JPS62157749A - 磁気チヤツク - Google Patents

磁気チヤツク

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JPS62157749A
JPS62157749A JP29363385A JP29363385A JPS62157749A JP S62157749 A JPS62157749 A JP S62157749A JP 29363385 A JP29363385 A JP 29363385A JP 29363385 A JP29363385 A JP 29363385A JP S62157749 A JPS62157749 A JP S62157749A
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Takashi Nakayama
隆史 中山
Takahito Nakajima
中島 隆人
Mamoru Uchikune
内久根 守
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KANETSUU KOGYO KK
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KANETSUU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、磁性体を吸着するための磁気チャックに関し
、特に透磁率の低い磁性体を吸着可能の磁気チャックに
関する。
(従来技術) 工具、グイ、パンチ等に使用される超硬合金は、磁性を
有するものの、透磁率が通常の鋼に比べて著しく低い、
このような超硬合金を通常の磁気チャックに吸着させて
研削のような加工をしようとしても、前記磁気チャック
の磁力すなわち吸着力が極度に不足し、その結果該超硬
合金が加工時の加工圧に耐えられずに移動するため1通
常の磁気チャックを利用して該超硬合金を加工すること
はできない。
このようなことから、従来では、超硬合金を低起磁力の
磁気チャックに当て板を利用して吸着させる方法が採用
されていた。しかし、この方法は、前記磁気チャックが
低起磁力であるため、前記超硬合金が加工に伴なうわず
かな#1撃で前記磁気チャックから離脱し、危険である
これらの問題点を解決すべく、磁気チャックの起磁力を
高め、超硬合金に対する磁束の浸透度を高くすることが
考えられる。しかし、このような磁気チャックでも、超
硬合金の飽和磁束密度が低く、超硬合金を吸着する力が
通常の鋼を吸着する場合に比べて弱いため、超硬合金の
加工に必要な吸着力を得ることができない、また、この
ような磁気チャックは、その吸着力が被加工物を吸着す
るいわゆる作業面に垂直な方向への力に対しては強いが
、前記作業面と平行な方向への力に対して弱いため、超
硬合金が加工時に前記作業面と平行の方向へ移動しやす
い、さらに、起磁力を高めるには大きな磁石が必要にな
るため、磁気チャックが大型化し、高価になり、さらに
は前記作業面を励磁状態および非励磁状態に切り換える
ことが困難になり、磁気チャックの操作性が悪い。
(発明の目的) 本発明は、低透磁率の材料を確実かつ安全に吸着するこ
とができ、小型でかつ廉価であり、操作性の良い磁気チ
ャックを提供することを目的とする。
(発明の構成および作用効果) 本発明の磁気チャックは、磁性体を吸着するための作業
面を規定する主磁極手段と、該主磁極手段を間にして前
記作業面の方向に間隔をおいて配置されかつ前記電磁・
極手段と共に前記作業面を規定する少なくとも2つの主
磁極手段と、前記主磁極部に磁界を付与する主磁極磁石
手段と、起磁力が前記主磁極磁石手段のそれより小さく
かつ前記主磁極手段および前記補助磁極手段と、前記主
磁極手段および前記主磁極手段を励磁状態および非励磁
