JPH0551318B2 - - Google Patents

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JPH0551318B2
JPH0551318B2 JP2482890A JP2482890A JPH0551318B2 JP H0551318 B2 JPH0551318 B2 JP H0551318B2 JP 2482890 A JP2482890 A JP 2482890A JP 2482890 A JP2482890 A JP 2482890A JP H0551318 B2 JPH0551318 B2 JP H0551318B2
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JP
Japan
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groove group
fan
rib
drying
double
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2482890A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02243197A (ja
Inventor
Tatsuya Hirota
Kyokazu Fujikawa
Tamotsu Kawamura
Yozo Kawamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は除湿型の衣類乾燥機に関する。
(ロ) 従来の技術 特開昭58−32998号公報や特開昭58−57099号公
報で示す乾燥機は、熱交換型の両面フアンの外周
縁と、それに対向する仕切板との間に、屈曲部を
有するような隙間を形成し、シール効果を高めて
いる。また、特開昭61−284300号公報で示すもの
は、フアンと仕切板との間をラビリンス結合し、
シール時の摩擦力によつてフアンの回転力が低下
しないようにしている。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 両面フアンの外周部に設けた回転溝群及び仕切
板の内周部に設けた固定溝群は、相手の溝群の開
口内に入り込む円筒状リブと円筒状リブを連結す
るベースリブとから構成され、そして両リブは高
温の乾燥風によつて加熱される。しかるに仕切板
は乾燥室の出口から離れているため加熱されにく
く、また仮に加熱されても、外周部が機枠側に固
定されているため、変形は生じにくい。
しかし乍ら両面フアンは、熱交換のために乾燥
室の出口に対向して加熱されるようにしており、
またその外周部は、仕切板のように固定できない
ので、加熱されると自由に大きく変形してしま
う。しかも、回転溝群のベースリブは外面が冷却
風路に曝されているので、あまり高温にならない
が、円筒状リブは乾燥風に曝されているのでベー
スリブよりも高温となる。
しかるに円筒状リブとベースリブの肉厚が同じ
であるので材料(樹脂)の温度上昇による膨張や
成形後の収縮は円筒状リブの方がベースリブより
大きい。従つて円筒状リブの変形が大きく、その
ため固定溝群と回転溝群の各々の円筒状リブ同士
が接触して騒音の発生原因になるので、各々の円
筒状リブを相手の溝群の開口内に遊嵌する時は、
かなりのスキマを設けねばならず、そうするとリ
ブ同士が接触する問題は解決するが、乾燥機とし
ての機能、即ちスキマから乾燥風が漏れシール効
果の低下を招く。
本発明はかかる課題を解決するものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明による解決手段は、両面フアンの外周部
にベースリブと複数個の円筒状リブによつて構成
された回転溝群を設けると共に、上記仕切板の内
周部にはベースリブと複数個の円筒状リブによつ
て構成された固定溝群を設け、上記回転溝群と固
定溝群の各々の円筒状リブを相手の溝群の開口内
に遊嵌したものに於いて、上記回転溝群の円筒状
リブの肉厚をベースリブの肉厚より薄く形成した
ものである。
(ホ) 作用 円筒状リブの肉厚を薄くしたので成形後の収縮
が小さく、又運転中の高温による反りや経年変化
による変形度合いも小さい。
(ヘ) 実施例 図面に基づいて説明すると、衣類乾燥機の機枠
1は、前面開口部に前面板2、後面開口部に後面
板3を夫々止着している。前面板2は、衣類出入
口4を設けており、扉5で開閉するようにしてあ
る。後面板3は外部空気である冷却風の導入口6
を中央部に設け、導出口7を下部に設けている。
