JPS6319191A - 除湿式乾燥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は熱交換型両翼ファンを有する除湿式乾燥機に関
するものである。

従来の技術 従来の除湿式乾燥機は循環風を発生する循環ファンおよ
び循環ファンと表裏一体に設けた冷却風を熱交換する両
翼ファンと、この両翼ファンの外周部に形成されたＵ字
溝に装着した屈曲自在な断面Ｖ字状のシール部材と、両
翼ファンの循環ファンを覆う樹脂により一体に形成され
たファンケースを備え、前記シール部材の内方に位置し
て循環風と冷却風を仕切る仕切部にシール金具を圧挿し
、ファンケースとシール金具をコーキング材を施して気
密および水密性を確保していた。

発明が解決しようとする問題点 しかし従来の除湿式乾燥機では、ファンケースとシール
金具相互間の気密性、水密性を確保するために組立作業
者の豊富な経験と検査を含め多大な工数がかかり、製造
コストが高くなるものであ′　　った。

本発明はこれらの問題点を解消し、簡単な構成によシ気
密性と水密性を確保できる除湿式乾燥機を提供するもの
である。

問題点を解決するだめの手段 そして、上記目的を達成するために、本発明は投入した
衣類を撹拌する回転ドラム内に熱風を循環させる循環フ
ァンおよびこの循環ファンの側に一体に設けた冷却風送
風用の冷却ファンよりなり循環風と冷却風を熱交換する
両翼ファンと、この両翼ファンの外周部に形成されたＵ
字溝に装着した屈曲自在な断面Ｖ字状のシール部材と、
前記シール部材の内方に位置して循環風と冷却風を仕切
る仕切部を備え、前記仕切部には金属性のシール金具を
装着し、このシール金具はその断面が　形状をなして内
周全域にわたって両翼ファンのシール部材と対向させて
設けるとともに、仕切部にその狭隙部を圧挿し、かつ冷
却風側の屈曲部にコーキング材を注入し、最下部に圧挿
したシール金具の狭隙部に達する切欠部を設けた構成で
ある。

作用 上記構成により、シール金具内に侵入した水は切欠部を
介して循環風側に移動できるため、シール金具内の水が
コーキング材を施した冷却風側から容易に噴出すること
がなくなる。

実施例 以下、本発明の実施例について説明する。図において、
１は衣類を投入して回転撹拌させるドラム２を回転自在
に軸支して内装した機体、３はドラム２内へ熱風を導入
させるための発熱体、４は発熱体３を納めるケースであ
る。５は両翼ファンで中心部にボス６を配しこのボス６
内に１対のオイルレスメタル７を挿嵌して前記両翼ファ
ン５を回転自在に軸支するとともに外周部にＵ字溝８を
形成し、中腹部には略放射状に突出し、かつ周方向での
断面形状が略蛇行状をなした羽根車部９を有している。

羽根車部９は比較的薄い樹脂膜で出来ており、一方の面
の凹凸で発熱体３からドラム２内に熱風（循環風）を導
入させる循環ファン１゜を形成し、他方の面の凹凸で機
体１の後部外壁の吸気口１１から吸気し、機体１の下部
外壁の排気６ト ロ１２から排気される冷却風を生じさせる冷却ファン１
３を形成している。この比較的薄い樹脂膜は、前記循環
風と冷却風が通過する境界膜を形成しているので、この
薄い膜を通して熱伝達が行われる。即ち、この羽根車部
９は熱交換器の役割を果すのである。両翼ファン５の一
方面が循環ファン１０を、他方面が冷却ファン１３を形
成するが両者は表裏一体である。

１４は、両翼ファン５の循環側の中央部を覆う円盤状の
補強板で、この補強板１４の外周縁を両翼ファンに設け
た取付ボス１５に螺子止めして固着し、両翼ファン５の
平面的な歪みを矯正する役割を果している。