状態におくための切換手段とを含み、前記主磁極手段は
相互に間隔をおいて配置された少なくとも2つの主磁極
を備え、前記主磁極手段は互に間隔をおいて配置された
少なくとも2つの主磁極を備える。
従って、本発明の磁気チャックによれば、主磁極磁石手
段により磁界が付与される主磁極手段と、主磁極磁石手
段により磁界が付与される主磁極手段とを設け、前記主
磁極磁石手段の起磁力を前記主磁極磁石手段のそれより
大にしたため、超硬合金のような低透磁率の材料を前記
主磁極手段に吸着し、これを補助すべく高透磁率材料か
ら成る当て板を前記主磁極手段に吸着することにより前
記低透磁率材料を吸着することができ、低透磁率材料を
確実かつ安全に吸着することができる。また、主磁極磁
石手段が主磁極磁石手段より小さいものでよいため、小
型でかつ廉価であり、操作性が良い。
本発明の磁気チャックは、また、磁性体を吸着するため
の作業面を規定する主磁極手段と、該主磁極部を間にし
て前記作業面の方向に間隔を規定する少なくとも2つの
補助磁極手段と共に前記作業面を規定する少なくとも2
つの主磁極手段と、前記主磁極部に磁界を付与する主磁
極磁石手段と、前記主磁極手段および前記補助磁極手段
と、前記主磁極手段および前記主磁極手段を励磁状態お
よび非励磁状態におくための切換手段とを含み、前記主
磁極手段は相互に間隔をおいて配置された少なくとも2
つの主磁極を備え、前記主磁極手段は前記主磁極のピッ
チより狭いピッチで互に間隔をおいて配置された少なく
とも2つの主磁極を備える。
従って、また、本発明の磁気チャックによれば、主磁極
磁石手段により磁界が付与される主磁極手段と、主磁極
磁石手段により磁界が付与されかつピッチが該主磁極手
段のそれより小さい主磁極手段とを配置したため、低透
磁率材料は前記主磁極手段に吸着し、これを補助すべく
高透磁率材料から成る当て板は前記主磁極手段に吸着す
ることにより、低透磁率材料を確実かつ安全に吸着する
ことができる。また、主磁極磁石手段が主磁極磁石手段
より小さいものでよいため、小型でかつ廉価であり、操
作性が良い。
(実施例) 以下、図面に示す本発明の実施例について説明する。
第1図〜第7図に示す磁気チャック10は、非磁性材料
から成る方形の底板12a上に非磁性材料から成る枠部
12bを配置して上方に開口するハウジング12を構成
し、作業面を規定する面板16を前記ハウジング上に配
置している。
面板16は、非磁性材料で作られており、また超硬合金
のような低透磁率材料を吸着するための゛   主磁極
部18と、高透磁率材料を吸着するための2つの主磁極
部20とを有する。主磁極部20は、主磁極部18に関
して対向する位置に配置されている。なお1面板16は
、主磁極部18および主磁極部20と他の部分とを磁気
的に絶縁すれば、磁性材料であってもよい。
主磁極部18は、面板16の長手方向へ間隔をおいて配
置された一対の主磁極22と、該主磁極22間の作業面
の側に配置された非磁性のスペーサ24とを備える。各
主磁極22は面板16の幅方向へ平行に伸びる。主磁極
22間の前記/\ウジングの側には、主磁極磁石26が
固定的に配置されている。各主磁極部20は1面板16
の長手方向に間隔をおいて配置された複数の主磁極28
と、該主磁極28間の作業面の側に配置された非磁性の
スペーサ30とを備える。各主磁極28は、相互におよ
び主磁極22と平行に面板16の幅方向へ伸びる。主磁
極28間の/\ウジング12の側には、主磁極磁石32
が配置されている。主磁極28の幅は主磁極22のそれ
より狭く、また主磁極28のピッチは主磁極22のそれ
より狭い。
主磁極磁石26および主磁極磁石32は、希土類金属磁
石、フェライト磁石のように高保磁力の板状の磁石から
成り、また厚さ方向に磁化されている。主磁極磁石26
は、その磁化方向が面板16の長手方向となり、そのN