衣類出入口4の近傍には、この出入口を囲むよう
に金属製の環状のドラム支持盤8が止着してあ
り、後面板3から間隔を置いた機枠1内には、金
属製の横長の支持板9が止着してある。これらド
ラム支持盤8及び仕切板9は、機枠1に止着して
ある。
後面板3と仕切板9の各々の中央部位には支軸
10が水平方向に懸け渡してあり、且つボルトで
後面板3に止着してある。
衣類を収容し、攪拌して乾燥させる乾燥室であ
る横軸型の回転ドラム11は、前面開口を衣類出
入口4に対向させ且つドラム支持盤8にフエルト
等を介して回転自在に支持し、後端面を支持板9
を挿通した支軸10に軸受を介して回転自在に軸
支している。ドラム後端面の中央部には乾燥風の
出口12が設けてあり、そこにはリントフイルタ
ー13が着脱自在に施蓋してある。乾燥風の入口
14は、ドラム支持盤8に設けてある。
出口12に対向する支持板9には通気口15が
形成してあり、出口12と通気口15間の通路を
機密にシールすべく、ドラム11の後端面には支
持板9に摺接するシール部材16が止着してあ
る。
後面板3と支持板9との間の支軸10には、軸
受を介して熱交換型の両面フアン17が回転自在
に止着してある。この両面フアン17は、中央の
回転筒部18から円環状の外周部19まで放射状
に羽根を形成し、支持板9側を環状フアン面2
0、後面板3側を冷却フアン面21とした遠心フ
アンである。そして、外周部19には。この外周
部を兼用する同心円弧形の3個の回転溝から成る
回転溝群22を外周方向に向けて形成している。
この回転溝群22は、円筒状リブ22aとベース
リブ22bとから構成されており、その開口を支
持板9側に向けている。尚、両面フアン17は、
回転筒部18、外周部19、各フアン面20,2
1、回転溝群22を樹脂によつて一体成形してい
る。
前記円筒状リブ22aの肉厚はその先端で1.2
mm、根元で1.5mm程度の肉厚と抜きテーパーを有
している。一方、ベースリブ22bの肉厚は円筒
状リブ22aの肉厚の約2倍の厚み(2.5mm)を
有している。
機枠1内の正面から見て右下隅部には、モータ
23が配置してあり、回転ドラム11をプーリ・
ベルトによつて低速回転すると共に、両面フアン
17をプーリ・ベルト24によつて高速回転す
る。回転方向は正面から見て右回り(時計方向)
である。
支持板9には、機枠1内の左下隅部に位置する
循環用の乾燥風路25が止めてある。この風路2
5は、後方に向けて周壁を設け、出口12、通気
口15、循環フアン面20を経て入口14に至る
ものであり、途中に凝縮された除湿水の排出口2
6を設け、入口14近傍には正特性サーミスタか
ら成るヒータ27を配設している。
この乾燥風路25の両面フアン17の外周壁を
覆い且つ後方に対して仕切るために仕切板28が
配設され、その円環状の内周部29を回転溝群2
2に対向させている。この内周部29には、この
内周部を兼用する同心円弧形の3個の固定溝から
成る固定溝群30を中央方向に向けて形成してい
る。この固定溝群30はベースリブと複数個の円
筒状リブによつて構成され、その開口を後面板3
側に向けており、回転溝群22に対して相互に非
接触状態で遊嵌する。即ち、回転溝群と固定溝群
の各々の円筒状リブを相手の溝群の開口内に遊嵌
してラビリンス結合を構成する。また固定溝群3
0の最下部には、ラビリンス結合内外で凝縮し、
伝つて流下した除湿水を乾燥風路側に導出する水
抜き口31を形成している。
一方、上記仕切板28は、その外周部に冷却風
路32の外周を区画する周壁33を立設してい
る。この周壁33は、回転溝群22と固定溝群3
0とを囲むように位置しており、水抜き口31と
の対応部分、即ち溝群22,30の最下部よりフ
アン回転方向に対して少し上手側をフアン中心か
らの最小径とするように絞り、フアン回転方向に
徐々に拡開するようにしてある。また、この周壁
33は、モータ23に対応する部分に、導出口7
への冷却風の導路34を下向きに形成すると共
に、最上部より少し下手側には冷却風を機内に分
流する送風口35を切開いて形成している。
乾燥作業の際には、モータ23及びヒータ27
を作動させ、回転ドラム11を低速で、両面フア
ン17を高速で夫々右方向(時計方向)に回転さ
せる。
乾燥風路25と冷却風路32とは、ラビリンス
結合によつてシールされている。
乾燥風は、乾燥風路25によつて循環し、冷却
風は、冷却風路32に対して出入りする。衣類を
加熱し、水分を含んだ乾燥風は、両面フアン17
で冷却され、水分を凝縮する。斯る除湿水は乾燥
風路25側を流下し、排水口26から外部へ排出
される。
冷却風は、導路34から導出口7へ流れる際に
