28を収容するための凹所30
が規定されている。
前記永久磁石28の磁化方向の長さ寸法は前記非磁性部
材22の板厚方向に一致し、永久磁石28は、各節1の
磁極部材16(16,20)間の各区間で磁化方向が一
致しかつ各区間毎に磁化方向が逆転するように、それぞ
れの磁極面を対向する前記磁極部材の側面に当接させて
前記凹所30内に配置されている。また、各永久磁石2
8は、第3図に示されているように、面板12の幅方向
へ伸長する。前記永久磁石28は、希土類金属磁石ある
いはフェライト磁石のような、高保磁力を有し従って外
部磁界によって磁化方向を反転させることがない不可逆
性の永久磁石である。
材22の板厚方向に一致し、永久磁石28は、各節1の
磁極部材16(16,20)間の各区間で磁化方向が一
致しかつ各区間毎に磁化方向が逆転するように、それぞ
れの磁極面を対向する前記磁極部材の側面に当接させて
前記凹所30内に配置されている。また、各永久磁石2
8は、第3図に示されているように、面板12の幅方向
へ伸長する。前記永久磁石28は、希土類金属磁石ある
いはフェライト磁石のような、高保磁力を有し従って外
部磁界によって磁化方向を反転させることがない不可逆
性の永久磁石である。
再び第2図を参照するに、前記磁石組立体24は、各節
1の磁極部材16間にあって対応する該磁極部材の側面
下部にそれぞれの磁極面を当接して配置される可逆性の
永久磁石32と、該永久磁石を取り巻いて配置される励
磁コイル34とを備える。前記永久磁石32は、その磁
化方向が交互に逆方向となるように配置されており、第
2図に示す非励磁状態では、各節1の磁極部材16間の
永久磁石32の磁化方向は対応する区間の固定永久磁石
群(28)の磁化方向と逆である。前記可逆性の永久磁
石は保磁力の小さな例えばアルニコ磁石である。前記永
久磁石32の磁束量は、該永久磁石に対応する区間の固
定永久磁石群(28)、すなわち図示の例では一対の第
1の磁極部材16間にある7個の固定永久磁石28の総
磁束量にほぼ等しくなるように、設定される。
1の磁極部材16間にあって対応する該磁極部材の側面
下部にそれぞれの磁極面を当接して配置される可逆性の
永久磁石32と、該永久磁石を取り巻いて配置される励
磁コイル34とを備える。前記永久磁石32は、その磁
化方向が交互に逆方向となるように配置されており、第
2図に示す非励磁状態では、各節1の磁極部材16間の
永久磁石32の磁化方向は対応する区間の固定永久磁石
群(28)の磁化方向と逆である。前記可逆性の永久磁
石は保磁力の小さな例えばアルニコ磁石である。前記永
久磁石32の磁束量は、該永久磁石に対応する区間の固
定永久磁石群(28)、すなわち図示の例では一対の第
1の磁極部材16間にある7個の固定永久磁石28の総
磁束量にほぼ等しくなるように、設定される。
第2図に示した非励磁状態では、前記したように、磁石
組立体24の各永久磁石32は、対応する区間にある前
記永久磁石群(28)の磁化方向と逆方向に磁化されて
いることから、各永久磁石32と対応する前記永久磁石
群(28)との間に符号36で示されるような、面板1
4内部での閉磁束ループが生じ、これにより、前記面板
14によって規定される吸着面、すなわち、前記面板の
上面14aは非励磁状態におかれる。
組立体24の各永久磁石32は、対応する区間にある前
記永久磁石群(28)の磁化方向と逆方向に磁化されて
いることから、各永久磁石32と対応する前記永久磁石
群(28)との間に符号36で示されるような、面板1
4内部での閉磁束ループが生じ、これにより、前記面板
14によって規定される吸着面、すなわち、前記面板の
上面14aは非励磁状態におかれる。
前記励磁コイルに例えばパルスのような直流電流を瞬時
に流し、前記永久磁石32にその磁化方向と逆方向の外
部磁界を付与すると、前記永久磁石32の磁化方向は反
転され、その結果、第4図に示されているように、各永
久磁石32の磁化方向は該永久磁石に対応する区間の固
定永久磁石群(28)の磁化方向に一致する。この状態
で前記面板12上に磁性体38が配置されると、前記永
久磁石32による前記磁性体38を通る閉磁束ループ4
0および前記固定の永久磁石28による前記磁性体38
を通る閉磁束ループ42が生じ、この閉磁束ループ42
は近接する第2の磁極部材18の上面によって規定され
る前記面板、12の磁極面部分間に強い磁気ポテンシャ
ル差を生じさせる。従って、例えば近接する第2の磁極
部材18にのみ接するような小型の磁性体をも磁力によ
って前記面板12上に確実に保持することができる。
に流し、前記永久磁石32にその磁化方向と逆方向の外
部磁界を付与すると、前記永久磁石32の磁化方向は反
転され、その結果、第4図に示されているように、各永