極が一方の主磁極22に磁気的に接触し、S極が他方の
主磁極22に磁気的に接触するように配置されている。
主磁極磁石32は、その磁化方向が面板16の長手方向
すなわち磁極の配列方向となり、主磁極28に磁気的に
接触するように配置されている。
各主磁極磁石32は、第5図および第7図に示すように
同極を互いに対向させて配置されている。このため、各
主磁極22および各主磁極2日は、主磁極磁石26およ
び各主磁極磁石32により、第5図および第7図に示す
ような磁気的極性を付与されている。
ハウジング12内には、面板16の作業面と平行な面内
を相互に間隔をおいて平行に伸びる一対の主磁極切換用
磁石34が面板16から間隔をおいてかつ主磁極部22
と対面されて配置されており、該主磁極切換用磁石34
間には非磁性のスペーサ36が固定的に配置されており
、該主磁極切換用磁石34と面板16との間には該面板
の作業面と平行な面内を相互に間隔をおいて平行に伸び
る一対の継鉄38が配置されており、該継鉄間には第2
の主磁極磁石40が固定的に配置されている。
各主磁極切換用磁石34は、希土類金属磁石のように残
留磁束密度および保磁力がともに大きくかつ磁化方向の
長さ寸法が大きい磁石から成り、また・上下方向に磁化
されている。一方の主磁極切換用磁石34はS極が継鉄
38に磁気的に接触するように配置されているのに対し
、他方の主磁極切換用磁石34はN極が継鉄38に磁気
的に接触するように配置されている。
各継鉄38は、各主磁極22と平行に配置されており、
また一方の継鉄38が主磁極切換用磁石36と一方の主
磁極22とに磁気的に接触し、他方の継鉄38が主磁極
切換用磁石36と他方の主磁極22とに磁気的に接触す
るように枠部12bに固定的に設けられている。
第2の主磁極磁石40も、希土類金属磁石、フェライト
磁石のように高保磁力の板状の磁石から成り、また厚さ
方向に磁化されている。第2の主磁極磁石40は、その
磁化方向を主磁極磁石32と一致させて配置されている
。なお、磁極磁石32.40の一方は設けなくてもよい
主磁極切換用磁石34およびスペーサ36は、主磁極部
18を励磁状態および非励磁状態に選択的に切り変える
ための第1の作動機構42の非磁性の回転体44に支持
さている。
第1の作動機構42は、前記の回転体44の外に、枠部
12bに水平方向へ伸びる軸線の回りに回転可能に支持
された作動歯車46と、底板12aに垂直方向へ伸びる
軸線の回りに回転可能に支承され中間歯車48とを備え
る。回転体44は、底板12aおよび枠部12bに垂直
方向へ伸びる軸線の回りに回転可能に支承されている。
作動歯車46は、それに設けた六角状の凹所50に作動
杆を差し込み、該作動杆を回転させることにより回転さ
れる。中間歯車48は、作動歯車46の@52と噛合す
る歯54および回転体44の歯56と噛合する@58を
有する。
第1の作動機構42は、図示の例では、主磁極切換用磁
石34を90度の範囲内で回転させることにより、主磁
極切換用磁石34をそれが主磁極22および継鉄38と
同じ方向へ伸びる姿勢と、主磁極切換用磁石34が主磁
極22および継鉄38と直交する方向へ伸びる姿勢とに
切り換える。
なお、回転体44の回転範囲は、主磁極切換用磁石34
が各主磁極磁石26.40と同じ磁気的極性を各継鉄3
8に付与する位置から、主磁極切換用磁石34が各継鉄
38によって磁気的に短絡する位置までの範囲であれば
、かららずしも90度である必要はなく、また主磁極切
換用磁石34が各主磁極磁石26.40と同じ磁気的極
性を各継鉄38に付与する位置から各主磁極磁石26゜
40と異なる磁気的極性を各継鉄38に付与する位置ま
での範囲としてもよい。
ハウジング12内には、また、複数の主磁極切換用磁石
60が配置されている。各主磁極切換用磁石60は、希
