JPH0352791B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0352791B2
JPH0352791B2 JP60048027A JP4802785A JPH0352791B2 JP H0352791 B2 JPH0352791 B2 JP H0352791B2 JP 60048027 A JP60048027 A JP 60048027A JP 4802785 A JP4802785 A JP 4802785A JP H0352791 B2 JPH0352791 B2 JP H0352791B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
acid
bathtub
percarbonate
acidic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60048027A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61207500A (ja
Inventor
Ichiro Ito
Keiichi Mizuguchi
Michihiko Horiguchi
Tsuneo Uechi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KURITA KOGYO KK
OOSAKA GASU KK
Original Assignee
KURITA KOGYO KK
OOSAKA GASU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KURITA KOGYO KK, OOSAKA GASU KK filed Critical KURITA KOGYO KK
Priority to JP60048027A priority Critical patent/JPS61207500A/ja
Publication of JPS61207500A publication Critical patent/JPS61207500A/ja
Publication of JPH0352791B2 publication Critical patent/JPH0352791B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は風呂釜の洗浄方法に関するものであ
る。 (従来の技術) 家庭用の風呂釜には湯垢と呼ばれる有機物、炭
酸カルシウム、酸化銅などの各種の有機系、無機
系の汚れが付着する。これらは特に伝熱面に付着
し、不衛生なばかりでなく伝熱効率を悪化させる
などの不都合を引き起こす。 従来、これらの汚れを除去するために取り扱い
が容易であることから、一般に過炭酸ソーダ
(2Na2CO3・3H2O2)が洗浄剤として用いられて
いる。 (発明が解決しようとする問題点) ところが、従来用いられている過炭酸ソーダ等
の過炭酸塩は (イ) 油脂、タンパク質などに対する洗浄力が弱
い。 (ロ) 溶解性が悪いため、十分な洗浄効果が得られ
ない。 (ハ) 無機系の汚れを除去することができない。 (ニ) 水溶性のPHが高く、そのまま排水することは
問題がある。 などの欠点を有していた。 そこで、このような過炭酸塩の問題点を解決す
る目的で、各種の配合剤を添加することが検討さ
れているが、いずれも配合剤による改良効果が十
分でないという問題があり、実用的でない。 本発明は上記従来方法の問題点を解決すべくな
されたものであり、その目的とするところは、溶
解性が高く、洗浄効果が大きい風呂釜洗浄方法を
提供することにある。 (問題点を解決するための手段) この発明は有機系及び無機系の汚れが付着した
風呂釜に、酸または酸性塩を添加した後、さらに
過炭酸塩を添加して洗浄液のPHを5.5〜8.5に調整
することを特徴とする風呂釜洗浄方法である。 以下にこの発明を詳細に説明する。 この発明に用いられる酸または酸性塩は過炭酸
塩と反応するものならば無機物、有機物、液体、
及び粉末を問わず使用することができる。 このうち、無機性酸溶液としては塩酸、硫酸、
硝酸、リン酸などが挙げられる。粉末酸としては
スルフアミン酸、シユウ酸、クエン酸、マロン
酸、リンゴ酸、グルタル酸、及び酒石酸などが挙
げられる。 酸性塩としては、溶解して酸性を示すものなら
良く、たとえば酸性芒硝などが挙げられる。 酸または酸性塩のうち、取り扱いの容易性か
ら、特に粉末状のものが好ましい。 一方、この発明に用いられる過炭酸塩としては
過炭酸アルカリ金属塩、とりわけ過炭酸ナトリウ
ムが好ましい例として挙げられる。過炭酸塩は、
予め溶解しておいてもよいが、溶解に時間がかか
るうえに、水溶液状態になると分解が始まるの
で、好ましくは粉末状のまま使用に供する。 酸または酸性塩と過炭酸塩とは、使用に際して
は水溶液状態で用いられるが、全量を一液化した
場合を100重量部とすると、酸または酸性塩の濃
度が0.1%以上、好ましくは0.5〜10%程度、過炭
酸塩の濃度が0.1%以上、好ましくは0.5〜10%程
度となるように添加量を決める。 但し、酸または酸性塩の添加量は、過炭酸塩と
の反応により、洗浄液PHが5.5〜8.5となるように
調整する。 発明者らの知見では、酸または酸性塩と過炭酸
塩とが約1:1の割合(重量比)で添加される
と、洗浄効果が顕著で、かつ、洗浄液のPHも中性
付近となり、好ましい効果が得られる。 この発明の風呂釜洗浄方法に使用する成分は二
成分から構成され、予め酸または酸性塩を添加し
て洗浄し、次いで過炭酸塩を酸性液に添加して更
に洗浄するものである。 本発明の方法では、先ず酸または酸性塩を添加
するもので、無機性のスケールが溶解除去されて
好ましい。但し、この場合には酸性液が直接風呂
