JPH0355099A - 衣類乾燥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、熱交換型の両面ファンを備え、乾燥風を乾燥
室に対して循環させると共に、外部空気そ冷却風として
導入、導出させ、乾燥風と冷却風とを当該ファンによっ
て熱交換して水分を除去し，その後乾燥風をヒータによ
って再加熱して乾燥室に供給するいわゆる除湿型の衣類
乾燥機に関する， （ロ）従米の技術 この種の衣類乾燥機の一例は特公昭６　０−５　６５１
８号公報に開示されている。この乾燥機は、乾燥室であ
る固転ドラムの出口部分に風胴を配設し、この弘胴の後
部には開口部を設け、この開口部位を仕切りとして熱交
換型の両面ファンを配設している２両面ファンの外周縁
と風胴開口縁との間にはシール材が介挿してあり、ファ
ンの前面側の乾燥風路と、ファンの後面側の冷却風路と
を仕切っている。即ち、両面ファンを乾燥作業中に固転
させると，乾燥風は両面ファンの前面により乾燥室に対
して循環し、外部空気である冷却風は両面ファンの後面
に接触すべく導入されては導出される。そして、ファン
自体で乾燥風と冷却颯とは熟交換し，乾燥風は水分を除
去され、この水分は乾＃４風路測で回収される。

しかし、この乾燥機は、シール材が介挿されてはいるが
、固転するファンの振動やスラスト方向の小移動によっ
て乾燥風路と冷却風路とが連通ずることがあり、例えば
乾燥風が冷却風路測に漏出して；疑縮すると、；疑縮水
を一まとめに回収することができなくなる。また、乾燥
風がそのまま機外に漏出すると、設置場所を高湿度の環
境に変えてしまうっ そこで、例えば特開昭６１−２８４３００号公報に示さ
れる様に、ファンと仕切板との間をラビノンス結合し、
それによって乾燥風路と冷却風路との間のシール効果を
高めている。このようなラビリンス結合のための固転溝
群を両面ファンに設けるにあたっては、それらを樹脂等
でー＃−戊型するのが品質、コスト等の点がら一般的で
ある。

（ハ）発明が解決しようとする課題 ところが実際には、樹脂例えばボリブロピレンによって
両面ファンを戊形すると、乾燥作業時における高温の乾
撫風によって両面ファンが変形し、両面ファンの固転溝
群と仕切板の固定溝群との間隙が広がってしまい、シー
ル効果が低下して両面ファンの乾燥風路側から冷却風路
側への乾燥風の漏出が発生してしまうことがあった。

本発明は、シール効果が比較的良好なラビリンス結合に
あって、更に乾燥風の漏出を抑制し、除湿率を改善せん
とするものである。

（二）課題を解決するための手段 本発明による解決手段は、両面ファンの外周部にｊよ同
・ヒ・円弧形の固転溝群を設けると共に、仕切板の内周
部には同心円弧形の固″：ｊｌ溝群を設け、上記固転溝
群と固定溝群の各々の開口どうしを互いに小間隙を置い
て遊嵌すると共に、上記両面ファンの外周部及び上記仕
切板の内周部のいずれか一方に、他方と接触摺動する可
撓シール部材を設けた溝代である。

（ホ）作　用 両面ファンの外周部と仕切板の内周部とは、固転溝群と
固定溝群の遊嵌、即ちラビリンス結合によりシールが或
されており、更に両者の間は可撓シール部材によりシー
ルされているので、高いシール効果が得られる。

仮に熱変形等により固転溝群と固定溝群との間が広くな
ったとしても、可撓シール部材による冫一ルのため、シ
ール効果の低下は少ない。

（一）実権例 図面に基づいて説明すると、衣類乾燥機の機枠ｌは、前
而開口部に前面板２、後面開口部に後面板３を夫々止着
している。前面板２は、衣類出入口４を設けており、扉
５で開閉するようにしてある。後面板３は、外部空気で
ある冷却風の導入口６を中央部に設け、導出口７を下部
に設けている。衣類出入口４の近傍には、この出入口を
囲むように金属製の環状のドラム支持盤８が止着してあ
り、後面板３がら間隔を置いた機枠１内には、金属製の
横長の支持板９が止着してある。これらドラム支持盤８
及び支持板９は、機枠１に止着してある。