土類金属磁石、フェライト磁石のように高保磁力の板状
の磁石から成り、また厚さ方向に磁化されている。各主
磁極切換用磁石60は、2つの群に分けられている。一
方の群の各主磁極切換用磁石60は、第2の作動機構6
2の2つのスライダ64の一方に面板16の長手方向す
なわち主磁極28の配列方向に主磁極28と同一ピッチ
で複数列に配置されており、 同様に他方の群の各主磁極切換用磁石60は他方のスラ
イダ64に主磁極28の配列方向に主磁極28と同一ピ
ッチで複数列に配置されている。各主磁極切換用磁石6
0は、第5図および第7図に示すように磁化方向が交互
になるように配置されている。
主磁極部20を励磁状態および非励磁状態に選択的に切
り変えるための第2の作動機構62は、前記スライダ6
4の外に、枠部12bに水平方向へ伸びる軸線の回りに
回転可能に支承された作動歯車66と、底板12aに垂
直方向へ伸びる軸線の回りに回転可能に支承された中間
歯車68とを備える。各スライダ64は、枠部12bに
設けられた溝70に水平方向へ移動可能に受は入れられ
ている。作動歯車66は、それに設けた六角状の凹所7
2に作動杆を差し込み、該作動杆を回転させることによ
り回転される。中間歯車68は、第1の作動機構42の
中間歯車48と同様に1作動歯車66の歯(図示せず)
と噛合する尚(図示せず)およびスライダ64に設けら
れたラック78と噛合する1Je80を有する。
第2の作動機構62は、スライダ64を主磁極28の1
ピー、チ分だけ水平方向へ移動させることにより、主磁
極切換用磁石60をそれが1つの主磁極28と接触する
位置からその隣りの主磁極28と接触する位置まで移動
させる。
なお、各磁石26.34.40による主磁極部18のた
めの総起磁力は、各磁石32.60による主磁極部20
のための総起磁力よりも大に選ばれている。
磁気チャック10の使用時、作動歯車46が第1図にお
いて矢印82方向へ回転されると、中間歯車48および
回転体44が第1図において矢印84.86の方向へ回
転されるため、主磁極切換用磁石34はその姿勢を、第
6図および第7図に示すように、主磁極22と同じ方向
へ伸びる姿勢に変更され、主磁極切換用磁石34は継鉄
38に主磁極磁石26.40と同じ磁気的極性を付与す
る。これに2す、主磁極磁石26の磁束が主磁極22お
よび主磁極磁石26を経るループを形成し、主磁極磁石
40の磁束が継鉄38.主磁極22および主磁極磁石4
8を経るループを形成し、そして主磁極切換用磁石34
の磁束が継鉄38、主磁極22、継鉄38、および各主
磁極切換用磁石34を経るループを形成するため、主磁
極部18の作業面は励磁状態におかれる。
また、作動歯車66が第1図において矢印88方向へ回
転されると、中間歯車68およびスライダ64が第1図
において矢印90.92の方向へ回転および移動される
ため、各主磁極切換用磁石60は、第7図に示すように
、それと接触している主磁極28に各補11j+m石3
2と同1〕虜架的極性を付与する。これにより、主磁極
磁石32の磁束が主磁極28および主磁極磁石32を経
るループを形成し、主磁極切換用磁石60の磁束が継鉄
38、主磁極28、継鉄38および主磁極切換用磁石6
0を経るループを形成するため、主磁極部20の作業面
は励磁状態におかれる。
れる。
これに対し、作動歯車46、中間歯車48および回転体
44が第3図に示す状態からそれぞれ前記と逆の方向へ
回転されると、主磁極切換用磁石34はその姿勢を、第
2図、第4図および第5図に示すように、主磁極22の
配列方向すなわち主磁極22と直交する姿勢に変更され
る。これにより、両継鉄38が主磁極切換用磁石34に
より磁気的に短絡されて、各主磁極磁石26.40およ
び各主磁極切換用磁石34の磁束が主磁極22、継鉄3
8、各主磁極切換用磁石34および各主磁極磁石26.