久磁石32の磁化方向は該永久磁石に対応する区間の固
定永久磁石群(28)の磁化方向に一致する。この状態
で前記面板12上に磁性体38が配置されると、前記永
久磁石32による前記磁性体38を通る閉磁束ループ4
0および前記固定の永久磁石28による前記磁性体38
を通る閉磁束ループ42が生じ、この閉磁束ループ42
は近接する第2の磁極部材18の上面によって規定され
る前記面板、12の磁極面部分間に強い磁気ポテンシャ
ル差を生じさせる。従って、例えば近接する第2の磁極
部材18にのみ接するような小型の磁性体をも磁力によ
って前記面板12上に確実に保持することができる。
第3図には前記面板14の長さ方向に沿って配置される
固定の永久磁石28を示したが、第5図に示されている
ように、各永久磁石28を面板14の長さ方向に沿って
配置される中央部28aと、該中央部の両側にこれと直
角に配置される一対の側部28bとに分割することがで
き、これにより前記面板14の前記上面14aに加えて
その両側面14bでの磁性体の保持が可能となる。
固定の永久磁石28を示したが、第5図に示されている
ように、各永久磁石28を面板14の長さ方向に沿って
配置される中央部28aと、該中央部の両側にこれと直
角に配置される一対の側部28bとに分割することがで
き、これにより前記面板14の前記上面14aに加えて
その両側面14bでの磁性体の保持が可能となる。
第6図および第7図には、本発明に係る他の実施例を示
す磁気チャック10’がそれぞれ非励磁状態および励磁
状態で示されており、前記磁気チャックlOと同じ作用
部分は第1ないし第5図に示したと同一の参照符号が付
されている。
す磁気チャック10’がそれぞれ非励磁状態および励磁
状態で示されており、前記磁気チャックlOと同じ作用
部分は第1ないし第5図に示したと同一の参照符号が付
されている。
前記磁気チャック10゛では、ハウジング12の底部1
2a’は磁性材料から成り、各第1の磁極部材16は前
記底部12a’から間隔をおく。
2a’は磁性材料から成り、各第1の磁極部材16は前
記底部12a’から間隔をおく。
また、前記底部12a’から間隔をおく各第1の磁極部
材16の下端部には、該磁極部材の幅方向へ伸びる拡張
部16aが設けられている。一対の第1の磁極部材16
間には、2個の第2の磁極部材および3個の固定の永久
磁石28がそれぞれ配置されている。前記永久磁石28
と協働して前記面板14を励磁状態および非励磁状態に
切り換えるための磁石組立体24は、前記底部12a’
と前記第1の磁極部材16の下面との間で、該磁極部材
の幅方向すなわちその配列方向へ滑動可能に配置された
非磁性材料から成る可動板44と、該可動板に支持され
る複数の永久磁石46とを備える。永久磁石46は、固
定の永久磁石28と同様な磁石を用いることが好ましい
。各永久磁石46は、前記第1の磁極部材16の間隔に
対応して前記可動板44に形成された貫通孔48内に、
その一方の磁極面が前記第1の磁極部材の拡張部16a
の底面に当接しかつその他方の磁極面が前記ハウジング
の底部12aに当接するように、配置されている。また
、前記永久磁石46は、その磁化方向を前記磁極部材の
配列方向に一致する可動板44の移動方向へ交互に反転
させて配置されている。
材16の下端部には、該磁極部材の幅方向へ伸びる拡張
部16aが設けられている。一対の第1の磁極部材16
間には、2個の第2の磁極部材および3個の固定の永久
磁石28がそれぞれ配置されている。前記永久磁石28
と協働して前記面板14を励磁状態および非励磁状態に
切り換えるための磁石組立体24は、前記底部12a’
と前記第1の磁極部材16の下面との間で、該磁極部材
の幅方向すなわちその配列方向へ滑動可能に配置された
非磁性材料から成る可動板44と、該可動板に支持され
る複数の永久磁石46とを備える。永久磁石46は、固
定の永久磁石28と同様な磁石を用いることが好ましい
。各永久磁石46は、前記第1の磁極部材16の間隔に
対応して前記可動板44に形成された貫通孔48内に、
その一方の磁極面が前記第1の磁極部材の拡張部16a
の底面に当接しかつその他方の磁極面が前記ハウジング
の底部12aに当接するように、配置されている。また
、前記永久磁石46は、その磁化方向を前記磁極部材の
配列方向に一致する可動板44の移動方向へ交互に反転
させて配置されている。
第6図に示した非励磁状態では、磁石組立体24の近接
する一対の永久磁石46は、対応する一対の第1の磁極
部材16を経てこの一対の第1の磁極部材16間にある
前記永久磁石群(28)との間に符号36で示されるよ
うな、面板14内部での閉磁束ループを形成し、これに
より、前記面板14によって規定される吸着面、すなわ