また、両翼ファン５の循環風の温度が上昇して循環側の
樹脂の伸びと冷却側の樹脂の伸びの相異から両翼ファン
５全体のそりが生じるのを緩和する。

１６は両翼ファン５の冷却側の中央部に設けた両翼ファ
ン６駆動用のファンプーリーで、金属板からなり両翼フ
ァン６の中央部に円周状に傾斜側面１７を有するファン
プーリー形成部を設け、この傾斜側面１７に対応して前
記ファンプーリー１６を取付け、このファンプーリー１
６にも形成されている傾斜側面を含めて両者で形成され
る７字溝に両翼ファン駆動用ベルト１８を掛帯してなる
。

１９はモータで、その軸にはモータブーＩＪ−２０を固
着し、モータプーリー２０と前記ファンプーリー１６と
の間にファン駆動用ベルト１８が掛帯されている。２１
はドラムプーリーで、モータ１９の軸に固着され、ドラ
ム２の外周部との間に■ベルト２２を掛帯し、ドラム２
を回転駆動する。

２３は両翼ファン５を軸支する軸で、機体１の後方に固
着された梁２４の中心部に加締め固定されている。２５
は両翼ファン５の軸に両翼ファン５の中心部のボス６を
挟むように軸方向の位置規制を行なうために設けた止め
輪で、両翼ファン５には軸向きの適量の遊隙２６を設け
である。

２７は前記両翼ファン５の外周部に形成したＵ字溝８に
装着した柔軟で屈曲自在な断面７字状のシール部材、２
８は両翼ファンの循環ファン側を７　・＼−７ 覆うファンケースで、このファンケース２８は樹脂等で
一体に形成し、両翼ファン５の回転面外周縁部を形成す
る仕切部２９と循環ファン１０によって生じた循環風を
通風路３０に導くための渦室部３１と、循環風を循環フ
ァン１０内に吸気するだめの吸気口部３２と、ドラム２
内からファンケース２８の吸気口部３２を継ぐ通路の気
密性をもたせるために設けたドラムシール３３を摺接さ
せるドラムシール部３４と、ファンケース２８の外縁部
にあって前記冷却風を機体１の外壁の排気口１２に導く
ための冷却渦室部３５を構成する隔壁３６を形成し、隔
壁３６の端面３７は機体１に内接している。

３８は、その断面がと形状をなして前記ファンケース２
８の仕切部２９の内側端に装着したシール金具で、ファ
ンケース２８の仕切部２９の内周全域に渡って前記両翼
ファン５のシール部材２７”と対向させて設け、シール
金具３８はファンケース２８の仕切部板厚にその狭隙部
３９を圧挿し、かつ一端の屈曲部４０とファンケース２
８の仕切部２９で形成する冷却渦室側のＶ字溝部４１に
コーキング材４２を注入している。

ファンケース２８の仕切部２９下方には第１図に示すよ
うに切欠部６ｏを設けてあり、切欠部６゜はシール金具
３８の狭隙部３９よりわずかに大きく、仕切部３９と屈
曲部４０で形成するＶ字溝部４１に寺するように設けで
ある。ただし、この切欠部５０の冷却渦室側のｖ字溝部
４１内に開口した部分は前述のコーキング材４２で封口
処理されている。

４３は、ファンケース２８の吸気口部３２の周縁部４４
内壁面に密着して設けたファンケース２８の補強板で、
該補強板４３の中心部は、ファンケース２８と密着して
いる面の反対面を前記両翼ファン６の軸２３に設けた止
め輪２５に押し当て、中腹部は前記循環Ｊ＠、の通気口
４６を有し、外周部はファンケース２８の内壁面に向け
て山形状の突状リング４６を設け、この形状に対応して
設けたファンケース２８の凹部４７に嵌着し、ファンケ
ース２８の凹部４７の裏面外周壁４８にはドラム９　へ
−２ ２に接着固定したドラムシール３３を押圧摺動させてい
る。