48を経るループを形成するため、主磁極部18の作業
面は非励磁状態におかれる。
また、作動歯車66、中間歯車68およびスライダ64
が第3図に示す状態から第1図において矢印88,90
.92と反対の方向へ回転および移動されると、各主磁
極切換用磁石60は、第5図に示すように、それと接触
している主磁極28に各主磁極磁石32と異なる磁気的
極性を付与する、これにより、各主磁極磁石32および
各主磁極切換用磁石60の磁束が主磁極28、主磁極切
換用磁石60、継鉄38および主磁極磁石32を経るル
ープを形成するため。
主磁極部20の作業面は非励磁状態におかれる。
作業面を非励磁状態におくときは、作動歯車46.66
を再び逆に所定量回転させればよい。
磁気チャック10によれば、主磁極部18と主磁極部2
0とを面板16に設け、各磁石26゜34.40による
主磁極部18のための総起磁力を各磁石32.60によ
る主磁極部20のための総起磁力よりも大にしたから、
第3図に示すように、超硬合金のような低透磁率材料か
ら成る工作物100は主磁極部18の作業面に吸着させ
、高透磁率材料から成る当て板102は主磁極部20に
吸着させることにより、工作物100を主磁極部18の
吸着力と当て板102とにより確実に吸着し、工作物1
00の前記作業面と平行の面内での移動を阻止すること
ができ、安全である。
特、に、主磁極部18のための総起磁力を主磁極部20
のための総起磁力よりも大にするのみならず、主磁極部
18の磁極ピッチを主磁極部20のそれより大にすれば
、超硬合金のような低透磁率材料から成る工作物100
をより確実にかつ安全に吸着することができる。
また、主磁極部20を主磁極部18より小さい形状にす
ることができるため、薄く小さな当て板をも吸着させて
工作物の移動を確実に阻旧することができ、また全体的
に小型になり、廉価になる。
さらに、主磁極部20のための磁石が主磁極部18のた
めの磁石より小さいものでよいため、作業面の切換作業
が容易になり、しかも前記切換作業のための作動機構を
主磁極部18および主磁極部20のそれぞれに設けたた
め、前記切換作業がより容易になる。
第8図〜第10図に示す磁気チャック110は、磁性材
料から成るハウジング112と、該ハウジング112の
開口部に配置された磁性材料から成る面板114とを含
む0面板114は、その長手方向に間隔をおいてかつ等
ピッチに配置された複数の磁極116,118を有する
。各磁極116.118の間の作業面の側には非磁性の
スペーサ120,122が配置されており、また各磁極
116,118間のハウジング112の側には永久磁石
124,126が配置されている。磁極116,118
、スペーサ120,122および永久磁石124,12
6は、面板114の幅方向へ平行に伸びる。
面板114の長手方向中央に配置された一対の磁極11
6と、該磁極間に配置された1つのスペーサ120とは
、作業面を規定する主磁極部128を構成する。これに
対し、該主磁極部128の両側に配置された複数の磁極
118と、磁極間に配置された複数のスペーサ122と
は、主磁極部と共に前記作業面を規定する主磁極部13
0を構成する。従って、磁極116は主磁極として、磁
極118は主磁極として、磁石124は主磁極磁石とし
て、磁石126は主磁極磁石としてそれぞれ作用する。
各磁石124,126は、希土類磁石、フェライト磁石
のように高保磁力の磁石であり第9図および第10図に
示すように、隣りの磁石との間に配置された磁極116
,118にこれに磁気的に接触する磁石と同じ磁気的極
性を付与するように、同極を対向させて配置されている
ハウジング112内には、非磁性材料から成るスライダ
132が磁極116,118の配列方向へ移動可能に配
置されている。スライダ132には該スライダの幅方向
へ平行に伸びる非磁性の複数のスペーサ134が磁極1
16,118と同一ピッチで磁極116,118の配列
方向に間隔をおいて固定的に設けられており、各スペー
サ134間にはスライダ132の幅方向へ平行に伸びる
切換用磁石136,138が固定的に設けられている。
各磁石136,138は、第9図および第10図に示す
ように、その磁化方向が上下方向となりかつ面板114
の側が交互に異磁極となる姿勢に配置されている。各磁
石136,138は、また、スライダ132の移動に伴