ち、前記面板の上面14aは非励磁状態におかれる。
する一対の永久磁石46は、対応する一対の第1の磁極
部材16を経てこの一対の第1の磁極部材16間にある
前記永久磁石群(28)との間に符号36で示されるよ
うな、面板14内部での閉磁束ループを形成し、これに
より、前記面板14によって規定される吸着面、すなわ
ち、前記面板の上面14aは非励磁状態におかれる。
前記可動板44の各永久磁石46が可動板44と一体的
に第1の磁極部材16の間隔分移動され、これにより前
記磁石組立体24が第7図に示された励磁位置に移動さ
れると、面板14が励磁状態におかれる。この励磁状態
で前記面板12上に磁性体38が配置されると、前記永
久磁石46による前記磁性体38を通る閉磁束ループ4
0および前記固定の永久磁石28による前記磁性体38
を通る閉磁束ループ42が生じ、この閉磁束ループ42
は近接する第2の磁極部材18の上面によって規定され
る前記面板12の磁極面部分間に強い磁気ポテンシャル
差を生じさせる。
に第1の磁極部材16の間隔分移動され、これにより前
記磁石組立体24が第7図に示された励磁位置に移動さ
れると、面板14が励磁状態におかれる。この励磁状態
で前記面板12上に磁性体38が配置されると、前記永
久磁石46による前記磁性体38を通る閉磁束ループ4
0および前記固定の永久磁石28による前記磁性体38
を通る閉磁束ループ42が生じ、この閉磁束ループ42
は近接する第2の磁極部材18の上面によって規定され
る前記面板12の磁極面部分間に強い磁気ポテンシャル
差を生じさせる。
従って、前記磁気チャック10’によれば、前記磁気チ
ャック10におけると同様に、近接する第2の磁極部材
18にのみ接するような小型の磁性体をも磁力によって
前記面板12上に確実に保持することができる。
ャック10におけると同様に、近接する第2の磁極部材
18にのみ接するような小型の磁性体をも磁力によって
前記面板12上に確実に保持することができる。
第1図は本発明に係る磁気チャックを示す斜視図であり
、第2図および第4図は第1図に示した磁気チャックを
それぞれ励磁状態および非励磁状態で示す縦断面図であ
り、第3図は第1図に示した線■−■に沿って得られた
断面図であり、第5図は本発明の他の実施例を示す第3
図と同様な図面であり、第6図および第7図は本発明の
さらに他の実施例に係る磁気チャックをそれぞれ励磁状
態および消磁状態で示す縦断面図である。 10.10’:磁気チャ、ツク、 12:ハウジング、 14:面板、 16.20:第1の磁極部材、 18:第2の磁極部材、22:非磁性部材、24:磁石
組立体、28:固定の永久磁石、30:凹所、 32:
可逆性永久磁石、34:励磁コイル、44:可動板、 46:可動板の永久磁石。 代理人 弁理士 松 永 宣 行 第3図 第。図 第5図 第7図 16
、第2図および第4図は第1図に示した磁気チャックを
それぞれ励磁状態および非励磁状態で示す縦断面図であ
り、第3図は第1図に示した線■−■に沿って得られた
断面図であり、第5図は本発明の他の実施例を示す第3
図と同様な図面であり、第6図および第7図は本発明の
さらに他の実施例に係る磁気チャックをそれぞれ励磁状
態および消磁状態で示す縦断面図である。 10.10’:磁気チャ、ツク、 12:ハウジング、 14:面板、 16.20:第1の磁極部材、 18:第2の磁極部材、22:非磁性部材、24:磁石
組立体、28:固定の永久磁石、30:凹所、 32:
可逆性永久磁石、34:励磁コイル、44:可動板、 46:可動板の永久磁石。 代理人 弁理士 松 永 宣 行 第3図 第。図 第5図 第7図 16
Claims (6)
- (1) 一端開放のハウジングと、該ハウジングの開放
端を閉じる面板と、該面板に固定される複数の永久磁石
と、該永久磁石と協働して前記面板の表面を励磁状態お
よび非励磁状態に選択的に切り換えるべく前記ハウジン
グ内に収容される磁石組立体とを含む磁気チャックであ
って、前記面板は、互いに間隔をおいて並列的に配置さ
れ、それぞれの下端部が前記磁石組立体の対をなす磁極
面に当接可能の一対の第1の磁極部材と、両第1の磁極
部材間に互いに間隔をおいて該第1の磁極部材と並列的
に配置され、それぞれの下端部が前記磁石組立体から間
隔をおくように前記第1の磁極部材の前記下端部よりも
上方に位置する複数の第2の磁極部材と、前記第1およ
び第2の各磁極部材間に配置され、該磁極部材の上面と
協働して前記面板の表面を規定しかつ下方に前記磁極部
材間で前記永久磁石を収容するための凹所を規定する非
磁性部材とを備え、前記永久磁石は、前記一対の第1の
磁極部材間にある前記凹所内にそれぞれの磁極面を対応
する前記磁極部材に当接させかつ前記一対の磁極部材間