モータ23を冷却するし、送風口35から分流さ
れた風は、機内で電装品や上板を冷却し、更にモ
ータ23も冷却して導出口7に至る。
冷却風路32にあつては、溝群22,30の最
下部より少し上手側で縮径してあるために、ここ
で冷却風路32側を相対的に高圧化し、この圧力
が回転方向に従つて、徐々に低下するようにして
いる。従つて、ラビリンス結合内、或いはその近
辺で凝縮して浸入した除湿水は、溝群22,30
内を伝つて最下部に流下したとき、冷却風路32
側からの高圧力を受けて乾燥風路25側に押さ
れ、そこで水抜き口31から乾燥風路25側に押
出される。押出された除湿水は、排出口26へ至
り、そこから外部へ排出される。
ところで回転溝群22を構成する円筒状リブ2
2aはベースリブ22bより高温になる。その理
由はベースリブ22bの片面は冷却風路32に曝
されているためである。従つてベースリブ22b
の変形は小さいが円筒状リブ22aの変形は大き
くなるが、本発明では厚みを薄くしているため変
形を最小限に抑えることができる。又円筒状リブ
は肉薄のためベースリブへの熱伝達が早くなり、
温度上昇が抑えられる。
さらに経年変化により収縮するが肉薄のために
変形が少なくてすむ。
(ト) 発明の効果 熱変形し易い回転溝群であるが、上記の通りそ
の変形を最小限に抑えることが出来たので、回転
溝群と固定溝群の各々の円筒状リブを相手の溝群
の開口内に遊嵌する際、円筒状リブ間のスキマを
小さくすることが可能となり、シール効果を高め
ると共に接触による騒音の発生のない衣類乾燥機
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による衣類乾燥機の側断面図、
第2図は後面板を外した背面図、第3図は第2図
のA−O−B線に基づく要部断面図である。 11……回転ドラム(乾燥室)、17……両面
フアン、22……回転溝群、25……乾燥風路、
28……仕切板、30……固定溝群、31……水
抜き口、32……冷却風路、33……周壁、35
……送風口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 衣類を収容して乾燥するための乾燥室と、こ
    の乾燥室に設けた出口に対向して配置され、乾燥
    室に対して乾燥風を循環させる循環フアン面及び
    冷却風を導入、導出させる冷却フアン面を表裏一
    体に設け、循環する乾燥風と導入した冷却風との
    間で熱交換させる遠心型の両面フアンと、この両
    面フアンの外周部に対向する内周部を有し、両面
    フアンと共に乾燥風路と冷却風路とを仕切る仕切
    板とを備え、上記両面フアンの外周部にはベース
    リブと複数個の円筒状リブによつて構成された回
    転溝群を設けると共に、上記仕切板の内周部には
    ベースリブと複数個の円筒状リブによつて構成さ
    れた固定溝群を設け、上記回転溝群と固定溝群の
    各々の円筒状リブを相手の溝群の開口内に遊嵌し
    たものに於いて、上記回転溝群の円筒状リブの肉
    厚をベースリブの肉厚より薄く形成したことを特
    徴とする衣類乾燥機。
JP2482890A 1990-02-02 1990-02-02 衣類乾燥機 Granted JPH02243197A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2482890A JPH02243197A (ja) 1990-02-02 1990-02-02 衣類乾燥機

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JP2482890A JPH02243197A (ja) 1990-02-02 1990-02-02 衣類乾燥機

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JPH02243197A JPH02243197A (ja) 1990-09-27
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JP2482890A Granted JPH02243197A (ja) 1990-02-02 1990-02-02 衣類乾燥機

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JPH02243197A (ja) 1990-09-27

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