なって磁極126.128の下面に磁気的に接触しつつ
移動する。
中央に設けられた2つの磁石136は、その高さ寸法が
他の磁石138のそれよりも大きく、また起磁力が他の
磁石138のそれより大きい磁石である。従って、磁石
136は主磁極切換用磁石として作用するのに対し、磁
石138は主磁極切換用磁石として作用する。スペーサ
134間の磁石138の下方の空間には、磁性材料14
0は固定的に配置されている。磁石136としては磁束
密度および保磁力が大きくかつ長さ寸法の太きい希土類
磁石を用い、磁石138として磁化方向の長さ寸法が小
さい高保磁力の希土類金属磁石またはフェライト磁石を
用いることができる。
スライダ134の下面には、その移動方向へ伸びるラッ
ク142が下向きの姿勢に固定されており、ハウジング
112内にはラック142と噛合する歯車144が配置
されている。歯車144は、ハウジング112を回転自
在に貫通して伸びる軸・146に固定されており、該軸
146が回転されることにより回転される。歯車144
が回転されると、スライダ132がハウジング112に
対して磁極116,118の一ピッチ分だけ歯車144
の回転方向に応じた方向へ移動される。
磁気チャック110の使用時、スライダ132が第9図
に示すように、ハウジング112に対し左方に移動され
ていると、各磁石136,138はそれぞれ磁極116
,118と磁気的に接触し、接触している磁極に磁石1
24,128と異なる磁気的極性を付与する。このため
、磁石124.126および磁石136,138の磁束
により、磁石124,126、磁極116゜118、磁
性材料140およびハウジング112を経る閉ループが
形成され、これにより作業面は非励磁状態におかれる。
これに対し、スライダ132が第10図に示すように、
ハウジング112に対しに移動されると、各磁石136
.138はそれぞれ磁極116.118と磁気的に接触
し、その磁極に磁石124,128と同一の磁気的極性
を付与する。このため、作業面は励磁状態におかれる。
磁気チャック110は、磁極116,118が同一ピッ
チではあるものの、主磁極切換用磁石136の起磁力が
主磁極切換用磁石138のそれより大きいため、主磁極
部128の作業面に超硬合金のような低透磁率の工作物
lOOを吸着させ、主磁極部130の作業面に高透磁率
材料から成る当て板102を吸着させて、主磁極部12
8の吸着力と当て板102とにより、工作物100を確
実かつ安全に吸着することができる。
主磁極部130を主磁極部128より小さい形状にする
ことができるため、全体的に小型になり、廉価になる。
さらに、主磁極部130のための磁石138が主磁極部
128のための磁石136より小さいため1作業面の切
換作業が容易になる。
第11図および第12図に示す磁気チャック210は、
磁性材料から成るハウジング212の開口部に主磁極部
214を構成する細長い一対の   ・主磁極216と
、主磁極部218を構成する細長い複数の主磁極220
とを相互に間隔をおいて平行に配置している。主磁極2
16は、主磁極220より狭い幅寸法を有し、またハウ
ジングの開口部中央に配置されている。主磁極220は
、各主磁極216とハウジング212の枠体との間に主
磁極216より狭いピッチで配置されている。
いる。
主磁極216の間にはそれぞれ主磁極磁石222が配置
されでおり、各主磁極220間、ハウジング212の枠
部212bと主磁極220の間および主磁極216と主
磁極220の間のそれぞれには主磁極磁石224が配置
されており、ハウジング212の底板212aと各主磁
極216の間にはそれぞれ主磁極切換用磁石226が配
置されており、主磁極216とハウジング212の枠部
212bと各主磁極216の間にはそれぞれ主磁極切換
用磁石228が配置されている。
主磁極磁石222は希土類磁石またはフェライト磁石の
ような高保磁力の磁石であり、主磁極切換用磁石226
および主磁極切換用磁石228はアルニコ磁石であり、
主磁極磁石224は希土類金属磁石である。主磁極磁石
222および主磁極磁石224は、水平方向に磁化され
て第11図に示すように配置されている。主磁極切換用
磁石226および主磁極切換用磁石228のそれぞれに
は、励磁コイル230,232が巻き掛けられている。
磁気チャック210は、主磁極切換用磁石226および