釜と接触するので、風呂釜基材を保護するために
公知の酸液用防食剤を併用した方が望ましい。 この発明の洗浄方法における酸または酸性塩の
洗浄時間は5〜15分、過炭酸塩を更に追加して洗
浄する時間は10〜20分程度とする。いずれも、水
中ポンプ等を用いて洗浄液が十分風呂釜と接触す
るように循環させる。また、洗浄時に加温すると
一層洗浄効果が促進される。 所定時間洗浄を行なつた後は洗浄液を排出し、
好ましくは清水ですすいだ後、水張りして、再度
使用すればよい。 (作用) この発明の風呂釜洗浄方法は使用する洗浄剤の
成分である酸または酸性塩を予め風呂釜に添加し
て、従来の方法では落ちにくかつた無機系スケー
ルを溶解除去して、次に過炭酸塩を添加すること
により酸素ガスや炭酸ガスの気泡を発生させ、物
理的作用で油脂やタンパク質、毛髪及びその他の
有機系スライムを風呂釜から剥離する。また、粉
末過炭酸塩の場合は、添加する水にすでに酸性物
質が存在しているのできわめて容易に溶け、かつ
十分溶解した過炭酸塩はスライムを化学的に酸化
分解する。従つて、有機系及び無機系の汚れが付
着した風呂釜の洗浄効果が上がる。 次に実施例により、この発明の風呂釜洗浄方法
を更に説明する。 (実施例) 実施例 1 この実施例では実際の風呂釜を対象にしてこの
発明の洗浄方法を適用して洗浄した結果を説明す
るものである。 一定期間東京都内で使用に供された家庭用風呂
釜に水道水40を張り、水質分析用にサンプリン
グを行なつた後、浴槽内に水中ポンプを設置し、
水中ポンプの吐出部を風呂釜循環口にセツトし
た。 次に酸性芒硝200gを浴槽中の水に投入し、水
中ポンプを運転して風呂釜内に洗浄液を供給し
た。15分後に、一部の洗浄液を水質分析用に採取
してから、過炭酸ナトリウム200gを、浴槽中の
水に投入し、水中ポンプの運転を継続した。投入
10分後に水中ポンプを止め、洗浄液の一部をサン
プリングした。 続いて、上述の洗浄によりどの程度のスケール
等の汚れが除去されたかを調べるために、同じ洗
浄液に、酸性芒硝と過炭酸ナトリウムをそれぞれ
1800g投入し(過剰投入)、十分溶解した後に、
水中ポンプで洗浄液を循環させた。1時間後、水
中ポンプの運転を中断し、洗浄液の一部をサンプ
リングした。 それぞれの水質分析の結果を第1表に示す。 なお、水質分析は全てJISKO102に準拠した。 第1表から、酸性芒硝水溶液のみで洗浄したと
き(5分後)のSS(有機系スケール、汚れが主成
分である懸濁物質)は22mg/であるのに対し
て、さらに過炭酸ナトリウムを添加したとき(10
分後)には、976mg/に上昇しており、きわめ
て効率良く洗浄されたことがわかる。 因みに、可及的に洗浄を行なつた場合を示す過
剰投入時のデータから、過炭酸ナトリウム投入後
10分のときの除去率を求めると、無機性スケール
であるカルシウムイオンは90.3%、SSは87.9%と
いう高い除去率を示すことがわかる。 また、洗浄後のPHは8.4であり、このまま排出
しても環境に悪影響を与えることはない。 なお除去率は下式により求めた。 除去率= 過炭酸塩投入後のカルシウムイオン又はSS濃度−洗浄前
のカルシウムイオン又はSS濃度/過剰投入後のカルシウ
ムイオン又はSS濃度−洗浄前のカルシウムイオン又はSS
濃度×100(%)
【表】 比較例 酸性芒硝200gと過炭酸ナトリウム200gを同時
に浴槽中の水に投入し、水中ポンプを運転して風
呂釜内に洗浄液を供給した。5分後及び更に10分
後、洗浄液の一部をサンプリングした。続いて上
述の洗浄によりどの程度のスケール等の汚れが除
去されたかを調べるために、同じ洗浄液に酸性芒
硝を1800g投入(過剰投入)し、十分溶解した後
に、水中ポンプで洗浄液を循環した。1時間後、
水中ポンプの運転を中断し、洗浄液をサンプリン
グした。そして更に過炭酸ソーダを同様に投入
し、洗浄液をサンプリングした。それぞれの水質
分析の結果を第2表に示す。
【表】 以下の比較例から明らかな通り、酸または酸性
塩と過炭酸塩とを同時に添加した場合には無機系
スケールの除去率が極めて悪いことがわかる。 (発明の効果) 以上述べたように、この発明の風呂釜洗浄方法
は、酸又は酸性塩と過炭酸塩との一液洗浄剤を用
いた場合に比し極めて迅速に溶解するとともに、
有機系のスケールや汚れに対して強力な洗浄力を
発揮するとともに、洗浄廃液のPHが中性付近とす
ることができるので、そのまま系外に排出するこ
とができる。その上、従来その除去が困難であつ
た無機系のスケールを完全に除くことができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 有機系及び無機系の汚れが付着した風呂釜
    に、酸または酸性塩を添加した後、さらに過炭酸
    塩を添加して洗浄液のPHを5.5〜8.5に調整するこ
    とを特徴とする風呂釜洗浄方法。
JP60048027A 1985-03-08 1985-03-08 風呂釜洗浄方法 Granted JPS61207500A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60048027A JPS61207500A (ja) 1985-03-08 1985-03-08 風呂釜洗浄方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60048027A JPS61207500A (ja) 1985-03-08 1985-03-08 風呂釜洗浄方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61207500A JPS61207500A (ja) 1986-09-13
JPH0352791B2 true JPH0352791B2 (ja) 1991-08-13