後面板３と支持板９の各々の中央部位には支軸ＩＯが水
平方向に懸け渡してあり、且つボルトで後面板３に止着
してある。

衣類を収容し、撹拌して乾燥させる乾燥室である横軸型
の固転ドラムｌ１は、前面開口を衣類出入口４に対向さ
せ且つドラム支持盤８にフエルト等を介して固転自在に
支持し、後端面を支持板９を挿通ヒた支軸１０に軸受を
介して固転自在に軸支している。後端面の中央部には乾
燥風の出口１２が設けてあり、そこにはりントフィルタ
ー１３が看視自在に施蓋してある。乾燥風の入口１４は
、ドラム支持盤８に設けてある。

出口１２に対向する支持板９には通気口ｌ５が彩處して
あり、出口１２と通気口１５間の通路を気密にシールす
べく、ドラム１１の後端面には支持板９に摺接するシー
ル部材１６が止着してある。

後面板３と支持板９との間の支軸１０には、軸受を介し
て熱交換型の両面ファン１７が固転自在に止着してある
。この両面ファンｌ７は、中央の凹転筒部１８から円環
状の外周部１９まで放射状に羽根を形威し、支持板９側
を循環ファン面２０、後面板３側を冷却ファン面２ｌと
している。そヒて、外闇部１９には、この外間部を兼用
する同・し・円弧形の３個の固転溝から或る固転溝群２
２を形戒している。この固転溝群２２は、その開口を支
持板９側に向けている。尚、両面ファン１７（１固転筒
部１８、外周部１９、各ファン面２０、２１、固転溝群
２２をポリプロピレン等の財脂によって一体戊型してい
る。

機枠ｌ内の右下隅部には、モータ２３が配置してあり、
固転ドラム１ｌをブーリ・ベルトによって低速固転する
と共に，両面ファン１７をプーリ・ベルト２４によって
高速固転する。

支持板９には、機枠１内の左下隅部に位置する循環用の
乾燥風路２５が止めてある。この風路２５は、出口１２
、通気口ｌ５、循環ファン面２０を経て入口１・１に至
るものであり、途中に凝縮水の排出口２６を設け、入口
１４近傍には正特性サーミスタから戊るヒータ２７を配
設している。

この乾燥風路２５の両面ファン１７の外周を覆いはつけ
切るために仕切板２８が配設され、その円環状の内周部
２９を固転溝群２２に対向させている７この内周部２９
には、この内周部を兼用する同・し・円弧形の３個の固
定溝から戊る固定溝群３Ｃを形或している。この固定溝
群３０は、その開口を後面板３側に向けており、固転溝
群２２に対１−て相瓦に非接触状態で遊嵌する。即ち、
固転溝群２２と固定溝群３０とはラビリンス結合を購戊
する。

第２図はこのラビリンス結合部分を示す。仕切板２８の
内周部２９にて固定溝群３０を形戊するｊブのうち、最
外周側のリブ３５は他のリブ３６よりもその長さが長く
、後面板３側即ち冷却風路３３測に突出するよう形處さ
れている。また、両面ファンｌ７の冷却風路３３側には
、その外周部１９：；沿った円形Ｏ保持溝３７がその外
周側に向けて形或されており、そこには可撓シール部材
と一での耐熱ナイロン製フエルト３８がはめ込まれてい
る。フエルト３８は両面ファンｌ７の外周よりＬ５’ｌ
＝方へはみ出しており、そのはみ出した部分が吐切Ｆｉ
２８内周部２９のリブ３５に押されて第二図の矢印Ａに
示す様に曲がり、そのリブ３５先端と接触摺動する。

かくして、両面ファ冫１７と仕切板２８、及びフエルト
３８によって、乾燥風路２５と冷却風路３′３とが区画
されるのである。

乾燥作業の際には、モータ２３及びヒータ２７を作動さ
せ、固転ドラム１１を低速で、両面ファン１７を高速フ
夫々固転させる。乾燥風は、乾燥風路２５によって循環
し、冷却風は、冷却風路３３：こ吋して出入りする。衣
類を加熱し、水分を含んだ乾燥風は、両面ファン１７で
冷却され、水分を；疑縮する。凝縮水は乾燥風路２５側
を流下し、排出口２６から外部へ排出される。