主磁極切換用磁石228のそれぞれが励磁コイル230
,232により第11図に示すように磁化されると、磁
石222,226の磁束により一方の主磁極216、主
磁極磁石222、他方の主磁極216および主磁極部2
14の作業面を経る閉ループと、一方の主磁極21B、
一方の主磁極切換用磁石226、ハウジング212の底
板212a、他方の主磁極切換用磁石226、他方の主
磁極216および主磁極部214の作業面を経る閉ルー
プとが形成される。
すなわち、主磁極磁石222.226は、主磁極216
の一方に共にN極性を付与し、他方にS極性を付与する
。このため、主磁極部214の作業面は励磁状態におか
れ、また工作物100を吸着可能になる。また、主磁極
部214の作業面は、磁石220.228による磁束が
ハウジング212の枠部212b、補助磁石224、主
磁極220、主磁極216および主磁極部218の作業
面を経る閉ループと、ハウジング212の枠部212b
、主磁極切換用磁石228、主磁極216および主磁極
部218の作業面を経る閉ループとを形成するため、励
磁状態におかれる。
これに対し、磁石226.228のそれぞれが励磁コイ
ル130,132により第12図に示すように磁化され
ると、磁石222,226による磁束が一方の主磁極2
16、一方の主磁極切換用磁石226、ハウジング21
2(7)底板212a、他方の主磁極切換用磁石226
、他方の主磁極216および主磁極磁石222を経る閉
ループを形成するため、主磁極部214の作業面は非励
磁状態におかれる。また、磁石224,228の磁束が
ハウジング212、枠部212b、主磁極切換用磁石2
22、主磁極216、主磁極磁石224および補助極2
20を経る閉ループを形成するため、主磁極部218の
作業面は非励磁状態におかれる。
磁気チャック210は、主磁極216の幅およびピッチ
が主磁極220のそれより大であり、また主磁極用の磁
石222,226の総起磁力が主磁極用の磁石222,
228のそれより大きいため、主磁極部214の作業面
に超硬合金のような低透磁率の工作物100を吸着させ
、主磁極部218の作業面に高透磁率材料から成る当て
板102を吸着させて、主磁極部214の吸着力と当て
板102とにより、工作物100を確実かつ安全に吸着
することができる。また、主磁極部218を主磁極部2
18より小さい形状にすることができるため、全体的に
小型になり、廉価になる。
さらに、磁石226,228の切換えを電気的に行なう
ため、作業面の切換作業が容易になる。
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気チャックの一実施例の一部を破断
して示す斜視図、第2図は第1図に示す磁気チャックの
主磁極部の切換状態を説明するために一部を破断して示
す斜視図、第3図は第1図に示す磁気チャックの主磁極
部の主磁極部の切換状態を説明するために一部を破断し
て示す斜視図、第4図は第1図に示す磁気チャックが非
励磁状態におかれたときの説明図、第5図は第4図の5
−5線に沿って得た断面図、第6図は第1因に示す磁気
チャックが励磁状態におかれたときの説明図、第7図は
第6図の7−7線に沿って得た断面図、第8図は本発明
の他の実施例の磁気チャックの平面図、第9図は第8図
の8−8線に沿って得た断面図、第10図は第8図と同
様の断面図であって非励磁状態を示す図、第11図は本
発明の他の実施例の磁低チャックを示す断面図、第12
図は第11図に示す磁気チャックの非励磁状態を説明す
るための断面図である。 to、110,210:磁気チャック、12.112,
212:ハウジング、 1B、114:面板、 18.128,214:主磁極部、 20.130.218:主磁極部、 22.116.216:主磁極、 26.40.124,222:主磁極磁石、28.11
8,220:主磁極、 32.126,224:主磁極磁石、 34.136,226:主磁極切換用磁石、60.13
6.228:主磁極切換用磁石、42 、62 :作動
機構、44:回転体、64.132ニスライダ、110
:工作物、102:当て板、 230.232 :励磁コイル。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)磁性体を吸着するための作業面を規定する主磁極
    手段と、該主磁極手段を間にして前記作業面の方向に間