で磁化方向を一致させて配置されていることを特徴とす
る、磁気チャック。 - (2) 前記永久磁石は不可逆性磁石であり、前記磁石
組立体は前記第1の磁極部材間で該磁極部材に両端を当
接して配置されかつその長手方向に磁化された可逆性磁
石と該可逆性磁石の磁化方向を反転させるべくこれを取
り巻いて配置される励磁コイルとを備える、特許請求の
範囲第(1)項に記載の磁気チャック。 - (3) 前記磁石組立体は、前記ハウジング内に前記磁
極部材の配列方向へ滑動可能に配置された可動板と、前
記第1の磁極部材の下面に磁極面が当接可能なように該
第1の磁極部材に対応して前記可動板に配置されかつ前
記磁極部材の配列方向へ交互に磁化方向を反転して配置
された複数の永久磁石とを備える、特許請求の範囲第(
1)項に記載の磁気チャック。 - (4) 前記非磁性部材はその板厚方向を前記磁極部材
の配列方向に一致させて配置される板状非磁性部材であ
り、前記永久磁石はその磁化方向の長さ方が前記板状非
磁性部材の厚さ寸法にほぼ等しい、特許請求の範囲第(
1)項に記載の磁気チャック鳴 - (5) 前記永久磁石は高保磁力の磁石である、特許請
求の範囲第(1)項に記載の磁気チャック。 - (6) 前記永久磁石は希土類金属磁石である、特許請
求の範囲第(1)項に記載の磁気チャック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7303884A JPS60217036A (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | 磁気チヤツク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7303884A JPS60217036A (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | 磁気チヤツク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60217036A true JPS60217036A (ja) | 1985-10-30 |
JPH0450146B2 JPH0450146B2 (ja) | 1992-08-13 |
Family
ID=13506787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7303884A Granted JPS60217036A (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | 磁気チヤツク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60217036A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62157749A (ja) * | 1985-12-28 | 1987-07-13 | Kanetsuu Kogyo Kk | 磁気チヤツク |
JPS62157750A (ja) * | 1985-12-28 | 1987-07-13 | Kanetsuu Kogyo Kk | 磁気チャックの励磁装置 |
KR100473643B1 (ko) * | 1996-11-07 | 2005-06-08 | 이용구 | 마그네트척 |
-
1984
- 1984-04-13 JP JP7303884A patent/JPS60217036A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62157749A (ja) * | 1985-12-28 | 1987-07-13 | Kanetsuu Kogyo Kk | 磁気チヤツク |
JPS62157750A (ja) * | 1985-12-28 | 1987-07-13 | Kanetsuu Kogyo Kk | 磁気チャックの励磁装置 |
JPH0569651B2 (ja) * | 1985-12-28 | 1993-10-01 | Kanetsu Kogyo | |
JPH0569650B2 (ja) * | 1985-12-28 | 1993-10-01 | Kanetsu Kogyo | |
KR100473643B1 (ko) * | 1996-11-07 | 2005-06-08 | 이용구 | 마그네트척 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0450146B2 (ja) | 1992-08-13 |
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