４９は１両翼ファン６の外周部に形成したＵ字溝８に装
着するシール部材２７を締付は固着する取付は金具であ
る。

本実施例における除湿式乾燥機の作用について説明する
と、ドラム２内に投入され回転撹拌された衣類はドラム
２内に送り込まれる熱風で衣類の中に含まれている水分
を蒸発し、温度の高い湿った空気になって両翼ファン５
の循環ファン側に送られて来る。この両翼ファン５部で
循環風は熱を奪われ循環風に含まれている水分を露結さ
せ再び発熱体３に戻って来る。露結した水分は両翼ファ
ン６で振り飛ばされファンケース２８の内壁に集められ
、通風路３０の一部に設けられた排水口（図示せず）か
ら排出される。

一方、ファンケース２８の循環風側の方が冷却風側に比
べて高圧となる。従って、ファンケース２８の内壁に集
められた水分は、ファンケース２８とシール金具３８の
屈曲部４０で形成される７字１０　ｌ　−７ 溝部よυ浸入し、シール金具３８の内周を水が充満して
、回動する。しかし通風路３０に近いファンケース２８
の仕切部２９の下方に設けた切欠部６０より水は再びフ
ァンケース２８の循環側に戻り、シール金具３８内の水
がコーキング材４２を施した冷却風側には容易に噴出し
ない。

発明の効果 このような本発明によれば、きわめて単純な構成により
シール金具内に充満した水が、コーキング材による完全
水密性を確保できずピンポール的な箇所を残していても
しずくが滴下する程の洩れを生ずることなく処理でき、
容易に水蜜性を得られる除湿式乾燥機を実現することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は本発明の一実施例を示す除湿式乾燥機の
要部斜視図、第１図（ｂ）は同要部断面図、第２図は同
除湿式乾燥機の断面図、第３図は同除湿式乾燥機の両翼
ファン部の分解斜視図、第４図は同要部の拡大断面図で
ある。 ２・・・・・・ドラム、３・・・・・・発熱体、６・・
・・・・両翼ファン、８・・・・・・Ｕ字溝、１０・・
・・・・循環ファン、１１−・・・吸気口、１２・・・
・・・排気口、１３・・・・・・冷却ファン、１４・・
・・・・補強板１４．１６・・・・・・ファンプーリー
、１７・・・・・・傾斜側面、２３・・・・・・軸、２
５・・・・・・止め輪、２６・・・・・・遊隙、２７・
・・・・・シール部材、２８・・・・・・ファンケース
、２９・・・・・・仕切部、３ｏ・・・・・・通風路、
３１・・・・・・渦室部、３３・・・・・・ドラムシー
ル、３５・・・・・・冷却渦室部、３６・・・・・・隔
壁、３８・・・・・・シール金具、４２・・・・・・コ
ーキング材、５ｏ・・・・・・切欠部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名ｚｑ
　−−−４±七刀音ｐ ５０−　切欠部 第１図 （ａ） 第３図 Ｃ 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 投入した衣類を撹拌する回転ドラム内に熱風を循環させ
   る循環ファンおよびこの循環ファンの裏側に一体に設け
   られた冷却風送風用の冷却ファンよりなり、前記循環風
   と冷却風との間で熱交換する両翼ファンを備え、前記両
   翼ファンの外周部にＵ字溝を形成するとともに前記Ｕ字
   溝に屈曲自在で、断面形状が略Ｖ字状のシール部材を装
   着し、前記シール、部材の内方に位置して循環風と冷却
   風を仕切る仕切部には金属製のシール金具を装着し、こ
   のシール金具はその断面が■形状をなして内周全域にわ
   たって前記両翼ファンのシール部材と対向させて設ける
   とともに仕切部にその狭隙部を圧挿し、かつ冷却風側の
   屈曲部にコーキング材を注入し、最下部に圧挿したシー
   ル金具の狭隙部に達する切欠部を設けた除湿式乾燥機。