    隔をおいて配置されかつ前記主磁極手段と共に前記作業
    面を規定する少なくとも2つの補助磁極手段と、前記主
    磁極部に磁界を付与する主磁極磁石手段と、起磁力が前
    記主磁極磁石手段のそれより小さくかつ前記補助磁極手
    段に磁界を付与する補助磁極磁石手段と、前記主磁極手
    段および前記補助磁極手段を励磁状態および非励磁状態
    におくための切換手段とを含み、前記主磁極手段は相互
    に間隔をおいて配置された少なくとも2つの主磁極を備
    え、前記補助磁極手段は互に間隔をおいて配置された少
    なくとも2つの補助磁極を備える、磁気チャック。
  2. (2)前記主磁極磁石手段は前記主磁極に磁気的に接続
    された少なくとも1つの主磁極磁石および少なくとも1
    つの主磁極切換用磁石を備え、前記補助磁極磁石手段は
    前記補助磁極に磁気的に接続された少なくとも1つの補
    助磁極磁石および少なくとも1つの補助磁極切換用磁石
    を備える、特許請求の範囲第(1)項に記載の磁気チャ
    ック。
  3. (3)前記各主磁極は相互に平行に配置され、前記各補
    助磁極は相互におよび前記各主磁極と平行に配置されて
    いる、特許請求の範囲第(2)項に記載の磁気チャック
  4. (4)前記切換手段は、前記ハウジング内に前記主磁極
    手段の前記作業面と直交する軸線の回りに角度的に回転
    可能に配置された回転体と、前記回転体のための第1の
    作動機構と、前記ハウジング内に前記補助磁極に対しそ
    の配列方向へ移動可能に配置された少なくとも1つのス
    ライダと、前記スライダのための第2の作動機構とを備
    え、前記主磁極切換用磁石は前記回転体に配置され、前
    記補助磁極切換用永久磁石は前記スライダに配置されて
    いる、特許請求の範囲第(2)項に記載の磁気チャック
  5. (5)前記切換手段は前記ハウジング内に前記主磁極お
    よび前記補助磁極に対しそれらの配列方向へ移動可能に
    配置されたスライダを備え、前記主磁極切換用磁石はお
    よび前記補助磁極切換用永久磁石は前記スライダに配置
    されている、特許請求の範囲第(2)項に記載の磁気チ
    ャック。
  6. (6)前記主磁極磁石および前記補助磁極磁石のそれぞ
    れは極性不可逆永久磁石であり、前記主磁極切換用磁石
    および前記補助磁極切換用磁石のそれぞれは極性可逆永
    久磁石であり、前記切換手段は切換用の前記極性可逆永
    久磁石に個々に巻き掛けられた電磁コイルを備える、特
    許請求の範囲第(1)項に記載の磁気チャック。
  7. (7)前記主磁極手段および前記補助磁極手段は、前記
    ハウジングの開口部を閉鎖すべく配置された面板に設け
    られている、特許請求の範囲第(1)項に記載の磁気チ
    ャック。
  8. (8)磁性体を吸着するための作業面を規定する主磁極
    手段と、該主磁極部を間にして前記作業面段と共に前記
    作業面を規定する少なくとも2つの補助磁極手段と、前
    記主磁極部に磁界を付与する主磁極磁石手段と、前記補
    助磁極手段に磁界を付与する補助磁極磁石手段と、前記
    主磁極手段および前記補助磁極手段を励磁状態および非
    励磁状態におくための切換手段とを含み、前記主磁極手
    段は相互に間隔をおいて配置された少なくとも2つの主
    磁極を備え、前記補助磁極手段は前記主磁極のピッチよ
    り狭いピッチで互に間隔をおいて配置された少なくとも
    2つの補助磁極を備える、磁気チャック。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5092579A (ja) * 1973-12-18 1975-07-24
JPS60217036A (ja) * 1984-04-13 1985-10-30 Kanetsuu Kogyo Kk 磁気チヤツク
JPS60221239A (ja) * 1984-04-18 1985-11-05 Kanetsuu Kogyo Kk 永久磁石チヤツク

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