乾燥風路２５と冷却風路３３とは、ラビリンス結合によ
ってシールされた上に、フエルト３８とノブ３５との接
触摺動によってもシールされている。

酊して乾燥作業の際には、乾燥風路２５を流れる高温の
乾燥風と、冷却風路３３そ流れる低温の冷却呟により両
面ファン１７に熱変形が生じ、第２図中の矢印Ｂに示す
様に固２溝群３０と固転溝群２２との間隔が広がる方向
に両面ファン１７が変形してしまうことがある。このと
きにはその両者のラビリンス結合によるシール効果は低
下するのであるが、これまで第２図矢印Ａの様に曲がっ
ていたフエルト３８はその反対方向へ戻ろうとするので
、フエルト３８とリブ３５先端との接触摺動は継続され
る。従ってこのフエルト３８とリブ“３５のシール効果
により、両面ファン１７等が多少の熱変形を起こしたと
しても、除湿率が著しく低下してしまうことはない。

第３図は本発明の他の実施例を示す。ここではノブ３５
に加えてその外周にリブ３９を形戊し、両社の間に摺動
溝４０を構戊している。そしてフエルト３８をその摺動
溝４０内に挿入してその内側で摺動する購或とし、シー
ル効果の更なる向上を図っている。

尚、以上の実施例では両面ファンｌ７の冷却風路３３側
にフエルト３８を設けて仕切板２８内周部２９と接触摺
動させる構或としたが、逆に仕切板２８内周部２９にフ
エルトを設けて両面ファンｌ７と接触摺動させたり、ま
た乾燥風路２５側にフエルトを設けてもよい。また可撓
シール部材はフエルトに限らず、他のものでもよい。

（ト）発明の効果 本発明に依れば、両面ファンの表裏にｔ？４威された乾
燥風路と冷却風路とを仕切るに際し、両面ファンの外円
部と仕切板の内周部とに夫々溝群を設け且つ遊嵌してラ
ビリンス結合をＩＩＩ處し、これに加えて可撓シール部
材によるシールを施したので、乾燥風の冷却風路への漏
出を的確に抑制できるｇ従って、除湿率を高く保つこと
ができ、両面ファンに熱変形が生じたりした場合におい
ても漏出乾燥風によって設置環境を悪化させることの無
い衣類乾燥機を提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による衣類乾燥機の側断面図、第２図
は同要部の拡大側断面図、第３図は他ノ）実施例を示す
要部の拡大側断面図である。 １・・′・機枠、３・・・後面板、１１・・・固転ドラ
ム、１７・・・両面ファン、ｌ９・・・外周部、２０・
・・循環ファン面、２ｌ・・・冷却ファン面、２２・・
・固転溝群、２５・・・乾燥風路、２８・・・仕切板、
２９・・・内周部、３０・・・固定溝群，３３・・・冷
却風路、３５・・・リブ、３８・・・フエルト、３９・
・・リブ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）衣類を収容して乾燥するための乾燥室と、この乾
   燥室に対して乾燥風を循環させる循環ファン面及び冷却
   風を導入、導出させる冷却ファン面を表裏一体に設け、
   循環する乾燥風と導入した冷却風との間で熱交換させる
   熱交換型の両面ファンと、この両面ファンの外周部に対
   向する内周部を有し、両面ファンと共に乾燥風路と冷却
   風路とを仕切る仕切板とを備え、上記両面ファンの外周
   部には同心円弧形の固転溝群を設けると共に、上記仕切
   板の内周部には同心円弧形の固定溝群を設け、上記固転
   溝群と固定溝群の各々の開口どうしを互いに小間隙を置
   いて遊嵌すると共に、上記両面ファンの外周部及び上記
   仕切板の内周部のいずれか一方に、他方と接触摺動する
   可撓シール部材を設けたことを特徴とする衣類乾燥機。