Family

ID=12791822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60048027A Granted JPS61207500A (ja) 1985-03-08 1985-03-08 風呂釜洗浄方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61207500A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2107939C (en) * 1993-01-13 2001-01-30 Stephen B. Kong Acidic aqueous cleaning compositions
JP2000063890A (ja) * 1998-08-25 2000-02-29 Takeshi Sugimoto 義歯および歯科用吐唾ボール等の排水管用洗浄剤
US6670312B2 (en) 2000-12-08 2003-12-30 Takeshi Sugimoto Composition for removal of calcium or magnesium compounds from an article
EP1452582B1 (en) * 2001-11-09 2007-07-18 Jiro Sakurai Detergent for metallic product
JP4866275B2 (ja) * 2007-03-16 2012-02-01 学校法人近畿大学 金属製品用洗浄剤及び金属製品用洗浄剤水溶液

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS562400A (en) * 1979-06-21 1981-01-12 Mitsubishi Gas Chemical Co Bath furnace detergent
JPS5632597A (en) * 1979-08-24 1981-04-02 Kogyo Gijutsuin Alkali detergent composition
JPS6028499A (ja) * 1983-07-27 1985-02-13 タイホ−工業株式会社 小型熱交換器の加熱部分の洗浄剤

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS562400A (en) * 1979-06-21 1981-01-12 Mitsubishi Gas Chemical Co Bath furnace detergent
JPS5632597A (en) * 1979-08-24 1981-04-02 Kogyo Gijutsuin Alkali detergent composition
JPS6028499A (ja) * 1983-07-27 1985-02-13 タイホ−工業株式会社 小型熱交換器の加熱部分の洗浄剤

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61207500A (ja) 1986-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4264418A (en) Method for detersifying and oxide coating removal
US5958257A (en) Process for treating brass components to reduce leachable lead
EA006856B1 (ru) Чистящее и дезинфицирующее средство
JPH0352791B2 (ja)
US3951681A (en) Method for descaling ferrous metals
JP4436659B2 (ja) 発泡性洗浄剤
JPS581078A (ja) アルミニウム表面洗浄用アルカリ性溶液
JPS61123700A (ja) 殺菌性粘稠洗浄剤
JPS59164398A (ja) 水槽の洗浄剤
CA2038816C (en) Method and composition for water treatment
JP3034796B2 (ja) 化学的洗浄方法
JPS5943518B2 (ja) 中性トイレツト洗浄剤組成物
JP2574478B2 (ja) 洗浄機槽用洗浄剤およびその洗浄方法
JP2001354997A (ja) グルコン酸系洗浄剤
JPS6148583A (ja) スケ−ル除去剤
JP2968223B2 (ja) 酒類取扱装置用清浄剤及び酒類取扱装置の清浄化法
JP2782023B2 (ja) ステンレス鋼の洗浄方法
JPH0566439B2 (ja)
JPH0657461A (ja) スマット除去液
US20040053801A1 (en) Stripper for special steel
JPS6245280B2 (ja)
JP2006110213A (ja) 配管洗浄方法
SU1002807A1 (ru) Способ регенерации промывочного раствора дл очистки теплообменников
JPS6036477B2 (ja) 銅および銅合金のアルカリ脱脂液
JPS6279852A (ja) イオン交換樹脂の除鉄用洗浄剤